掘りごたつとは?設置条件と費用・メリットデメリットを徹底解説

更新日:2026年01月29日

掘りごたつとは?設置条件と費用・メリットデメリットを徹底解説

掘りごたつの設置を検討しているけれど、費用や工事の条件がよくわからず迷っていませんか。掘りごたつは普通のこたつと違い床を掘り下げる工事が必要で、戸建てとマンションでは設置条件も大きく異なります。
この記事では掘りごたつの基本構造から具体的な設置条件、費用相場まで詳しく解説します。

掘りごたつとは?普通のこたつとの違いと基本構造

掘りごたつは床を掘り下げて足を下ろせるスペースを設けた、床に組み込む形式の暖房設備です。
床下空間とヒーター、天板を組み合わせた仕組みにより、こたつ布団がなくても比較的効率的に暖をとることができます。

床を掘り下げて足を下ろす「動かせない暖房設備」

掘りごたつは、床を掘り下げてヒーターと天板を設置する固定式の暖房設備です。
位置の変更ができないため、新築やリフォーム時に計画的な設置が必要です。

椅子に腰掛けるような自然な姿勢で利用できるため、正座が苦手な方やご高齢の方にとって大変快適です。
足をまっすぐ下ろせるので、膝や腰への負担が軽減されるのも大きな利点といえるでしょう。

長時間の使用でも足腰に優しく、動かせない代わりに身体を労わる設計になっているのが掘りごたつの特徴です。

普通のこたつとの違いとは?

掘りごたつと普通のこたつの大きな違いは、設置方法と座る姿勢にあります。
普通のこたつは床の上に置く移動可能な家具ですが、掘りごたつは床に穴を掘って固定する設備です。

普通のこたつでは正座やあぐらで座るため、長時間では足がしびれたり腰に負担がかかったりします。
一方、掘りごたつは椅子に座るように足を下ろせるので、足腰への負担が軽減されるのです。

暖房の仕組みも異なります。
普通のこたつが布団で熱を閉じ込めるのに対し、掘りごたつは床下のヒーターが足元を直接温めます。
そのため、人が出入りしても熱が逃げにくい傾向があり、効率よく暖まります。

床下空間+ヒーター+天板の仕組み

掘りごたつの基本的な仕組みは、床を40~45cmほど掘り下げた空間にヒーターを置き、その上に天板を設置した三層構造です。
この構造により、暖房効率が高まりやすいとされています。

ヒーターで温められた空気は、床下の空間で自然に対流し、足元を直接温めるため非常に効率的です。
こたつ布団で熱を閉じ込める必要がなく、天板下の空間そのものが暖房エリアになるのが特徴です。

限られた空間で熱が保たれるため、こたつ布団がなくても暖かさを維持しやすいです。座りやすさと暖房効率を両立した設計といえるでしょう。

和室でも洋室でも設置可能!

掘りごたつは、従来は和室の畳に設置される例が多く見られました。
現在は洋室のフローリングに対応したユニット型が登場し、住宅のスタイルを問わず導入しやすくなっています。

床の一部を高くした小上がりに掘りごたつを設けたり、既製品を活用したりすることで、戸建てだけでなくマンションにも設置可能です。
洋風のインテリアに調和するデザインの製品も増えています。

設置方法が多様化したことで、新築時だけでなくリフォームでも導入を検討しやすくなりました。
和モダンから洋風まで、床材や内装を選ばず幅広い住宅デザインに対応できるのが、現代の掘りごたつの魅力です。

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掘りごたつ設置で得られる5つのメリット

掘りごたつとは?設置条件と費用・メリットデメリットを徹底解説

掘りごたつの設置を考えるなら、メリットとデメリットを正しく理解しておくことが大切です。
ここでは、掘りごたつがもたらす5つのメリットを詳しく解説します。

1.正座が苦手でも安心!足腰の負担を大きく軽減

掘りごたつの主なメリットは、椅子に座るように足を下ろせる点です。

正座やあぐらを避けやすく、膝や腰への負担が軽減される場合があります。
とくに高齢者や関節に不安がある方にとっては、立ち座りの動作が行いやすい構造です。

足を下ろす姿勢により血流が滞りにくく、血行促進が期待される場合もあります。
冬場の暖かさと組み合わさり、リラックスしやすい空間づくりにつながります。

2.暖房効率抜群で電気代も節約できる

掘りごたつは足元や下半身を直接温める構造のため、低めの室温でも快適な暖かさを得やすく、エアコンの使用を減らせる可能性があります。
床下の空間で熱が効率的に保たれることで、短時間で温まり、電源を切った後も温度が持続するメリットもあります。

3.家族が自然と集まる温かな団らんスペース

椅子に座るような楽な姿勢を保てるため、小さなお子様からご高齢の方まで、誰もが無理なく一緒に過ごせます。
自然と家族が集まり、会話を楽しみながら長時間リラックスして過ごせます。
リビングの中心に掘りごたつがあれば、自然と人が集まり、家族のコミュニケーションが活発になるでしょう。

また、掘りごたつは冬だけでなく、ヒーターを止めて座卓としても一年中活用できます。
季節を問わず家族が集う定位置になることで、リビングの価値をさらに高めてくれる存在です。

4.飲食店での接待・宴会シーンで重宝される

飲食店の接待や宴会で掘りごたつが喜ばれるのは、足を下ろして楽に座れるため、長時間の会食でも安心な点です。
また、参加者の目線がそろうことで、打ち解けやすい空気が生まれるのも魅力です。
個室のような落ち着いた空間は、大切な商談やプライベートな会話にも適しています。

