ヒメアリとトビイロケアリの見分け方とは?

家の中で見かける「めちゃくちゃ小さい蟻」の正体は、ヒメアリやトビイロケアリである可能性が高いです。
ここからは、これらの小さなアリの種類ごとの特徴について詳しく見ていきましょう。
ヒメアリの特徴と習性
項目 | 特徴 |
---|---|
体長 | 約1.5〜2mmと非常に小さい |
体の色 | 黄褐色の体に黒い腹部が目立つツートンカラー |
食性 | 砂糖・はちみつ・果物など、甘いもの |
動き方 | 比較的まっすぐ移動することが多く、列を作って歩く |
出現場所 | キッチン周辺、食器棚、調味料の近くなど |
活動時間帯 | 主に昼間 |
巣の特徴 | 室内のわずかなすき間や壁の中など、非常に小さなスペースに営巣することも |
ヒメアリは、見た目がやや透けており、光沢感もあるため、よく観察すると識別しやすい種類です。
特に甘いものを好む習性が強いため、キッチンやダイニングの食器棚、調味料の近くなどでよく目にすることがあります。
活動時間は日中が中心で、明るい時間帯に働きアリが列を作って動き回る様子が観察されることもあります。
フェロモンで仲間と連携しているため、アリの列をたどることで巣の場所を特定しやすいです。
トビイロケアリの特徴と習性
項目 | 特徴 |
---|---|
体長 | 約2.5〜3.5mmとヒメアリよりやや大きめ |
体の色 | 黒褐色・胸部がやや明るく見える個体も |
食性 | 植物油・肉類・昆虫の死骸など、甘いもの以外も幅広く摂食 |
動き方 | 不規則でせわしなく動き、直線的ではなくジグザグに移動することも多い |
出現場所 | 水回り、ペットフードの周辺、食べ物のある場所など |
活動時間帯 | 夕方〜夜 |
巣の特徴 | 屋外の樹木の根元や庭などに巣を作り、そこから室内へ侵入 |
トビイロケアリは、触角がやや長めで、動きはやや不規則、せわしなく動き回る姿が印象的です。
食性は雑食で、植物油や肉類、昆虫の死骸などを好みます。
幅広い場所で見かけ、水回りなど湿気の多い場所にも出没しがちです。
夕方から夜にかけて活発になる傾向があり、暗くなってから動き出す姿を見ることも珍しくありません。
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すぐにできる応急処置
小さな蟻を見つけたとき、「今すぐなんとかしたい」と思いますよね。
ここでは、状況に合わせて取り入れられる、すぐにできる対処法をご紹介します。
目に見える個体は掃除機やスプレーで対応
小さなアリを見つけた際は、まず掃除機で吸い取るか、市販の殺虫スプレーで駆除しましょう。
スプレーは即効性が高いですが、周囲に霧が拡散するので、換気をしっかり行う必要があります。
また、食品や食器にかからないように注意が必要です。
掃除機で吸い取った後は、ゴミ袋を密閉してすぐに捨ててください。
アリは足元の感触やにおいに敏感なため、これだけでも寄りつかなくなることがあります。
ただし、これらの方法はあくまで一時的な対処法です。
根本的な解決には、後述するベイト剤などを活用しましょう。
通り道にはベイト剤やトラップを設置
目の前のアリを駆除しても、根本原因である巣が残っていれば再び現れてしまいます。
そんな場合は、アリの行列が頻繁に通る場所にベイト剤を設置するのが効果的です。
働きアリがベイト剤を巣に持ち帰ることで、女王アリや他の個体にも効果が広がり、コロニー全体を退治できる可能性が高くなります。
目的に応じて選べる駆除アイテム
対策アイテム | 特徴 |
---|---|
液剤タイプ | 即効性はあるが、巣への効果は限定的 |
粘着トラップ | 侵入経路の特定に役立つ |
ベイトタイプ | 巣まで届きやすく、根本的な駆除に向いている |
市販されているベイト剤には室内用・屋外用で成分が異なるので、用途に合ったものを選びましょう。
設置後は2週間を目安に交換すると、効果を持続させやすいです。
なお、ベイト剤は在来の昆虫や環境への影響も考慮し、必要であれば専門業者による種類の特定を行った上で使用することをおすすめします。
