外壁をツートンカラーにする際の6つのポイント

外壁をツートンカラーで塗装する際は、以下の6つのポイントを押さえておきましょう。
● 2色の比率を6:4~7:3にする
● 同系色を組み合わせる
● セパレーションカラーで引き締める
● 3色を使う場合も比率に気を付ける
● 落ち着いた色合いを選ぶ
● 付帯部との相性も考える
それぞれのポイントの詳しい内容を、以下で解説していきます。
① 2色の比率は、6:4〜7:3を基準にする

外壁をツートンカラーにする際には、2色の割合が6:4〜7:3程度になるように施工してもらうと、バランスがよいです。
ツートンカラーで塗装する際は、見た目のバランスが悪くならないように注意しておきましょう。
② 同系色を組み合わせると失敗が少ない

配色の失敗を防ぐためには、同系色でまとめると無難です。
一般的に、以下のようなカラーの組み合わせで塗装している建物が多くみられます。
● ホワイト×グレー
● グレー×黒
● クリーム色×ブラウン
ツートンカラーでの外壁塗装を失敗したくないという方は、施工業者に人気のある同系色の組み合わせを相談してみましょう。
③ セパレーションカラーで引き締めるのもおすすめ

同系色のカラーでも上手にまとまらなかったり、配色の対比が強すぎたりする場合は、2色の間にセパレーションカラーを入れてみましょう。
2色の境目となる箇所に別のカラーのラインを入れることで、全体を引き締めてくれます。

セパレーション部分には、多くの場合で、隣り合う色とぶつかることがない、ホワイトや黒などを採用します。
④ 3色を使う場合も比率に注意する

3色で外壁塗装する場合も、選ぶ色の比率に注意してバランスのよい外観に仕上げましょう。
外壁に使用するカラーは、最大でも3色が理想です。
この場合には、以下の3つのカラーの比率を意識してデザインしましょう。
【ベースカラー】 |
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塗装面積が最も大きい「ベースカラー」部分は、全体の60〜70%くらいになるように構成したいところです。 隣り合う色合いにも調和するカラーを選択するのがベストです。 |
【アソートカラー】 |
ベースカラーの次に多く使う「アソートカラー」は、全体の20〜30%程度を目安に使用しましょう。 ベランダ・バルコニーなどの出っ張った箇所の色を変えたいときに、多く採用されている配色方法です。 ベースカラーを引き立てる、相性のよい色を選びましょう。 |
【アクセントカラー】 |
個性を演出したり、全体をスタイリッシュに締めたりといった役目を果たしてくれます。 |
3色をどのように配色して塗装すればよいか悩んだ際は、上記の黄金比を参考にしてみてください。
⑤ 淡いカラーや落ち着いた色合いを選ぶ

特に、3色以上を外壁に採用する場合には、以下のような淡く落ち着いたカラーを加えるとまとまりやすいです。
● ホワイト
● クリーム色
● 淡いピンク
● 薄いグレー
個性的になりすぎたくないという場合は、落ち着いたカラーを最低1色は取り入れるようにしましょう。
⑥ 付帯部との相性も忘れずに色を組み合わせる

軒天井や雨樋などの付帯部の色との相性も忘れないように、カラーを組み合わせるように注意しましょう。
同じ色で塗装してもらうか、セパレーションカラーを採用するかなど、よく考慮しましょう。
雨樋が白か黒かでも、家全体の印象が大きく変わります。
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2色の塗り分け・張り分け方のパターン

外壁をツートンカラーにする際の区切り方としては、大きく分けて以下のような3パターンがあります。
● 上下で水平に分ける
● 縦のラインで垂直に分ける
● 出っ張り部分で分ける
以下にて、それぞれのパターンの具体的な方法を解説します。
上下で水平に分ける

最も一般的なのが、1階部分と2階部分の上下で水平に分ける方法です。
ツートンカラーの区切り方の中では、この方法が一番調和させやすいでしょう。
縦のラインで垂直に分ける

縦に違うカラーのラインを入れて、2色を垂直に分けると、シックでスマートな雰囲気の外壁に仕上がります。
ベランダやサッシなどとのカラーコーディネートにも配慮して、色を選ぶことが大切です。
バルコニーなどの出っ張り部分で分ける

