和室リフォームのポイント
和室は、居室・寝室・客間など様々な用途に柔軟に使うことができる上、畳には吸音性・断熱性・吸湿性などの効果があるため、リフォーム次第でより活用しやすい空間に変えることができます。
多くの住宅では、リビングルームと和室が繋がっている間取りであるケースがよく見られます。
活用しやすい和室にするためには、和室の魅力を活かしながら、リビングと統一感を持たせることが大切です。
そのために押さえておきたいポイントを、まとめました。
1. なるべく色数を減らす
なるべく色数を減らし、シンプルなデザインでまとめれば、どのようなリビングルームとも相性良くなります。
例えば、天井や壁の色をリビングルームと同系色にそろえると、統一感が出て部屋が広く感じられます。
2. 畳を入れ替える
畳を入れ替えるだけで、部屋の雰囲気は大きく変わります。
高級感や個性を演出したい場合は、琉球畳やカラー畳がお勧めです。
また重厚感のあるリビングルームと繋がっている場合は、カラー畳で個性的な和室にすると、馴染みやすいです。
3. 照明に凝る

和室の用途によって、適切な照明の明るさは変わります。
和室をリビングルームの一部として使うのであれば、明るめのものを、寝室として使うのであれば、優しい光のものを選びましょう。
部屋のアクセントをつけたい場合には、種類が豊富なペンダント照明がお勧めです。
4. 家具を極力置かない
何もない4.5畳の和室は、たんすや戸棚が置かれている6畳の部屋よりも広く感じるように、家具を極力置かない方が部屋は広く見えます。
例えば6畳の部屋をリフォームするなら、1.5畳を収納スペースにして、4.5畳の和室に作り替えるのも一つの方法です。
5. 収納スペースを確保する
和室の収納スペースである押入れは、布団を入れることを前提に作られているので、奥行きがあり、小物類を収納するには不向きです。
リフォームする際は、押入れに収納する物を予め考えておきましょう。
押入れが使いにくいようであれば、クローゼットに変える、もしくは押入れ自体をなくしてしまっても良いかもしれません。
また和室の床を少し上げて空間に変化をつけながら、床下収納を設置する方法もあります。
和室リフォームの費用相場

和室リフォームの費用相場をご紹介しています。和室全体を洋室にするリフォームや畳の張り替え、内装工事をする際にかかる金額を公開しています。ほかにも、リビングの一角に小上がりで和室スペースを設ける場合の費用も、リフォーム実例をもとに解説していきます。