蛇口の水漏れでよくある3つの原因
蛇口から水が漏れる原因は、主に3つ考えられます。
これらの原因を早期に発見し、適切に対処することで、水漏れは解決できます。
パッキンの劣化
蛇口の水漏れでよくある原因の1つが、内部のゴムパッキンの劣化です。
パッキンは、水流や水圧による摩耗で徐々に硬化し、ひび割れが生じます。
特に10年程度使用した蛇口では、ゴムの弾力性が失われて密閉機能が低下するため、吐水口付近から水が漏れやすくなります。
パッキンの劣化を早める主な要因は、次の3つです。
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劣化の兆候がみられたら、ご自身で交換することも可能です。
作業を行う際は、必ず元栓を閉めてください。
パッキンを取り付ける部分の汚れを歯ブラシで落としてから、新しいパッキンを取り付けましょう。
ネジを締めすぎると変形してしまう恐れがあるため、ハンドルを回したときの抵抗感で、締め付け具合を確認してください。
カートリッジの老朽化
カートリッジの老朽化も、蛇口の水漏れの原因としてよく挙げられます。
シングルレバー式の混合栓に内蔵されているカートリッジは、ハンドルの操作に合わせて水量や水温を調節する、とても精密な部品です。
カートリッジの寿命は、使用頻度によっても異なりますが、一般的には3~5年が交換の目安とされています。
特に、硬度の高い水質の地域では、ミネラル成分が内部に蓄積しやすく、可動部分の動きを妨げて劣化を早めます。
劣化が進む主な要因
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交換の際は、メーカー純正品を用意し、レバーを取り外してカートリッジを交換、取り付けます。
専用の工具が必要になる場合もあるため、取扱説明書をよく確認しましょう。
ナットや接続部の緩み
蛇口の水漏れの原因がナットや接続部の緩みである場合、蛇口と給水管をつなぐ部分の経年劣化が考えられます。
毎日使用することで振動が伝わり、水圧が変化するため、接続部が少しずつ緩み、隙間が生じます。
特に古い蛇口や金属製のパーツは、温度変化による膨張や収縮の影響も受けやすく、緩みが進行しやすいです。
次の方法で対処しましょう。
1. 止水栓を閉めて水を止める 2. 工具でナットを時計回りに締める 3. 締めすぎに注意し、水漏れが止まる程度に調整 |
適切な力で締め付けることで、水漏れの再発を防ぐことができます。
ただし、部品そのものが劣化している場合は、交換が必要になることもあります。
無理に修理しようとせず、専門業者に相談することも検討しましょう。
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自分でできるチェックと応急処置
蛇口からの水漏れは、早めに対処すればご自身で修理できることもあります。
まずは水を止めて原因を確認
水漏れをみつけたら、まず最初に元栓を閉めて水を止めましょう。
水道メーターの近くにある「止水栓」を時計回りに回すことで、給水を停止できます。
こうすることで、床が水浸しになったり、家具が傷んだりするなどの二次的な被害を最小限に抑えることができます。
次に、タオルで周辺の水分を拭き取りながら、水漏れしている箇所を特定します。
確認箇所 | ポイント |
---|---|
蛇口本体と壁面パイプの接合部 | ナットの緩みやシールテープの劣化状況 |
ハンドルの根本 | パッキンの破損やバルブ部の不具合 |
吐水口の周辺 | コマの詰まりやサビによる隙間 |
応急処置として、防水テープが役立ちます。
接合部が緩んでいる場合は、テープを螺旋状に巻き付けます。
パッキンの交換が必要な場合や、配管の腐食が確認された場合は、無理に修理をすると状態が悪化してしまうこともあるため、専門業者に依頼することをおすすめします。
パッキンを交換する
適切な工具があればご自身でパッキンを交換できます。
必要な工具は、モンキーレンチ、マイナスドライバー、そして新しいパッキンの3点です。
これらはホームセンターなどで購入できますがパッキンは、パッキンは必ず正規品か互換性のある物を用意してください。
サイズが合わないと、水漏れを解消できない可能性が高いためです。
作業を始める前に、必ず元栓を閉めて、ハンドルを全開にして管内の水を抜いておくことが大切です。
作業が終わったら、元栓をゆっくりと開けて、接続部分から水漏れがないか確認しましょう。
パッキンを交換しても水漏れが続く場合は、カートリッジの故障や蛇口本体の亀裂など別の原因も考えられるため、専門業者に相談するようにしてください。
緩みのある部分を締め直す
蛇口の接続部分に緩みがある場合は、モンキーレンチを使って締め直すことで、水漏れが解消されることがあります。
まず、水漏れしている箇所を特定したら、給水管と蛇口本体をつないでいる六角ナットの部分に工具を当て、時計回りにゆっくりと締めていきましょう。
締めすぎるとネジ山を傷めてしまうため、手で回らなくなる少し手前で止めましょう。
古いシールテープが剥がれている場合は、ナットを外して古いテープを除去します。
新しいテープをねじ山に沿って3~4周巻き付け、最後に指でなじませると密着度が高まります。
接続部を締め直した後に元栓を開けて、水漏れが止まっているか確認してください。
応急処置で対応しつつ、専門業者への相談も検討する
水漏れを見つけたら、まずはご自身でできる応急処置を行うことが大切です。
パッキンの交換や締め直しなど、簡単な修理であれば対応できる場合もあります。
しかし、状況が深刻な場合や、ご自身での対処に不安がある場合は、早めに専門業者に相談することをおすすめします。
適切な判断と迅速な対応が、水道料金の無駄な出費を防ぎ、住まいの二次被害を防ぐためのカギとなります。
応急処置と専門家への相談を上手に組み合わせて、水漏れに対処しましょう。
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