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※2021年2月リフォーム産業新聞より

大切な古民家を地震から守りたいけれど、どんな書類を用意して、どこから手続きを始めればよいのか分からずお困りではありませんか。古民家の耐震補強には、適切な診断が大切です。補助金を活用すれば費用負担を大幅に軽減できる可能性があります。 この記事では、耐震診断に必要な書類の準備方法から補助金申請の具体的な手続きまで、古民家オーナー様が迷わず進められるよう分かりやすく解説いたします。

古民家を耐震補強する場合に必要な手続きや書類

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大切な古民家を地震から守りたいけれど、どんな書類を用意して、どこから手続きを始めればよいのか分からずお困りではありませんか。古民家の耐震補強には、適切な診断が大切です。補助金を活用すれば費用負担を大幅に軽減できる可能性があります。 この記事では、耐震診断に必要な書類の準備方法から補助金申請の具体的な手続きまで、古民家オーナー様が迷わず進められるよう分かりやすく解説いたします。

目次

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古民家の耐震診断は安全への第一歩

昭和56年以前に建てられた古民家は、現行基準と比べて耐震性能が低い傾向があり、大地震による倒壊リスクが指摘されています。

古民家の安全性を確保するには、耐震診断を通して、まず現在の耐震性能を正確に把握することが欠かせません。

旧耐震基準の古民家は危ない?

昭和56(1981)年5月以前の旧耐震基準で建てられた古民家は、現行の耐震基準と比べて著しく耐震性能が低いのが実情です。
震度6強クラスの大地震が発生した場合、倒壊に至る危険性が高いと考えられています。

重い瓦屋根や、経年劣化による土台の傷みや腐食などが重なることで、地震時の安全性が低下するケースも少なくありません。

耐震診断の種類と第三者機関による診断のメリット

古民家の耐震診断には、大きく分けて「一般診断」と「精密診断」の2種類があります。

診断の種類

概要

補助金との関係

一般診断

専門家が目視で建物の状態を確認する簡易的な診断

対象外となる場合が多い

精密診断

構造計算を行い、上部構造評点を算出する診断

対象となるケースが多い

※上部構造評点: 震度6強程度の地震に対する建物の倒壊リスクを数値で示した指標

また、工事を請け負う業者とは別の第三者機関に診断を依頼することには、大きなメリットがあります。
公平で客観的な評価が得られるため、補助金申請時の信頼性が高まります。

悪質な業者による不必要な工事や施工不良を防ぐことにもつながるでしょう。

自治体が指定する診断機関なら無料または低額で受診できることも多いため、まずはお住まいの地域の窓口で相談してみることをおすすめします。

診断に必要な書類と申請手続きの流れ

耐震診断を円滑に進めるためには、事前に必要書類を把握し、手続きの流れを確認しておくことが重要です。
診断後に作成される報告書は、補強計画や補助金申請を検討する際の判断資料として用いられます。

