自宅に自転車置き場を作りたい!サイクルポートのメリットと選び方

更新日:2024年10月21日

サイクルポートのメリットと選び方を表すサムネイル画像

自転車置き場の設置をご家庭で検討してみませんか?
自宅に自転車置き場を設置すると、快適で便利な駐輪環境を作り出せます。

本記事では、自転車置き場(サイクルポート)設置前に確認しておくべき項目や選び方のポイント、施工事例について詳しく解説します。
ポイントを押さえて、おしゃれな自転車置き場を実現しましょう。

戸建ての自宅におしゃれな自転車置き場を作る前に確認すべきポイント

黒い屋根とグレーのサイクルポート

自転車置き場を設計する際には、どれくらいの駐輪スペースが必要かを正確に把握しましょう。

また、設置場所の選定も大切です。
外周部分に隣接させる方法や駐車スペース内に設ける方法など、さまざまな選択肢があります。

駐輪スペースがどのくらい必要なのかを把握する

自転車や原動機付自転車は日常的に利用されるため、駐輪場の有無や設置場所が利便性に大きな影響を与えます。

ポイントは、実際に自転車を置くためにどのくらいのスペースが必要かです。
国土交通省は、路上で自転車や原動機付自転車、バイクの駐輪スペースを設ける際の基準を公表しています。

タイプ 長さ 幅員
自転車 1.9m 0.6m
原動機付自転車 1.9m 0.8m
自動二輪車 2.3m 1.0m

出典:国土交通省「路上自転車・自動二輪車等駐車場設置指針について」を加工して作成

複数の自転車を使用している場合は、台数分の駐輪スペースが必要です。
子ども用の自転車は、数年後には大人用のサイズになるため、大人サイズで算出します。

自転車置き場を考える際は、将来的な家族構成の変化や自転車の種類の変更も想定しながら、柔軟に対応できるスペースを確保するようにしましょう。

設置場所をどこにするのかを検討する

自宅に自転車置き場を設けるにはいくつかの候補があります。
それぞれの設置場所と特徴を簡潔にまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。

外周部分

【特徴】

  • 道路からすぐに自転車を停められる
  • 段差がなければ出し入れの動線がスムーズ
  • 目立ちやすいため防犯対策が必要
門柱や目隠しフェンスの内側

【特徴】

  • 外観を損ねることなく設置できる
駐車スペースと共有

【特徴】

  • カーポートを共有して屋根付きの駐輪場として利用できる
  • 設計にゆとりを持たせないと出し入れが不便
勝手口

【特徴】

  • テラス屋根を設けると、雨に濡れにくく荷物の出し入れがしやすい
ガレージ

【特徴】

  • 防犯性能が高い
  • メンテナンス用品など保管だけでなく、趣味のスペースとしても活用できる

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自転車置き場(サイクルポート)の種類と費用

2台の自転車が止まっているサイクルポート

自転車置き場を設置する方法には、施工タイプとDIY設置タイプの2種類があります。

施工タイプは、プロによる高品質な仕上がりが期待できる一方で、費用は高くなりがちです。

DIY設置タイプは、コストを抑えつつ自分で手軽に設置できますが、組み立てに時間と労力が必要です。

それぞれの特徴と費用を比較し、ご自身に合った方法を選びましょう。

施工タイプ(外構工事業者に依頼する)

施工タイプは、コンクリートや壁に設置するものです。
強風が吹いても飛ばされる心配は少なく、スタイリッシュに仕上がります。

長期間サイクルポートを使用したい場合や、家の外観に高級感を加えたい場合には、施工タイプがおすすめです。

【サイクルポート】
屋根付きの駐輪スペース「サイクルポート」は頑丈な造りが特徴で、雨風から自転車を確実に守ります。
種類と大きさの選択肢が豊富なため、デザインや保管台数に合わせてサイズを選べるメリットがあります。

一般的な相場は、施工費込みで15〜25万円が一般的です。

【カーポートとの兼用】
車と一緒に駐輪する方法です。

カーポート設置の一般的な相場は、屋根材やデザイン、耐風圧強度などによって大きな開きがあります。
一般的な1台用で工事費込み10~40万円です。

>> ガレージ・カーポートの設置リフォームの価格は?注意点も解説!

【物置タイプ】
物置と駐輪屋根が一体化したタイプです。

特殊な構造で、物置の屋根が延長され、駐輪場としても利用できます。
ただし、設置場所によっては、出し入れしづらくなることもあります。

費用相場としては、30~50万円が一般的です。

DIY設置タイプ(自分で組み立てる)

DIYで組み立てられるサイクルポートは、手軽に導入できます。
コンパクトなサイズであれば、限られたスペースでも設置が可能です。

価格も1万円前後からあり、費用面でのメリットもあります。
一方で、雨風や紫外線に弱く耐久性が低いというデメリットを考慮しておきましょう。

【テントタイプ】
テントタイプは、シートで自転車を包むように収納する方式です。
ファスナーが付いているため、収納後は閉めて見えなくできます。

自分で組み立てや設置が可能で、価格も手ごろです。
使用しないときは、たたんで収納できます。
ただし、強風で倒れたり破れたりすることには注意が必要です。

長期利用には不向きですが、「短期間だけ自転車を保管したい」という場合におすすめします。

【簡易型の屋根付きサイクルポート】
スタンドタイプのサイクルポートは、壁際に設置し、UVカットと撥水加工が施された屋根により自転車を保護するものです。

使用しないときはコンパクトにたためるため、通行の邪魔になりません。
晴れた日には、屋根をたためるため便利です。

【サイクルラック】
平置式のサイクルラックは、コストを抑えつつ駐輪スペースの効率化を図れる製品です。

自転車全体または前輪のみをラックに乗せるだけのシンプルな仕様のため、狭小スペースを有効活用したい場合に適しています。

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自転車置き場(サイクルポート)のメリット・デメリット

メリット・デメリットを表す画像

自転車を適切に保管しないと、劣化が進んだり、盗難の危険にさらされたりします。

サイクルポートは、自転車の寿命を延ばし、安全に保管する製品です。
しかし、導入を検討する際には設置場所や予算など、さまざまな観点から慎重に見極める必要があります。

