カーポート・ガレージリフォームのポイント
愛車を雨や風から守るための駐車スペースとして、カーポートやガレージの設置を検討する際に、考慮すべきポイントをご紹介します。
車を停めるスペースとしては、カーポート・ガレージ・車庫などがありますが、それぞれ形式や工事にかかる費用も異なるので、どのような違いがあるのか、事前に確認しておきましょう。
カーポートとは

「カーポート」とは、駐車スペースに屋根を付けたもので、壁に囲まれていないものを指します。
車の台数に合わせた既成品がメーカーからも数多く販売されているので、簡単に選べるのが特徴です。
1台分の場合は、柱が片側に2本ある「片側支持(片流れ)タイプ」と、両側に2本ずつ・合計4本の柱がある「両側支持タイプ」があります。
屋根素材は主に、「ポリカーボネート」や「スチール折板」などがあります。
設置の際には、地域の気候特性に合うものを選択するのが重要です。
積雪や台風が多い地域では、必ず「両側支持タイプ」や、柱の本数が多く屋根の強度がある「耐積雪(耐風圧)強度」が高いものを設置しましょう。
ガレージ・車庫とは

「ガレージ・車庫」は、屋根と壁に囲まれた駐車スペースです。
雨やほこりをシャットダウンできるので、車を綺麗に保ちたい方にはおすすめです。
また施錠が可能なので、防犯面を重視したい場合にも良いでしょう。
車を趣味とする方は、敷地に余裕があれば、車を停めておくだけでなくガレージ内に工具などを収納するスペースを設けることもできます。
狭い敷地でガレージを設ける方法としては、車庫を住宅に組み込む「ビルトインガレージ」もあります。
車を室内から眺められるようにするといった工夫もできます。
掘り込み式駐車場・地下車庫

車庫の例外的なタイプとして、「掘り込み駐車場」や「地下車庫」というものもあります。
「掘り込み式駐車場」とは、敷地の一部を掘り込み、コンクリートなどで囲った駐車場のことで、上部を住宅や庭にできますが、その際には強度に配慮し、十分な耐震性を確保することが重要です。
「地下車庫」は高低差のある土地を利用し、地下に作った車庫のことを指します。
サイズ
カーポート・ガレージの広さを決める際には、車の縦/横/高さのサイズと、乗り降りするためのスペースを確保しなければなりません。
また柱のある位置や角度など、駐車スペースへの出入りのしやすさも十分に考慮しましょう。
具体的なサイズの目安は、高さは車の全高+30〜50cm、幅は車幅+100〜150cm、奥行きは車の全長+70cm以上程度です。
カーポートの積雪対策
一般的なカーポートは積雪20cm程度を想定して作られているので、大雪の際に雪の重量で破損してしまう場合があります。
設置してあるカーポートの耐雪強度を確認しておき、早めのタイミングで雪下ろしをして対策をしましょう。
カーポート・ガレージリフォームの費用相場

ガレージ(車庫)・カーポートのリフォームには「後付け」や「建て替え」など、さまざまな方法があります。今回は、ガレージ・カーポートのリフォームの価格相場やおしゃれな施工例などをご紹介します。LIXILや三協アルミといった大手メーカーの製品もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。値段や注意点を把握して、理想的な駐車スペースをつくりましょう。