シロアリの巣の作り方
シロアリは、建物に深刻な被害をもたらすおそれがあります。
シロアリの巣の特徴から被害の発見方法まで、詳しく解説していきます。
シロアリの生息場所と巣の特徴
シロアリの巣は、アリの種類によって形状や構造が異なります。
主な特長は次の表の通りです。
種類 | 巣の特徴 |
---|---|
イエシロアリ | 地下に大規模な巣を形成し、蟻道(ぎどう)を張り巡らせて活動範囲を広げます。 巣の大きさは分巣を含めると最大半径100mに及ぶこともあります。 |
ヤマトシロアリ | 木材の内部などに直接巣を作り、比較的小規模です。 複数の小さな巣を分散して形成する傾向があります。 |
シロアリは巣から餌場までの経路として蟻道を作ります。
蟻道は土や木材の粉末、シロアリの分泌物を混ぜ合わせて作られ、湿度を保ちながら外敵から身を守る重要な役割を果たしています。
巣の内部は女王室や育児室、貯蔵室など、複雑な構造を持ち、数千から数百万匹のシロアリが組織的に生活しています。
シロアリの巣ができやすい場所とその要因
巣の形成されやすい場所
シロアリの巣は、建物の次のような場所に形成されやすい特徴があります。
場所 | 巣が作られやすい理由 |
---|---|
土台・基礎 | 地面との接触で湿気が多く、木材が劣化しやすい |
床下空間 | 通気性が悪く、高湿度環境が維持される |
柱の根本 | 建材の接合部に隙間ができやすい |
巣の形成を促す環境要因
木材の含水率が20%を超える環境や、日光が当たりにくい場所は特に注意が必要です。
また、建物周辺の排水不良や、雨どいからの漏水も、シロアリの活動を活発化させる原因となります。
建材の接合部や構造材の隙間は、シロアリが好む暗所で安定した湿度環境を作り出します。
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シロアリ被害の特徴
シロアリ被害の早期発見には、建物の内外における特徴的な兆候を見逃さないことが重要です。
被害の初期段階では、次のようなサインが現れます。
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床下や屋根裏など、普段目に付きにくい場所でも被害が進行している可能性があります。
定期的な点検には、懐中電灯や木材打診用のハンマーなどの道具を使用すると効果的です。
羽アリの発生時期と種類の特徴
イエシロアリとヤマトシロアリでは、羽アリの発生時期と特徴が異なります。
シロアリの種類 | 発生時期 | 特徴と巣の位置 |
---|---|---|
イエシロアリ | 6〜7月の夕方 | 体長7.5〜9.5mm程度で、基礎や土台付近に巣を作る |
ヤマトシロアリ | 4〜5月の昼間 | 体長4.5〜7.5mm程度で、木材内部に巣を作る |
羽アリの発生が確認された場合は、直ちに専門業者による詳しい調査を依頼することをおすすめします。
早期発見と適切な対処が、建物への被害を最小限に抑える鍵となります。
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家屋を守る!シロアリ駆除・予防の効果的な方法7選
シロアリによる家屋の被害を未然に防ぎ、発生時に効果的な対策を講じるための7つの方法をご紹介します。
1. 専門家による巣の調査と被害状況の確認
シロアリ被害を効果的に駆除するためには、まず専門家による詳細な調査が不可欠です。
調査では次の項目を重点的に確認し、的確な対策プランを立案します。
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上記の項目をもとに、赤外線カメラによる温度分布の観察や、打診棒による木材の空洞化チェックなど、最新の技術を活用した精密な調査を行います。
専門家による調査結果をもとに、被害箇所の補修方法や予防措置の内容、概算費用など具体的な対策案が提示されます。
2. 薬剤を床下や土壌に散布するバリア工法
シロアリ駆除の代表的な方法であるバリア工法は、床下の木部や土壌に薬剤を注入・散布して、シロアリを駆除・予防します。
薬剤の取り扱いや適切な施工方法を守ることが重要です。
そのため、施工は必ず専門業者に依頼し、次のポイントを押さえておきましょう。
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効果は5年程度で、シロアリの侵入防止にも効果的です。
3. シロアリの習性を利用したベイト工法
ベイト工法は、シロアリの習性を利用した効果的な駆除方法です。
毒餌をシロアリの活動場所に設置し、働きアリに巣へ持ち帰らせることで、女王アリを含むコロニー全体を駆除します。
駆除期間 | 2~3ヶ月 |
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施工費用 | 10~30万円(30坪住宅の場合) |
