玄関ドアや玄関周りのリフォームで活用しやすい補助金制度
2024年5月現在、玄関周りのリフォームでは 「省エネ(断熱)対策」や「バリアフリー化」の工事の際に、補助金制度を比較的利用しやすいです。
また自治体でも、省エネ・バリアフリー以外の目的でリフォームする際に、補助金の対象となることがあります。
国と自治体それぞれの、玄関ドアのリフォームに利用できる補助金制度の例と、対象のリフォームを次の一覧にまとめました。
【国の補助金制度】
対象となる玄関リフォーム | 補助金制度名 |
---|---|
● 断熱性のある玄関ドアに交換する ※ガラス、内窓、外窓交換による断熱改修、省エネ対策の改修工事と同時の場合 |
先進的窓リノベ2024事業 |
1. 断熱効果のある玄関ドアへ交換 (必須工事の開口部の断熱改修) 2. 防犯性や防音性の高い玄関ドアへ交換 (子育て対応の改修) 3. 玄関周りへ手すりの設置、段差の解消 (バリアフリー改修) ※2と3は指定の必須工事と同時に行う場合は補助対象 |
子育てエコホーム支援事業 |
● 断熱性能のある玄関ドアを導入する ※高性能な窓、ガラス、断熱材を使用するリフォームと同時の場合 |
既存住宅における断熱リフォーム支援事業 |
● 床材を滑りにくいものへ交換 ● 玄関周りへ手すり、スロープの設置 ● 段差の解消 ● 玄関扉を引き違い戸へ変更 ● 上記のリフォームをする際に、必要になる改修工事 |
介護保険 |
1. 断熱性能の高い玄関ドアに交換、設置 ※劣化対策、耐震性、省エネ対策のための住宅性能向上の改修と同時に行う場合に対象 2. 三世代同居のための玄関の増設 ※リフォーム後に、玄関、キッチン、浴室、トイレのいずれか2つ以上が複数箇所あることが必須 |
長期優良住宅化リフォーム推進事業 |
【自治体の補助金制度】
対象となる玄関ドアリフォーム | 補助金制度名 |
---|---|
● 建具または開口部の取り換えおよび新設 ● 段差の解消、手すりの設置などバリアフリー改修工事 |
銚子市住宅リフォーム助成事業(千葉県) |
● 玄関、ガラス、サッシ工事 | 茨城町住宅リフォーム資金助成制度(茨城県) |
● 住宅リフォーム工事 | 寒川町住宅リフォーム等建築工事推進助成事業(神奈川県) |
● 玄関扉を開き戸から引き戸に変更、手すりの設置、屋外スロープの設置 (バリアフリー改修) ● 開口部の庇(ひさし)の後付け (環境への配慮) ● 玄関ドア改修によるドアロックの防犯リフォーム (防犯対策) ● インターホンの設置および改修 ● 開閉、施錠がタッチレス可能な玄関へ改修 ● 通風式玄関ドアの設置および改修 (新しい生活様式対応のための改修) |
住宅リフォーム助成事業(東京都大田区) |
(※いずれも、公募スケジュールや条件などが年度によって異なるため、最新情報をご確認ください。)
次の章では、各補助金制度の詳細について詳しく解説します。
先進的窓リノベ2024事業
「先進的窓リノベ2024事業」は、「住宅省エネ2024キャンペーン」の事業の一つです。
戸建て・集合住宅の開口部(窓)を断熱リフォームする際に、工事費用の一部を補助する制度になります。
補助対象のリフォームと、補助金額
住宅の建て方や施工方法、玄関ドアの断熱性能具合や大きさによって金額が変動します。
対象のリフォームと補助金額は、次の通りです。
該当する工事内容 | 補助金額 |
---|---|
カバー工法 | 5万8千~22万2千円/箇所 |
はつり工法 | 4万6千~26万6千円/箇所 |
先進的窓リノベ2024事業では、補助金額が合計5万円以上の場合に補助の対象になります。
また、玄関ドアのリフォームの場合、ガラス、内窓、外窓の交換による断熱改修や省エネ対策の改修工事と同時に行うと補助対象になります。
玄関ドアの交換のみでは補助対象にならないので、忘れないように注意しましょう。
補助対象の要件
先進的窓リノベ2024事業の補助対象の要件は、次の通りです
