よくある蛇口の水漏れ3つの原因

洗濯機の蛇口からの水漏れは、原因を特定できれば、専門業者に依頼しなくてもご自身で対処できる場合があります。
まずは、具体的な原因と症状をしっかり確認しておき理解しましょう。
パッキンの劣化
洗濯機の蛇口からの水漏れの原因の1つに、パッキンの経年劣化があります。
パッキンとは、蛇口と給水ホースの接続部分に取り付けられたゴム製の部品で、水が漏れないように密着させる役割を果たしているのです。
パッキンの劣化を放置すると、接続部分から水がじわじわと染み出し、蛇口周辺の腐食や床への水損被害につながる可能性があります。
パッキンが劣化する主な要因
水道水に含まれる塩素や紫外線の影響で、パッキンのゴム素材が徐々に硬化したり、ひび割れたりします。
特に洗濯機用の蛇口は常に水圧がかかっているため、通常の水道蛇口よりも劣化が早く進む傾向があります。
パッキンの劣化具合は、次のポイントでチェックできます。
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これらの症状が見られたら、パッキンの交換も検討しましょう。
接続部分の緩みやズレ
洗濯機の蛇口と給水ホースの接続部分が緩んだり、ズレたりすると、その隙間から水が漏れ出すことがあります。
その場合、次のような原因と対策が考えられます。
原因 | 対策 |
---|---|
接続部ナットの緩みやズレ | モンキーレンチを使って締め直す |
ニップル(接続金具)の位置ずれ | 取り付ける角度を調整する |
シールテープの巻き不足 | 時計回りに5〜6回巻き付ける |
壁との接合部の腐食 | 専門業者に修理を依頼 |
ナットは、締めすぎると樹脂製の部品が破損してしまう可能性があるので、手で締めた後に工具で微調整するのがコツです。
月に1回程度を目安に、ナットの緩みをチェックする習慣をつけると、水漏れを予防しやすくなります。
蛇口と給水ホースの相性・接続不良
洗濯機の蛇口と給水ホースの接続不良は、主に次の3つの要因で発生します。
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特に、異なるメーカーの製品を組み合わせる際には注意が必要です。
異なるメーカー製品の組み合わせに注意
異なるブランドの製品を接続する際は、必ず互換性を確認しましょう。
最近では、さまざまなメーカーの製品に対応できるユニバーサルアダプターも市販されていますが、完全に密着しない場合は水漏れのリスクが残ります。
また、 樹脂製のアダプターは、経年劣化で変形しやすいので、金属製のものを選ぶのがおすすめです。
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ご自身でできる応急処置とチェック方法
洗濯機の蛇口から水漏れが発生した場合、すぐに専門業者に連絡する前に、ご自身でできる応急処置を試してみましょう。
ここでは、水漏れを発見した際の初期対応から、接続部の点検方法、パッキン交換の手順まで、具体的な対処法をご紹介します。
まずは元栓を閉める
洗濯機の蛇口から水漏れを発見したら、まず水道の元栓を閉めましょう。
これ以上水が漏れないように、水の供給をストップします。
元栓を閉める具体的な手順は次の通りです。
① 洗濯機の裏や横にある水道管の元栓を探す ② ハンドル式の場合は、右方向(時計回り)に回して止める ⇒ レバー式の場合は、レバーを水流と直角になるように倒す |
元栓を閉めたら、蛇口を開いてホース内に残った水を排出します。
水の流れが完全に止まり、水漏れが収まったことを確認してください。
ただし、元栓が古くて固くなっている場合は、無理に回すと破損するおそれがあるので、専門業者に連絡しましょう。
接続部の確認と締め直し
洗濯機と蛇口の接続部からの水漏れの場合、まずナットに緩みや接続不良がないかを目視で確認します。
給水ホースと蛇口をつなぐニップル部分に隙間がないか、ナットがしっかり締まっているかを、チェックしましょう。
① 蛇口の元栓を閉めた状態で、接続部のナットを手で軽く回す ② モンキーレンチを使う場合は、ナットを時計回りに4分の1~2分の1回転程度締め直す ③ 接続部のズレを修正し、ニップルが正しい角度で取り付けられているか確認する |
工具を使う際は、金属部分に布などを巻いて保護すると、傷つきを防止できます。
締め直しが終わったら元栓を開け、10分ほど様子を見てください。
接続部周辺に水滴が付着している場合は、乾いた布で拭き取りながら、水漏れ箇所を特定しましょう。
もし、適切に締め直しても水漏れが改善しない場合は、パッキンの劣化や部品の破損が考えられます。
無理に力を加え続けると、蛇口本体を傷つけてしまう可能性もあるため、専門業者に相談するのがおすすめです。
パッキン交換
パッキンの劣化が原因で水漏れしている場合は、パッキンを交換することで症状が改善されます。
必要な道具は、モンキーレンチと新しいパッキン(三角パッキン)で、ホームセンターなどで購入できます。
また、パッキンは必ず互換性のあるものを用意しましょう。
交換の手順は次のとおりです。
① 水道の元栓を閉めて、蛇口の中に残った水をに排出する ② ハンドル上部のビスを反時計回りに回して外す ③ ナットを緩めて、古いパッキンを取り出し、新しいパッキンと交換する ④ 手で回せなくなるまでナットを締め、さらに半回転程度締め付ける |
作業が終わったら、必ず元栓を開けて水漏れがないか確認してください。
パッキンは定期的に交換すると安心です。
解決しない場合は早めに専門業者に相談しよう
水漏れの原因が特定できない場合や、ご自身で応急処置をしても解決しない場合は、早めに専門業者に相談することをおすすめします。
応急処置の範囲を超えてご自身で修理しようとすると、かえって状態が悪化したり、水道管の破裂や大規模な水漏れにつながるリスクもあります。
専門業者であれば、適切な診断と修理を行い、根本的な解決策を提案してくれます。
修理費用を抑えるためにも、症状が軽いうちに早めに相談するようにしましょう。
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