ウッドデッキにつける目隠しフェンスの選び方
ウッドデッキが周囲から見える構造の場合、目隠しフェンスをつけることで過ごしやすくなります。
目隠しフェンスを選ぶときは、次の3つの要素に注目してください。
1.フェンスの高さ
2.フェンスの素材
3.フェンスの種類
それぞれの選び方について、解説します。
1.フェンスの高さ
フェンスの高さは80~160cmほどが一般的です。
80cm程度のフェンスでは、目隠し効果はほとんどありません。
1階のリビングに掃き出し窓を通じてつながるウッドデッキを設置する場合なら、フェンス越しにリビングの中も見えてしまうことがあります。
一方で、日光を遮らないため、ウッドデッキ内も室内も明るさを確保できる点はメリットです。
目隠し効果ではなく、転落防止や布団干しの用途でフェンスをつけたいときには、80cm程度がよいでしょう。
120cm程度あれば、ウッドデッキで座ってお茶をしても、顔が見えない程の目隠し効果を期待できます。
お子さんの遊び場としてウッドデッキを使うときも、120cm程度で十分かもしれません。
160cmのフェンスの場合、大人の方が立ち歩いても外からは顔が見えにくくなります。
1階のリビングに設置するときもリビング内が丸見えにならないため、目隠し効果は高いと言えるでしょう。
ただし、ウッドデッキが狭い場合は、かなり圧迫感があるかもしれません。
また、フェンスを隣家との境界線近くに設置すると、隣家の日当たりに影響を与えることがあるため、注意しましょう。
2.フェンスの素材
フェンスの代表的な素材として、次の3つが挙げられます。
1.金属 2.天然木材 3.人工木材 |
金属の中でもアルミ製なら、軽くてサビないため、メンテナンスが簡単です。
ただ、カジュアルな印象があるため、違う雰囲気をお好みの方は鋳物製を選んでみてはいかがでしょうか。
鋳物製は金属の中でもとりわけ高級感があり、しかもサビないためメンテナンスが簡単です。
ナチュラルな風合いを求める方には、天然木材がおすすめです。
経年変化を楽しめるだけでなく、ウッドデッキの木材と同じ種類を選べば、統一感のあるスタイリッシュな空間が仕上がります。
ただし、腐食しやすく、虫がつきやすい点はデメリットです。
腐食や虫害を避けたい方は、人工木材がよいかもしれません。
天然木材と比べると風合いが落ちますが、雨や虫などで腐ることはないため、長持ちします。
また、ナチュラルな木材のカラーだけでなく、白や黒、オレンジなどカラーバリエーションが豊富な点も特徴です。
3.フェンスの種類
フェンスの種類には、細長い板が縦や横に並んだもの、メッシュ(格子状)のものなどがあります。
縦に並んだタイプは短い板を組み合わせるだけでフェンスを作れるため、横に並んだタイプよりも安価な傾向にあります。
メッシュ状のものは材料が増えるため、少々割高なこともあるようです。
つる性の植物と合わせたいときは、メッシュの中でも隙間の多いラティスタイプを選ぶとよいでしょう。
板と板の隙間が広いと、ウッドデッキが開放感のある雰囲気になるだけでなく、採光性・通風性も高まります。
ただ、外から丸見えになり目隠し効果は低いのでプライバシーを重視したい場合は、板と板の隙間が少ないタイプがおすすめです。
ウッドデッキに目隠しフェンスをつけるメリット
ウッドデッキに目隠しをつけなくてはいけないわけではありません。
道路から丸見えになるときは目隠しフェンスをつけるほうがよいでしょう。
ウッドデッキに目隠しフェンスをつけるメリットについて、見ていきましょう。
1.プライバシーを守れる
十分な高さのフェンスをつけることで、プライバシーを守り、ウッドデッキで過ごしやすくなります。
また、ウッドデッキと屋内がつながっている場合は、屋内も見えにくくなるでしょう。
2階以上にウッドデッキを作るときも、ある程度の高さのフェンスがあることで、周囲のベランダや窓からの視線を遮れます。
居心地よい空間を作るためにも、フェンスの設置を検討してみてくださいね。
2.ウッドデッキからの落下を防げる
1階にウッドデッキを設置する場合でも、いくらか段差が生じます。
誤って落ちてしまうケガをすることもあるため、フェンスで囲っておくほうが安心でしょう。
また、植木鉢やプランターなどをウッドデッキに置く場合も、フェンスを設置することで落下しにくくなります。
土が入った容器が落下すると後片付けが大変なので、フェンスを設置しておきましょう。
