ガレージ・カーポートの設置リフォームの価格は?施工例や屋根付き駐車場工事の注意点も解説

更新日:2024年04月19日

ガレージ カーポート 違い

ガレージ(車庫)・カーポートのリフォームには「後付け」や「建て替え」など、さまざまな方法があります。
今回は、ガレージ・カーポートのリフォームの価格相場やおしゃれな施工例などをご紹介します。
LIXILや三協アルミといった大手メーカーの製品もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。値段や注意点を把握して、理想的な駐車スペースをつくりましょう。

この記事の目次

(※記事内情報引用元:LIXILホームページ三協アルミホームページより)

ガレージ・カーポート(屋根付きの駐車場)リフォームの費用相場

以下の円グラフは、当サイト『リショップナビ』に掲載されている屋根付き駐車場のリフォーム事例の施工費用の分布です。
(※2021年6月時点集計データ)

ガレージ・カーポート リフォーム費用相場

ガレージやカーポートを設置(新設)・交換・拡張する際の、リフォームの費用の目安は下記の表を参考にしてください。

施工内容 台数 リフォーム費用
独立したガレージ(車庫) 1台用 100〜300万円
木造の建築:100〜200万円
鉄骨の建築:150〜300万円
2台用 200〜400万円
3台用 250〜550万円
ビルトインガレージを増築 1台用 150~350万円
(使わない部屋を減築して)
ビルトインガレージ設置
150~200万円
掘り込み式車庫の設置 1台用 高さ1m以内:100~200万円
高さ1〜3m:300~400万円
一般的な
カーポートの設置・交換
1台用 10~40万円
(※オプション・グレードによって費用は変動)
2台用
3台用
25~50万円
45~55万円
(※オプション・グレードによって費用は変動)
耐雪カーポートの
設置・交換
1台用 15~35万円
2台用 30~70万円
3台用 59~120万円
ウッドデッキ(バルコニー)付き
カーポートの設置
1台用 120~180万円
2台用 150~300万円
既存の駐車スペースの拡張 1台用 30~70万円
(※施工プランにより変動)
施工内容 台数 リフォーム費用
独立したガレージ(車庫) 1台用 100〜300万円
木造の建築:100〜200万円
鉄骨の建築:150〜300万円
2台用 200〜400万円
3台用 250〜550万円
ビルトインガレージを増築 1台用 150~350万円
(使わない部屋を減築して)
ビルトインガレージ設置
150~200万円
掘り込み式車庫の設置 1台用 高さ1m以内:100~200万円
高さ1〜3m:300~400万円
一般的な
カーポートの設置・交換
1台用 10~40万円
(※オプション・グレードによって費用は変動)
2台用
3台用
25~50万円
45~55万円
(※オプション・グレードによって費用は変動)
耐雪カーポートの
設置・交換
1台用 15~35万円
2台用 30~70万円
3台用 59~120万円
ウッドデッキ(バルコニー)付き
カーポートの設置
1台用 120~180万円
2台用 150~300万円
既存の駐車スペースの拡張 1台用 30~70万円
(※施工プランにより変動)

上記の表の相場はあくまでも目安ですので、実際にかかる費用は業者に確認してくださいね。

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「カーポート」と「ガレージ(車庫)」の違い

ガレージ カーポート 違い

「カーポート」とは、一般的に柱と屋根のみで構成された車庫 のことです。

「ガレージ(車庫)」は、三方を壁で囲まれており、シャッターを閉めると四面すべてを囲える建築物のことを指します。
そのため、風雨や雪などからも愛車を守りやすいです。
車好きの方には憧れの設備と言えるでしょう。

