ウッドデッキの基礎はどうする?種類ごとの特徴と選び方のポイント

更新日:2025年09月25日

ウッドデッキの基礎はどうする?種類ごとの特徴と選び方のポイント

ウッドデッキを作りたいけれど、どんな基礎にすればよいか迷っていませんか。基礎選びは安全性と耐久性を左右する重要なポイントです。コンクリートブロック、束石、コンクリート打設にはそれぞれメリット・デメリットがあります。
この記事では各基礎工法の特徴と、あなたの設置環境や使用期間に最適な選び方を詳しく解説します。

ウッドデッキに基礎が必要な理由

ウッドデッキを設置する際、基礎工事は見た目以上に重要な役割を果たしています。
適切な基礎があることで、デッキの安定性や耐久性が大きく左右されるからです。

安定感を出して安全に使える

ウッドデッキを安全に使い続けるためには、基礎による安定性の確保が欠かせません。
基礎の作り方が、完成後の安全性を左右する最も重要な要素なのです。

適切な基礎工事により、次の3つのポイントで安定感を実現します。

  • 束石と束柱の正確な配置による荷重の均等分散
  • 水平器を使った精密な高さ調整で床面の水平性を確保
  • 適切な束柱間隔設定による横揺れや振動の抑制
  • 束石はウッドデッキを支える大切な役割を担い、デッキ全体の基準となる重要な部材です。
    土台部分で水平をしっかりとることで、毎日安心して使える安定したデッキが完成します。

    基礎工事に丁寧に取り組むことで、長期間にわたって安全で快適なウッドデッキライフを楽しめるでしょう。

    水はけや湿気対策にもつながる

    ウッドデッキの基礎は、構造の安定性だけでなく湿気対策においても大切な役割を果たします。
    適切な基礎工事をおこなうことで、木材を長持ちさせやすくなるのです。

    基礎石や束柱を設置すると、地面から床板までに十分な空間が生まれて通気性が高まり、木材を長持ちさせやすくなるのです。
    この空間が湿気の停滞を防ぎ、木材の腐食やカビの発生を抑えます。

    湿気は木材が腐食する大きな原因になるため、通気性の確保はウッドデッキを長持ちさせるうえで欠かせません。
    基礎の高さと適切な勾配設定も、忘れてはならないポイントです。

    水はけ、害虫対策に効果的な方法

    1~2度の傾斜をつけると雨水が自然に排水され、デッキ下に水が溜まるのを防げます。
    さらにウッドデッキの下に砂利を敷けば、水はけ対策がより一層強化されるでしょう。

    地面との距離を確保することは、土からの湿気を遮断するだけでなく、シロアリなどの害虫が侵入するのを防ぐ効果も期待できます。
    このように基礎工事は、デッキを長持ちさせるための総合的な湿気・害虫対策としても機能するのです。

    ウッドデッキ基礎について
    専門業者に相談したい!/
    無料!
    リフォーム会社一括見積もり依頼 ▶

    ウッドデッキの基礎の種類と特徴

    ウッドデッキの基礎としては3種類、コンクリートブロック、束石、コンクリートを打設ある

    ウッドデッキの基礎工法は主に3種類あり、それぞれに異なる特徴があります。
    各工法の詳しい特徴と適用場面を見ていきましょう。

    コンクリートブロック:手軽だけどズレやすい

    コンクリートブロックは、ウッドデッキの基礎として最も手軽で経済的な選択肢の一つです。
    ホームセンターで安価に購入でき、特別な工具もいらないため、DIY初心者の方でも気軽に試せます。

    その一方で、地面との固定力が弱いという大きな弱点も抱えています。

    土の上に直接置くだけでは沈下や横ずれが起こりやすく、時間が経つにつれてデッキ全体が傾いたり、地面が平坦でない場所では、水平を保つのが難しくなります。

    ブロック下に隙間ができると不安定になり、安全面でのリスクも高まるため、モルタルで固定したり、砕石で地盤を改良したりして安定性を向上させましょう。

    束石:バランスがよく長持ちしやすい

    束石は、ウッドデッキの基礎として非常にバランスの取れた工法です。

    コンクリート製の束石と束柱を組み合わせることで、コストを抑えながらも十分な耐久性を確保できます。
    DIY初心者でも扱いやすく、羽子板付きの束石を選べば束柱の固定も簡単です。