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再発させないための予防対策
小さなアリを完全に駆除した後も、油断は禁物です。
ここからは、アリを寄せつけないための予防習慣と、屋内外でできる具体的な対策をご紹介します。
食べ物・水気・ゴミの管理を徹底する
アリを家に寄せつけない基本は、「エサとなるものを置かないこと」。
特にキッチンまわりの整理整頓と、食品の保管方法を見直すことが予防の第一歩です。
- 砂糖・粉物は密閉容器で保存(開封後は冷蔵庫へ)
- 食べこぼしはすぐに清掃(特に甘い飲み物のシミ)
- 調理中の食材は必ず蓋付き容器で保管
台所のシンクは、食材カスや油分が残りやすい場所です。
排水口のごみ受けは毎晩きれいに掃除し、湿気もこまめに拭き取ると安心です。
また、ペットのごはんもアリにとっては魅力的なエサのひとつです。
30分以上放置せず、食べ終わったらすぐに食器を洗う習慣をつけましょう。
冷蔵庫の水滴や観葉植物の受け皿にたまった水も、見落とされがちな水分源になるため注意してください。
こうした日々の工夫で、アリが寄りつきにくい環境が自然と整っていきます。
侵入経路をふさぐことも重要
アリはわずかなすき間からでも家の中へ侵入してきます。
そのため、物理的に入り口をふさぐことも非常に効果的です。
まず、窓枠やドアの隙間、通気口周りはコーキング材やパテで完全に埋めましょう。
小さなすき間でもアリは侵入可能なため、目視チェックと共に手で触れて凹凸を確認するのが大切です。
こうした丁寧なケアを積み重ねていけば、アリの侵入をぐっと減らすことができます。
室外環境の整備も重要
家の外まわりの環境が、実はアリの巣の温床になっていることもあります。
屋外のちょっとしたスペースにも目を向けることで、再発の予防につながります。
また、家の外周を定期的にぐるっと見回る習慣をつけておくと、新たにできた小さなすき間や湿気がたまった場所に早く気づけます。
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完全駆除したいなら専門業者に依頼
家庭用の殺虫剤やベイト剤でもある程度の対策は可能ですが、どうしてもアリが再発してしまう場合や、巣の場所がわからない場合は、プロの害虫駆除業者に依頼するのがもっとも確実な方法です。
プロに依頼する3つのメリット
「自力で対処しきれない」「何度駆除しても出てくる」そんなときは、迷わず専門業者に相談しましょう。
プロならではの強みを生かし、根本的な解決へと導いてくれます。
熱感知センサーや調査用の特殊機器を使い、床下や壁の中など目に見えない場所の巣も正確に見つけ出してくれます。
家庭用では難しい女王アリの駆除まで可能な専用薬剤を使用。
人体やペットへの影響を抑えた薬剤を使ってくれる業者も多く、安心して任せられます。
侵入経路の封鎖や、アリを寄せつけない忌避剤の処理など、再発を防ぐための施工まで含まれることが多いのもプロの強みです。
業者選びは「比較」がカギ
プロに依頼する場合は、複数の業者から見積もりを取って比較することをおすすめします。
次のようなポイントをチェックすると、より納得のいく選択ができるでしょう。
実績 | アリ駆除の実績や専門知識があるか |
---|---|
保証内容 | 再発時の再対応が明記されているか、追加費用の有無など |
特に小さなお子さんやペットがいるご家庭では、安全性に配慮した方法を提案してくれるかどうかも確認しておくと安心です。
見積もりや相談は無料の業者も多いため、気軽に問い合わせてみてください。
日頃の駆除・対策で再発するのなら専門業者に相談!
家の中に現れる小さなアリは、ヒメアリやトビイロケアリであることが多いです。
まずは掃除機や市販のスプレーといった物理的な処置、ベイト剤で巣ごとの駆除、侵入口をしっかりふさいでみることを試してみてください。
それでも再発する場合は、専門業者に相談してみましょう。
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