ただし、カーポートと比べると「建築確認申請」の手間や、「固定資産税がかかりやすい」 という点がデメリットとなります。

ここからは主に、ガレージ(車庫)」と「カーポート」の費用や施工例・注意点について詳しく解説していきます。

ガレージを新設(後付け)・交換する費用&施工例

ガレージ 費用 施工例

独立したガレージを新設・交換する

住宅の敷地内に、独立したガレージを新設する、あるいは建て替えるときのリフォーム費用は、100万円前後は必要になると考えておきましょう。

現場で組み立てるだけのシャッター付きガレージ製品もあるので、デザインにこだわらなければ予算を抑えることも可能です。

既製品なら基本的には安く施工できますが、建築する場合は高額になりやすいです。
凝ったガレージにしようと思うと、いくらでも高くなるので、予算を組む際には注意しておきましょう。
例えば、車やバイクのメンテナンス用の設備もある本格的なガレージハウスをリフォームするとなると、1,000万円以上かかることもあります。

また、ガレージを建築すると固定資産税がかかるため、維持費の管理にも注意しておきましょう。

【事例】既製品のガレージを新設

リフォーム費用 80万円
施工日数 10日
新しい車を購入するタイミングで、ガレージの新設リフォームを行いました。
既製品のガレージで、リーズナブルな工事を実現しています。

【事例】照明・コンセント付きのガレージを設置

リフォーム費用 100万円
施工日数 14日
玄関の向かい側に、愛車を守るためのガレージをつくりました。
中には照明やコンセント、換気扇もあるので夜でも快適に使えます。

【事例】納屋を解体し、3連棟のガレージを設置

リフォーム費用 450万円
施工日数 70日
元々あった納屋を解体して、基礎工事を行った上で3連棟の広いガレージを設置しました。
採用したガレージは、大手メーカーであるイナバの製品です。
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ビルトインガレージ(インナーガレージ)を増築

ガレージ 増築

敷地に余裕がある場合には、建物を増築してビルトインガレージ(インナーガレージ)をつくることも可能です。

玄関の近くや、家の中と直接つながる場所にガレージを設置したいご家庭に適した方法といえるでしょう。

【事例】自然素材にこだわったビルトインガレージ

リフォーム費用 -
施工日数 30日
壁と天井にはシダー、床にはタイルを採用した自然素材で囲んだビルトインガレージです。
大好きな車を眺められるよう、隣接する和室には掃き出し窓を設けました。
ご家族の自転車も余裕で置ける収納スペースもあり、使いやすさも抜群です。

使わない部屋を減築してビルトインガレージにする

使わない部屋 減築 ビルトインガレージ

土地が高い、敷地が狭いなどの理由で独立したガレージの新設が難しいときは、1階の部屋を減築してガレージにする方法も人気です。

使用しなくなった部屋がある場合は、ビルトインガレージにリフォームして有効利用するのも得策でしょう。

元の部屋の床や壁・内装を撤去する工事も発生するため、費用の具体的な内訳はリフォーム会社によく確認しておくことが大切です。

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掘り込み式車庫(ガレージ)をつくる

掘り込み式車庫

お住まいの住宅が道路よりやや高台にある場合は、高低差を利用した「掘り込み式」の車庫をつくれます。
ただし、安全性の観点から「施工不可」と判断されるケースも多いです。
また、設置可能であったとしても非常に高額になりやすいため、予算に余裕がある方におすすめの方法です。

>> 掘り込み式車庫(ガレージ)リフォームの工事費用・デメリット・注意点

施工可能かどうかを業者に現地調査してもらうとともに、ほかの形式でのガレージ・カーポート建築についても検討しておきましょう。

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カーポートを新設(後付け)・交換する費用&施工例

カーポートを設置・交換する

カーポートを設置・交換する場合は、耐雪仕様のものや、2台用のものへリフォームするご家庭が多くみられます。

簡易的で1台用のカーポートを設置する場合は、おおよそ10〜40万円で施工できます。 耐雪カーポートの場合は、耐久性によって費用は異なります。
豪雪地域で100cmもの積雪に耐えられるタイプであれば、本体価格だけでも200万円を超えるケースもあるのです。

しかし、安全のためにもお住まいの地域の積雪量に合った耐雪カーポートを設置するようにしましょう。

>> 耐雪カーポートのリフォーム価格・おすすめ品・積雪時の対応法

また、カーポートの本体価格は車の台数が多かったり、機能性が高かったりすると高価になります。
施工費は、取り付けの基本工事が4~10万円前後かかります。
なお地面がコンクリートである場合は、支柱を地面に接地するためのはつり工事費用が1箇所あたり3,000円程度必要です。

