下駄箱リフォームの費用相場・8つの事例|種類・選び方も解説

更新日:2023年12月27日

シューズクローク

下駄箱の収納力や見た目などが気になっている場合は、リフォームをするのがおすすめです。下駄箱にはさまざまな種類があり、選び方ひとつで機能性や見た目を改善できます。
本記事では、下駄箱リフォームの費用相場やコストを抑えるポイント、事例をご紹介します。
下駄箱の種類や選び方も解説するので、ぜひ参考にしてください。

リフォーム前に知っておきたい下駄箱の種類

リフォームを検討する前に、下駄箱の主な種類を理解しましょう。

下駄箱の主なタイプは、次の通りです。

  • カウンタータイプ
  • セパレートタイプ
  • フロートタイプ
  • 壁面収納タイプ
  • 土間収納タイプ(シューズクローク)

タイプによって見た目や使い勝手が異なるので、自宅に合った下駄箱をイメージしてみましょう。

カウンタータイプ

カウンタータイプの下駄箱

カウンタータイプは、下駄箱の上にものを置けるのが特徴です。

カウンターを自由に使えるため、鍵やハンコなど玄関で使うアイテムを置いたり、小物やインテリアでおしゃれにディスプレイしたりするなど、幅広い使い方ができます。

高さは腰くらいで、玄関に圧迫感を与えにくいのも特徴です。

開放的な玄関をつくりたいときに、カウンタータイプを採用するとよいでしょう。

ただ、他のタイプに比べると、収納力はそれほど高くありません。

靴が多い方や家族で住んでいる方には、十分な収納を確保できない点に注意しましょう。

セパレートタイプ

セパレートタイプの下駄箱

セパレートタイプは、カウンタータイプの下駄箱と吊戸棚を組み合わせています。

使用頻度が高い靴やアイテムをカウンタータイプの下駄箱に収納し、シーズンが過ぎた靴や使う頻度が低い道具などを吊戸棚にしまえば、効率のよい収納が可能です。

カウンターと吊戸棚がコの字のようにつながっているタイプでは、傘やほうきなど長さのあるアイテムも収納できます。

デメリットは、吊戸棚を活用するためにはある程度の身長が必要です。

背が低い方や子どもには少々不便なため、必要に応じて踏み台などを利用しましょう。

フロートタイプ

フロートタイプの下駄箱

フロートタイプは、下駄箱の下部が床に接していない下駄箱です。

浮いているように見え、下の空間が空くことで空間の圧迫感を軽減してくれます。

下部のすき間は、あまり使わない靴やアイテムをしまっておいたり、間接照明や観葉植物でおしゃれにカスタマイズできたりなど、活用の幅が広いです。

高さは商品によってさまざまですが、壁全体を収納した壁面収納タイプに比べると、収納力が劣ります。

収納力も重視したい方は、しまうものに合わせてサイズや高さを検討しましょう。

壁面収納タイプ

壁面収納タイプの下駄箱

壁面収納タイプは、床から天井まで壁一面が収納スペースになっています。

収納力が高いため、ものが多い方や家族で住んでいる方に便利です。

一方で、壁一面が下駄箱になるため、圧迫感が出やすくなります。

玄関のスペースが狭く見える場合があるため、玄関の広さを考慮した上でリフォームを検討しましょう。

土間収納タイプ(シューズクローク)

