家にアリが出る原因とおすすめの予防法

更新日:2025年04月15日

家にアリが出る原因とおすすめの予防法

家の中でアリを見つけると、衛生面や、お子さんやペットへの影響が心配になりますよね。アリの侵入を防ぐには、家の周りの環境を整え、食品を適切に管理することが大切です。
この記事では、アリが家に侵入する原因、赤ちゃんやペットにも安心な予防法を分かりやすく解説します。

家にアリが大量発生する原因と侵入経路を徹底解説

家にアリが侵入する要因 建物の隙間 食べこぼし 枯れ木や落ち葉 建物の湿気

家にアリが大量発生する背景には、食品の管理状態や建物の構造的な問題が考えられます。
アリは甘い物や水分を求めて侵入し、建物の隙間や湿気の多い場所を通って家の中に入り込みます。

>> 家の中にアリが大量発生する原因

アリが家に侵入する主な原因を解説します。

アリが家に侵入する4つの主な原因

アリが家の中に侵入する原因は、主に私たちの生活習慣や建物の状態に関係しています。
優れた嗅覚を持つアリは、餌を遠くからでも感知できます。

アリを引き寄せやすい主な環境要因は4つです。

  • 食べこぼしや放置された食品の残り(特に甘い物や油分を含む食べ物)
  • 建物の劣化による隙間(基礎のひび、外壁の亀裂、配管周りの穴など)
  • 建物周辺の湿気(雨漏り結露、水はけの悪い場所)
  • 放置された枯れ木や落ち葉(アリの巣作りの場所になりやすい)
  • 食品の管理は特に重要です。
    わずかな食べこぼしでもアリを引き寄せる原因となります。

    また、建物の老朽化によりできた隙間は、アリの侵入経路として利用されやすいでしょう。

    住居周辺の湿気も、アリを引き寄せる要因の一つです。
    アリは湿った環境を好むため、建物の周りに水たまりができやすい場所や、日当たりの悪い場所には特に注意が必要です。

    要注意!アリの種類別の好む環境と生態

    日本の住宅でよく見かけるアリは、主にクロヤマアリ、アルゼンチンアリ、トビイロケアリなどです。
    それぞれ生態や好む環境が異なるため、効果的な対策には種類の見極めが重要になります。

    種類 特徴と好む環境
    クロヤマアリ 日当たりのよい乾燥した土壌を好み、家屋周辺や庭の地中に巣を作る。体長4-6mm程度で黒色
    アルゼン 木材の隙間や植木鉢の下に集団で巣を作る。体長2-3mm程度で茶褐色
    トビイロケアリ 台所周りを好み、甘い食べ物に引き寄せられる。体長2.5-4mm程度で黒褐色

    クロヤマアリは主に屋外から侵入を試み、建物の基礎部分の隙間が侵入経路になりがちです。
    トビイロケアリは室内でよく見られ、食品庫や調理場付近に出没する可能性が高いです。

    アリを引き寄せる食べ物と食品管理の落とし穴

    アリは糖分を多く含む調味料や甘い物に特に反応します。
    ジャムやシロップ、砂糖などの甘味料は、アリにとって魅力的な餌となるため、保管方法に注意が必要です。

    食品の種類 アリを引き寄せやすい理由
    甘味料 糖分が高濃度で含まれ、強い誘引効果がある
    調味料 塩分や旨味成分がアリの栄養源となる
    生鮮食品 タンパク質や水分が豊富でアリを引き寄せる

    台所の床下収納に食品を保管する習慣は、湿気が溜まりやすく、アリが巣を作るのに適した環境になりやすいためにおすすめできません。

    >> パントリーがおすすめ!食品を安心便利に保管

    また、生ゴミの一時保管や野菜くずの放置も、アリを引き寄せる原因になります。
    特に夏場は食品の腐敗が早いため、こまめな処理と掃除が重要です。

    湿気と水回りがアリを呼び込むメカニズム

    アリは湿気の多い場所や水回りを本能的に探し求めます。
    住宅内の水回りは、アリにとって魅力的な環境といえるでしょう。

    浴室やキッチンの壁面に発生する結露、排水溝に溜まった水は、アリの重要な水分補給の場となります。

    場所 アリを引き寄せる要因
    浴室・洗面所 目地の劣化による隙間、高湿度環境
    キッチン 配管周りの結露、シンク下の湿気
    排水溝 常時の水分供給、適度な温度

    配管の周辺は、結露による水滴の発生と空気の淀みによって湿度が高くなりやすい環境です。
    一般的に温暖で高湿の場所は、多くのアリが活動しやすい環境とされています。