さらに、カーポートの屋根には太陽光発電パネル付きタイプもあるので、必要な機能と予算のバランスを考えながら選ぶとよいでしょう。

カーポートを新設(後付け)・交換する費用&施工例

施工後に、目隠し用の壁やフェンスも欲しいと思われる方は多いです。
そのため、カーポートを施工する前に、「サイドパネル付き」タイプの設置も検討してみることをおすすめします。

【事例】サイドパネル付きカーポートを設置

リフォーム費用 30万円
施工日数 3日
お隣の住宅から丸見えにならないように、パネル付きのカーポートを設置しました。
LIXILのフーゴFパーク22ー18を採用しています。
パネルを設置したことで、横からの雨の浸入を防ぎやすくなりました。

【事例】庭を造作し2台用カーポートを新設

リフォーム費用 140万円
施工日数 10日
元々は、雨の日に泥が流れてしまい、草抜きも大変だったお庭でしたが、思い切って地面のコンクリート工事を実施。
しっかりと土台をつくった上で、2台並列駐車できる大きなカーポートを設置しました。
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ウッドデッキ(バルコニー)付きカーポートを設置する

「敷地や庭が狭いけど、ウッドデッキやバルコニーが欲しい」という方に好評なのが、ウッドデッキ(バルコニー)付きカーポートのリフォームです。

車1台が入るサイズのカーポートを設置すると、費用は120~180万円前後です。
車2台分の駐車スペースが必要であれば、さらに80万円程度の追加予算を考えておきましょう。

>> ウッドデッキ(バルコニー)付きカーポートの価格・おすすめメーカー品

【事例】天然木のウッドデッキ付きカーポート

リフォーム費用 210万円
施工日数 10日
イペ材を使用してスカイデッキを設置しました。
階段入口にはポイントとなるおしゃれな照明を設置しています。
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既存の駐車場・カーポート・ガレージを拡張する費用&施工例

「所有する車の台数が増える」際に、すでにある駐車場やカーポートを拡張する場合は、30~70万円ほど必要です。

ただし、さまざまな要素によって金額は変動します。

駐車スペースの拡張は、施工プランによって金額に幅がある

駐車スペースを拡張する場合には、考えられる工事内容にかなりの幅があるため、金額も大きく変動しやすいです。

例えば、既存の駐車スペースに屋根があるか、撤去すべきガレージやカーポートがあるかによって、必要な費用の有無が変わってきます。

また、拡張後の駐車場がガレージかカーポートかによっても、材料費が大きく異なります。
建物やご予算の条件に合う方法を、業者と一緒に決めていくとよいでしょう。

【事例】駐車場を撤去して広いカーポートに

リフォーム費用 30万円
施工日数 3日
古くなってしまった駐車場を、広いカーポートにリフォームしました。
防犯対策のために門扉も設置しています。
空間にゆとりがあるので駐車・発車もしやすくなりました。