書類の種類

内容の概要

建物関係書類

建築確認済証、登記簿謄本など建物の基本情報

現況写真

外観・内部など建物の現状が分かる写真

申請書類

自治体が指定する耐震診断申請書

※自治体によって求められる書類が異なる場合があります。

上部構造評点の見方と判定基準

上部構造評点とは、震度6強クラスの大地震に対して、建物の倒壊リスクを評価するための指標です。
この数値によって、建物の安全性が4段階で評価されます。

評点

判定

1.5以上

倒壊しない

1.0以上 1.5未満

一応倒壊しない

0.7以上 1.0未満

倒壊する可能性がある

0.7未満

倒壊する可能性が高い

国の基準では評点1.0以上がひとつの目安とされていますが、安心して暮らし続けるためには1.5以上を目指すのが理想的と言えるでしょう。

評点が1.0未満、特に0.7未満と診断された場合は、優先的に補強工事を検討する必要があります。

評点1.0以上を目指す補強工事は補助金の対象となることが多いため、診断結果をもとに自治体へ相談しながら計画を進めていきましょう。

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古民家の特性を活かした耐震補強工事

古民家の特性を活かした耐震補強工事

古民家の耐震補強では、伝統的な佇まいの美しさを損なうことなく、安全性を高める工法を選ぶことがとても大切です。

工法別の費用対効果や評点の改善効果についても、具体的にお伝えしていきますね。

基礎・土台の金物連結で建物強度を向上

昔ながらの古民家では、柱と土台が木材の組み合わせと釘だけで接合されていることがほとんどです。

この構造は、地震の際に柱が土台から抜けてしまう「引き抜き」に弱いため、耐震金物(柱や土台を固定する金属部材)で補強して根本的な改善を図ります。

基礎の状態を確認し、金物を設置することで、柱・梁・土台の一体性を高めやすくなります。

補強内容

目的

ホールダウン金物の設置

地震時の柱の引き抜きを防ぐ

基礎の補強

金物を固定できる状態に整える

土台の補修・交換

腐食やシロアリ被害への対応

アンカーボルト固定

基礎と土台を強固に連結する

費用の目安は50万円程度で、建物全体の安定性を高め、上部構造評点の向上も期待できる効果的な補強方法です。

耐力壁による補強

耐力壁の設置は、既存の柱や梁を活かしながら、建物の強度を高めるための重要な工事です。
古民家の場合、筋交いや構造用合板を用いた方法が選ばれることが多いです。

ただ壁を強くすればよいわけではなく、計算に基づいた適切な配置が重要とされています。
耐力壁補強で意識したいポイントとしては、次のことが挙げられます。

● 壁の量を建物全体で均等に配置する
● 揺れによるねじれを抑える配置を意識する
● 床や天井を大きく壊さない工法を選ぶ

こうした工夫により、古民家の趣を保ちながら、上部構造評点を改善する効果が期待できます。

重い瓦屋根の軽量化で地震時の負荷を3割削減

趣のある瓦屋根は古民家の魅力のひとつですが、その重さが地震の際には建物に大きな負荷をかけてしまいます。

瓦屋根から軽量な金属屋根などに葺き替えることで、建物の重心が低くなり、地震の揺れに対して安定性が向上します。

工事費用は80万円程度から可能で、効果も高いため、多くの自治体で補助金の対象となっています。
古民家の外観を大切にしながら、効果的に地震対策を進められるおすすめの方法といえるでしょう。

制震ダンパー導入で伝統美を保ちながら安全性確保

制震ダンパーは、地震の揺れを吸収する装置を設置することで、建物の変形を抑えやすくする補強方法です。

伝統工法の古民家が持つ木材のしなやかさをいかしながら、安全性の向上を図れる点が特徴とされています。
制震ダンパーが古民家に適している理由は次のことが挙げられます。

● 地震の揺れを吸収・緩和し、構造への負担を軽減
● 壁を大きく壊さずに設置でき、間取りや意匠を保持
● 既存構造への影響が比較的少なく、施工負担を抑える

古民家の伝統美を損なわない点が、制震ダンパーの最大の魅力といえるでしょう。

代々受け継がれてきた大切な古民家の価値を未来へつなぐ、優れた工法といえますね。

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費用相場と補助金を活用した賢い資金計画

古民家の耐震補強には、築年数や工事内容によって100万円から200万円を超える費用がかかります。
診断・設計・工事の各段階で補助金制度を上手に活用し、計画を立てることが成功の鍵といえるでしょう。

築年数別の費用相場と工事内容

費用は、築年数が古くなるほど高くなる傾向があります。
特に築50年を超える古民家では、基礎や土台の劣化が進んでいることが多く、200万円以上の工事費を見込んでおくと安心でしょう。

工事内容による費用の違いをまとめました。

工事内容

費用相場

基礎の補強

20~30万円

壁の耐震補強

150~200万円

屋根の軽量化

200~300万円

昭和30年代以前の建物は、重い瓦屋根や石の上に柱を置く「石場建て」基礎が多く見られます。
この場合、屋根の軽量化と基礎の補強が必要となり、全体で200万円以上の工事費用がかかるケースが多いようです。

診断・設計・工事で補助金制度を活用

古民家の耐震補強では、診断から設計、工事に至るまで、それぞれの段階で補助金が活用できます。
これらを上手に組み合わせることで、費用負担を抑えた計画を立てやすくなります。

例として福井県越前市の補助金制度をご紹介します。

越前市

● 伝統的な古民家が対象
● 最大237万5千円の補助金が利用可能(2025年度分・2026年1月現在は受付終了)
● 条件を満たせば工事費の全額が補助

ただし、補助額は自治体や実施年度によって大きく異なります。
補助金を最大限に活用するためにも、まずはお住まいの地域の自治体窓口で最新の制度内容をしっかり確認し、計画を立てていきましょう。

自治体別補助金の申請方法と必要書類一覧

補助金制度は自治体によって期限や提出方法などの内容が異なるため、お住まいの地域の要件を事前に確認することが何よりも大切です。

申請にあたって特に注意したいのが、ほとんどの場合、工事を始める前に事前申請が必要だという点です。
申請の際には、主に次のような書類の提出が必要になりますので、計画的に準備を進めましょう。

● 耐震診断結果報告書
● 上部構造評点がわかる証明書
● 工事の見積書
● 自治体指定の申請書

申請から承認までは数週間~3か月ほどかかるのが一般的です。
余裕を持ったスケジュールで、早めに申請することをおすすめします。

専門業者を見極めて適正価格で依頼する

大切な古民家の耐震補強は、古民家ならではの伝統工法に精通し、木造建築の専門知識が豊富な業者を選ぶことが成功の鍵です。

古民家鑑定士」や「伝統再築士」といった資格を持つ専門家がいるか、過去の施工実績は十分かなどを確認しましょう。

業者を選ぶ際は、複数の会社から見積もりを取り、工事内容や費用を比較検討することが大切です。

>> リフォームの相談先はどこにすると良い?詳しくご紹介
>> 後悔しないリフォーム会社の選び方9選!

見積書の内容が詳細で分かりやすいか、こちらの要望に親身に耳を傾けてくれるかも、信頼できる業者を見極めるポイントになります。
診断から工事、補助金申請のサポートまで一貫して対応してくれる業者なら、より安心して任せられるでしょう。

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古民家の耐震補強は、信頼のおける専門業者と共に

古民家の耐震補強は、時に複雑な手続きが伴いますが、適切な手順を踏むことで補助金を活用できる可能性があります。

診断の申し込みから補助金の申請まで、それぞれの段階で必要な書類やタイミングが異なりますので、事前の準備と計画が何より大切です。

この記事では、スムーズな耐震補強を実現するための重要なポイントを解説しました。
大切な古民家でこれからも安心して長く暮らしていくために、ぜひ本記事の内容をお役立てください。

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