    >> 水回りリフォームの費用
    >>【完全版】キッチンのリフォーム

    このような水回りの環境は、アリの生存に必要な条件を満たすだけでなく、建材の劣化を促進させ、新たな侵入経路を生み出す原因にもなります。

    アリ対策の実績豊富な
    専門業者に相談したい!/
    完全無料!
    施工業者の紹介を依頼 ▶

    アリの侵入を防ぐ予防対策とメンテナンス術

    アリの侵入を防ぐための具体的な方法をご紹介しましょう。

    アリの通り道をブロックする確実な予防術

    アリの侵入経路を特定し、アリが侵入しやすい箇所を重点的に、的確な対策を講じることで効果的に予防できます。

    玄関やベランダ、窓枠周りの小さな隙間は、アリの主要な侵入経路となります。
    これらの隙間にコーキング剤を充填することで、物理的な侵入防止効果が期待できます。

    アリの侵入を防ぐ重点対策箇所

    場所 対策方法
    玄関・ベランダ コーキング剤やマスキングテープなどでの隙間充填
    建物外周など 忌避剤のスプレー

    これらの対策は定期的なメンテナンスが必要です。
    コーキング剤の劣化や忌避剤の効果減少を確認し、必要に応じて補修や再散布を行いましょう。

    アリを寄せ付けない掃除と整理収納のコツ

    アリは食べ物のにおいに敏感で、わずかな食べこぼしも見逃しません。
    効果的な予防には、アリの好む場所を把握した上で計画的に掃除することが重要です。

    重点的に掃除すべき場所

    エリア 掃除のポイント
    床・壁の隅 掃除機とモップで食べこぼしを完全除去
    キッチン周り 調理台は使用後必ず拭き取り、食品は密閉容器に保管
    水回り 排水溝の清掃と乾燥を徹底

    掃除の基本は、アリの通り道となりやすい場所を見極めることです。
    特に床と壁の境目や、家具の下などの死角は入念に清掃しましょう。

    キッチンでは、調理台や食器棚の清潔さを保つことが大切です。
    食品は必ず密閉容器に入れ、高い場所で保管することを心がけましょう。

    水回りは湿気が多く、アリの好む環境になりやすいので、使用後は必ず水気を拭き取ります。
    排水溝や配管周りの水垢は定期的に除去し、乾燥した状態を維持することでアリを寄せ付けない環境を作ることができます。

    アリの侵入を防ぐ庭と外周りの管理方法

    庭や建物の外回りは、アリが住処を作りやすく、室内への侵入経路となる場所です。
    効果的な管理により、アリの活動を抑制し、室内への侵入リスクを低減できます。

    庭の環境整備のポイント

    植物の根元や花壇の周辺はアリの巣作りの温床となりやすい場所です。
    定期的な除草・掃除やチェックを行い、アリの活動を抑制しましょう。

    排水と湿気対策

    アリは特に湿った環境を好む傾向があるため、建物周辺の排水性を良好に保つことが重要です。
    次の対策を定期的に実施しましょう。

  • 雨樋の掃除と詰まり解消
  • 排水溝の泥や落ち葉の除去
  • 建物周辺の地面の水はけ改善
  • 基礎周りの通気性確保(植物や堆積物の除去)
  • これらの対策を組み合わせることで、アリの活動を抑制し、室内への侵入を防ぎやすくなります。

    建物の弱点箇所を補強する住まいのメンテナンス

    住まいのメンテナンスで最も重要なのは、アリの侵入経路となりやすい建物の弱点箇所を特定し、補強することです。
    建物の基礎部分や外壁にひび割れが生じている場合は、アリの侵入口となってしまいます。

    定期的な点検と補修が必要な箇所について、チェックポイントをご紹介します。

    重点箇所 具体的な対策
    基礎・外壁 ひび割れや目地の劣化箇所を補修材で修繕
    開口部周り ドア枠・窓枠の隙間をコーキング材で密閉
    配管まわり 貫通部の隙間を専用シール材で充填
    通気口 細かいメッシュの防虫網を設置

    早期発見と早期対応で、アリの侵入リスクを低減できるため、これらの箇所は年2回程度の定期点検をおすすめします。
    補修材やコーキング材は、用途に適した製品を選びましょう。

    アリ対策の実績豊富な
    専門業者に相談したい!/
    完全無料!
    施工業者の紹介を依頼 ▶

    プロの駆除サービスに任せるべき状況

    プロの害虫駆除業者に依頼すべきかどうかは、被害の規模や深刻度によって判断する必要があります。
    ご自身での対策に限界を感じた場合は、専門家の知識と技術を活用することで、確実な解決が期待できます。

