狭い空間でもワークスペースは作れる?
リビングやダイニング、寝室のデッドスペースなどの狭い空間であっても、デスクとイスを置くだけで、容易にワークスペースは作れます。
半畳〜3畳の狭い空間には、次のようなワークスペースが作れます。
空間の広さ | ワークスペースの例 |
---|---|
半畳 | 折りたたみ式のデスクとイスを配置して、壁面に小物が収納できる棚を作る |
1畳 | 壁面にカウンターを設置して、天井までの空間に収納棚を作る |
2畳 | L型カウンターなど広めのデスクを設置して、反対側の壁面に収納棚や書棚を作る |
3畳 | 2人以上で作業できる横幅の広いカウンターの設置や、休憩用のソファを配置する |
狭い空間にワークスペースを作る際は、コンパクトなデスク・カウンターの設置や、天井までの空間を有効活用することが大切です。
ワークスペースを狭い空間に作るメリット
ワークスペースは広い方が良いと思われがちですが、狭い空間ならではのメリットがあります。
主なメリットを3つご紹介します。
リフォームの費用や手間が少なく済む
ワークスペースを狭い空間に作る場合、デスクやイスの設置のみで作れるため、1部屋を丸々書斎にリフォームすることに比べて、リフォーム費用や手間が少なく済みます。
また、カウンターの設置や棚の配置変更など、シンプルな工事でワークスペースを実現できるため、短期間でのリフォームも可能です。
限られたスペースを有効活用し、コンパクトで機能的なデスクや家具を選ぶことで、予算を抑えつつ満足のいくワークスペースが作れるでしょう。
整理整頓がしやすい
狭いワークスペースでは、収納も限られているため必要がないものを持ち込まず、デスク周りの整理整頓がしやすくなります。
また、書類や文房具などを手の届く範囲に配置できるため、効率的に作業ができます。
スペースが小さい分、掃除がしやすくなるメリットもあり、ワークスペースを清潔な状態に保てるでしょう。
部屋の一角なら空調や照明を共有できる
リビングやダイニングなどの部屋の一角にワークスペースを作る場合、空調や照明を共有して作業ができます。
個室のワークスペースの場合、エアコンや暖房器具、照明を個別に設置しなければならないため、購入や設置の費用がかかってしまいます。
部屋の一角にあるワークスペースであれば、すでにある空調や照明を利用でき、コスト削減や使用時の電気代節約にもつながるでしょう。
ワークスペースを狭い空間に作るデメリット
狭い空間のワークスペースは多くのメリットがある一方で、使える空間に限りがあるため、デメリットもあります。
横になって休憩するスペースがない
半畳〜1畳の狭い空間にワークスペースを作る場合、横になって休憩できるスペースは確保できません。
横になるスペースを確保したい場合は、2〜3畳ほどの少し広めの空間にワークスペースを作ることで、座椅子や小さなソファを配置して、簡易的に休憩するスペースが作れるでしょう。
収納スペースが足りない場合がある
仕事の資料や書籍の収納スペースを確保できない場合があることも、狭い空間にワークスペースを作るデメリットの一つです。
半畳〜1畳の狭い空間では、デスクとイスを置くようなスペースしかないため、大きな収納棚の設置が困難です。
デスクから天井まで空間がある場合は、壁面に収納棚を作ることで、デッドスペースを有効活用できます。
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マンションの窓際の空間を活用した事例【動画解説】
マンションの出っ張った窓際の空間にワークスペースを作った事例です。
在宅ワークが多いため、長時間の作業に適した空間づくりを追求しています。
窓までのスペースを取り込んだデザインにより、窓際にソファーを配置して疲れた時にくつろぐスペースを作りました。
机や棚は作りつけの仕様になっており、背の高さに合わせた調整ができ、本や趣味のアイテムの収納スペースを確保しています。
作業スタイルや快適さを重視しつつ、窓際のスペースを効果的に活用した書斎スペースになりました。
YouTubeの本編では、リノベーションのこだわりや費用についてもお話頂いているので、下のリンクから是非ご視聴ください。
【リビング】狭い空間にワークスペースを作った事例
リビングにワークスペースを作った事例をご紹介します。
リビングの窓際や天井までのスペースを有効に使い、コンパクトなカウンターやデスクを設置して快適なワークスペースを実現しています。