    束石で地面から適切な高さを保つことで、湿気や雨水から木材を守り、通気性も確保できるのが大きなメリットといえるでしょう。
    調整式の束柱と組み合わせれば、地面のわずかな凹凸にも対応でき、水平調整が容易になる点も魅力です。

    基本的に900mm間隔で設置するため材料費も抑えやすく、長期間にわたって安定した使用が可能になります。
    初期コスト・施工性・耐久性のすべてを考慮すると、最もコストパフォーマンスに優れた選択肢といえるでしょう。

    コンクリートを打設:手間はかかるが安心感が高い

    コンクリート打設は、地面に穴を掘って型枠を設置し、コンクリートを流し込んで独立した基礎を作る、最も本格的な工法です。
    地面の整地からコンクリート打設まで約1~2週間の工期が必要で、専門的な知識と技術が求められるでしょう。

    施工の手間とコストは他の工法より大幅にかかりますが、地盤にしっかり固定されるため、優れた耐久性を発揮しやすいのが特長です。
    コンクリート布基礎工法は強度が高く、地震などの揺れにも強いというメリットがあります。

    一度設置すると位置の変更が難しく、小規模なデッキには少し大がかりになりがちです。
    しかし軟弱な地盤や大型デッキ、災害時の安全性を重視する場合には、他の工法では得られない長期的な安定性と安心感を得やすいです。

    ウッドデッキ基礎について
    専門業者に相談したい!/
    無料!
    リフォーム会社一括見積もり依頼 ▶

    基礎を選ぶときのポイント

    ウッドデッキの基礎選びは、設置場所の環境や使用期間、ライフスタイルによって最適な基礎工法は大きく変わります。
    ご家族の構成や将来の計画まで考慮に入れると、後悔のない基礎選びができるでしょう。

    庭やベランダなど設置場所の環境を考える

    ウッドデッキの基礎を選ぶ際は、まず設置場所の環境をきちんと把握することが大切です。

    土の地面に設置
  • 排水性の確保と地盤沈下への対策が重要

  • 基礎石(束石)を使った独立基礎で地面から高さを出す

  • 砕石を敷いて水はけをよくする
  • ベランダなどコンクリート面
  • 荷重制限や防水層への影響を考慮する必要がある

  • 軽量な樹脂束やアルミ製の部材を選べば、建物への負担を軽くすることが可能
  • 日当たりや風通しが悪い場所では、湿気対策を最優先で検討してください。
    束石工法で地面から十分な高さを確保し、湿気がこもりにくい構造にすれば、木材の腐食やカビの発生を抑えやすくなります。

    設置環境に合わせた適切な基礎選びが、長く安全に使えるウッドデッキづくりの第一歩となるのです。

    使いたい期間やライフスタイルに合わせる

    ウッドデッキをどのくらいの期間、どのように使いたいかによっても、最適な基礎は変わってきます。

    短期間の利用
    将来的に場所を変える
  • 移設しやすいブロック基礎
  • 直置きできる部材
  • 長期間安定して使いたい
  • しっかりとしたコンクリート基礎
  • 束石を使った独立基礎
  • ご家族の構成や年齢も、大切な判断材料です。
    小さなお子様がいるご家庭では安全性を重視し、ご高齢の方がいる場合はバリアフリーを意識した高さ設定が大切です。

    基礎部材の中には高さや角度を、設置場所の状況に合わせて調整できるものもあります。
    将来的にデッキを広げたり模様替えしたりする可能性があるなら、調整式の束柱を使ったシステムが便利です。
    逆に、一度作ったら変更する予定がない場合は、メンテナンスの手間が少ない固定式の基礎で、長期的な安定性を確保するとよいでしょう。

