トイレの換気扇の外し方とポイント

トイレの換気扇を外すには、正しい手順と安全への配慮が欠かせません。
電源の遮断からカバーやファンの取り外しまで、各工程にはそれぞれコツがあります。
作業前の準備から清掃のポイントまで、初心者の方でも安心して取り組めるように、一つひとつ丁寧に解説しますね。
作業を始める前の準備
安全で効率的な掃除のためには、作業前の準備がとても大切です。
まず、安定した足場を確保しましょう。
脚立や踏み台を安定した場所に設置し、便座や便ふたには絶対に乗らないでください。
転落による怪我を防ぐためにも、足元の安全はしっかり確認しましょうね。
次に、必要な道具と防具を揃えます。
マスクと手袋を着用し、掃除をする場合は中性洗剤・雑巾・ブラシ・掃除機などを用意しておくと、作業がスムーズに進みます。
そして、ご自宅の換気扇の取扱説明書に目を通しておくことも重要です。
メーカーや型番によって分解方法が異なるため、無理な力を加えず、説明書に沿って作業を進めることが部品の破損を防ぐ鍵となります。
まずは電源をオフにする
換気扇を外す作業で最も大切なことは、電源を確実にオフにすることです。
はじめに、トイレのスイッチで照明と換気扇の電源を切ります。
できれば、ご家庭の分電盤から該当する回路のブレーカーを落とし、電源を完全に遮断しましょうす。
安全のため、スイッチを切ってからすぐに作業を始めるのではなく、数分待ってから取りかかることをおすすめします。
どのブレーカーか分からない場合は、一度照明や換気扇を動かして確認し、対応するブレーカーを特定しましょう。
また、作業中であることをご家族に伝えておくと、誤って電源を入れられるといったトラブルを防げますよ。
カバーに付着したほこりを除去して外す
取り外したカバーには、たくさんのホコリが付着していることが多いです。
まずは掃除機でしっかりと吸い取りましょう。
換気扇のカバーは、左右どちらかに少し回すように力を加え、ずらして外すタイプが一般的です。
カバーの手を掛ける部分に両手をしっかりと添え片方ずつ丁寧に外していくことで、カバーに余計な負担をかけずに済みます。
ただし、外し方はメーカーや機種によって異なります。
取扱説明書で正しい方法を確認しましょう。
落下防止のワイヤーが付いている場合もあるので、力任せに引っ張らないよう注意してくださいね。
ファンを外す(外せるタイプの場合)
ファンを取り外せるタイプの場合は、まずご自宅の換気扇のファンがどのタイプか確認することが大切です。
プロペラ式の場合、羽根の中央に固定ネジがあることが多いです。
このネジを反時計回りに回して緩めると、ファン全体を引き出せます。
ネジがないタイプは、プロペラをそのまま手前に引き抜くだけで外れます。
シロッコファン式の場合は、まずベルマウスという円盤状の部品を取り外します。
ベルマウスはネジで固定されているか、ワンタッチで外れるタイプがあります。
これを取り外すと、円筒形のファンが見えます。
もしファンが固着して動かない場合は、無理に引っ張らないでください。
その場で手が届く範囲だけを掃除するなど、焦らず対応することをおすすめします。
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換気扇を取り外す際の注意点
電気部品への水分付着や不安定な足場での作業は重大なトラブルを招きかねません。
ここでは、安全で確実な作業のための大切なポイントを改めてご紹介します。
取扱説明書をよく読む
換気扇の取り外し作業を始める前には、必ずご自宅の機種の取扱説明書を確認してください。
説明書には、分解の手順や部品の固定方法、推奨される工具などが詳しく書かれています。
これらを見落とすと、誤った方法で作業してしまい、破損の原因になりかねません。
メーカーが指定する手順に従うことで、不要なトラブルを避けられます。
特に、機種ごとのロック機構や特殊なネジの位置などは、説明書で事前に確認しないと分からないことが多いです。
禁止事項にも目を通し、無理な力を加えず、正しい順序で分解を進めることが安全な作業の鍵となります。
部品を無理に外さない
トイレの換気扇には、構造上、取り外しが想定されていない機種もあります。
無理に部品を外そうとすると、プラスチック部分の破損やネジの損傷につながるおそれがあるため、注意が必要です。
固くて動かないカバーやネジに直面したときは、力任せに作業するのは避けましょう。
汚れや経年劣化による固着が原因の場合がほとんどです。
もし外せないタイプだと判断した場合は、無理をせずに表面の清掃にとどめるのが賢明です。
内部の本格的な掃除が必要な場合は、専門の業者に依頼することも検討しましょう。
作業時に便座やフタに乗らない
換気扇の取り外し作業で特に気をつけたいのが、足場の選び方です。
便座や便ふたの上に乗って作業するのは、絶対に避けてください。
これらは人の体重を支えるようには設計されていないため、破損や転倒事故の原因になります。
作業する高さが足りない場合は、必ず安定した脚立を用意しましょう。
不安定な状態での作業は避けることが、事故を防ぐ上でとても大切です。
電気部品の周囲に水気がないようにする
トイレの換気扇は電気機器のため、モーターやスイッチの周りに水滴が付くと、漏電や故障につながる危険があります。
安全に掃除するためには、洗剤を直接スプレーするのは避けましょう。
代わりに、洗剤を染み込ませた雑巾を固く絞って使うのがおすすめです。
また、濡れた手で電気部品に触れることも避けてください。
もし作業中に水滴が垂れてしまったら、すぐに乾いた布で拭き取りましょう。
その後、完全に乾くまで待ってから電源を入れ直してください。
こうした少しの工夫が、換気扇を安全に長く使うためのコツです。
外れない時の対処法と、無理に外さない判断基準
安全に取り外すためには、まず取扱説明書を確認することが第一歩です。
換気扇は機種ごとに外し方が異なり、無理な作業は故障のリスクを高めます。
ネジやカバーが固着して動かない場合は、潤滑剤を少しだけ付けて10分ほど待つのも一つの手です。
それでも動かなければ、無理せず作業を中断し、専門業者への相談をおすすめします。
プラスチック部品にひび割れがあったり、10年以上前の古い機種だったりする場合も、無理な分解は避けた方が安全です。
手の届く範囲の掃除にとどめるか、専門業者に内部の清掃を依頼する選択肢も考えてみてください。
説明書に「分解禁止」と書かれている部分は、絶対に触らないようにしましょう。
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トイレ換気扇の取り外し方は事前の準備が大切
トイレ換気扇の取り外しは、正しい手順と安全対策を守れば、ご自身でも行えます。
電源の確実な遮断から、カバーやファンの丁寧な取り外し、そして掃除後の動作確認まで、一つひとつの工程を慎重に進めることが大切です。
作業中は感電や転落事故の防止を第一に考え、適切な工具を使い、無理のない姿勢を心がけましょう。
定期的なメンテナンスで換気扇の性能を保ち、清潔で快適なトイレ環境を維持してくださいね。
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