カーポートやガレージの設置にかかる工事価格をできるだけ抑える方法

費用を抑えるコツ

カーポートやガレージの設置にかかる費用をできるだけ安く抑える方法には、主に以下の3つがあります。

● 見積もりを複数社に依頼する
● グレードが低めのタイプを選ぶ
● 予算を業者に伝えておく

それぞれの方法の、具体的な内容を解説していきます。

見積もりを複数社に依頼する

設置費用の見積もりを複数社に出してもらい、各社の工事価格を比較すると費用が安い会社に依頼できます。

複数社に見積もりを依頼することを「相見積もり」といいます。
相見積もりをする際は、必ず同じ工事内容や条件で見積もりを出してもらいましょう。

グレードが低めのタイプを選ぶ

シンプルなつくりで、グレードが低めのカーポートやガレージ本体を選ぶと、工事価格が抑えられます。

一般的に、それぞれの業者の施工費用自体に大きな差はありません。
工事費用に大きく影響するのが、カーポートやガレージなどの本体価格です。

そのため、選ぶカーポートやガレージのグレードを落とすことで、工事費用を安く抑えられるのです。

予算を業者に伝えて施工内容を相談する

予算を業者に伝えることで、希望額に合った施工内容を提示してもらえる場合もあります。

ただし、費用を大幅に値引きしようとすると手抜き工事をされる可能性もあります。
見積書の内訳を確認して、必要な施工内容は含まれているか確認しておきましょう。

また、業者側はすでに利益をどうにか得られる状態まですでに値引きをしている場合もあります。
大幅な値下げ交渉はお互いが気持ちよく工事を行えるためにも、できるだけ避けた方がよいでしょう。

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大手メーカーのカーポート製品の例

大手メーカーで販売しているカーポートは、良質なデザインと機能性を備えた製品が揃っています。
今回は、「LIXIL」「三協アルミ」の2社からおすすめのカーポートを2種類ずつご紹介します。

カーポート選びの際の参考にしてみてください。

LIXIL「ネスカ」

価格:23万3,500円~(税込25万6,850円~)
耐風圧強度:38~46m/秒
耐積雪強度:20~30cm
※価格はフラットタイプ/片側支持/1台用
※耐風圧強度と耐積雪強は着脱式サポートを付けることで上昇

十分な強度や耐候性を備えながらも、比較的安価な製品です。

柱の高さは、以下の3つのタイプが用意されています。

● 220cm
● 250cm
● 280cm

屋根は真っすぐなフラットタイプ、湾曲したラウンドタイプの2種類から選べます。
所有する車や好みに合わせたデザインや高さの調整ができるのが、「ネスカ」の特徴です。

LIXIL「カーポート SC」

価格:41万5,900円~(税込45万7,490円~)
耐風圧強度:42~46m/秒
耐積雪強度:20~30cm
※価格は片側支持/1台用
※耐風圧強度と耐積雪強は着脱式サポートを付けることで上昇

グッドデザイン賞やドイツデザイン賞などのデザインアワードで4冠を遂げたおしゃれなカーポートです。
シンプルモダンの住宅と相性がよく、無駄のない洗練されたデザインが特徴です。
アルミ製の屋根が熱や汚れから車を守ります。

三協アルミ「スカイリード」

価格:28万6,000円~(税込31万4,600円~)
耐風圧強度:38~46m/秒
耐積雪強度:20~30cm
※価格は片側支持/1台用
※耐風圧強度は着脱式サポートセットとパネル抜け防止材を付けることで上昇

耐積雪強度や収容台数、片側支持両側支持を変更できるため、様々な設置条件に対応可能です。
屋根材は、一般的なポリカーボネート板のほかに、より優れた熱線遮断FRP板も選択できます。

三協アルミ「U.スタイル アゼスト」

価格:45万1,500円~(税込49万6,650円~)
耐風圧強度:38~46m/秒
耐積雪強度:20~50cm
※価格はスタンダードタイプ/片足支持/一台用
※耐風圧強度は、耐積雪量50cm仕様へ変更、または着脱式サポートセットとパネル抜け防止材を付けることで上昇

スタンダードタイプとプレミアムタイプから選べます。
プレミアムタイプでは、屋根内側を高級感ある木目調にできます。
フレームの位置や屋根の形状をさまざまなスタイルに変更できるので、敷地に合わせた柔軟な対応が可能です。
屋根パネルは防火性の高いアルミ板も選べます。

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カーポートの色の選び方

カーポートのカラーに悩まれている方は、以下の色選びの方法を参考にしてみてください。

車の色に合わせる

カーポート 車

現在使用している車と似た色を選ぶと合わせやすいです。
カーポートには、主に以下のようなカラーがあります。

● ホワイト
● 黒
● シルバー
● ブラウン
● 木目調

車の色と同じ、または近いカラーのカーポートを選ぶと全体がまとまりやすくなるでしょう。
また、ホワイトはどの車にも合わせやすいです。
施工業者にも相談しながら、車に合った色を選ぶようにしましょう。

