リビングの壁紙リフォームは費用に注意
リビングの壁紙を張り替える際には、まずリフォーム費用の総額がいくら位になるか気を付けましょう。
リビングは他の部屋に比べて広いため、施工する壁の面積もかなり大きくなります。
広範囲な壁紙のリフォーム料金は、材料費と工事費・廃材費を含めて、1㎡当たり1,000~2,000円程度かかるのが一般的です。
もちろん素材や機能によってもコストは変化しますが、壁紙を選ぶ際には、リビングの壁面積の確認と、好みの素材の価格チェックを忘れずに。
予算やデザインについて、リフォーム会社とじっくり相談しながら選ぶようにしましょう。
リビングの壁紙の選び方9つのコツ
リビングは「人が長時間、集まる場所」です。
壁紙を選ぶ際には、汚れに強く、落ち着きのある色を選ぶことが肝心です。
以下のポイントを把握して、ご自宅に適した壁紙を採用しましょう。
1.汚れに強いクロスが最適
人が頻繁に出入りするリビングは、汚れや臭いが壁につきやすいスポットであるということを意識して、壁材を選択しましょう。
壁紙クロスには、様々な機能を備えた物があります。
リビングの場合は、「汚れ防止」機能や「消臭」機能がある壁紙をぜひ活用しましょう。
特に消臭機能のある壁紙は、ペットと一緒に暮らすご家庭にもおすすめです。
他にも、室内の湿度の変化に応じて「吸湿・放湿」を繰り返す機能や、「抗菌」機能、「防音」機能、表面が強く「傷がつきにくい 」機能などを持った壁紙もあります。
ライフスタイルに合わせて、特に重視したい機能を考えて選びましょう。
2.家具や家電にマッチするシンプルな色を選ぶ
リビングの壁紙は、テーブルやソファーといった家具、オーディオなどの家電に合うよう、シンプルな色にするのがベストです。
柄もなるべく、無地か地模様の物を選択しましょう。
リビング内にある物とマッチしていない/チグハグなカラーや柄が広がっているような空間では、ゆったりとくつろぐことはできないですよね。
3.居心地の良いカラーや柄にする
では、リビングで無難な壁紙とはどのようなものでしょうか?
一般的に、ホワイト系の明るくシンプルな壁紙を使うと、空間が広く感じられて、開放感が高まります。
>> リビングを広く見せるレイアウト術|事例やリフォームでのコツも紹介
また濃い目の色の家具や家電がある場合は、ベージュ系で合わせると、落ち着いた印象になります。
逆に、壁面の一箇所にアクセントカラーを加えると、メリハリの効いたモダンな空間をつくることはできますが、長い時間を家族や来客の方と一緒に過ごすリビングには、不向きかもしれません。
家族全員の好みが一致しない限りは、赤や黒などの個性的な色の壁紙をリビングに採用するのは控えたほうが良いでしょう。
4.天井の壁紙の色はワントーン明るく
またリビングの天井の壁紙クロスは、壁面の色よりも白くするのが基本です。
柱や梁が多く壁に凹凸がある空間の場合は、天井と壁面に同じ壁紙を張ると、よりすっきりとした印象になります。
5.床の色とのバランスも重要
ちなみに広範囲なリビングでは、床と壁紙の色によって大きく印象が変わります。
濃い色のフローリングに合わせる場合、くすんだ色やダークカラーの壁紙を施工すると、非常に重い印象になるので避けましょう。
どうしても暗めの色のクロスを使いたければ一部のみにアクセント的に使うか、床材も白っぽい色の物に張り替えましょう。
なお、スポットライト型の照明を多めに追加しておくと、日の当たり具体に合わせて調光しやすいのでおすすめです。
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6.掃き出し窓があれば窓枠の色も意識
リビングに掃き出し窓があるご家庭は多いはず。
壁紙のリフォームをした後、窓枠の色が目立ってしまう傾向があります。
窓枠とのカラーバランスも注意し、あえて違う色でメリハリをつけるか、同系色でなじませるかも考えてみてくださいね。
7.窓の位置・採光条件にも配慮して
リビングの北側に窓があり、採光条件があまり良くない場合は、白などの明るめの色の壁紙を選ばないと、想像以上に暗くなってしまいます。
逆に、日当たりが良すぎるリビングの場合は、白すぎる壁紙だと反射して眩しくなってしまうケースもあるので、少し色味のあるベージュやクリーム色を選ぶようにしましょう。
8.廊下やキッチンの壁との相性も大切に
リビングと一続きになっている廊下やキッチン、隣の部屋の壁紙の色とのバランスも考えておきましょう。
