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※2021年2月リフォーム産業新聞より

サムネイル:外壁の幕板とは?機能や素材のポイントを解説

外壁の幕板とは?機能や素材のポイントを解説

更新日:

外壁に取り付けられている幕板の役割や素材についてご存じでしょうか。幕板は単なる装飾ではなく、建物の美観と保護に欠かせない部材です。 適切な幕板を選ぶことで、外観にメリハリが生まれるだけでなく、雨垂れ対策にもなり、建物の寿命を延ばす効果も期待できます。 この記事では、外壁の1階と2階の境目などに設置される幕板の機能から、窯業系、金属系、樹脂系、木質系といった代表的な素材の特徴まで詳しく解説します。

目次

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幕板とは?

幕板とは?

幕板は、外壁の1階と2階の境目に設置される装飾板のことです。

雨水の侵入を防ぎ、建物の構造を保護する機能的な役割に加え、外観デザインにおいても重要な要素となります。

水平ラインを作り出すことで建物に視覚的なアクセントを与え、色や素材の組み合わせによるメリハリが、単調になりがちな外観に表情を持たせます。

幕板の設置位置や幅を工夫することで、建物全体の印象を大きく変えることができるでしょう。

外壁の1階と2階の境目などに付ける装飾板

外壁の幕板は、1階と2階の境目などに水平に取り付けられる装飾板です。
建物の外観デザインを整えるだけでなく、実用的な機能を兼ね備えた部材です。

雨水対策と構造保護の両立

幕板には、木造住宅で軒先からの雨垂れが直接かかる部分を保護し、木材の腐食を防ぐ役割があります。
外壁材同士の継ぎ目を覆うことで、次のような効果が期待できます。

  • 雨水の侵入を防ぐ
  • 異なる外壁材の仕上げ面のズレや段差を目立たなくする
  • 水平ラインが外壁面にデザインの立体感を加える

外観にメリハリを付ける部材

幕板は外観にメリハリを与えます。
建物の1階と2階の境目に横長の板を設置すると、水平ラインが視線を自然に導き、建物の高さを強調する視覚効果が得られます。

色の使い分けでは、外壁のベースカラーと対比させることで立体感を演出できます。
例えば、ベージュ系の外壁にダークグレーの幕板を組み合わせると、シンプルながら洗練された印象に仕上がるでしょう。

素材バリエーション

金属系(アルミ)はモダンな印象、木質系は温かみのあるデザイン

幅の調整

太い幅で存在感を強調し、細い幅で繊細なアクセント効果

設置位置

軒先に配置すると屋根とのバランスが取れる

これらの手法を組み合わせることで、単調になりがちな外壁面にリズム感が生まれ、建物が引き締まってみえるでしょう。
デザイン性と機能性を両立させる幕板の選択が、外観の質感向上に直結します。

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幕板の主な役割

幕板は住宅の外観に重要な役割を果たすパーツで、建物全体のバランスを整え、雨垂れ対策としても機能します。
適切な幕板を選び設置することで、住宅の美観と耐久性を同時に高められるでしょう。

外観デザインのアクセント

幕板は外壁のアクセントになり、素材や色の組みあわせで建物全体に立体感とデザイン性を加えられます。

例えば、1階と2階の外壁材が異なる場合、幕板を中間に配置することで違和感なく調和させつつ、ツートンカラーによるおしゃれな印象を演出できます。

水平ラインが生む安定感

幕板が形成する水平ラインは、建物のバランスを整え、重量感を視覚的に軽減する効果が期待できます。

和風建築:木目調や深みのある色味で落ち着いた雰囲気に
洋風住宅:白色の窯業系素材で清潔感を演出
モダンデザイン:金属製のスリム幕板でシャープなラインを強調

素材選びのポイントは、建物全体のデザインコンセプトとの整合性です。
周囲の外壁材や屋根材との質感バランスを考慮することで、アクセントとしての効果を最大限に引き出せるでしょう。