リビングの窓際のスペースを活用
リビングの窓際の空間にワークスペースを作った事例です。
リビングの窓際スペースを有効活用したことで、自然の光を取り入れつつ、開放感のあるワークスペースが作れました。
リビングならではの共同空間であるため、家族とコミュニケーションを楽しみながら作業ができる点も魅力です。
天井までの空間を有効活用
リビングの一角にワークスペースを作り、天井までの空間を有効活用した事例です。
床から天井までの縦のスペースを有効的に使ったことで、書籍やインテリアなどを置く収納棚が設置できています。
収納棚が手の届く範囲にあるため、書類や作業用品が手に取りやすく、効率的な作業が可能です。
ワークスペースがリビングの一角にあることで開放感が生まれ、狭い空間でも圧迫感のない仕事環境が構築できます。
半畳ほどのスペースにカウンターを設置
リビングの窓際に半畳ほどのワークスペースを作った事例です。
狭小住宅であったため、玄関とキッチンを外に広げて、リビングを広くするように設計しています。
広いワークスペースを作ることが困難だったことから、リビングの壁面にカウンターを設置して、半畳ほどの空間にワークスペースを作りました。
収納スペースはありませんが、ノートパソコンを使った作業や、勉強をするスペースとして活用できます。
リビングの奥まった空間を活用
リビングの奥まった空間にワークスペースを作った事例です。
主に裁縫スペースとして利用しており、リビング奥の落ち着いた雰囲気のある空間で、作業にも集中できます。
事例のように、窓に面した空間を活用することで、日中は屋内の照明を点けなくても自然の光を利用した作業ができるでしょう。
奥まった空間でもリビングと面しているため、家族との時間も楽しみながら仕事ができます。
リビングの壁面収納の一部を活用
リビングの壁面収納の一部にワークスペースを作った事例です。
壁一面のシステム収納には、上下に開閉できる扉があり、一部をパソコン作業用のデスクとして利用しています。
収納の一部をワークスペースと一体化させることで、普段は収納棚、作業時はワークスペースとして利用でき、空間をムダにせずさまざまな使い方ができます。
リビングの広さや開放感を損なうことなく、仕事とプライベートの両立ができるでしょう。
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【ダイニング】狭い空間にワークスペースを作った事例
ダイニングにワークスペースを作った事例をご紹介します。
ダイニングの空間に家事動線を意識したワークスペースの設置によって、食事と仕事を同じ場所で行いながら、効率的な作業ができます。
ダイニング横の1畳ほどのスペースを活用
ダイニングの横に1畳ほどのワークスペースを作った事例です。
家事や育児がしやすい動線を意識したリフォームで、仕事中も家族の声が聞こえるダイニング横のスペースを活用しました。
ワークスペースの側面には壁を設け、ダイニングとの空間を切り離すことで、作業にも集中できる環境が作れています。
ダイニングからの光を取り込むために、壁面に小窓を設置したことによって、明るく開放感のある空間になっています。
ダイニングの壁面にカウンターを設置
ダイニングの壁面にカウンターを設置してワークスペースを作った事例です。
壁面にカウンターを設置することで、家族の生活や動きが視界に入らないため、作業に集中できる環境が作れます。
デザインを統一したカウンターや収納を設置し、おしゃれな見た目で一体感のあるワークスペースになっています。
ダイニングにあるエアコンや照明を共有し、、設備の設置費用を抑えることができました。
ダイニングの角に収納を設置して活用
ダイニングの角に収納棚を設置して、ワークスペースを作った事例です。
ダイニングの窓がある面に収納棚を設置したことで、リビング側から収納部分が見えにくく、スッキリとした印象に仕上がりました。
ダイニングやキッチンの近くにワークスペースがあるため、食事や料理をしながら、急な仕事や調べ物ができます。
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【和室】狭い空間にワークスペースを作った事例
和室の一角や押入れ部分を活用したワークスペースをご紹介します。
和室の雰囲気を残しつつリフォームすることで、静かで落ち着いた環境が実現できるでしょう。
