リビングの照明選びのポイント
リビングは家族が集まる場所。お客様をおもてなしする場所。たくさんの人が、長い時間を過ごす部屋です。
居心地が良く、明るい空間でなければなりません。
そのためには薄暗いのはもちろんNGですが、眩しすぎても目に悪く疲れやすくなります。
適切な明るさは、蛍光灯なら30W×畳数。
LED電球だと400lm×畳数とされています。
ちなみに「lm(ルーメン)」とは、LEDの明るさを選ぶ際に参考にする、光の量の単位です。
一般電球の60W形に値するのは810lm(ルーメン)と言われており、W(ワット)と同様、lm(ルーメン)も数値が高い方が明るい光になります。
光と影のアクセントが重要
明るい光でくまなく部屋を照らすことはできますが、リビングだと落ち着かない雰囲気になってしまいます。
また強すぎる光では、壁や家具の質感を生かすこともできません。明るいシーリングライトは、カーペットやソファなど人のいる場所の真上に。
そして壁際にはダウンライトやペンダントライトを設置すると、メイン照明との間に適度なコントラストが生まれてインテリアを引き立ててくれるでしょう。
本や編み物など、明るい光が必要なときはありますが、時にはメイン照明をおさえてリラックスしてみるのもいいですね。
間接照明と直接照明を使い分けて
直接照明は、光が直接部屋を照らします。くっきりと物が見えるので、字を書く、料理をするといった作業には欠かせません。
ただし目に入ると眩しいため天井に取り付けましょう。
間接照明は、一度天井やライトのシェードに光を当て、その反射光で照らします。
柔らかな光を補助的に利用すると、リビングが温かな雰囲気に。目線や足元を照らすなら間接照明です。
美しい陰影が生まれるため、装飾として使っても素敵。
うまく組み合わせて、奥行きのあるライティングを目指しましょう。
食事やお茶が美味しく見える色合いに
リビングで食事をする方も多いでしょうし、くつろぎの時間にはお茶をするかもしれませんね。
食べ物や飲み物をおいしく見せるためには、電球色のようなやや黄色~クリーム色の温かな白がおすすめ。
蛍光灯は青白い光なので、リビングには向いていません。白熱灯がベストと言われていますが、近年LEDの方が一般的なようです。
太陽光に近い電球を「演色性」が良いといいますが、LEDでも好演色タイプを利用するといいですよ。
昼も夜も楽しめるデザインを
日中、照明を消している時間のことも考えてみましょう。
光を放っていなくても、インテリアに合った素敵なデザインのものを選びたいですね。
取りつける高さによって見え方が変わるので、出来上がりをよくイメージして決めましょう。
隣接する空間とのバランスも考える
オープンな間取りの場合、隣り合う空間からも照明はよく見えます。
例えば、フローリングとソファのモダンなリビングと畳スペース。どちらの部屋にも似合う照明であることが大切です。
写真は、洋間に似合うスタイリッシュなペンダントライト。
同じ照明ですが、和室から覗くとレトロな雰囲気に。
ナチュラル素材やシンプルデザインはインテリアスタイルを選ばずマッチするのでおすすめです。
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おしゃれなリビング照明実例
それでは、実際に様々なタイプの照明を組み合わせた実例を見ていきましょう。
好みのデザインと、光と影の組み合わせをぜひイメージしてみてください。
シーリングライト
天井につけ、部屋全体を照らすものをシーリングライトと呼びます。
ぴったりと張り付くようなデザインは、部屋を高く見せどんなインテリアにも馴染む定番。
多くは調光機能がついていて便利なので、広く普及しています。
シーリングライトにはペンダントライトの様に吊るすタイプもあります。
ユニークでデザイン性の高い照明は、インテリアの主役になりそう。
シーリングファンのライト付きタイプも、リビングにオススメです。
室内の空気を一定に保ってくれるので、冷暖房で暑すぎたり涼しくなりすぎたりせず、さらに過ごしやすい環境を作り出します。
シーリングスポットライト
天井に取り付けるスポットライトです。
シーリングスポットライトを使うと、ショップのディスプレイのようなおしゃれな演出ができます。
シャンデリア
ゴージャスなシャンデリアは、リビングの憧れ。
小さめなものやシンプルなデザインだと、現代の住宅にも相性が良いですよ。
レール型の照明
この照明は、天井に敷設されたレールの上を動かせます。
照らしたいものや場所が変わっても対応できますし、壁を照らせば間接照明、部屋の方へ向ければ明るさをプラスする働きというように、使い分けできて便利でしょう。
シーリングを布で覆って
シーリングライトの多くは明るい直接照明。
それが眩しいときは布で覆ってみてはいかがでしょうか。
読書やパソコンなど明るさが必要なこともありますが、ゆったり過ごすだけならむしろ光は抑え目な方が落ち着くかもしれません。
生地の色や透け感を生かしたムーディーな照明になると素敵ですね。
フロアスタンド
コンパクトなフロアスタンドは、おしゃれで便利な補助照明。
メインの光が行き届かない場所に置いて、必要なときだけ点灯しましょう。
大きなフロアスタンドは、家具と同じように存在感がありますね。
ソファと組み合わせて使うことが多いので、座ったときに光が目に入らないようサイズや高さにご注意ください。
ブラケットライト
壁際に照明を補うなら、ブラケットライトがおしゃれ。
リビングにアンティーク調やインダストリアルなイメージをプラスします。
間接照明タイプならソフトな光で懐かしく温かな雰囲気に。
テーブルスタンドとコラボ
テーブルスタンドは、シーリングライトやペンダントライトとデザインをそろえると統一感が出てまとまりやすいですよ。
手元の明かりとして最も手軽な照明ですから、必要に応じて購入することも多いはず。
今あるライトに似合うものをお選びください。
ダウンライトと合わせて
天井に埋め込むダウンライトは、補助照明として壁際などによく用いられています。
照明器具が目に付かないため、インテリアやメイン照明の雰囲気を損なわず光量をプラスできる便利なライトです。
ペンダントライトをアクセント的に
ペンダントライトは一箇所を集中して照らすのに効果的。
ディスプレイコーナーやテーブルの上などに設置すると、いいアクセントになります。
人目を惹くカラーやデザインを選ぶとライト自体がおしゃれなディスプレイの一部になるでしょう。
照明の種類と特徴をよく理解すると、インテリアにあわせたライティングアイデアが湧いてきませんか?
どのタイプをどこに配置するか具体的に考えてみましょう。
適切な明るさ・光の届く範囲も忘れずに。メイン照明を補う照明も大切です。インテリアを生かし、さらに素敵なリビングとなるようなライティングになるといいですね。
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