● 住宅の所有者がリフォーム業者と工事請負契約などを締結して行う、断熱性能のある窓への改修工事 ● 玄関ドアをリフォームする住宅や賃貸の所有者 (集合住宅の場合は管理組合、法人も対象) |
交付申請の流れ
先進的窓リノベ2024事業を利用する際の、交付申請の流れは次の通りです。
1. 先進的窓リノベ2024事業登録業者へ工事の問い合わせをする 2. 登録業者と工事請負契約、共同実施規約の締結をする 3. 工事着工(工事日が、2023年11月2日以降着手のものが対象) 4. 交付申請の予約(任意)※登録業者が行う 5. 工事の完了、引き渡し 6. 交付申請※登録業者が行う 7. 交付決定と振り込みの通知がくる 8. 補助金を受領する |
※出典:「先進的窓リノベ2024事業公式ウェブサイト」(国土交通省)を加工して作成。
子育てエコホーム支援事業
「子育てエコホーム支援事業」は、2023年の「こどもエコすまい支援事業」の後続事業です。
リフォームの場合は、子育て世帯以外も対象の補助金制度です。
補助対象のリフォームと、補助金
玄関ドアのリフォームで子育てエコホーム支援事業を利用する際の、対象のリフォームと補助金額は次の通りです。
該当する工事内容 | 補助金額 |
---|---|
開口部の断熱改修(必須工事) | 3万2千~4万9千円/箇所 ※ドアの大きさと断熱性能によって金額に変動あり。 |
子育て対応のための改修(任意工事) | 【防犯性の高いドアへ交換】 3万8千~5万4千円/箇所 【生活騒音配慮による防音性能の高いドアへ交換】 3万2千~3万7千円 ※ドアの大きさによって金額に変動あり。 |
バリアフリーのための改修(任意工事) | ● 手すりの設置 5千円/戸 ● 段差の解消 7千円/戸 |
補助対象の要件
子育てエコホーム支援事業の補助対象の要件は、次の通りです。
● エコホーム支援事業者と、工事請負契約などを締結して行う玄関ドアのリフォーム ● リフォームする住宅、賃貸の所有者である (共同住宅などの場合は管理組合、管理組合法人も対象) |
交付申請の流れ
子育てエコホーム支援事業で補助金額の交付申請をする流れは、次の通りです。
1. 子育てエコホーム支援事業登録業者へ工事の問い合わせをする 2. 登録業者と工事請負契約、共同実施規約などの締結をする 3. 工事着工(2023年11月2日以降) 4. 交付申請の予約(任意)※登録業者が行う 5. 工事の完了、引き渡し 6. 工事費の精算をする 7. 交付申請※登録業者が行う 8. 交付決定と振り込みの通知がくる 9. 補助金を受領する |
※出典:「子育てエコホーム支援事業公式ウェブサイト」(国土交通省)を加工して作成。
補助金の交付申請は施工業者が行います。
2023年のこどもエコすまい支援事業は人気の制度で、同年の9月28日に申請受付が終了しました。
したがって、子育てエコホーム支援事業の利用を検討している方は早めに準備をすることをおすすめします。
既存住宅における断熱リフォーム支援事業
「既存住宅における断熱リフォーム支援事業」では、既存住宅を高性能の建材による省エネ効果で、エネルギー消費の改善などを目的とした断熱改修工事を行う際に、補助金を支給しています。
補助対象のリフォームと、補助金額
既存住宅における断熱リフォーム支援事業を利用して玄関ドアのリフォームをする際、「窓・ガラス・断熱材を使用するリフォーム」と同時に「断熱タイプの玄関ドア」を導入する場合は、補助対象です。
一戸建ての場合は120万円/戸、集合住宅の場合は15万円/戸(玄関ドアの改修工事も行う場合は20万円/戸)を上限とし、工事費用の1/3以内の金額を補助します。
補助対象の要件
既存住宅における断熱リフォーム支援事業の補助対象の要件は、次の通りです。
● 一戸建てまたは集合住宅を所有する(所有予定も含む)個人の方 ● 賃貸住宅の場合は、個人の方と法人も対象 |
交付申請の流れ
