置くだけのタイプのウッドデッキの主なデメリット
置くだけタイプのウッドデッキは手軽さが魅力ですが、実際に使用する前に知っておきたいデメリットもあります。
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これらの課題を事前に理解しておくと、設置後の「こんなはずじゃなかった」という後悔を防げます。
購入を検討するうえで、デメリットを把握し対策を考えておくことが大切です。
ずれや段差ができやすく安定感に欠ける
置くだけタイプのウッドデッキは、地面との固定が不十分なため、安定性に関するさまざまな問題が生じやすくなります。
地面の上に直接設置するため、基礎部分が安定せず、少しの衝撃でずれたり傾いたりするリスクがあるのです。
特に柔らかい地盤の場合、時間が経つにつれてデッキが徐々に沈み込み、部分的な沈下によってデッキ表面に段差や凹凸ができ、歩くときに足を取られるおそれもあります。
また、土台がない構造ではデッキ全体の水平を保つのが難しい傾向があります。
連結部分の緩みや木材の反りも加わり、使用中のガタつきや不安定感が増してしまうでしょう。
このような安定感の欠如は、日々の暮らしの中での安全に関わる問題につながる可能性も否定できません。
強風や振動で動くリスクがある
置くだけタイプのウッドデッキは基礎工事を行わないため、強風や振動に対する固定力が不十分になりがちです。
台風や突風が吹いた際には、軽量なデッキが飛ばされたり倒れたりして、自宅だけでなく近隣に影響を与えるおそれもあります。
地震の揺れや、大人数で利用したときの重みによって、デッキ全体が予期せず動いてしまう可能性も考えられます。
お子さんが飛び跳ねたり、複数人で同時に歩いたりしたときも、固定が甘いとデッキがずれてしまうことがあり、安全面で注意が必要です。
マンションのベランダなど高層階に置く場合、特に強風の影響を受けやすいため、台風時の飛散防止対策は欠かせません。
近隣への配慮として、振動や騒音を防ぐための適切な固定方法を検討することも大切です。
下にゴミや雑草が入り込みやすい
置くだけタイプのウッドデッキは地面との間に隙間ができるため、風で運ばれた落ち葉や食べかす、小石などが溜まりやすいという特徴があります。
溜まったゴミは、虫の発生源や嫌な臭いの原因となることも。
隙間には光が届きやすく、水はけも悪くなりがちで、雑草が生えやすい環境にもなります。
生えてきた雑草をそのままにしておくと、種を落としてさらに繁殖し、デッキの表面まで伸びてくる場合もあります。
床下に入り込んだゴミや湿気は、デッキ材の腐食や劣化を進めてしまうおそれがあります。
定期的な掃除や草むしりが必要になり、手軽さが魅力の置くだけタイプにとって、大きな負担となりかねません。
長期使用では耐久性が不安
置くだけタイプのウッドデッキは手軽さが魅力ですが、長く使うことを考えると耐久性の面で不安が残ります。
通常のウッドデッキは、天然木で5~15年、人工木なら10~15年程度の耐用年数が期待できますが、置くだけタイプは劣化が早く進む傾向にあります。
基礎工事を行わない簡易な構造のため、地面からの湿気や雨水の影響を受けやすく、木材の反りや腐食が通常よりも早く発生しやすくなります。
人工木であっても、直射日光による紫外線劣化や連結部品の緩みが原因で、5年ほどでガタつきや変形が目立ってくるケースもあります。
修理や部分的な交換がしにくい構造のものが多く、一箇所に問題が起きると全体を交換せざるを得ないのも課題の一つです。
長期的な使用を考えている場合は、この点を十分に検討する必要があるでしょう。
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デメリットを少しでも減らす工夫
置くだけタイプのウッドデッキのデメリットは、いくつかの工夫で軽減することが可能です。
設置前の準備から固定方法まで、簡単な対策をすることで安定性や耐久性がぐっと向上します。
特に重要なのは、地面の整備と適切な固定具の活用です。
連結パーツやすべり止めで安定させる
置くだけタイプのウッドデッキの安定性は、便利なパーツを活用することで大きく改善できます。
まず大切なのが、デッキパネル同士の連結です。
専用の連結金具やクリップを使ってパネルをしっかり固定すれば、歩いたときのガタつきや段差の発生を軽減できます。
地面との接地面には、滑り止めマットやゴム製のパッドを敷きましょう。
これらのアイテムが摩擦力を高め、デッキが横にずれたり不意に動いたりするのを防いでくれます。
特に樹脂製のパッドは耐久性が高く、長く安定した効果が期待できます。
さらに強風対策として、アンカーピンやペグを併用するのも有効です。
地面に打ち込むことでデッキ全体の固定力が上がり、台風のような強い風が吹いても飛ばされるリスクを減らせるでしょう。
設置前に地面やベランダをきれいにしておく
置くだけタイプのウッドデッキを安定して設置するためには、事前の清掃と地面の整備が欠かせません。
地面が土の場合は、小石や落ち葉、雑草をきれいに取り除き、デッキが沈み込まないよう地面を平らに固めておくことが大切です。
ベランダに設置する際は、床面の汚れや水分を丁寧に拭き取り、排水口周りに詰まりがないか確認しましょう。
