ウッドデッキリフォームのポイント
ウッドデッキは、掃き出し窓の外に設ける木製のテラススペースのことで、室内からの延長で第二のリビングとして、新築後に設置する方も増えています。
ガーデニングやバーベキューなどを楽しめる憩いのスペースをつくるために、押さえておきたいポイントをご紹介します。
ウッドデッキの選び方
ウッドデッキ設置を考えるときには、木材の素材・広さ・どんな形にするかを考える必要があります。
何年間使用したいか、また用途・メンテナンスの頻度などによって適切なタイプが変わるので、実際の使用シーンをイメージしながら検討しましょう。
天然木か人工木か

素材は大きく分けて「天然木」と、樹脂を混ぜた「人工木」の2種類があります。
「天然木」は、自然素材ならではの風合いを楽しめますが、腐らないよう塗装などのメンテナンスをこまめにする必要があります。
木材は、耐久性に優れたハードウッドのウリン材や、温度・湿度による反りが少ないレッドシダーなどが使われることが多いです。
木粉を混ぜた樹脂製の「人工木」ウッデッキは、雨による腐食の心配もなく、メンテナンス不要なので人気が高まっています。
広さ
ウッドデッキのサイズは、用途に合わせて選びましょう。
一般的には間口(横)1.8〜2.5m×出幅(縦)1.2〜2m程度の面積が多いですが、テーブルセットやお子様の砂場などを置く場合にはこれでは少し狭いため、横3.5〜4.5m×縦2〜2.5mほどが理想的な広さとなります。
庭全体の広さに合わせて、用途と使いやすい広さをリフォーム会社と相談しながら決めると良いでしょう。
ウッドデッキの種類
ウッドデッキは、他のエクステリアと組み合わせてアレンジすることができます。
庭全体のプランニングと一緒に考えましょう。
パーゴラとの組み合わせ
ぶどう棚のようにmテラスの屋根に棚を組んだものを「パーゴラ」と言いますが、ウッドデッキ上にこのパーゴラを設置して、植物やすだれ、キャンバス生地を取り付けてウッドデッキ上に日陰を作ることができます。
目隠しフェンスを設置

リラックススペースとして、ウッドデッキにチェアやテーブルセットを置いて楽しむ場合には、周囲からの視線を遮れると、より落ち着ける空間となります。
目隠しとして、庭の周りにフェンスを張り巡らせても良いですが、庭の面積が広い場合にはその分費用が高くなってしまいます。
庭の使用頻度によっては、ウッドデッキの周囲のみフェンスを設け、設置費用を抑えると良いでしょう。
なおガーデニングが好きな方は、フェンスにプランターを吊るして楽しむ方法もおすすめです。
ガーデニング用品置き場
趣味でガーデニングを楽しむ方は、ガーデニング用品を収納できる場所があると、お庭がすっきり片付きますね。
ウッドデッキの隅に、プランターや肥料をしまえる収納スペースを作っておきましょう。
屋根の有無
ウッドデッキに、オーニングやポリカーボネード製の屋根をつけるかどうかも検討しましょう。
屋根を設置すれば、雨や日差しを防ぎ、天候に左右されずにウッドデッキを使用できます。
また水濡れしにくくすることで、ウッドデッキを長持ちさせることができます。
ウッドデッキのお手入れ・メンテンナス
ウッドデッキは屋外で雨風にさらされているので、定期的なメンテナンスが必要です。
天然木の場合は、1年に1回程度塗装をすることが大切で、レッドシダー素材なら15年程度、ウリン素材では30年ほど持つと言われています。
年に一度のメンテナンスが難しい場合には、メンテナンス不要の人工木ウッドデッキを検討することをおすすめします。
ウッドデッキリフォームの費用相場
ウッドデッキのリフォームを行い、ご家族がリラックスする場所や洗濯物を干しやすいスペースを確保したいというご家庭が増えています。ウッドデッキの材木には天然木と人工木(樹脂製)があるため、それぞれの特徴を把握しておきたいですね。リフォームの際のポイントや、参考にしたくなるおしゃれな施工例、費用相場、人気メーカーであるLIXILや三協アルミの製品についてチェックしておきましょう。