    ウッドデッキ基礎について
    専門業者に相談したい!/
    無料!
    リフォーム会社一括見積もり依頼 ▶

    適切なウッドデッキの基礎を選び、心地よい空間作りを

    ウッドデッキの基礎の重要性や、3つの種類を解説しました。

    ウッドデッキの基礎は、家族構成や、ウッドデッキの使途により、適した方法があります。

    環境や使途に合う基礎選びで、安全安心なウッドデッキのある住まいを楽しんでくださいね。

    ウッドデッキ基礎について
    専門業者に相談したい!/
    無料!
    リフォーム会社一括見積もり依頼 ▶
    リフォーム費用は比較で安くなる! 最大50%DOWN 簡単30秒 見積もり件数No.1 無料リフォーム会社一括見積もり依頼 カスタマーサポートがびったりの会社をご紹介
    このエントリーをはてなブックマークに追加

    SNSでもお役立ち情報をお届け中!

    公式LINEアカウントはこちらあ
    公式Instagramアカウントはこちら

    ウッドデッキのおすすめ記事

    • ウッドデッキ掃除の基本|キレイを保つためのコツとポイント

      ウッドデッキの汚れやカビが気になっているけれど、どうやって掃除すればいいか分からずお困りではありませんか。実は材質に合った正しい方法で掃除すれば、美しさと安全性を長期間保てます。 この記事では基本的な掃除手順から頑固な汚れの対処法、掃除後のメンテナンスまで解説します。

    • 【DIY】ウッドデッキは自分で作れる!?手順や必要なモノをご紹介

      バーベキューをしたり、ガーデニングをしたり、陽の当たる第2のリビングとして人気の高いウッドデッキ。土台を作ったりするから、とてもDIYでは……と思いがちですが、ちょっと頑張れば誰でも作ることができます! ここではウッドデッキのDIYする手順からおすすめ商品までご紹介しています。 お庭の活用術が気になる方やDIYが好きな方は是非ご覧ください。

    • 【素材別】ウッドデッキの掃除方法と注意点

      素敵なウッドデッキも、日々の汚れで本来の魅力が失われがちです。実は素材によって最適な掃除方法が異なり、間違った方法では逆効果になることも。 人工木と天然木それぞれの特性に合わせた効果的な清掃方法と、使用すべき洗剤や道具をご紹介します。

    • ウッドデッキのDIYでよくある5つの失敗|後悔しないためのコツ

      ウッドデッキのDIYに挑戦したものの、サイズ設計や素材選びで失敗して後悔する方は少なくありません。失敗しない施工には、用途に合わせた計画と、適切な材料選びが重要です。 この記事では、実例をもとにウッドデッキでよくある5つの失敗例と対策をご紹介します。設計のポイントや素材選びのコツまで、後悔しない施工のためのノウハウを解説していきます。

    • 【ウッドデッキ】屋根をつけるメリットがいっぱい!注意点も解説

      ウッドデッキに「屋根」を付けることで、雨よけになる・強い日差しを避けられるなど、さまざまなメリットがありますが、反面、デメリットがあるのも正直なところ。 屋根付きのウッドデッキにしたい場合は、その両方の点を比較することが大切です。 本記事では、ウッドデッキに屋根を付ける際のサイズ目安や注意点、おすすめの素材についてご紹介します。

    リショップナビは3つの安心を提供しています!

    • ご希望にあった会社をご紹介!

      お住まいの地域に近く・ご希望のリフォーム箇所に対応が可能という基準を元に、厳選した会社をご紹介。可能な限り、ご要望にお応えできるように対応致します。

    • しつこい営業電話はありません!

      紹介する会社は、最大で5社まで。また、連絡を希望する時間帯をお伝え頂ければ、しつこい営業電話をすることはありません。

    • 見積もり後のフォローも致します

      ご紹介後にご不明点や依頼を断りたい会社がある場合も、お気軽にご連絡ください。弊社から各会社へのご連絡も可能となっております。

    © ZIGExN Co., Ltd. All Rights Reserved.