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※2021年2月リフォーム産業新聞より

サムネイル:庭木の剪定は自分でできる?基本と安全に行うコツを解説

庭木の剪定は自分でできる?基本と安全に行うコツを解説

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庭木が伸び放題で手入れに困っていませんか。実は適切な時期と道具があれば、初心者でも比較的安全に剪定作業を行いやすいです。 この記事では、庭木をご自身で剪定するメリットから基本的な技法、安全に作業するコツまで詳しく解説しています。 コストを抑えながら美しい庭を維持する方法を身につけて、理想の庭づくりを始めてみましょう。

目次

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庭木を自分で剪定するメリットと注意点

庭木の剪定をご自身で行うことには、コスト削減や木の成長を身近に感じられるといった魅力的なメリットがあります。
ここではご自身で剪定を行う具体的なメリットと、事前に知っておくべき注意点について詳しく解説していきます。

自分で行えばコストを抑えられる

業者に庭木の剪定を依頼すると、基本的には費用がかかります。
年に1〜2回の定期的な剪定が必要になるため、継続的なコスト負担は決して小さくありません。

一方、ご自身で剪定を行う場合は、剪定バサミやノコギリといった基本道具の初期投資のみで済みます。

木の成長を観察しながら手入れできる

ご自身で剪定を行う大きなメリットの一つが、木の成長を日常的に観察できる点です。

業者に依頼する場合は年に数回の作業で終わりますが、ご自身で手入れをすると季節ごとの枝の伸び方や葉の付き方を身近に感じられるようになるでしょう。

こうした日々の観察により、枝が混み合って蒸れやすくなっている部分や、枯れ始めている枝、病気や害虫の兆候にも気づきやすくなり、早めに対処しやすくなるのです。

毎年同じ木をご自身の手で剪定していると、その木特有の成長パターンが見えてきます。
枝がどの時期にどれくらい伸びるかといった傾向を把握できれば、翌年以降の剪定計画も立てやすくなるでしょう。

適切なタイミングで必要な箇所だけを剪定できるようになり、木へのストレスを最小限に抑えながら美しい樹形を保てます。

高所作業や大型の木はケガのリスクも

高さ2メートル以上の木を剪定する際には、さまざまなリスクが伴います。
具体的には次のような危険性がありますので、注意しましょう。

  • 脚立からの転落:足場が不安定になりやすく、バランスを崩す転落事故につながる
  • 重い枝の落下:太い幹や大型樹木では、予想外の方向に枝が落下し作業者に直撃する危険性
  • 電線や建物際の作業:感電や建物損傷のリスクがあり、専門技術が必要

個人で比較的安全に剪定できる木の高さの目安は、約2mまでとされています。
それを超える高さの木については、無理をせず業者に依頼するのが賢明です。

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剪定の基本タイミングと道具

庭木の剪定を成功させるには、適切なタイミングと道具選びが欠かせません。
樹種によって最適な剪定時期は異なり、間違った季節に行うと樹木にダメージを与えてしまう可能性があります。

剪定に適した季節を知っておこう

庭木の剪定は、基本的に年に2回行うのが理想的です。
夏季剪定と冬季剪定に分けて、樹木の成長サイクルに合わせて手入れを行いましょう。

樹種によって最適な時期は異なるため、事前にご自宅の庭木の種類を確認しておくことが大切です。

樹種

強剪定の時期

落葉樹

12~2月

常緑針葉樹

3~4月上旬

常緑広葉樹

3~6月

落葉樹は休眠期に入る冬場が適期で、木の成長が止まっているため剪定によるダメージを最小限に抑えられます。
常緑樹は種類によって異なりますが、新芽が出る前の春先が基本となります。

真夏や真冬の極端な気候の時期は、樹木への負担が大きくなるため、強い剪定を避け、軽い整枝程度に留めておきましょう。

初心者でも扱いやすい剪定バサミ・ノコギリ

初心者の方が最初に揃えるべき剪定道具として、剪定バサミとノコギリの2点は欠かせません。

剪定バサミは直径1〜2cm程度の枝を切るのに適しており、ラチェット式なら約3分の1の力で切断できるため扱いやすいでしょう。

フッ素コート刃のものを選べば錆びにくく、女性や高齢者の方でも長時間の作業が楽になります。

太さ2.5cm以上の枝には剪定ノコギリが必要です。
ノコギリには折りたたみタイプなど複数の種類があり、選ぶ際のポイントは次の通りです。

  • 替刃式なら長期間使用できて経済的
  • 折りたたみタイプは収納に便利で持ち運びしやすい
  • 適度な刃渡りのものを選ぶと扱いやすい

切れ味のよい道具を使うことで切り口が滑らかになり、樹木の回復が早まります。

道具選びは、樹木の健康を守るための大切な第一歩なのです。

作業前に軍手や保護メガネなどの安全対策を

剪定作業中のケガを防ぐため、保護具の着用は必須です。
基本的な保護具として、次のものを必ず揃えましょう。

  • グリップの効いた手袋:剪定バサミをしっかり握り、手の切り傷を防ぐ
  • 保護メガネ:木くずや枝の跳ね返りから目を守る
  • 長袖シャツ:擦り傷の防止や虫対策に有効で、暑い時期も着用が推奨される
  • 帽子:頭部の保護に役立つ
  • 動きやすい靴:サンダルは避け、滑りにくいスニーカーなどを選ぶ