バルコニーやベランダ、玄関などの凹凸のある箇所の色を変える方法もおすすめです。
ポイントとして色を使うことにより、モダンでハイセンスな雰囲気にできます。
また、立体感が生まれるため、狭小住宅を大きく見せる効果も期待できるでしょう。

さらに、水平に区切るパターンや、垂直に分けるデザインと組み合わせてもおしゃれな外観となるでしょう。
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ツートンカラーの外壁の色を選ぶ流れ

ツートンカラーの外壁にする際の色の選び方は、主に以下の2つです。
● メインカラーを選ぶ
● カラーシミュレーションを行う
それぞれの方法の具体的な内容を、以下で解説します。
メインカラーを選ぶ

色選びの際は、まずは外壁のメインとなるカラーを選びましょう。
住宅のデザインや、お好みの雰囲気に合ったカラーを選ぶとよいです。
決めたメインカラーを軸にして、アソートカラーやアクセントカラーを決めていくと、色選びを迷いにくくなります。
カラーシミュレーションを行う

色選びに迷ったら、業者に依頼して、候補に上げた組み合わせの色でカラーシミュレーションをしてもらいましょう。
ただし、色は面積によって色合いや雰囲気が異なります。
実際に外壁に塗装するのとシミュレーションでの見え方は異なるケースが多い点は覚えておきましょう。
ツートンカラーの外壁リフォーム施工事例

それではここで、当サービス『リショップナビ』に加盟する施工業者が、おしゃれなツートンカラーの外壁へとリフォームした実例をご紹介します。
施工費用やデザインなども、ぜひ参考にしてください。
ベージュ&グレーの組み合わせで上品な外装へ

築年数 | - |
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リフォーム費用 | 63万円 |
施工日数 | 14日 |
塗料には、防汚性・耐久性に優れた『ファインシリコンフレッシュ(日本ペイント)』を採用しました。
同系色のベーシックカラーで、品のある仕上がりになっています。
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ホワイト&ネイビーグレーでモノトーン調の外壁に

築年数 | 15年 |
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リフォーム費用 | 44万8,000円(外壁) |
19万2,000円(屋根) | |
施工日数 | 7日 |
「なるべく安く、高耐久の塗料で塗装してほしい」というご要望でした。
築15年の住宅も、ホワイト&ネイビーグレーに黒系のアクセントカラーで、流行のモノトーン調の外装に変身しました。
このほかにも、ベランダの床やシャッターの塗装もご依頼いただきました。
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タイル調のサイディングに白を合わせて、明るい外壁に

築年数 | 15年 |
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リフォーム費用 | 89万円 |
施工日数 | 14日 |
元々の外壁は、全体的にブラウン系のカラーでまとまっていました。
しかし、「正面・サイディング部分にはクリヤー塗装で、ほかの3面はホワイト系のカラーで明るい雰囲気に」というご希望をいただきました。
施主様からのご希望に添い、イメージを一新しました。
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ホワイト&グレーの、高級感のある外壁

築年数 | 10年 |
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リフォーム費用 | 177万円 |
施工日数 | 28日 |
高耐久なフッ素セラミック系の塗料を使用して、ホワイト&淡いグレーのスタイリッシュな外観へと生まれ変わりました。
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正面のサイディングを張り替えて、ホワイト&ブラウンの外観

築年数 | 11年 |
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リフォーム費用 | 190万円(外壁・屋根) |
施工日数 | 20日 |
新しいサイディング材には、防汚機能のある『光セラ(ケイミュー)』を採用しています。
さらに、屋根や周囲の外壁は『ヤネフレッシュSi/プレミアムシリコン(いずれもエスケー化研)』を用いて塗装しました。
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ベージュ系の暖色カラー×ホワイトのアクセントでおしゃれに

築年数 | - |
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リフォーム費用 | 286万円(外壁塗装・エクステリア・玄関、ほか) |
施工日数 | 18日 |
そこで、外壁塗装や外構・玄関ドア交換などのリフォームを実施しました。
外壁は、以前はグレーとブルーの寒色系でしたが、新しくなった外構部分に合わせて暖色系に塗り替えています。
セパレーションカラーのホワイトが、より清潔感を演出しています。
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ツートンカラーで色分けした外壁の工事価格は、単色よりも高い?