1階・2階を視覚的に区切る

建物の層を視覚的に区切り、 建物全体にまとまりを与えます。
特にツートンカラーや異なる外壁材を使う場合、境目の継ぎ目を隠しながらデザインの統一感を生み出します。

視覚的効果の3つのポイント

  • 水平ラインが建物のバランスを整え、すっきりとした外観にする
  • 2階部分の重量感を軽減し、立体感をコントロールする
  • 異素材の組み合わせでも違和感のない自然な境界を形成する

雨樋からの雨水が直接外壁を伝わるのを防ぐ役割もあり、美観と機能性を両立している点が特徴です。
デザインを選ぶ際は、建物全体のバランスを見ながら幅や色を調整することが重要になります。

>> 外壁デザインをダサいツートンにしないコツ!施工事例をご紹介

雨垂れ対策

幕板による雨垂れ対策は、住宅の耐久性を保つ上で重要な機能です。

2階の屋根から流れ落ちる雨水が1階の外壁を直接伝わると、水分が浸透して外壁材の劣化を早めたり、筋状の汚れ(雨筋汚れ)が目立ったりする原因になります。

幕板はこの雨水の流れを遮断し、外壁表面から水を切り離す役割を果たします。

定期的なメンテナンスで幕板の傾きや劣化状況などをチェックし、雨水の侵入経路を作らないことが長期的な建物保護につながるでしょう。

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幕板に使われる主な素材

幕板には素材ごとに特徴や長所があります。
素材を選ぶ際は、外観デザインだけでなく、耐久性やメンテナンス性も考慮して最適なものを選びましょう。

窯業系

窯業系の幕板は、セメントに繊維質を混ぜて成形した建材です。
主な特徴は優れた耐久性と防火性能で、経年劣化に強くメンテナンス頻度が少ない点がメリットといえます。

外壁との調和とデザイン性

窯業系サイディングと同素材の幕板は、色や質感を統一することで外壁全体の一体感を演出できます。
豊富なカラーバリエーションから選べる製品が多く、デザインの自由度が高いのが特徴です。

  • セメント系素材のため防火地域の建築基準に対応
  • 表面処理技術により汚れが付着しにくい
  • 塗装メンテナンスで美観の維持が可能

ほかの素材と比べて施工コストが抑えられる点も注目すべきポイントです。

金属系

金属系の幕板には、アルミニウムが主に使用されます。
これらの素材は耐久性が高く錆びにくいのが特徴で、メンテナンス頻度を抑えられる点が大きなメリットです。

軽量で、施工性に優れています。
この特性を生かすことで、シャープでモダンな外観デザインを実現できるでしょう。

樹脂系

樹脂系の幕板は、塩化ビニル樹脂などを主原料とした素材です。
耐水性と耐候性に優れており、雨風や紫外線による劣化が少ないのが特徴です。

デザインの柔軟性が魅力

豊富なデザインバリエーションがあります。
カラー選択肢も幅広く、外壁全体のデザインにアクセントを加えたい場合にも重宝するでしょう。

例えば、淡いパステルカラーで優しい印象にしたり、ダークトーンでシャープな外観に仕上げたりと、住宅の雰囲気に合わせた選択が可能です。

  • 軽量で切断や加工が容易
  • 適切なメンテナンスで30年以上の寿命

素材自体の強度がやや低いため、衝撃による破損には注意が必要です。
定期的な洗浄やメンテナンスで、本来の性能を長く維持できるでしょう。

木質系

無垢材の温もりや木目模様が自然な風合いを演出し、和風住宅や北欧風の外観に調和します。

経年変化による味わい深い風合いが特徴ですが、定期的な再塗装や防水処理が必要となりやすいでしょう。
ほかの素材に比べると強度が低いため、台風が多い地域では補強工事が求められる場合があります。

自然素材を重視する方におすすめです。

外壁塗装と同時にメンテナンス・交換がおすすめ

外壁塗装を行うタイミングは、幕板のメンテナンスや交換にも最適な機会です。
同時に作業することで足場代などの費用を節約でき、建物全体の美観と耐久性を一度に向上させることができます。

幕板は雨水や紫外線による劣化が進みやすい部位のため、外壁工事と合わせて点検・補修することで、将来的な大規模修繕リスクを減らせます。
また、外壁と幕板の色調や素材の統一感も得られ、住まいの価値を高める効果も期待できるでしょう。

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