
自分でできる!フローリングを補修する方法4つ!
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新築のときは、ピカピカだったフローリング。しかし、年月とともに、傷が増えていきます。「思い出の傷だけどやっぱり気になる!でも、業者に頼むほどでもない......」そんな少しの傷やへこみは、自分で直せます。決して難しくはない、フローリングを補修する方法を4つご紹介します。
目次
1.傷がついた場合は上から色を塗る

ペットの爪あとや、ダイニングチェア下の床。
浅いけれど、白く目立つ引っかき傷は、気になりますよね。
床の補修で色を塗るアイテムは、マニキュアタイプ、クレヨンタイプの他、マーカータイプなど色々な種類のものが販売されています。
アクリル絵の具を使うこともできますが、色の調合は、意外と技術が必要です。
こうした補修用品から、使いやすく色合いの近いものを選ぶほうが失敗しにくいでしょう。
2.傷がついた場合は研磨する

床の傷の補修には、研磨する方法もあります。
まず、サンドペーパー#200~300で、傷を研磨します。
次に、サンドペーパー#300~400くらいで仕上げ磨きをします。広範囲にサンドペーパーをかけるときは、専用台座やスポンジに巻きつけると手が疲れにくいかもしれません。
削った際に出たクズは、きれいにふき取ってください。

その後、ワックスを塗って完了です。
研磨は、専用グッズ不要の簡単な方法です。 しかし、削りすぎには注意してください。
また、床材によっては、もっと目の細かいサンドペーパー(#600~800)が適していることもあります。
3.浅くへこんだ場合はフローリングに水分を吸収させる


重いものを落とした時などにできる、小さなへこみを補修するには、木材が水分を吸収すると膨らむ性質を利用します。
まず、へこみを水で濡らしてください。
水滴を垂らし、へこみからあふれるくらいの量にします。小さな傷はそれだけでも直る場合もあります。
水を吸いやすいようにへこみに針で穴を開けておくといいでしょう。

水を垂らしただけでは直らない場合は、アイロンを使って水分を吸収しやすくします。
布を濡らしてへこみに置き、その上からアイロンをかけてください。
5~10秒ほど押さえたら、状態をチェック。床を焦がさないよう気をつけて、何度か繰り返しましょう。
スチームアイロンを使ってもOKです。その際もあて布を忘れずに使用してくださいね。

木が水分を吸収して、膨らんできます。
へこみの縁にできた凹凸を、サンドペーパーでサッと削ってください。

そうすると、元通りのフラットな床になりました。
上からワックスをかけて出来上がりです。
4.深くへこんだ場合はパテで埋める

深くへこんでいる時は、パテで埋めてください。パテの種類は、エポキシがおすすめです。
「エポキシパテ」は、まず主材と硬化剤の2種のパテを混ぜ合わせます。 完全に混ざったら、へこみを埋めましょう。
少し多めに盛って、ヘラでならすようにします。
パテを乾かし終えたら表面のざらざらを研磨しましょう。サンドペーパーやヤスリを使って、ツルツルの状態にしてください。
削りカスはきれいに掃除して取り除いておきます。

続いて、パテが周りのフローリングに馴染むよう、色を塗ります。
補修用のクレヨン、アクリル絵の具など、面積や色合わせを考えて、使いやすい塗料を選んでください。
この色合わせは重要なポイントです。ぴったりの色味がないときは、混ぜて作らなければなりません。
混ぜることのできないクレヨンなどは、薄い色から塗り、濃い色を重ねていくと失敗しにくいですね。
へこみの範囲が小さい場合は、これで終わりです。
しかし、大きな面積になると、木目の無い場所が気になります。その場合は、木目を描きましょう。
床補修専用のクレヨンなどを使用するのがお手軽です。

これできれいになりました。
手間は多少かかりますが、木目があると、よりきれいなフローリングになりますね。
床補修用パテの専用キット
この、パテで埋めて塗る方法のために、使いやすい専用キットが販売されています。
キットなら、材料を個別に買いそろえるよりも早くて便利です。
様々なタイプがありますが、特におすすめなものを2点ご紹介します。
かくれん棒
カッターなどで、削って傷に詰めます。
そして、ドライヤーで温めてやわらかくなったところを、傷の形にならします。
浅い傷なら、ドライヤーで温めながら塗りつけるだけでもOKです。
キズなおしま専科
コテのついた本格仕様。
その分、価格も上がりますが、完璧に修理したい方にはおすすめです。
「ダーク」と「ライト」とあるので、補修したいフローリングの色に合わせて選びます。
付属の樹脂スティックから、近い色を選んでコテで溶かし、へこみを埋めます。
余分な樹脂を取り除き、付属の木目ペンで木目を描けば完成です。
コテを使うのでハードルは上がりますが、DIY好きの方には、なかなか面白い工程ではないでしょうか。
ポイントは、傷を平らにし、周りの木目と馴染ませること。色を混ぜたり、木目を描いたりするのは、少々緊張するかもしれません。
しかし、丁寧に進めれば、きっと満足のいく仕上がりになるでしょう。
まずは、目立たないところから、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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