既存住宅における断熱リフォーム支援事業の交付申請は、次の流れです。
1. 交付申請書、提出書類の作成・提出 2. 交付申請通知書が発行される 3. 契約、着工 4. 工事、支払いの完了 5. 完了実績報告の作成、提出(工事完了日から30日以内もしくは2024年12月27日のいずれか早い日) 6. 「交付額確定通知書」受領 7. 精算払請求書の提出 8. 補助金が入金される |
介護保険
「介護保険」は「要介護」「要支援」認定された方が利用可能な制度です。
介護保険を利用して住宅の改修工事をする場合、ケアマネジャーと相談しながらリフォームする箇所を検討しましょう。
補助対象のリフォームと、補助金額
補助対象となる工事は「床材を滑りにくい物に交換する」「段差解消」「手すりの取り付け」「スロープの設置」「玄関扉を引き違い戸に変更する」といった内容が代表的です。
補助額は、14〜18万円です。
(※支給限度額=20万円で、内1〜3割は施主の方が負担します。ご本人の所得額などに応じ、負担割合が変わってきます。)
補助対象の要件
介護保険による住宅改修の補助対象の要件は、要介護または要支援の認定を受けた方、認定を受けた方が居住しているご自宅です。
交付申請の流れ
介護保険の交付申請の流れは、次の通りです。
1. ケアマネジャーなどに相談する 2. リフォーム業者を選択する 3. 自治体に工事前に交付申請を行う 4. 改修工事の施工を行う 5. 改修工事の完成後、リフォーム業者へ工事費の支払いをする 6. 自治体へ工事後に、改修費の支給申請をする 7. 住宅改修費の支給額決定・支給がされる |
介護保険の住宅改修費の支給申請に必要な書類は、基本的にケアマネジャーが作成します。
リフォーム業者に見積もり依頼をする際、介護保険の書類作成ができるスタッフの方が在籍しているか確認しておくのも良いでしょう。
長期優良住宅化リフォーム推進事業
「長期優良住宅化リフォーム推進事業」とは、既存の戸建て・共同住宅を良質に長持ちさせる「長期優良化住宅」や子育てに適した環境へ住宅の性能を上げる改修工事などの補助金制度になります。
補助対象のリフォームと、補助金額
玄関のリフォームの場合、省エネ性の向上を目的とした断熱素材の玄関ドアの設置、交換(劣化対策、耐震性のリフォームと同時に行う場合)や、三世代同居のための玄関の増設(※)が対象として挙げられます。
(※増設はリフォーム後に、玄関、キッチン、浴室、トイレのいずれか2つ以上が複数箇所あることが必要)
補助額は、上限80~210万円/戸です。
(※工事内容や性能の向上具合などによって変動あり)
補助対象の要件
長期優良住宅化リフォーム推進事業を利用する際の要件は、次の通りです。
● 少なくとも1階の床面積(階段部分を除いて)が40㎡以上、かつ延べ床面積が55㎡以上である ● 工事前にインスペクションを行い、リフォーム履歴・維持保全計画を作成する ● 劣化対策、耐震性、省エネ対策のリフォームにより、住宅の性能が一定の基準を満たしている |
交付申請の流れ
長期優良住宅化リフォーム推進事業の交付申請の流れは、次の通りです。
1. リフォームする住宅のインスペクションを実施する 2. 維持保全計画の作成をする※登録業者が行う 3. 工事内容確定、登録業者と工事請負契約の締結をする 4. 交付申請をする※登録業者が行う 5. 交付決定の通知がくる 6. 工事実施、リフォーム履歴の作成※リフォーム履歴の作成は登録業者が行う 7. 工事完了後に、引き渡しと工事費の精算をする 8. 完了実績報告をする※登録業者が行う 9. 「交付額確定通知」が通達される 10. 補助金が振り込まれる |
※出典:「長期優良住宅化リフォーム推進事業に関する説明資料」(国土交通省)を加工して作成。
ここまでは、国が実施している補助金制度の詳細についてご紹介しました。
次の章より、各自治体の補助金・助成金制度の詳細について説明します。