特に脚立を使用する高所作業では、安全帯を着用し、足場をしっかり確認することが重要です。
無理な体勢での作業は転落の危険性が高まるため、慎重に進めましょう。

保護具を正しく使用することで、より安全に剪定作業に取り組みやすくなります。

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上手に剪定するためのコツ

上手に剪定するためのコツ

剪定は単に枝を切るだけでなく、適切な手順と基礎知識を持つことで庭木を美しく健康に保ちやすくなります。

どの枝を優先的に切るべきか、理想的な樹形に近づけるための段階的なアプローチ、そして切り口の処理まで、プロが実践している基本テクニックをご紹介します。

「不要な枝」「重なった枝」「枯れ枝」を中心に切る

剪定で最も大切なのは、切るべき枝を正しく見極めることです。

まずは枯れた枝や内向きに伸びる枝、根元から勢いよく伸びる徒長枝など、明らかに不要な枝を付け根から切り落としましょう。

樹形を乱す生え方の枝を取り除くことが、美しい仕上がりの第一歩となります。

不要な枝を処理したら、次は重なり合った枝を整えます。
枝が密集していると日当たりや風通しが悪くなり、病害虫が発生しやすくなってしまいます。

上下に重なった枝は、日当たりや通風を考慮し、内側に向いた枝や弱い枝を優先して切り取りましょう。
特に注意したいのが枯れ枝の処理です。

枯れ枝をそのまま放置すると病気の温床となるため、見つけ次第すぐに健全な部分まで切り戻しましょう。
全体のバランスを確認しながら間引くことで、光や風が通りやすくなり、健全な成長を促しやすくなります。

樹形を意識して少しずつ整える

剪定を始める前に、まず理想とする樹高と樹形を決めておくことが大切です。
完成形をイメージしてから作業を進めることで、どの枝を切るべきか判断しやすくなります。

一度に切り込むのではなく、全体のバランスを確認しながら少しずつ枝を整えていきましょう。
刈り込みすぎると木に負担がかかり、生育を妨げてしまうおそれがあるため注意が必要です。

主枝から細かい枝へと順序立てて進め、全体の形を左右均等または自然な三角形を意識して整えると美しい仕上がりになります。

木本来の成長方向に逆らわず、自然な枝ぶりを活かした剪定を心がけることで、樹冠全体が調和のとれた形に整います。

焦らず年間を通じて段階的にアプローチすれば、初心者の方でも理想の樹形に近づけることができるでしょう。

切り口を滑らかにして病気を防ぐ

剪定後の切り口を滑らかに仕上げることは、庭木を病気から守るうえで欠かせないポイントです。
切断面がギザギザのままだと雨水が溜まりやすく、そこから腐朽菌や病原菌が侵入するリスクが高まります。

滑らかな切り口にするには、切れ味のよい道具を使い、最後まで丁寧に切り落とすことが大切です。
もし切り口がささくれ立った場合は、そのまま放置せず必ず切り直して整えましょう。

また、枝を切る際は切り口の表面積を小さくするため、枝に対して垂直にハサミやノコギリを入れることも重要です。
垂直に切ることで雨水がたまりにくくなり、病原菌の侵入を防ぎやすくなります。

太い枝を切った場合は、切り口に癒合剤を塗布しておくと安心です。
癒合剤は雑菌や雨水の侵入を防ぎ、切り口の乾燥や腐朽を防止するのに役立ちます。

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自分で難しいと感じたら業者への依頼も検討

高所作業や複雑な庭全体の調整など、無理をせずプロに依頼するほうがよい場面を見極めることが大切です。
どのような状況で業者への依頼を検討すべきか、具体的な判断基準をご紹介します。

高木や脚立が必要な作業はプロに任せる

高さ2メートルを超える庭木の剪定は、脚立や梯子を使った高所作業となり、転落による重大なケガのリスクが高まります。
風による揺れや作業中の重心移動で脚立が不安定になりやすく、特に次のような状況では個人での作業は非常に危険です。

  • 3メートル以上の高木で脚立が必須となる作業(転落や重い枝の落下リスクが高い)
  • 電線の近くや建物に接触する可能性がある枝の剪定(感電や損傷事故の恐れ)
  • 太い幹を持つ大径木の伐採や複雑な樹形調整(専門技術が必要)

事前準備なしで無理に作業を進めると、予期せぬ危険に遭遇する可能性が高くなります。
安全を最優先に考え、専門知識と技術を持つプロの業者に依頼することをおすすめします。

庭全体のバランスを整える場合も業者が安心

庭に複数の樹木がある場合、それぞれの樹種に合わせた剪定時期や手法を見極めながら全体の調和を保つには、高度な技術と経験が求められます。

常緑樹と落葉樹では剪定のタイミングが大きく異なるため、計画的に作業を進める必要があるのです。

さらに庭全体の景観デザインや動線を考慮した剪定計画は、造園の専門知識がないと失敗しやすいものです。
木々のバランスを崩してしまうと、せっかくの庭の魅力が半減してしまうでしょう。

隣家との境界付近で作業する際は、枝の張り出しや落ち葉の問題など近隣への配慮も欠かせません。
トラブル回避の観点からも、プロの判断に任せるほうが安心です。

専門業者に依頼することで、美しい仕上がりと安全性の両立を期待できます。

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自分での剪定が難しい場合はプロの業者へ依頼しよう

庭木の剪定が初心者の方でも安心して取り組めるよう、基本的な剪定道具の選び方から安全対策まで詳しくご紹介しました。

高所での作業や大型の木を扱う際には、安全面でのリスクも存在するため注意が必要です。
安全で美しい仕上がりを実現するための選択肢として、プロの業者への依頼も検討してください。

ご自宅の庭を理想の空間にするために、ぜひ参考にしてください。

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