持続時間 | 5年 |
設置後は定期的なモニタリングを行い、約2〜4週間ごとに毒餌の消費状況を確認して必要に応じて交換します。
従来の薬剤散布と異なり、土壌や周辺環境への影響が少なく、人体や家屋にも比較的安全です。
薬剤が巣の中で確実に拡散されるため、完全駆除の確率も高くなっています。
4. 木材の防蟻(ぼうぎ)処理
木材の防蟻処理は、シロアリによる住宅被害を未然に防ぐ効果的な予防措置です。
新築時やリフォーム時に、木材に防蟻剤を塗布または加圧注入することで、長期的な食害予防効果が期待できます。
処理後は定期的な点検と品質管理が重要で、特に土台や柱など構造材への処理を重点的に行います。
処理後は施工証明書の保管と、5年ごとの再処理検討が望ましいでしょう。
5. 床下換気で湿気を徹底管理
シロアリの活動を抑制する上で、床下の湿気管理は極めて重要です。
床下の相対湿度が70%を超えると、シロアリの繁殖に適した環境となってしまいます。
効果的な床下換気のためには、適切な換気設備の設置が理想です。
換気扇設置時には、空気が効率的に循環するよう計画する必要があります。
基礎パッキンと通気口を組み合わせた自然換気システムも有効な対策です。
床下の湿度管理には、防湿シートの設置も推奨されます。
定期的な湿度計での確認とあわせて、湿気対策を実施できるとよいでしょう。
6. 防蟻シートで基礎部分からの侵入を防止
防蟻シートは、基礎の下に敷設する特殊な防護シートです。
防蟻シートを適切に設置することで、一番多いとされる基礎部分からのシロアリ侵入を防ぎやすくなります。
このシートは、ポリエチレンなどの素材で作られており、シロアリが通過できない構造となっています。
7. 環境配慮型の天然駆除剤を活用
必要に応じて次のような、環境に配慮した天然の駆除剤を活用するのもよいでしょう。
天然駆除剤 | 特徴 |
---|---|
ホウ酸 | 木材浸透性が高く、低い毒性がある |
ニームオイル | 忌避・殺虫効果 |
オレンジオイル | 駆除効果 |
シロアリ駆除に使用する天然由来の防蟻剤は、人体や環境への影響を最小限に抑えながら防除が可能です。
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シロアリ被害を防ぐ予防対策と定期点検のポイント
シロアリの被害を効果的に防ぐには、予防と点検を適切に組み合わせることが重要です。
自己点検の方法、信頼できる業者選びのポイント、季節に応じた具体的な対策をご紹介します。
自分でできる!定期点検の具体的な手順
シロアリの早期発見には、定期的な自己点検が欠かせません。
次の点検個所とポイントを参考に、シロアリの早期発見に役立てましょう。
点検箇所 | 確認ポイント |
---|---|
床下空間 | 木材の変色・腐朽、蟻道や結露の有無 |
柱・土台 | ドライバーで軽く叩き、空洞化の音がするか |
基礎外周 | 土壌の湿り気、防蟻シートが破損していないか |
点検は必ず懐中電灯を持参し、床下点検口から木材の状態を隅々まで照らして確認します。
特に柱と土台の接合部は重点的にチェックしましょう。
もし異常を発見した場合は、その場所と状態を写真や図で記録に残すことをおすすめします。
プロに依頼すべき?業者選びの重要ポイント
シロアリ駆除を業者に依頼する際は、適切な選定基準に基づいて信頼できる事業者を選ぶことが重要です。
業者選定時には、次の項目を必ず確認しましょう。
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見積もり依頼は複数の業者に行い、価格だけでなくサービス内容を比較検討することをおすすめします。
季節に応じた効果的な予防と対策
シロアリ対策は季節ごとの特徴を理解し、適切なタイミングで予防措置を講じることが効果的です。
次のような、年間を通じた計画的な対策により、被害リスクを大幅に軽減できます。
時期 | 予防対象 | 対策 |
---|---|---|
2~3月頃 | 羽アリ | 薬剤処理、侵入経路の点検 |
6~7月頃 | 湿度 | 防湿シート確認、換気強化 |
9~10月頃 | 結露 | 通気改善 |
防蟻処理の効果が低下する時期の場合は、必要に応じて薬剤の補充も検討します。
シロアリの巣を発見したら直ちに専門家に相談を
シロアリの巣を早期発見し、適切な対策を講じることは家屋を守るうえで、非常に重要な取り組みです。
プロによる定期的な点検と予防処置を行い、もし異常を感じたら速やかに専門家に相談することをおすすめします。
シロアリ被害を防ぐには、木材の湿気対策や通気性の改善など、日頃からの予防的なメンテナンスも大切です。
適切な知識と対策で、大切な住まいを守りましょう。
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