3.日除け対策になる
目隠しフェンスをつけることで日陰ができ、日除け対策ができます。
高いフェンスなら日陰の面積も広くなり、より日除け効果を高められるでしょう。
室内に直射日光が入ってくるのが気になるときは、ウッドデッキに高めのフェンスを設置することも検討してみましょう。
ウッドデッキが部屋とフェンスの間に入ることで、圧迫感が減り、なおかつ通気性もアップします。
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ウッドデッキに目隠しフェンスをつける際の注意点
ウッドデッキに目隠しフェンスをつけるときは、注意が必要なこともあります。
詳しく注意点について、解説します。
ウッドデッキや庭全体が狭く見えることがある
フェンスをつけると開放感が失われ、ウッドデッキや庭全体が狭く見えることがあります。
特に高いフェンスを取りつけるときや、ウッドデッキが狭すぎるときは、ウッドデッキがさらに狭く見えやすいことを念頭に置いておきましょう。
風通し・日当たりが悪くなることがある
フェンスをつけることで、風通しや日当たりが悪くなるケースもあります。
気になるときは、隙間が多く、なおかつ低めのフェンスを選びましょう。
また、金属製のメッシュ素材のフェンスなら、目隠し効果は低いですが日光を遮りすぎないため、明るさを確保しやすくなります。
フェンスに求める効果(目隠し、日除けなど)と維持したい環境(通気性のよさ、日当たりのよさなど)を書き出し、フェンスの高さ・素材・種類を決めてください。
ウッドデッキの目隠しフェンスをおしゃれにするアイデア5選
目隠しフェンスをつけることで、ウッドデッキをさらにおしゃれに、より快適に仕上げることができるでしょう。
おしゃれと快適さを両立させるアイデアをご紹介します。
1.白いフェンスで明るさを確保
フェンスが高いと目隠し効果は高まりますが、ウッドデッキや屋内が暗くなってしまうのが不安……という場合は、白いフェンスがおすすめです。
明るい印象に仕上がるため、高さがあっても圧迫感が少なく、快適に過ごせます。
>> この事例の詳細はこちら2.パーゴラ屋根で完成するプライベート空間
よりプライバシーを守れる空間にするなら、ウッドデッキ全体を高いフェンスとパーゴラ屋根で囲ってみてはいかがでしょうか。
なお、パーゴラ屋根とは、つる科の植物を絡ませるための屋根で、雨を遮る効果はありませんが、視界や紫外線を避ける効果があります。
>> この事例の詳細はこちら3.ヒノキの香りで癒しの空間
天然木材にこだわるなら、ヒノキなどの香りのよい木もおすすめです。
ふんわりと香りが漂い、癒しの空間に仕上がります。
また、フェンスとウッドデッキを同系色の木材で揃えると、統一感のあるスペースが完成します。
4.パラソルと白木で仕上げるリゾート空間
南国のリゾートのような空間を目指すなら、パラソルを取りつけてみてはいかがでしょうか。
フェンスの素材は白色系の木材(人工木材)を選ぶと、より開放感のある明るい空間に仕上がります。
また、ライトをつけると、夜のプールサイドのようなスタイリッシュな印象になります。
ウッドデッキで過ごしやすくなるだけでなく、室内から見るだけでも楽しめるでしょう。
>> この事例の詳細はこちら5.統一感のある木製フェンス
目隠しフェンスの素材は、ウッドデッキと統一感のあるものを選ぶとおしゃれに見えます。
色味も統一すると、さらに洗練された空間になるでしょう。
フェンスの隙間が気になるときは、簾(すだれ)を使うのもおすすめのアイデアです。
ウッドデッキで過ごすときだけ簾を下ろせば、高い通気性を維持しつつ、目隠し効果も得られます。
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目隠しフェンスでウッドデッキを使いこなそう
「人目が気になるから……」と、ウッドデッキをあまり活用できていない場合は、目隠しフェンスをつけてみてはいかがでしょうか。
高さや素材、色味を選ぶことで、圧迫感を減らして目隠し効果を高められます。
また、フェンスには落下防止や日除けの効果もあります。
より快適で楽しい家にするためにも、ウッドデッキのフェンスについて検討してみてくださいね。
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