ウッドデッキに基礎が必要な理由
ウッドデッキを設置する際、基礎工事は見た目以上に重要な役割を果たしています。
適切な基礎があることで、デッキの安定性や耐久性が大きく左右されるからです。
安定感を出して安全に使える
ウッドデッキを安全に使い続けるためには、基礎による安定性の確保が欠かせません。
基礎の作り方が、完成後の安全性を左右する最も重要な要素なのです。
適切な基礎工事により、次の3つのポイントで安定感を実現します。
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束石はウッドデッキを支える大切な役割を担い、デッキ全体の基準となる重要な部材です。
土台部分で水平をしっかりとることで、毎日安心して使える安定したデッキが完成します。
基礎工事に丁寧に取り組むことで、長期間にわたって安全で快適なウッドデッキライフを楽しめるでしょう。
水はけや湿気対策にもつながる
ウッドデッキの基礎は、構造の安定性だけでなく湿気対策においても大切な役割を果たします。
適切な基礎工事をおこなうことで、木材を長持ちさせやすくなるのです。
基礎石や束柱を設置すると、地面から床板までに十分な空間が生まれて通気性が高まり、木材を長持ちさせやすくなるのです。
この空間が湿気の停滞を防ぎ、木材の腐食やカビの発生を抑えます。
湿気は木材が腐食する大きな原因になるため、通気性の確保はウッドデッキを長持ちさせるうえで欠かせません。
基礎の高さと適切な勾配設定も、忘れてはならないポイントです。
水はけ、害虫対策に効果的な方法
1~2度の傾斜をつけると雨水が自然に排水され、デッキ下に水が溜まるのを防げます。
さらにウッドデッキの下に砂利を敷けば、水はけ対策がより一層強化されるでしょう。
地面との距離を確保することは、土からの湿気を遮断するだけでなく、シロアリなどの害虫が侵入するのを防ぐ効果も期待できます。
このように基礎工事は、デッキを長持ちさせるための総合的な湿気・害虫対策としても機能するのです。
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ウッドデッキの基礎の種類と特徴

ウッドデッキの基礎工法は主に3種類あり、それぞれに異なる特徴があります。
各工法の詳しい特徴と適用場面を見ていきましょう。
コンクリートブロック:手軽だけどズレやすい
コンクリートブロックは、ウッドデッキの基礎として最も手軽で経済的な選択肢の一つです。
ホームセンターで安価に購入でき、特別な工具もいらないため、DIY初心者の方でも気軽に試せます。
その一方で、地面との固定力が弱いという大きな弱点も抱えています。
土の上に直接置くだけでは沈下や横ずれが起こりやすく、時間が経つにつれてデッキ全体が傾いたり、地面が平坦でない場所では、水平を保つのが難しくなります。
ブロック下に隙間ができると不安定になり、安全面でのリスクも高まるため、モルタルで固定したり、砕石で地盤を改良したりして安定性を向上させましょう。
束石:バランスがよく長持ちしやすい
束石は、ウッドデッキの基礎として非常にバランスの取れた工法です。
コンクリート製の束石と束柱を組み合わせることで、コストを抑えながらも十分な耐久性を確保できます。
DIY初心者でも扱いやすく、羽子板付きの束石を選べば束柱の固定も簡単です。
束石で地面から適切な高さを保つことで、湿気や雨水から木材を守り、通気性も確保できるのが大きなメリットといえるでしょう。
調整式の束柱と組み合わせれば、地面のわずかな凹凸にも対応でき、水平調整が容易になる点も魅力です。
基本的に900mm間隔で設置するため材料費も抑えやすく、長期間にわたって安定した使用が可能になります。
初期コスト・施工性・耐久性のすべてを考慮すると、最もコストパフォーマンスに優れた選択肢といえるでしょう。
コンクリートを打設:手間はかかるが安心感が高い
コンクリート打設は、地面に穴を掘って型枠を設置し、コンクリートを流し込んで独立した基礎を作る、最も本格的な工法です。
地面の整地からコンクリート打設まで約1~2週間の工期が必要で、専門的な知識と技術が求められるでしょう。
施工の手間とコストは他の工法より大幅にかかりますが、地盤にしっかり固定されるため、優れた耐久性を発揮しやすいのが特長です。
コンクリート布基礎工法は強度が高く、地震などの揺れにも強いというメリットがあります。
一度設置すると位置の変更が難しく、小規模なデッキには少し大がかりになりがちです。
しかし軟弱な地盤や大型デッキ、災害時の安全性を重視する場合には、他の工法では得られない長期的な安定性と安心感を得やすいです。
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基礎を選ぶときのポイント
ウッドデッキの基礎選びは、設置場所の環境や使用期間、ライフスタイルによって最適な基礎工法は大きく変わります。
ご家族の構成や将来の計画まで考慮に入れると、後悔のない基礎選びができるでしょう。
庭やベランダなど設置場所の環境を考える
ウッドデッキの基礎を選ぶ際は、まず設置場所の環境をきちんと把握することが大切です。
土の地面に設置 |
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ベランダなどコンクリート面 |
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日当たりや風通しが悪い場所では、湿気対策を最優先で検討してください。
束石工法で地面から十分な高さを確保し、湿気がこもりにくい構造にすれば、木材の腐食やカビの発生を抑えやすくなります。
設置環境に合わせた適切な基礎選びが、長く安全に使えるウッドデッキづくりの第一歩となるのです。
使いたい期間やライフスタイルに合わせる
ウッドデッキをどのくらいの期間、どのように使いたいかによっても、最適な基礎は変わってきます。
短期間の利用 将来的に場所を変える |
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長期間安定して使いたい |
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ご家族の構成や年齢も、大切な判断材料です。
小さなお子様がいるご家庭では安全性を重視し、ご高齢の方がいる場合はバリアフリーを意識した高さ設定が大切です。
基礎部材の中には高さや角度を、設置場所の状況に合わせて調整できるものもあります。
将来的にデッキを広げたり模様替えしたりする可能性があるなら、調整式の束柱を使ったシステムが便利です。
逆に、一度作ったら変更する予定がない場合は、メンテナンスの手間が少ない固定式の基礎で、長期的な安定性を確保するとよいでしょう。
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適切なウッドデッキの基礎を選び、心地よい空間作りを
ウッドデッキの基礎の重要性や、3つの種類を解説しました。
ウッドデッキの基礎は、家族構成や、ウッドデッキの使途により、適した方法があります。
環境や使途に合う基礎選びで、安全安心なウッドデッキのある住まいを楽しんでくださいね。
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