家の外観に合わせる

カーポート 外観

家の外観に合わせた色選びをするのもおすすめです。

家の外観に合う色が判断しにくい場合は、現在施工している玄関や窓サッシなどと同じカラーを選ぶという方法もあります。

カーポートは家の外観に影響を与えるため、住宅全体がまとまって見えるような色合いのものを選ぶとよいでしょう。

>> 外観リフォームでできることと費用相場

汚れにくい色を選ぶ

カーポート 黒

黒やホワイトは汚れが目立つため、汚れにくさからいうとシルバーやブラウンなどがおすすめです。
カーポートは道路や庭の近くに設置される場合が多いため、できるだけ汚れが目立ちにくい色を選ぶのもよいでしょう。

屋根は断熱効果のある色を選ぶ

カーポートの屋根は>断熱効果のある色を選ぶことをおすすめします。

カーポートの屋根もさまざまな色から選べます。
しかし、透明やホワイトは断熱効果が低く、太陽光による紫外線で車が色あせしやすくなる場合もあります。
そこで、黒や濃いブラウン系の色だと、断熱効果が期待できるのでおすすめです。

また、屋根の素材によっても断熱効果は異なるため、施工業者に確認してみましょう。

ガレージ・カーポートリフォームのポイント&注意点

建築基準法や固定資産税に注意する

ガレージ 建築確認申請

まず、壁があるガレージは「建築物」扱いになるため、新設する際には建築確認申請をしなくてはなりません。
また、お住まいの建ぺい率・容積率に余裕がない場合は、ガレージを設置できないので注意しましょう。

屋根と柱があるカーポートについては、サイズや地域によっては建築確認申請が必要なことがあります。
特に、防火地域に居住している方は必ずチェックしておきましょう。

駐車場の形状や構造、お住まいのエリアなどによって設置可否の条件は異なります。
そのため、地元の条例や土地に関する法律に詳しい施工会社にも確認してみることをおすすめします。

>> 建築確認申請が必要な工事&申請時にかかる費用
>> 増築の確認申請とは?申請が必要な建物について詳しく知りたい!

建築確認申請 費用

なお、ガレージを設置すると、建物が家屋とみなされて固定資産税がかかります。

一方で、部屋の床面積を変えず、減築してビルトインガレージを設ける場合は、一般的に固定資産税の金額が下がるケースが多いです。
(ビルトインガレージの固定資産税は、建物全体の延べ床面積のうち1/5までであれば容積率に算入されないという規定があるためです。)

しかし、税制を考慮しながらのリフォームは非常に複雑です。
不安な方は、ガレージのリフォームに慣れている業者や、土地家屋調査士といった専門家と相談しながらプランを考えてみるとよいでしょう。

【ガレージ建設時の建築確認申請の費用相場】

ガレージを設置する際にかかる建築確認申請の費用は、千葉県を例にすると、31〜100㎡以下の床面積で3万1,000円です。

確認申請の手続きは難易度が高い内容であるため、ご自身で行うのではなく専門知識のある業者に依頼するのが一般的です。

委託費用は業者によって異なり、床面積あたりの単価で設定しているケースもあります。
床面積が広い場合などは費用が高くなります。

委任先をご自身で探してもよいですが、できれば最初から「確認申請の手続きもサポートしてくれる施工業者」に依頼するとスムーズです。
リフォーム業者からの見積書には、あらかじめ「確認申請の代行費用」が含まれているパターンもあるため、よくチェックしておきましょう。

駐車スペースの広さと位置は、業者とよく相談する

駐車場

駐車スペースの設計は、新築やリフォームにおいて失敗事例が多いので慎重に行いましょう。
工事後に、駐車しにくい、または車を出しにくいガレージ・カーポートをつくってしまったとお悩みになる方が多数いらっしゃいます。

駐車スペースの設置時には、以下の表の数値以上の「幅」と「長さ(奥行き)」を確保するようにしましょう。
(下記の数値は、国土交通省が示している「駐車ます」の大きさです。)

車の大きさ 1台分に最低限必要な
駐車スペース
軽自動車 幅2m × 長さ3.6m
小型乗用車 幅2.3m × 長さ5m
普通乗用車 幅2.5m × 長さ6m

出典:『駐車場設計・施工指針について』(国土交通省)