土間収納タイプの下駄箱

土間収納タイプはシューズクロークとも呼ばれ、玄関のたたきから廊下まで土足で歩けるスペースをつくります。

廊下とたたきがつながったウォークスルータイプ、ひとつの部屋のようにスペースを確保する小部屋タイプがあり、玄関をひとつの空間として活用できるのが特徴です。

靴や傘などを収納できるだけではなく、土間に自転車やベビーカーなども保管できます。

リフォームにはある程度のスペースが必要になり、住宅によっては大規模な改修が求められることもあります。

現在の住宅でスペースを確保できるか、どのような工事が必要かなどを確認した上で、シューズクロークのリフォームを検討しましょう。

>> シューズクロークをリフォームするメリットやデメリット
>> 玄関に土間収納を作るときにつけると良いもの

リフォームする際の下駄箱の選び方

茶色いセパレートタイプの下駄箱

リフォームする際に下駄箱を選ぶときは、タイプはもちろん、細かい部分も見極める必要があります。

玄関の雰囲気と統一したり、靴の数に合わせた大きさにしたりすると、理想的な下駄箱を実現できるでしょう。

リフォームする際の下駄箱選びのポイントを4つご紹介します。

靴の種類や数に合わせた下駄箱を選ぶ

下駄箱のリフォームでもっとも重要なポイントは、自宅の靴を収納できることです。

自宅にある靴の数や将来増えたときの数を想定して、十分な収納スペースがある下駄箱を選びましょう。

また、ブーツやヒールなど通常の靴よりもサイズ・高さがある靴が多い場合は、下駄箱のタイプに気を付けましょう。

縦長のスペースがあるコの字の下駄箱、高さを調整できる可動棚などを選ぶと、靴の形に合わせて収納しやすくなります。

靴以外のものを収納できる下駄箱を選ぶ

傘やレインコートなど、靴以外のものも収納したいときは、収納のスタイルに合った下駄箱を選びましょう。

小物やインテリアなどを飾りたい場合は、カウンタータイプの下駄箱がおすすめです。

靴のメンテナンス道具やほうきなどをしまいたいときは、セパレートタイプだと柔軟に収納できます。

キャンプやスポーツなどの趣味のアイテムや子どもの自転車などを保管したいときは、シューズクロークをリフォームするのもよいでしょう。

玄関のスペースに合った下駄箱を選ぶ

下駄箱は玄関の中ではスペースを必要とするため、広さに合ったシューズボックスを選びましょう。

玄関のスペースが限られている場合や圧迫感を出したくないときは、コンパクトな下駄箱を選ぶのがおすすめです。

十分なスペースがあり、収納・保管したいものが多くあるなら、思い切ってシューズクロークをつくると快適な収納スペースを確保できます。

家の雰囲気とマッチしたデザインやカラーを選ぶ

下駄箱は玄関の中で存在感があるため、見た目もこだわりたいポイントです。

家全体のテイストや色合いなどに合わせると、家全体に統一感が生まれます。

たとえば、ナチュラルな住まいづくりにこだわっているなら、木目調やホワイトの下駄箱と相性がよいです。

また、見た目を意識するなら、あえて見せる収納にするのもよいでしょう。

お気に入りのスニーカーや自転車、キャンプ道具などをディスプレイでき、下駄箱や玄関が気分の上がる場所になるはずです。

>> 玄関の壁紙クロスの選び方・張り替えの値段

下駄箱リフォームの費用相場

下駄箱リフォームの費用相場

下駄箱をリフォームする費用は、シューズボックスのタイプによって変わります。

タイプ別の費用相場は、次の通りです。

下駄箱の種類 費用相場
カウンタータイプ 4~10万円
セパレートタイプ 10~20万円
フロートタイプ 14~60万円
壁面収納タイプ 12~50万円
土間収納タイプ(シューズクローク) 30~50万円