湿気がこもるとカビや腐食の原因になるため、水はけをよくしておくことがポイントです。
地面やベランダの凹凸は、設置後のガタつきや傾きの直接的な原因となります。
水平器で平らかどうかを確認し、必要であれば砂利や調整材で修正しておくと、デッキの安定性が向上しやすくなります。
この一手間が、長く快適にウッドデッキを使うことにつながるでしょう。
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置くだけのタイプのウッドデッキの主なメリット
置くだけタイプのウッドデッキには、従来の固定式とは異なる魅力的な特徴があります。
特に初めてウッドデッキを検討される方や、賃貸住宅にお住まいの方には知っておいていただきたい利点ばかりです。
ここからは、具体的なメリットを詳しく見ていきましょう。
工事不要で手軽に設置できる
置くだけタイプのウッドデッキは、基礎工事や専門業者への依頼が不要で、とても手軽に設置できるのが魅力です。
地面や床に置くだけで使えるため、特別な施工や専門的な技術はいりません。DIY初心者の方でも、短時間で設置を完了できます。
部材は軽くて持ち運びしやすく、ジョイント部品で簡単に連結できる構造になっています。
電動工具や特殊な道具を使わずに組み立てられるため、女性一人でも比較的作業を進めやすいでしょう。
賃貸住宅やマンションのベランダでも安心して設置でき、移動や撤去が簡単なため原状回復にも対応可能です。
設置作業だけであれば1日程度で終わることが多く、忙しくて時間が取れない方にとっても理想的な選択肢といえます。
賃貸や短期間の利用に向いている
置くだけタイプのウッドデッキは、賃貸住宅にお住まいの方にとって特に大きなメリットがあります。
賃貸では退去時に原状回復が必須ですが、置くだけタイプなら床に固定しないので、撤去時に跡が残りにくいため安心です。
転勤や引越しが多いご家庭でも、移設や撤去が簡単にできるのは嬉しいポイントでしょう。
従来の固定式のように専門業者に頼む必要もなく、短期間の利用でもコストを抑えられます。
季節限定での使用や、一時的なイベントで使うのにもぴったりです。
夏場のプール遊びや秋のガーデニングなど、必要なときだけ設置して、使わない時期は片付けておけるため、ベランダスペースを有効に活用できます。
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メリット・デメリットを比較してわかること
置くだけタイプのウッドデッキのメリットとデメリットを整理すると、どんな方に合っているかが見えてきます。
ここからは利用シーンや優先したいポイント別に、置くだけタイプと固定式それぞれの特徴を比較していきましょう。
気軽さを重視するならメリットがある
置くだけタイプのウッドデッキは、専門業者への依頼や基礎工事が不要で、週末の数時間で完成させられる手軽さが最大の魅力です。
商品が届けばすぐに設置できるため、業者選びや現場調査、見積もりといった手間のかかる工程を省くことができます。
転勤が多い方や賃貸住宅にお住まいの方にとって、撤去時に原状回復できる利便性は、他の選択肢にはない大きなメリットといえるでしょう。
地面に置くだけなので専門的なスキルも必要なく、DIY初心者でも安心して取り組めます。
季節限定での利用や短期間のイベント用途では、設置と撤去の簡単さがコストと手間の両面で有利になりやすいです。
工事費もかからず、数万円程度の商品代金だけで済むため、気軽にウッドデッキのある暮らしを試してみたい方には理想的な選択肢といえます。
長く快適に使いたいなら固定式も検討を
置くだけタイプのウッドデッキは手軽に設置できる魅力がある一方で、耐久性は固定式に及ばないという側面も考慮する必要があります。
特に10年以上の長期使用を考えている場合、安定性や構造の強度の面で不安を感じる場合があります。
固定式ウッドデッキは施工費を含めると数十万円から百万円以上の初期費用がかかります。
しかし、基礎工事でしっかり固定されるため、構造の安定性や耐候性に優れています。
毎日のように利用する予定がある方や、家族構成の変化に長く対応したい方には、トータルコストで考えると固定式のほうが結果的にお得になるケースもあります。
使用頻度や設置環境、ご家族のライフスタイルを総合的に考え、どちらがご家庭に合っているか、じっくり考えて選ぶことが大切です。
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置くだけのウッドデッキはデメリットを踏まえて選ぼう
置くだけタイプのウッドデッキは、不安定さや、強風などにより動いてしまうリスクなど、デメリットがあります。
しかし、設置や撤去の手軽さが大きな魅力でもあります。
本記事で解説したデメリットのリスクを軽減する工夫も踏まえて、使用頻度や設置環境、ご家族のライフスタイルを総合的に考え選ぶことが大切です。
ご自身の住まいに合ったウッドデッキを選択することで、豊かな暮らしを手に入れましょう。
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