    次のような状況では、プロの駆除サービスへの相談をおすすめします。

  • 建物に大規模なアリの巣が形成され、市販の薬剤では効果がない
  • 複数の箇所で同時にアリが発生し、巣の場所特定が難しい
  • 床下や壁内部など、届きにくい場所での被害が疑われる
  • お子さんやペットがいる家庭で、特に安全な駆除方法が必要
  • 建物の構造に影響を及ぼす可能性がある大規模な被害
  • プロの駆除業者は、アリの種類や生態を正確に判断し、建物の構造や居住環境に配慮した最適な駆除プランを提案します。
    特に、シロアリなど建物への被害が懸念される場合は、早めに専門家へ相談することが重要です。

    また、駆除後の予防対策や再発防止のアドバイスも得られるため、長期的な視点での解決が可能です。

    家にアリが出る原因を知り適切な予防対策を

    家にアリが出る原因は、主に食べ物の放置や建物の隙間です。
    効果的な予防には、日頃からの清掃と食品の密閉保管が大切です。

    定期的な予防対策を続けることで、快適な住環境を保つことができます。
    アリの被害が深刻な場合は、専門業者への相談も検討しましょう。

    アリ対策の実績豊富な
    専門業者に相談したい!/
    完全無料!
    施工業者の紹介を依頼 ▶
    リフォーム費用は比較で安くなる! 最大50%DOWN 簡単30秒 見積もり件数No.1 無料リフォーム会社一括見積もり依頼 カスタマーサポートがびったりの会社をご紹介
    このエントリーをはてなブックマークに追加

    SNSでもお役立ち情報をお届け中!

    公式LINEアカウントはこちらあ
    公式Instagramアカウントはこちら

    お役立ちのおすすめ記事

    • 梅雨に羽アリが発生する理由|発見したときの対処法

      梅雨時期に突然現れる羽アリに驚いたことはありませんか?この羽アリがシロアリだった場合は、単なる不快害虫ではなく、家屋に深刻な被害をもたらすサインかもしれません。 この記事では、梅雨に羽アリが発生する原因、シロアリとクロアリの見分け方、発見時の適切な対処法をわかりやすく解説します。 正しい知識を身につけることで、住まいの安全を守りましょう。

    • カビの生えにくい・掃除しやすいお風呂メーカー7選|施工事例もご紹介

      いつもきれいな状態を維持したいお風呂ですが、カビや汚れの掃除は手間がかかります。 メンテナンスの手間を削減するためにもカビの生えにくい・掃除がしやすいお風呂メーカーを探している方が多いのではないでしょうか。 本記事では、カビの生えにくい素材や掃除がしやすい機能を採用したお風呂メーカーをご紹介します。 お風呂のリフォームを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

    • 【完全版】外構・エクステリアリフォーム|費用相場・補助金情報・事例

      「おしゃれな外観にしたいけれど、何から始めたらいいのかわからない。」「いくらかかるの?」「後悔しないためにはどうすればいい?」とお悩みの方に、外構リフォームに関するお役立ち情報をまとめました。 費用相場や施工理由など、当サイト「リショップナビ」の加盟店が実際に施工した事例などをご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

    • シロアリ駆除は自分でできる?方法や注意点は?

      シロアリの被害に気づき、「自分で何とかできないか」とお考えではありませんか?業者に依頼すると費用がかかるため、DIYで解決したいという気持ちはよくわかります。 結論からいうと、ご自身でのシロアリ駆除は、効果や安全面でおすすめではありません。床下での作業や専門的な薬剤の取り扱いなど、難しい面が多いのが現実です。 この記事では、ご自身で駆除する場合の方法や安全対策を解説します。

    • 庭のリフォーム・整地・ガーデニングの費用相場と事例をご紹介!

      庭・ガーデニングリフォームの費用相場をご紹介しています。芝生の貼り付けや砂利を入れる工事、整地、コンクリート整備、庭全体の造園、ウッドデッキやサンルームの設置、増築など、庭・ガーデニングに関わるリフォームの料金がリフォーム実例からわかります。事前に庭リフォームの相場を確認して、適正価格で庭・ガーデニングのリフォームをしましょう。

    リショップナビは3つの安心を提供しています!

    • ご希望にあった会社をご紹介!

      お住まいの地域に近く・ご希望のリフォーム箇所に対応が可能という基準を元に、厳選した会社をご紹介。可能な限り、ご要望にお応えできるように対応致します。

    • しつこい営業電話はありません!

      紹介する会社は、最大で5社まで。また、連絡を希望する時間帯をお伝え頂ければ、しつこい営業電話をすることはありません。

    • 見積もり後のフォローも致します

      ご紹介後にご不明点や依頼を断りたい会社がある場合も、お気軽にご連絡ください。弊社から各会社へのご連絡も可能となっております。

    © ZIGExN Co., Ltd. All Rights Reserved.