できればすべての壁紙をリフォームして統一してしまうほうが、空間が広く見えて良いですが、リビングの壁紙のみを変える際には、隣接する場所との繋がりも考慮してください。
同じメーカー・型番のクロスや、同系色の壁紙を使ってまとめると、違和感なく仕上がるでしょう。
9.理想のリビングのイメージを持つことも大事
リビングの壁紙リフォームは、大きくイメージチェンジをする機会にもなります。
リフォーム後のリビング全体のイメージを先に持つことも、壁紙選びの失敗を防ぐためのポイントです。
例えば、ナチュラル・シック・フェミニン・和モダンなどのデザインイメージによって、マッチする壁紙の色合いや柄・質感も変化します。
どのようなリビングにしたいか、これから家具を買い替える場合はどういった物を置く予定か、具体的に思い描いてみてくださいね。
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リビングの壁紙おすすめコーディネート7選
それでは最後に、リショップナビに加盟している施工会社が、リビングをリフォームした実例をご紹介します。
壁紙の色や全体のコーディネートの仕方、理想のリビングのイメージについて、ぜひ参考にしてみてください!
こちらは、ダークブラウンをベースにした、和モダン×アジアンスタイルのリビングです。
天井には、ブラウン織物系のクロスを採用しています。
すぐ側のキッチンや廊下の壁が白いので、暗い印象にはなりません。
パナソニックの壁面収納「キュビオス」も同系色なので、自然に調和していますね。
天井に淡いカラーの織物クロスを使用しているこちらのご家庭は、階段壁の白い石と美しく融合し、リゾート感が演出されています。
「無地の壁紙クロスでは物足りない」という時には、織物クロスや地模様の壁紙を使うと◎。
「モノクロ調の雰囲気にしたい」という場合には、ついついブラックカラーが重くなりがちです。
リビングやキッチンの奥まった部分のみに黒を使い、壁の大部分や天井を白くすることによって、奥行き感のある広々としたリビングを実現できます。
お子さんがたくさんいると、「リビングをカラフルにしたい」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
そんな時は、壁紙を落ち着いたベージュや白などで仕上げておき、ポップなカラーの家具をそろえると良いでしょう。
季節の模様替えをしたくなったら、カーテンやクッション、カーペットだけを交換すればOKです♪
ピンクやオレンジなどの暖色を使いたければ、穏やかなトーンの壁紙を選ぶと、ほっとする空間にできるでしょう。
ホワイトやブラウンの家具で統一すると、上品なイメージにまとまります。
爽やかで明るい色にしたければ、レモン色など薄めの黄色をアクセントクロスとして採り入れてみてはいかがでしょうか。
ライトグリーンやホワイトと組み合わせれば、清潔感のある開放的なリビングにできます。
「くつろげるような色にしたいけど、白やベージュの壁紙は飽きたかも」という方は、淡い寒色でイメージチェンジしてみても良いですね。
パステルカラーなら、観葉植物とも好相性。
こちらのように照明をライティングレールにすると、さり気なく個性をアピールできそうです。
リビングの壁紙選びの際には、色合いだけではなく、機能が充実した物を吟味し、ご自宅のリビングに最適な物を選びましょう。
選び方に迷うようでしたら、リビングのリフォームが得意な施工会社に相談すると確実です。
コーディネートやおすすめのクロス商品を、予算に合わせて提案してくれるはずですよ。
【この記事のまとめ&ポイント!】
リビング壁紙のリフォーム価格は、いくらですか? |
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材料費と工事費・廃材費を含めて、1㎡当たり1,000~2,000円程度かかるのが一般的です。 |
リビングの壁紙の選び方のコツを教えてください。 |
汚れに強いクロスにすることや、家具や家電にマッチするシンプルな色を選ぶことなどです。 |
リビングの壁紙の、コーディネート例を見たいです。 |
当サービス『リショップナビ』の加盟業者が手掛けた、おしゃれな事例をこちらに掲載しています。 |
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