ここでは、サイクルポートのメリット・デメリットを詳しく解説しましょう。

自転車置き場(サイクルポート)のメリット

屋根付きタイプのサイクルポートは、雨・砂ぼこり・紫外線などによる劣化を防ぎます。
コンパクトサイズや折りたたみ式などスペースに応じたタイプを選択可能です。

費用面でも、予算に合わせてさまざまな価格帯の製品から選べます。
ライフスタイルの変化に応じて、グレードアップも可能です。

外観の向上も大きなメリットで、建物の魅力を高め、資産価値の向上にもつながります。

盗難防止にも効果的です。チェーンでの固定やライト、防犯カメラの設置により、強固な防犯体制を整えられます。

自転車置き場(サイクルポート)のデメリット

サイクルポートの設置には、スペースの確保が必要です。
十分なスペースがない場合は、希望通りの設置が難しいかもしれません。

また、商品購入や設置工事には、費用がかかります。
DIYか業者依頼かで価格が変わるため、比較しながら考えましょう。

サイクルポートは二輪車専用のため、駐輪以外の用途には使えません。
カーポートも検討している場合は、広めのカーポートで代用することも選択肢の一つです。

自転車置き場(サイクルポート)の選び方の4つのポイント

2つの家と2台のバイクが並んだ画像

サイクルポート選びには、4つのポイントがあります。

  • 将来的な自転車台数の想定
  • 気候状況への対応
  • 盗難防止
  • デザイン性

必要なスペースは、家族の自転車台数を大人サイズで算出するのがポイントです。
さらに、お住まいの地域の気候に応じて、台風対策や雪対策、日よけなどを考慮します。

盗難防止には、輪止めやチェーンロック、伸縮ゲート、センサーライトなどが効果的です。

デザインは、自宅の外観とのバランスにも影響します。
シンプルモダンからヨーロピアン調まで、エクステリア全体の統一感を意識して選びましょう。

自転車置き場(サイクルポート)の施工事例3選

当サービス『リショップナビ』の加盟店が実際に施工した、自転車置き場(サイクルポート)の施工事例を3つご紹介します。

事例1: サイクルポート設置で自転車を雨から守る

リフォーム費用 約12万円
築年数 -
施工面積 -
工事期間 -

テラスがなく雨ざらしだった自転車を守るため、巧みな工夫を凝らしたサイクルポートの設置事例です。

窓のサッシ上部との干渉を避けるため、通常より高い位置に屋根を設置しました。

さらに、地面のアクセントタイルを活かすよう柱の配置にも注意を払いました。

機能性とデザイン性を両立させた、この家に調和するサイクルポートの施工が実現しました。

>> この事例の詳細を見る

事例2: 雨から自転車を守るセンサーライト付きサイクルポート

リフォーム費用 約60万円
築年数 -
施工面積 8.0㎡
工事期間 7日間

サイクルポートの設置により、自転車の保護と利便性を大幅に向上させた事例です。

芝生をコンクリート化し、サイクルポートを設置したことにより、濡れることなく自転車置き場まで移動できるようになりました。

柱にセンサーライトを取り付けたことにより、夜間の視認性と防犯に貢献しています。

また配線を土間に埋設し、柱内を通すことで見た目にも配慮しました。

さらに、立水栓周りにはコンクリートですり鉢状の土間を設置し、水栓パンの代替として機能させることで、コスト削減にも成功しています。

>> この事例の詳細を見る

事例3: 駐輪スペースをおしゃれに

リフォーム費用 約65万円
築年数 4年
施工面積 -
工事期間 1日

駐輪スペースにサイクルポートをおしゃれに設置した事例です。

従来は屋根のなかった駐輪スペースに、雨から自転車を守るためのサイクルポートを新設しました。

地面には、コンクリートではなく乱形の石張りを採用し、洗練された外観を実現しています。

さらに、前面パネルを取り付けることにより、雨風からの保護だけでなく、プライバシーにも配慮しています。

>> この事例の詳細を見る

リショップナビでは、豊富な施工事例を公開しており、希望に近い事例を見つけてイメージを膨らませるのに役立ちます。
サイクルポート選びにご活用ください。

>> カーポート・ガレージのリフォーム事例一覧

自宅におしゃれな自転車置き場を設置しよう!

自然に囲まれた道路を家族でサイクリングする画像

自宅に自転車置き場を設置することで、駐輪環境が整い利便性が向上します。
設置前に必要な駐輪スペースを将来的な観点や利便性から想定し、適切な場所を選ぶことが重要です。

施工タイプには、外構工事業者に依頼する方法とDIY設置タイプがあります。
それぞれのメリットとデメリットを理解し、ご自身に合った選び方を検討しましょう。

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