銚子市住宅リフォーム助成事業(千葉県)
玄関のリフォームに活用できる補助金、助成金制度は、自治体でも行っているケースがあります。
千葉県銚子市の「銚子市住宅リフォーム助成事業」では、市内産業と市内の住環境の向上を図るためリフォーム費用の助成を行っています。
玄関のリフォームをする場合の補助金額と対象の要件は、次の通りです。
補助金額 | ● 20万円以上50万円未満のリフォーム工事:2万円 ● 50万円以上100万円未満のリフォーム工事:5万円 ● 100万円以上のリフォーム工事:10万円 |
---|---|
補助対象の要件 | ● 銚子市内に住民票のある方 ● 居住する住宅を市内施工業者による20万円以上のリフォーム工事を実施する方 ● 銚子市内にある専用住宅(区分所有のマンションも含む)および併用住宅(住居部分の割合が1/2以上)であること ● 補助の対象となる方またはその2親等以内の親族が所有している ※その他要件あり |
補助対象のリフォーム | ● 建具または開口部の取り換えおよび新設 ● 段差の解消、手すりの設置などのバリアフリー改修 |
※「銚子市住宅リフォーム助成事業」を加工して作成。
茨城町住宅リフォーム資金助成制度(茨城県)
茨城県茨城町の「茨城町住宅リフォーム資金助成制度」では、茨城町内のリフォーム業者を利用して住宅改修を行う場合、工事費用の一部を助成しています。
玄関の対象のリフォームと、補助金額は次の通りです。
補助金額 | 合計100万円以上(税込み)の工事費用に対し、一律20万円を助成 |
---|---|
補助対象の要件 | ● 町内に居住・所有している住宅 ● 過去に該当の助成制度を受けていない住宅 ● リフォームする該当の住宅に3年以上住んでいる ※その他要件あり |
補助対象のリフォーム | 玄関、ガラス、サッシ工事 |
※「茨城町住宅リフォーム資金助成制度」を加工して作成。
補助対象のリフォームに、断熱性能のある玄関ドアへ交換などの条件がないため、シンプルな玄関ドア、玄関周りのリフォームでも利用できる可能性があるでしょう。
寒川町住宅リフォーム等建築工事推進助成事業(神奈川県)
神奈川県寒川町の「住宅リフォーム等建築工事推進助成事業」では、寒川町内のリフォーム業者を利用して改修工事を行う場合、「寒川町共通商品券」で助成する制度です。
対象のリフォームの内容と、補助金額は次の通りです。
補助金額 | 20万円以上(税抜き)のリフォームに対し、上限3万円とする工事費用の5%を「寒川町共通商品券」で助成。 |
---|---|
補助対象の要件 | ● 寒川町内に住民登録がある ● リフォーム対象が、町内にある個人の居住する住宅であること ● マンションの場合は個人の専用部分が対象 ● 着工前のリフォームであること ※その他要件あり |
補助対象のリフォーム | 寒川町内の業者が行うリフォーム工事(新築、改修、増築) ※2025年3月14日までに工事終了、完了報告ができる状態であること |
※「寒川町住宅リフォーム等建築工事推進助成事業」を加工して作成。
住宅リフォーム助成事業(大田区)
東京都大田区で実施している「住宅リフォーム助成事業」は、大田区に居住している住宅を所有している大田区民の方が対象になります。
補助へ該当するのはバリアフリー対策、環境への配慮や防犯対策や新生活の様式へ対応などを目的とした工事になります。
補助対象になる玄関リフォームの内容と、補助金額については次の通りです。
補助金額 | 【バリアフリー対策、環境への配慮、防犯対策】 ● 20万円/戸を上限とし、工事費用の10%の金額 ※工事費用の総額10万円以上(税抜き)のものが対象 【新生活様式への対応】 ● 10万円/戸を上限とし、工事費用の20%の金額 ※工事費用の総額5万円以上(税抜き)のものが対象 |
---|---|