和室の押入れ横のスペースを活用
和室の押入れ横にある空間を有効活用し、ワークスペースを作った事例です。
押入れ横の狭小スペースを活用したことで、コンパクトで作業に集中できる環境を実現しています。
和の雰囲気を残すために、モダンな材料を使ったため、落ち着いた環境で作業ができるでしょう。
押入れをワークスペースにリフォーム
和室の押入れ部分をワークスペースにリフォームした事例です。
ワークスペースに幅広いカウンターを設置したことで、家族が並んでコミュニケーションを取りながら作業ができます。
押入れ部分は約3畳の広さがあり、大容量の収納棚を設置できたことから、手の届く範囲に仕事の資料や書籍が保管でき、効率的な作業ができるでしょう。
【寝室】狭い空間にワークスペースを作った事例
寝室にワークスペースを作った事例をご紹介します。
寝室のワークスペースは、仕事と休息のバランスを取りながら、リラックスした環境で作業ができます。
寝室の壁面にカウンターと収納を設置
寝室の壁面にカウンターを設置して、ワークスペースを作った事例です。
デスク上部の空間には収納棚を設置し、仕事の書類や趣味の道具・書籍などの保管ができます。
壁面のカウンターは、高さを調整できる仕様となっているため、作業スタイルや収納状況に合わせて変更が可能です。
素材をダークな色味で統一したことで、寝室の落ち着いた環境を保ちつつ、モダンな雰囲気を実現しています。
寝室の窓に向かったスペースを活用
寝室の窓際にワークスペースを作った事例です。
窓に向かったワークスペースは、外の光を取り込んで手元を明るく照らしてくれるため、日中は照明をつけなくても作業ができます。
寝室の静かな空間で外の景色を見ながら作業ができ、気分転換やリラックスした気分を味わえるでしょう。
近くにベッドや布団があれば、作業の合間に体を横にして休憩ができるため、疲労の軽減にもつながります。
寝室の角のスペースを活用
寝室の角にワークスペースを作った事例です。
部屋の角の部分は、家具を配置したりスペースが狭かったりするため、見逃しがちな空間といえます。
本事例のような位置にワークスペースを設けることで、前面や側面の窓に接した明るい環境が実現でき、快適な作業環境になります。
部屋の角部分をうまく活用した、L型カウンターや壁面収納の設置もおすすめのリフォームです。
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【その他】狭い空間にワークスペースを作った事例
屋根裏や一人暮らしマンションの狭小空間のワークスペースをご紹介します。
リビングやダイニング以外での施工事例を知っておくことで、ワークスペースを作るアイデアがより広がることでしょう。
屋根裏をワークスペースにリフォーム
屋根裏にワークスペースを作った事例です。
屋根裏の壁面にはカウンターを設置し、夏場の暑さをやわらげるために、窓や開口部を設けています。
住宅の柱や梁が見える構造になっており、屋根裏ならではの隠れ家のようなワークスペースを実現しています。
リビングなどの一角とは異なって、生活音が聞こえにくい静かな環境であるため、集中して作業したい場合にも適しているでしょう。
一人暮らしのマンションにワークスペースを設置
一人暮らしマンションの一角にワークスペースを作った事例です。
一人暮らしマンションの限られたスペースの中で、リビングに面したコンパクトなワークスペースを作っています。
ワークスペースの壁面には、キッチンやリビングが見通せる小窓を設置したことで、明るくおしゃれな空間になりました。
カウンターの壁面にコンセントを設けているため、パソコンやスマートフォンなどの電源が確保しやすく、快適に作業ができるでしょう。
自宅の狭い空間でも快適なワークスペースは実現できる
今回の記事では、狭い空間にワークスペースを作るメリットや、具体的な施工事例を部屋別に16選ご紹介しました。
半畳や1畳などの狭い空間でも、デスクとイスを配置することで、快適なワークスペースを実現できます。
リフォームが省スペースで行えることから、費用を抑えて短い期間で工事ができる点もメリットです。
「ワークスペースを作る空間がない」と悩んでいる方は、本記事の事例を参考にして、狭い空間を有効活用したリフォームの検討をしてください。
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