基本的に、塗装工事では施工面積や材料の質によって値段が変動するため、単色でも2色でもリフォームする際はほぼ金額に差はありません。
しかし、片側だけ紫外線の影響を受けやすいといった理由から、グレードの高い素材を使うと費用は変動します。
以下にて、塗料タイプ別の施工単価をご紹介します。
塗料選びの際の参考にしてみてください。
塗料タイプ | 施工単価/1㎡あたり |
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アクリル塗料 | 1,000~1,800円 |
ウレタン塗料 | 1,500~2,500円 |
シリコン塗料 | 1,800~3,500円 |
フッ素塗料 | 3,000~5,000円 |
アクリル塗料は施工単価が安いですが、そのぶん耐用年数も低いため、外壁への塗装にはおすすめできません。
数年後に再塗装を行う、建物を取り壊すなどの予定がある場合には施工費用を抑えるために採用される場合もあります。
なお、施工作業が極端に複雑になったり、補修箇所が多数あったりする場合には、業者によってはやや割高の見積もりを出すこともあります
また、一部にレンガやタイルを使う際には、施工の手間がかかるため、費用が高額になりやすいです。
ただし、「塗料が2種類だから、価格が2倍になる」ということはないので、安心してください。
総額がいくらになるか不安な方は、施工業者にあらかじめ予算を伝えておき、希望の金額内でリフォーム可能か確認しておくとよいでしょう。
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外壁リフォームの色選びは失敗が多い!回避するコツは?

外壁の色選びで失敗しないためのポイントは、以下の3つです。
● カラーシミュレーションは必ず行う
● 奇抜なカラーは注意が必要である
● 施工に慣れた業者に依頼する
外壁のリフォーム工事では、「いざ施工してみたら思っていた色と違った」という失敗例が多いので、くれぐれもご注意ください。
以下にて、外壁塗装の色選びを失敗しないためのポイントをそれぞれ詳しく解説します。
カラーシミュレーションは必ず行う

外壁を塗装する際は、カラーシミュレーションは欠かせません。
カラーシミュレーションを行うことで、選んだツートンカラーがマッチするかどうか判断しやすくなります。
ただし、塗料は塗装面積によって見え方が異なります。
住宅の外壁に塗装した場合の色の変化について、業者によく確認しておきましょう。
また、太陽光の当たり具合によっても色の見え方が異なる点も覚えておきましょう。
奇抜すぎるカラーを選ぶとクレームが発生する可能性があるため注意する

お住まいの地域によっては、美観を損ねるような色での外壁塗装が禁止の場合があるため注意をしておきましょう。
周辺の住宅とマッチしない外壁塗装を行うと、近隣住民からクレームが起こる可能性もあります。
外壁塗装を行う際は、禁止されている色はないか、近隣住宅との統一感は持たせられるかなどを確認しておきましょう。
ツートンカラーの外壁塗装に慣れた業者に依頼する

外壁塗装だけでなく、ツートンカラーでの塗装の施工実績が豊富な業者に依頼すると失敗が少ないです。
ツートンカラーでの外壁塗装の経験が豊富な業者には、適切なアドバイスが受けられて安心度が高くなります。
工事を依頼する際は、施工実績の確認も忘れずに行いましょう。
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【この記事の要点まとめ◎】
外壁をツートンカラーにする際のポイントは? |
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「2色の比率は、6:4〜7:3を基準にする」「付帯部との相性にも気をつける」など、6つのポイントについてこちらで解説しています。 |
外壁をツートンカラーにする場合の、主な「塗り分け方」「張り分け方」の例を知りたい! |
「水平に区切るパターン」や「垂直に分けるパターン」などの例をこちらでご紹介しています。 |
おしゃれなツートンカラーの外壁の実例を見たい! |
当サービス『リショップナビ』の加盟業者がおしゃれなツートンカラーの外壁にリフォームした例をこちらに掲載しています。 ぜひ、コーディネートの際の参考にしてみてください。 |
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ご希望にあった会社をご紹介!
お住まいの地域に近く・ご希望のリフォーム箇所に対応が可能という基準を元に、厳選した会社をご紹介。可能な限り、ご要望にお応えできるように対応致します。
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しつこい営業電話はありません!
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