補助対象の要件 | ● 2023年1月1日から工事をする住宅に継続して居住する大田区民の方 ● 工事をする住宅の所有者 ● 集合住宅の場合は、管理組合の理事長の方も対象 ● 過去に同制度を利用して助成を受けていない住宅 ※その他要件あり |
補助対象のリフォーム | 【バリアフリー対策、環境への配慮、防犯対策】 ● 手すりの設置 ● 段差の解消 ● 開き戸から引き戸へ変更 ● 庇(ひさし)の後付け設置 ● 玄関ドアの改修によるドアロック防犯工事 【新生活様式への対応】 ● インターホンの設置、改修 ● 開閉・施錠がタッチレス可能な玄関ドアの設置、改修 ● 通風式玄関ドアの設置、改修 |
※「住宅リフォーム助成事業」(大田区)を加工して作成。
上述した制度の他にも、地域によっては玄関リフォームの際に補助金(助成金)を受け取れるケースがあります。
お住まいの自治体の窓口で確認してみるのが確実ですが、リフォーム業者によっては補助金・助成金制度に詳しいスタッフも在籍しています。
施工業者に見積もりを作成してもらう際などに、あわせて相談してみるとよいでしょう。
補助金を利用した場合玄関ドアのリフォーム費用はどれくらい?
「玄関ドアの交換はいくらかかる?」「補助金を利用すると、玄関のリフォームはどれくらいになるの?」と気になる方もいらっしゃるでしょう。
玄関ドア・玄関のリフォームの費用相場は10〜50万円以内とされており、玄関ドアの種類や施工方法によっては金額が変動することがあります。
>> 玄関・玄関ドアリフォームの費用相場はいくら?施工事例もご紹介
では、実際に補助金を利用した場合どれくらいリフォーム費用が抑えられるのか解説します。
今回は「先進的窓リノベ2024事業」を利用して、窓と玄関の断熱リフォームを同時にしたケースの想定です。
補助金を利用して玄関のリフォームをした工事費用の例
工事内容 | 費用(本体価格+工事費用) |
---|---|
片開き戸を断熱効果のあるものへ交換 | 46万円 |
サッシを断熱効果のある二重サッシへ4箇所交換 | 24万円 |
【リフォーム総額】 | 70万円 |
玄関ドアの補助金額 | 8万7千円 |
窓サッシの補助金額 | 9万2千円(4箇所合計) |
【補助金総額】 | 17万9千円 |
【リフォーム総額】 - 【補助金総額】総額 | 52万千円 |
片開き戸の本体価格の費用相場は10〜33万円、開き戸の工事費用相場は10~13万円とされています。(工事費用は規模や施工内容によって変動します。)
内窓を断熱効果のある二重サッシに変更する場合は、本体価格と工事費用あわせて8〜15万円が費用相場です。
補助金対象のリフォームを組み合わせることで、費用を抑えて気になる複数の箇所のリフォームができるケースもあります。
リフォームしたい箇所をピックアップしたら、リフォーム業者へ補助金を利用できるか相談すると、希望にそったリフォームプランを提案してくれるでしょう。
玄関ドアなどのリフォームで補助金を利用する際の注意点
玄関のリフォームに限らず、補助金・助成金を活用する際には、各制度で決められたルールを守ることが重要です。
特に注意しておきたい内容について、お話しします。
(申請時期・完了報告などの)期限を守る
基本的に、補助金を利用する場合には「申請時」や「工事後の完了報告」の期限を守ることが大切です。
申請期限は年度によって異なったり、予算に達してしまうと早めに締め切られてしまったりすることも多いため、最新情報をこまめに確認することをおすすめします。
「不備によって申請が間に合わなかった」ということがないよう、余裕を持って必要書類を用意しておくとよいですね。
リフォーム工事を行う前に申請をする
たいていの補助金制度は、工事を行う前に申請する必要があります。
着工後や施工完了後に申請すると、受け付けてもらえないケースが多いため、注意しておきましょう。
リフォーム業者にも、あらかじめ「補助金制度を利用したい」旨を伝えておくと無難です。
(複数の補助金を利用したい場合は)併用可能かどうか確かめる
補助金・助成金は、制度によって併用が可能なものもあります。
