洗面所・脱衣所にピッタリの壁紙の選び方！張り替え費用・おしゃれなコーディネート実例

洗面所や脱衣所の壁紙を選ぶ際には、以下の6ポイントを押さえておきましょう。

住宅の中ではダイニングやリビングスペースが優先される傾向があるため、洗面台や脱衣所は狭くなりがちです。
圧迫感をなくすために、壁紙は明るいものを選ぶのがおすすめです。

白も清潔感があって良いですが、薄いピンクやオレンジといった暖色カラーもよく合います。

もし洗面脱衣所に窓がなく光が差し込まないレイアウトなら、より明るめの壁紙を選ぶと、ミラーに反射して明るい印象になるでしょう。

鏡に映るご自身の姿も見やすくなるので、朝の身だしなみチェックも快適になります。
家族が毎日出かける前に使うからこそ、明るめのトーンを心がけましょう。

洗面所や脱衣所の中で最もスペースを占める洗面台や洗濯機とのカラーバランスは、空間内の雰囲気を大きく左右します。
洗面台や洗濯機と合わない、ちぐはぐなカラーの壁紙を選んでしまうと、全体のコーディネートが崩れて視覚的に疲れやすくなります。

カラーがぶつからないようにするには、ホワイトやベージュといったスタンダードな色の壁紙が無難ですが、色味のある壁紙を採用したい場合には、一面のみにアクセントとして施工しましょう。

洗面台や洗濯機も交換するようでしたら、真っ白い機器で統一し、壁紙の柄や色をこだわってみても良いですね。

また、洗面所には歯ブラシ、ひげ剃り、タオル、メイク道具など、細かいアイテムが多いものです。
カラフルな小物がたくさんある場合、シンプルな色の壁紙を選ばないと、ごちゃごちゃしたイメージになってしまうため注意しましょう。

鏡や窓がある洗面所では、壁紙を貼れる面積がとても狭いです。
小さな花柄などなら問題ありませんが、大きい模様のものを貼ってしまうと、天井や洗面台の設置場所の境目などでせっかくのデザインが切れてしまうことも。

また大きい柄は圧迫感が出てしまうので、洗面所がさらに窮屈に見えてしまします。
柄付きの壁紙を使う場合は、大きい絵のデザインは控えるか、あえてワンポイントだけ取り入れるようにしましょう。

外から帰ってきた時などの汚れが付着しやすい洗面所の壁は、家の中で最も壁紙を拭くことが多い場所です。
拭き掃除がしやすいように、凹凸のないツルツルしたタイプの素材にしておくと、衛生的で安心です。
表面がラミネート加工されているものでも良いですね。

洗面脱衣所などの水まわりでは、臭いやカビ・バイ菌が心配ですよね。
そこで便利な機能が付いた最新のクロスにすれば、日々の掃除がとても簡単になり、清潔に保てます。
壁紙を張り替える際には、以下のような機能が付いたクロスをぜひ検討してみましょう。

洗面所や脱衣所では、洗顔や手洗いの度、知らない内に水やお湯が周囲に飛び散っています。
壁紙に飛び跳ねた汚れは、シミになったり、跡が残りやすかったりと大変です。

汚れ防止(防汚コーティング)付きの壁紙なら、汚れてもサッとひと拭きすればOKなので、お手入れが簡単に終わります。

また脱衣所での洗濯の際にも、見えない菌が壁紙に付着しています。
家族の健康を守るためにも、抗菌作用をプラスした壁紙を選ぶとより良いでしょう。
小さなお子さまがいるご家庭でも安心です。

水まわり周辺は、排水口からの臭いも気になりやすい場所です。
消臭機能や臭い分解機能がセットされた壁紙を選ぶだけで、気になる臭いを押さえ込むことができます。

>> 消臭効果もある！エコカラットの選び方

水まわりでは、目につかない場所で青カビや黒カビが広がっていることがあります。
しかし、カビに強い機能を備えた壁紙クロスなら、湿気や水分の多い場所も守ってくれます。

また、カビの原因になりやすい結露の対策として、防水性能がある壁紙にしておくのも良策です。
特に、浴室と繋がっている洗面所では、防水できる壁は重宝することでしょう。
ただし、水汚れが残らないよう、こまめな拭き掃除を忘れずに。

洗面所の壁紙を張り替える際のリフォーム費用は、クロスの品質によって変動しますが、1㎡あたり750～1,500円位です。
さらに、はがしたクロスの処分費が別途かかることもあります。

1～6帖位の洗面脱衣所であれば、天井＋壁4面を施工しても、材料費・廃材費込みで、合計3～5万円位で済むケースが多いです。

施工面積が狭いからこそ、デザイン性が高く、掃除もしやすいハイグレードな壁紙クロスを選んでみても、金額が高くなりすぎないので良いかもしれませんね。

ただし万一、壁の下地がカビや湿気の影響で劣化していた場合には、工事費が高額になってしまう可能性があります。

まずはリフォーム会社に、予算内でできるリフォームプランを提案してもらい、最も適した壁紙を選択すると良いでしょう。

最後に、リショップナビでご紹介している施工会社が、実際に洗面所をおしゃれにリフォームした事例を掲載します。
理想の洗面脱衣所のコーディネートの参考にしてみてください。

『ファインディング・ニモ』の世界感あふれる、明るい洗面所。
オレンジやイエローなどのビタミンカラーが、鏡との合わせ技で元気いっぱいに広がっています。
朝もバッチリ目覚められそうですね！

爽やかで健康的なイメージが好印象のイエローグリーンとライトブルーの組み合わせ。
こちらのように白い天井クロスや真っ白い洗面台と組み合わせれば、ポップすぎない印象に仕上がります。

濃い目のカラーの小物や洗面台がある場合は、もう少し落ち着いた色合いの壁紙を使うと、バランスが取りやすいでしょう。

淡いタッチで描かれた花柄の壁紙なら、より清楚な雰囲気に。
よりパッとした印象に仕上げたい場合は、はっきりとした色づかいの花柄を選ぶと良いですよ。

色や模様がしっかりしている壁紙は、全面ではなく一部に使えば、圧迫感がありません。
こちらの例のように、モザイクタイルと組み合わせるのも素敵ですね。
施工範囲が限られている洗面台スペースだからこそ、色のある壁紙をアクセントとして採用するだけで華やかな空間にできます。

シンプルなデザインで統一された洗面台にこそ、高級感のある壁紙や照明を合わせやすく、リッチな空間を演出できます。
メイクなどの時、所作が自然と優雅になりそうですね。

木目調の壁紙クロスなら、和風・洋風いずれのテイストにしたい時にも役立ちます。
色味によって、涼やかな印象にも重厚な雰囲気にもできますよ。
周りの内装や洗面台との相性を考えながら、適したものを選びましょう。

お気に入りのインテリアを洗面台まわりに飾りたいなら、白のストライプ柄の壁紙と合わせると、引き締まったイメージに。
こちらのご家庭では、窓からの自然光を上手に活用し、ブルーガラスの影を芸術的に楽しめます。

最適な壁紙クロスにすることで、お手入れが簡単になるだけでなく、洗面所まわりの環境を衛生的・快適に保てるようになります。
コーディネートやクロス選びに迷ったら、洗面所リフォームが得意な会社に相談してみましょう。
掃除が簡単な壁紙商品など、ご希望に合わせて紹介してくれるはずです。

【この記事のまとめ＆ポイント！】

>> 洗面所リフォームの費用相場
>> 洗面所リフォームのよくある失敗