掘りごたつの心地よさがリラックスを促し、血行がよくなることで会話も弾み、宴会の満足度向上につながるでしょう。
こうした快適な空間は、お客様の満足度を高め、再来店を促すきっかけにもなります。

5.集客効果とリピート促進

掘りごたつを導入することで、これまでお座敷席を敬遠していた客層を取り込めるようになります。
特に、足がしびれるなどの理由でお座敷を避けていたご高齢のお客様に、大変喜ばれます。

足元の暖かさと落ち着いた空間は、宴会や接待といった長時間の利用に最適です。
お客様の滞在時間が延びることで、追加注文につながりやすくなり、客単価のアップも期待できます。

「掘りごたつ席で過ごしたい」というお客様が増えれば、リピート予約の増加にもつながります。
身体的な負担なく快適に過ごせる特別な席として、お店の大きな魅力となり、安定した集客が見込めるでしょう。

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掘りごたつ設置前に知っておきたいデメリット

ここでは、掘りごたつを実際に利用する上で考えられるデメリットを解説します。

掃除の大変さとカビ・湿気対策の現実

掘りごたつを設置する上で、最も注意したいのが掃除の手間です。
床下の空間にはホコリや食べかすが溜まりやすく、掃除機が届きにくいため、かがんで手作業で掃除する必要があります。

また、床下は湿気がこもりやすく、冬場の暖房で結露が発生しやすいのも課題です。
放置するとカビやダニが繁殖する原因にもなりかねません。
ペットを飼っているご家庭では、毛や臭いがこもりやすい点にも注意が必要です。

最近のユニット型は、底板が外せてメンテナンスしやすくなっていますが、定期的な掃除や換気は欠かせません。
導入する前に、この手間を許容できるかしっかり検討することが大切です。

設置位置を変えられない制約とレイアウトへの影響

掘りごたつは床に固定する設備のため、一度設置すると場所を動かすことはほとんどできません。
そのため、リビングの模様替えをしたいと思っても、掘りごたつの位置が中心となり、自由度が制限されてしまう場合があります。

もし設置場所を変えるとなれば、今の穴を塞ぐ床の補修工事と、新しい場所への設置工事の両方が必要になります。
予想外の費用がかかることもあるため、設置する前に家族の生活動線や将来のことも考えて慎重に場所を決めましょう。

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掘りごたつ設置の条件と費用相場

掘りごたつの設置を検討する際には、住宅の構造や予算に合った工事方法を選ぶことが重要です。
また、戸建てとマンションでは施工の制約も変わるため、事前の確認が欠かせません。

床掘り込み方式vs小上がり方式の選び方

掘りごたつの設置方法には、主に「床掘り込み方式」と「小上がり方式」の2つがあります。
ご自宅の構造や予算、理想の空間に合わせて最適な方法を選びましょう。それぞれの特徴を下の表で比べてみてください。

比較項目 床掘り込み方式 小上がり方式
特徴 床を掘り下げて設置 小上がりを設けて設置
適用場所 木造戸建ての1階など 戸建て・マンション問わず
メリット 部屋が広く見える 収納スペースを確保できる
デメリット 床下の構造に左右される 部屋に段差ができる

床掘り込み方式は、既存の床と同じ高さに仕上がるため、お部屋が広くすっきりと見えるのが魅力です。
一方、小上がり方式はマンションなど構造上の制約がある場合でも設置しやすく、段差部分を収納として活用できるメリットがあります。

住宅の種類 別の設置可能条件をチェック

掘りごたつの設置可否は、戸建てとマンションで条件が大きく異なります。
それぞれの特徴を理解し、ご自宅に合った方法を見つけることが重要です。

戸建ての場合

木造戸建ての1階であれば、床下に40cm前後の深さを確保できれば、床を掘り込む方式で設置できる可能性があります。
ただし、基礎の形状や床下の配管位置によっては工事が難しい場合もあるため、専門家による事前の現場調査が欠かせません。

マンションの場合

マンションは床下の空間がほとんどないため、床を掘り下げる工事は難しい可能性が高いです。
そのため、床をかさ上げして小上がりを作り、その中に掘りごたつユニットをはめ込む方法が一般的です。

この方法なら建物の構造に影響を与えずに設置できますが、事前に管理組合の規約を確認しておきましょう。

設置のタイミングによる費用差と工期の目安

掘りごたつを設置するタイミングが違うと、次のような費用や工事期間の違いがあります。

設置タイミング 費用 工期
新築時 15~30万円 2~5日
リフォーム時 25~60万円 5~8日

新築時に計画すると、基礎工事と同時に進められ、設計段階で最適な位置を計画できるため、効果的です。
リフォームの場合は、配管移設など追加工事が発生すると100万円を超える可能性も踏まえて、余裕を持った予算計画を立てることが大切です。

夏場の掘り座卓としての使い方

掘りごたつのヒーターの電源を切れば、一年を通して座卓として活躍するのが大きな魅力です。
夏場も食事や勉強、趣味のスペースとして活用でき、家族が集まる場所であり続けます。

最新のユニット型はデザイン性も高く、和室・洋室を問わずインテリアに馴染みます。
季節ごとの片付けも不要で、一年中活躍してくれる実用的な共有スペースになるでしょう。

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掘りごたつは家族みんなの団らんの空間

掘りごたつは、床を掘り下げて足を楽に伸ばせる、日本の暮らしに根付いた暖房設備です。
設置には床下の構造確認や断熱工事などが伴い、費用は25万円から100万円程度と工事内容によって幅があります。

足腰への負担軽減や省エネといったメリットがある一方、掃除の手間やバリアフリー性の課題といったデメリットも存在します。
導入を検討する際は、ご自宅の構造やご家族のことを十分に考え、最適な選択をしてください。

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