判別は難しい?アスベストの見分け方

アスベストは、肉眼での識別が極めて困難な建材です。
アスベストが疑われるケースを知り、専門家に相談するなど適切な対応を行いましょう。
1. 素人が見た目で判断するのは困難
アスベストを専門家ではない方が、見た目だけで判別するのは困難です。
アスベストはほかの建材と混合されて使用されることが多く、外観が類似した安全な建材と区別しにくいためです。
見た目判断が難しい主な要因
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安易に建材を触ったり削ったりすると、有害なアスベスト繊維を空中に飛散させる危険性があるため、注意しましょう。
確実な判定には、電子顕微鏡などを使った専門機関での分析が不可欠です。
特に1980年代以前の建築物に関しては、自己判断せずに必ず専門業者に調査を依頼することを強くおすすめします。
2. 吹付け材アスベストは見える場合がある
吹付け材アスベストは、劣化が進むと建材表面に繊維が露出する場合があります。
天井や壁が剥がれて、白や灰色の綿状・繊維状の物質が確認できる場合、アスベストが飛散しやすく危険な状態です。
色や質感が均一でない場合は、安易に触ることも危険です。
最終的な判断には、専門機関による調査が必須となります。
3. 1975年以前の建物には使われている可能性大
1975年以前はアスベスト含有量5%超えの吹付け材が規制される前の時期であり、特に公共施設や大型商業施設で耐火材として多用されていました。
規制の変遷と建築年代の関係
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1975年から2004年に建築された建物でも、断熱材や屋根材などにアスベスト含有製品が使用されているケースがあります。
建材の種類によって規制対象外の製品が流通していたため、部分的に含有している可能性があるのです。
改修や解体工事を行う際は、建築年代だけで判断せず、専門機関による調査が必須です。
4. アスベスト含有建材データベースで検索
アスベストが含まれているかどうかを調べる際には「石綿(アスベスト)含有建材データベース」が役立ちます。
このデータベースでは、メーカー名や製品名から過去に製造された建材の情報を検索できます。
登録されている2147件のデータから、製造時期や含有率を確認可能です。
データベースの主な特徴
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ただし、検索結果はあくまで参考情報です。
実際の建材特定には、専門家による現地調査が必須となります。
データベースに登録されていない建材や、現場での改修履歴がある場合は、サンプル採取と分析試験が必要です。
2004年以前に施工された建築物では、データベースとあわせて建材の製造年確認と現物検査を組み合わせることで、より精度の高い判断が可能です。
疑わしい場合は専門の調査機関や業者に依頼する
アスベストの可能性がある建材を発見した場合、ご自身で判断するのは危険です。
専門の調査機関や業者に依頼することで、正確な分析と適切な対応ができます。
専門家は最新の分析機器を使用して含有量を調べ、法令に基づいた除去方法をアドバイスしてくれます。
安全のため、疑わしい素材を見つけた際は、迷わず専門家にご相談ください。
早期の対応が健康被害の予防につながります。
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