車椅子を使用するご予定がある場合は、その分のスペースも必要です。
また自転車やバイクを一緒に置きたい場合は、幅・長さともにプラス1mほどをキープしておくとよいでしょう。
車の高さにも注意して、余裕のあるスペースを確保しておくことも忘れないようにしましょう。

ゆとりのある駐車場

駐車場のサイズは豊富にあり、デザインも「並列駐車用」「縦列駐車用」などの種類があります。
縦列駐車タイプの場合は、後ろにある車を出しにくいというデメリットもあるので、ご家族のライフスタイルを考えながら、最適なものを選択しましょう。

なお、ガレージやカーポートの設置場所は、道路の曲り角や交差点に面している場所は避けましょう。
道路との境界から1m以上後退している位置への設置が必要です。
さらに、カーポートは雨天時の乗り降りの際にも濡れないように、玄関から近い場所にあるとより便利でしょう。

出入りの際の向きや動線をよく確認しておくことをおすすめします。

車種によって車の大きさが異なるため、リフォーム業者に家族構成や使用頻度などを伝えた上で、駐車スペースの寸法を決めていくとよいでしょう。
車に詳しいスタッフであれば、豊富な経験を踏まえたアドバイスもしてくれるはずです。

環境に合わせてカーゲート・照明なども施工する

駐車場 ゲート

以下のような設備を、家族構成や車の使用頻度に合わせて設けておくと便利です。

● カーゲートやフェンス
● 照明
● コンセント
● 収納スペース
● 水道
● 通用口

特に、カーゲートやフェンスは防犯対策にもなるので設置をおすすめします。

将来の車の買い替え時にも対応できるようにする

将来、車を大きなサイズに買い替える可能性がある場合には、それに対応できるように計画を立ててカーポートを設置しましょう。
車の買い替え時にカーポートやガレージを設置し直すことがないように、よく検討して施工することが大切です。

積雪量に合ったカーポートを選ぶ

住宅がある地域の積雪量に合ったカーポートを設置するようにしましょう。
耐雪機能が高い商品は、高額になります。

しかし、費用を抑えようと機能性が不十分なタイプを選ぶと、雪によってカーポートが壊れて事故が起きる可能性もあります。
落雪による事故は大変危険なので、お住まいの地域に合った耐雪用カーポートを選びましょう。

カーポートの設置箇所によっては屋根に雪止めを設置しておく

積雪のある地域で、カーポートを設置する場合にまだ施工していないのであれば屋根に雪止めを取り付けておくと安心です。
屋根からの落雪によって、カーポート屋根が破損する場合もあるためです。

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【この記事の要点まとめ◎】

「ガレージ」や「カーポート」といった、屋根付きの駐車場のリフォーム費用はいくらくらい?
カーポートの種類には「独立したガレージ」や「一般的なカーポート」、「耐雪カーポート」などがあります。駐車スペースの種類や施工方法、車の台数によって、相場が大きく異なります。
詳細はこちらの表をご覧ください。
「ガレージ」と「カーポート」には、どのような違いがある?
屋根付きの駐車場は大きく分けると、三方(四方)を壁で囲える「ガレージ(車庫)」と、壁がなく支柱で屋根を支える「カーポート」の2タイプがあります。
なおガレージは建築物扱いになるため、建築確認申請の費用や固定資産税がかかりやすいです。
詳しくはこちらをご確認ください。
ガレージ・カーポートのリフォームをする際に気を付ける点は?
建築確認の申請(確認申請)が必要になる場合があります。
また、車体の大きさに合わせて、最低限必要な駐車スペースの広さを確保することも重要なポイントです。
詳しくはこちらをご覧ください。

カーポートのサイズ・位置のプランニング、商品選びを成功させるためには、外構の施工に精通したリフォーム会社に依頼するのが確実です。
複数のリフォーム会社に現地調査を依頼して、最も提案力のある業者に工事を任せるとよいでしょう。

安全・快適に使える駐車スペースを、ぜひとも実現させましょう。

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