カウンタータイプやセパレートタイプは既製品が多いため、下駄箱の種類の中では比較的安価にリフォームできます。

シューズクロークは、土間や壁など施工範囲が広いため、リフォーム費用が高くなりやすいです。

上記の相場はあくまで目安であるため、設置したい下駄箱の種類を選び、予算内でリフォームできる方法を検討しましょう。

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下駄箱リフォームの費用を節約する3つのポイント

電卓片手に笑う女性

下駄箱リフォームは10万円以上の費用がかかることが多いため、なるべく費用を抑えたいところです。

下駄箱リフォームの費用を節約するためには、次に挙げる3つのポイントを実践してみましょう。

既存の下駄箱を生かす

下駄箱をそっくりそのまま入れ替えるよりも、既存の下駄箱を生かした方が費用を抑えられます。

既存の下駄箱に新たな収納スペースを加えたり、扉や棚板など気になっている部分だけ交換したりすると、最低限の費用でリフォームが可能です。

また、オーダーメイド品よりも既製品の方がリーズナブルな価格設定になっています。

特別なこだわりがない場合は、既製品から好みのデザインや機能の下駄箱を選んでみましょう。

鏡や取っ手などのオプションを最低限に抑える

下駄箱をリフォームする際に、オプションを付けられる場合があります。

扉の内側に姿見の鏡を取り付けたり、取っ手の形やデザインを選べたりしますが、オプションが多くなるほど費用もかさみやすいです。

オプションをなるべく付けておきたい方も多いかもしれませんが、費用を抑えるならオプションは最低限に抑えましょう。

とはいえ、後から付けられないオプションやかえって費用がかかるオプションもあるため、付けるべきかを慎重に検討することが大切です。

複数の業者に見積もりを依頼する

下駄箱のタイプや製品が同じでも、リフォームを依頼する業者によって費用が変わります。

はじめから1社に決めると金額を比較できないため、複数の業者に見積もりを依頼するのがおすすめです。

相見積もりを比較する際は、総額だけではなく内訳を細かく確認しましょう。

費用を細かくチェックした上で、予算内で希望する下駄箱リフォームを実現してくれるリフォーム会社を選ぶのがポイントです。

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参考にしたい下駄箱リフォーム事例3選【動画解説】

ここからは、下駄箱リフォームの事例をご紹介します。

リフォームのこだわりやポイントをお話いただいた動画も掲載しているので、あわせて参考にしてください。

カウンタータイプの下駄箱と収納棚をリフォーム

窓があり開放的な空間だったものの、暗く狭い印象があった玄関をリフォームした事例です。

カウンタータイプの下駄箱は、内部に5段の棚があり、靴や小物を多く収納できます。

下駄箱の向いには収納棚をつくり、将来ものが増えたときに備えつつ、キャンプ道具やスリッパなども収納できるのが特徴です。

可動式の棚で見せる収納をプラス

最低限のスペースだった玄関を大きなスペースに作り替えたリフォームです。

オープン収納にこだわり、見えるからこそ整えやすさを大切にし、複数の段に分かれた可動棚で靴や小物を収納できる下駄箱を実現しました。

また床に濃いグレーのモルタルを採用し、シックな印象に仕上げています。

広いスペースを確保しているため、大人や子どもの自転車もしっかり保管できるようになりました。

靴が増えても収納できるように可動棚を設置

部屋全体の雰囲気と合わせるために、雰囲気を統一した玄関リフォームです。

壁一面に可動棚を取り付け、靴を多く収納できる下駄箱に変更しています。

棚の幅を変更できるため、靴の大きさに合わせて調整できるのが魅力です。

床をフロアタイルに変えたり、アーチ型の入口にしたりするなど、下駄箱以外のこだわりもたっぷり詰め込んでいます。

参考にしたい下駄箱リフォーム事例5選【画像解説】

下駄箱リフォームの写真を掲載している事例もご紹介します

施工日数やリフォーム費用などもまとめているので、ぜひチェックしてください。

セパレートタイプの下駄箱で収納力をプラス

リフォーム費用 11万円
施工日数 20日(他の工事を含む)
住宅の種類 一戸建て
築年数 20年
玄関をはじめ、キッチンやリビングなどを幅広くリフォームした事例です。
玄関では、下駄箱を新調し、セパレートタイプのシューズボックスを採用しました。
上下に収納を分けたことで、靴や小物を効率よく収納できるようになっています。
上下の下駄箱の間には窓があり、開放感を演出しているのもこだわりのポイントです。

>> この事例の詳細を見る

カウンタータイプの大容量シューズボックスを設置

リフォーム費用 20万円
施工日数 3日
住宅の種類 一戸建て
築年数 16年
家族の靴がしまいきれずあふれていたため、大容量のシューズボックスにリフォームした事例です。
既存の窓を潰すことなく、天井まで効果的に活用することで、収納しきれなかった靴をすっきり収納できるようになりました。
内部には、防湿防臭効果を期待できる液状木炭を塗装し、いつでも清潔に使えるように工夫しているのも特徴です。

>> この事例の詳細を見る

掃除がしやすいフロートタイプの下駄箱にリフォーム

リフォーム費用 50〜100万円
施工日数 130日(他の工事を含む)
住宅の種類 一戸建て
築年数 27年
使用していない納屋のリノベーションに加えて、将来性を考えて下駄箱にも手を加えたリフォーム事例です。
玄関スペースは掃除のしやすさを重視し、フロートタイプの下駄箱を採用しています。
収納スペースも大きく、将来家族が増えても安心です。
家全体の雰囲気にマッチしたホワイトの下駄箱によって、玄関も明るい空間になっています。

>> この事例の詳細を見る

シューズクロークのある広々とした玄関を実現

リフォーム費用 -
施工日数 120日(他の工事を含む)
住宅の種類 一戸建て
築年数 33年
愛犬と快適に暮らすためにリフォームを実施し、玄関にシューズクロークを設置しました。
シューズクロークによって収納が増え、すっきりものが収まるようになり、お出かけや散歩などが快適にできるようになっています。

>> この事例の詳細を見る

明るい色のシューズボックスにリフォーム

リフォーム費用 -
施工日数 -
住宅の種類 マンション・アパート
築年数 新築
暗い印象だった木目調のシューズボックスをホワイトの下駄箱に変更したリフォームです。
木目調よりも明るい印象のカラーになったことで、玄関全体が明るい雰囲気に生まれ変わりました。
さらに鏡扉を枠なしの全面タイプに変えたことで、空間の奥行きも感じやすくなっているのがポイントです。

>> この事例の詳細を見る
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下駄箱リフォームで玄関の収納力やデザインを改善しよう

和風の玄関

下駄箱には複数の種類があるため、リフォームする際は自宅に合ったタイプを選びましょう。

フロートタイプやセパレートタイプなど見た目に特徴がある下駄箱もあるため、自宅の雰囲気に合ったデザインやテイストも重要です。

シューズクロークは収納力に優れているため、靴以外にも自転車やキャンプ道具なども収納したいときに向いています。

リフォーム事例からイメージを膨らませて、自宅にぴったりな下駄箱にリフォームしましょう。

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