土間収納にしまう物を考える

土間収納を作るときには、実際にしまう物を何にするか、具体的に決めておきましょう。
狭い範囲に施工することが多い土間収納は、とりあえず作ってみたものの、スペースが小さすぎて使わなくなったという失敗例が多いものです。
何を土間収納に置きたいかは、家族構成や趣味によって変わってくるでしょう。
シューズインクローゼットとして使うのか、コートかけとして使うのか。
傘、掃除用具、脚立をしまいたい方も多いでしょう。
あるいは、ベビーカーや自転車を収納したい方、スキー板・バッド・グローブ・ゴルフバッグなどのスポーツ用品を保管したい方もいますよね。
また、野菜やペットグッズを保存したり、一時的なゴミ置き場として使うなど、活用の仕方は様々です。
収納したい物が決定したら、出し入れする際に必要になるスペースについてもしっかり考慮しておくことが大切です。
最適な土間収納の広さ
土間収納を設置するときには、保管する物のサイズを測っておき、以下のことを参考にして設計していきましょう。

収納したい物+50cmのスペース
収納の広さを決める際、保管したい物が入ればOKと考えてしまうかもしれませんが、それでは物を取り出すときや片付けるときに大変窮屈で、効率が悪くなってしまいます。
そこで、「収納したい物+50cm」の幅を確保してあれば、手を伸ばすスペースと、物を取り扱うときのスペースを得ることが可能です。
最低50cm分の余裕を意識して、使いやすい土間収納を実現しましょう。
広さは1、2畳で充分
一方、土間収納は玄関まで行き来するのが手間になってしまうという理由から、だんだん使わなくなっていく傾向があります。
つまり、玄関にあると便利な物以外は出し入れする習慣がなくなるため、土間収納は広く作りすぎても有効活用できないのです。
もしベビーカーやスポーツ用品をしまう予定であれば、土間収納は幅2m×奥行き2mあれば大丈夫です。
余裕がなければ幅1.5m×奥行き1.5mでも確保できると便利な収納スペースになるでしょう。
ちなみに、シューズボックスを置くなら、奥行き40cmの棚が置ければ充分です。
なお、シューズボックスの手前には物を置けなくなってしまうので、奥行きを取り過ぎてもデッドスペースになるため注意しましょう。
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土間収納につけると良いもの7選
収納スペースの広さが確定したら、一緒につけておきたい設備も考えてみましょう。
土間収納は頻繁に使うわけではないため、採光や風通しの点を見落としがちです。
つけておくと使い勝手が格段に良くなる、7つのアイテムをチェックしておきましょう!
照明

実は忘れてしまいやすいのが、照明の設置です。
玄関の明かりが届かず、薄暗くて中の物を整理しにくいということがないようにしておきましょう。
採光・通風のために窓を取り付ける方法もありますが、日当たりが良すぎて収納していたベビーカーが変色してしまったという失敗例もあるので、窓よりも電気の方がおすすめです。
換気扇
土間収納にカビ対策は必須です。
しかし窓の場合は結露が発生する危険性もあるため、風通しを良くするためには換気扇を設置する方が良策と言えます。
大きなドア
ドアをつける場合は、幅広なタイプにしましょう。
狭い土間収納のドアは小さすぎると、出入りが大変になるだけでなく、手前に置いてある物を一度外に出さないと、奥の物を取り出せなくなってしまいます。
可能であれば、開き戸ではなく引き戸をつけておくと、開閉時も出し入れの際も負担が少なくて快適です。
なお、ドアがないオープンタイプの土間収納を作ってしまうと、他の部屋にも靴などの臭いが流れてしまうので、なるべくドアはつけるようにしましょう。
板の間の床・すのこ
靴を収納したい場合、着脱時に使えるように床を板の間にしておくと便利です。
土間収納と玄関の位置が離れている場合、靴を脱いだり履いたりするたびに、一度土間に降りてサンダルを履かなくてはなりません。
これが面倒になって、靴下や素足で土間に降りるようになってしまった、という失敗例もあります。
板の間であれば、靴の着脱が楽になり、靴下の裏や足裏が汚れることがありません。
また靴に限らず、収納したい物によっては一部にすのこを敷いておくのも良いでしょう。
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物干しスペース

土間収納をパントリー(食品庫)として使うなら不要かもしれませんが、もしコートや傘をしまう予定があるなら、物干し用のスペースをキープしておきましょう。
できれば濡れている物と濡らしたくない物を分けられるようにしておくと、さらに利用しやすくなるはずです。
可動式の棚

土間収納は、いつまでも同じ物をしまっておくとは限りませんよね。
特に子供がいるご家庭の場合、ベビーカーやボールなどが不要になるときがあります。
今後収納したい物が変わっても対応できるよう、棚板の位置を簡単に変えられる可動式の棚をつけておくと、より実用的な土間収納になるでしょう。
高い位置にコンセント

意外と「つけておくべきだった」と後悔するのが、コンセントです。
アウトドア用品や掃除機など、使用していない時間に充電しておきたい電化製品は多いようです。
しかしコンセントは低い位置にあると、床が濡れているときに危険なので、高い位置に設けるようにしてください。
【この記事のまとめ◎】
玄関に土間収納を作るときのポイントは? |
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まずは、何をどのように収納したいか)、具体的に決めておくことが大切です。 靴やコートをしまいたいのか、ベビーカーや自転車を置きたいのかなど、家族構成や用途に合わせて設計しましょう。 |
土間収納の適切な広さとは? |
「収納したい物+50cmのスペース」を確保しておくと無難です。 また、シューズボックスとして使いたいのか、ベビーカーやスポーツ用品を収納するか、などにより、最適な広さが変わってきます(詳しくはこちら)。 |
土間収納でおすすめの設備は? |
見落としがちですが、照明・換気扇・コンセントなどをつけておくと使い勝手が向上します。 |
収納は使い心地が良くないと、無駄なスペースになってしまいがち。
何をどのようにしまっておくか、事前にしっかりイメージしておき、実用的な土間収納を作りましょう。
できれば土間収納の施工経験が豊富なリフォーム会社に相談し、予算に合わせて最適な設計プランを提案してもらうことをおすすめします。
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