もし、複数の制度を利用したい場合には、それぞれ併用できるか調べておくことが大事です。
また併用できない場合には、どの制度を利用するのが最もお得になるかを考慮したいところですね。
自治体の窓口や施工業者にご希望のリフォーム内容を伝えて、最適な制度がどれか尋ねてみるのもよいでしょう。
補助金制度によってはリフォーム会社の指定がある
制度によっては、施工を依頼すべきリフォーム業者が指定されている場合があります。
工事を契約する前に、該当の補助金制度の窓口やホームページで再確認しておくと安心でしょう。
玄関ドアや玄関周りのリフォーム費用を抑える方法
「利用できそうな補助金制度がない……」「補助金を使えそうだけど、できる限りリフォーム費用を抑えたい」という方もいらっしゃると思います。
そこで、玄関のリフォーム費用を抑えるためのコツについてもご紹介しておきましょう。
可能であれば、新しい扉材などのグレードを下げる
一般的に、新しく採用する建材(玄関ドアなど)のグレードを下げると、費用を抑えられます。
ただ、先ほどご紹介したような「断熱性の高い玄関ドア」にリフォームして補助金を受給したい場合には、ある程度の品質のドアを導入する必要性があるでしょう。
「最終的にどのような玄関にしたいか」を基準に考えた上で、最もコストパフォーマンスの高いプランを検討することが大切と言えます。
なるべくサイズや位置を変更しない
リフォーム全般に共通することですが、サイズや位置を変更すると、手間がかかるため値段が高くなります。
そのため「玄関ドアのサイズ」や「玄関の位置」を現状のままリフォームすると、費用が安く済むでしょう。
ただし、バリアフリーリフォームなどご家族の健康状態を考慮して、ドアのサイズや位置を変更した方がよいケースもあります。
まずは、ご家族のライフスタイルにあわせて玄関のリフォーム内容を検討しましょう。
相見積もりを行い、総額を比較する
「相見積もり」とは、複数の会社に工事の見積もりを出してもらい、見積書の内容を比較することを指します。
業者によって、提示する工事プランや費用総額が異なるため、見積書を比べてから契約先を選ぶことで、結果的にリフォーム価格を安くできる可能性が高くなります。
補助金を活用して理想の玄関リフォームを実現しよう
玄関リフォームでは、省エネ対策やバリアフリーを目的とした場合に、国や自治体からの補助金を活用しやすいです。
また、見積もり依頼の際リフォーム業者へ「できるだけ安くリフォームしたい」「利用できる補助金制度があればアドバイスしてほしい」など相談することで、ご要望にあった価格帯・工事プランを提案してくれるでしょう。
知識や経験のあるスタッフであれば「こんな制度を利用できます」「補助金の申請手続きもサポートします」といった助言をしてくれるパターンもありますよ。
まずはプロのリフォーム業者に、遠慮なく質問することから始めてみてはいかがでしょうか。
機能面もコスト面も満足できる玄関のリフォームを、ぜひ実現してくださいね!
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ご希望にあった会社をご紹介!
お住まいの地域に近く・ご希望のリフォーム箇所に対応が可能という基準を元に、厳選した会社をご紹介。可能な限り、ご要望にお応えできるように対応致します。
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しつこい営業電話はありません!
紹介する会社は、最大で5社まで。また、連絡を希望する時間帯をお伝え頂ければ、しつこい営業電話をすることはありません。
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見積もり後のフォローも致します
ご紹介後にご不明点や依頼を断りたい会社がある場合も、お気軽にご連絡ください。弊社から各会社へのご連絡も可能となっております。