よくあるエコカラットの後悔
エコカラットを設置した方からは、次のような後悔の声が上っています。
● キッチンに貼ったら油汚れで不潔な印象になった
● 白を選んだら汚れが目立ってしまった
● 画鋲やフックをつけようとしたら割れてしまった
● ジュースをこぼしたらシミになってしまった
● 調湿効果が感じられなかった
● 模様替えしにくくなってしまった
● カーテンが破れてしまった
● 予算を大幅に超えてしまった
キッチンに貼ったら油汚れで不潔な印象になった
キッチンにエコカラットを設置する方は多いですが、キッチンの前面やコンロ周りに設置すると、油で汚れて不潔な印象になってしまうことがあります。
キッチンに設置すること自体は問題ありませんが、油汚れがつきやすい場所への設置は基本的にNG です。
油汚れは落としにくいので、なるべく汚れないようコンロの近くは避けましょう。
白を選んだら汚れが目立ってしまった
白いエコカラットは、指紋や手垢の汚れが目立ってしまうことがあります。
エコカラットは水拭き掃除ができるので、軽い汚れなら拭き掃除での除去が可能です。
しかし、汚れた手で触った場合は汚れがなかなか落ちない恐れがあります。
汚れが目立ちやすい白いエコカラットは、日常生活の中で触れやすい場所や、お子さんがいたずらをしやすい部分には設置しない方が良いでしょう。
画鋲やフックをつけようとしたら割れてしまった
エコカラットに画鋲やフックをつけようとすると、割れてしまうことがあります。
エコカラットには、市販の画鋲やねじ、フックをつけられません。
オプションのエコカラット専用レール以外のものをつけようとすると、ひびが入ったり割れたりしてしまいます。
気軽にフックで額縁やカレンダーをかけられないので、エコカラットを設置してから後悔する方もいるようです。
ジュースをこぼしたらシミになってしまった
エコカラットは水分を吸収しやすいため、ジュースをこぼすとシミが残ってしまうことがあります。
色の濃いジュースやコーヒーなどがかかってしまうとなかなか落とせません。
キッチンカウンターやダイニングテーブルの周りなど、飲み物がはねたりこぼれたりしやすい場所へのエコカラットの設置は避けた方が良いでしょう。
調湿効果が感じられなかった
エコカラットをせっかく設置したのに、調湿効果を感じられずがっかりする方もいます。
エコカラットは床面積の1/4以上に設置しなければ調湿効果を感じられません。
1畳の空間には1㎡、12畳の空間なら約4〜6㎡にエコカラットを設置する必要があります。
調湿のためにエコカラットを設置する場合は、設置面積が十分かどうか施工業者に確認しましょう。
模様替えしにくくなってしまった
エコカラットは後付けや取り外しが難しいため、模様替えに合わせて気軽にエコカラットを変えることは困難です。
そのため、希望している模様替え後の雰囲気とエコカラットがマッチせず悩んでしまう方もいます。
取り付けや取り外しをしやすくしたい場合は、エコカラットセルフがおすすめです。
DIY用のエコカラットで、マグネットで簡単に取り付けられますよ。
カーテンが破れてしまった
エコカラットを窓の近くに設置した結果、カーテンが破れてしまうことがあります。
エコカラットの表面には凹凸があるため、カーテンや衣服などがエコカラットに擦れると布地を傷めてしまいます。
風でカーテンがエコカラットに擦れないよう、窓を開けている時はカーテンをまとめておきましょう。
予算を大幅に超えてしまった
エコカラットは一般的な壁材と比べると価格が高いので、リフォームのプランを標準の壁材からエコカラットに変更すると、大幅に費用が高くなることがあります。
部屋全体に設置すると経済的な負担が大きくなるので、費用をおさえたい場合は部分的に設置するようにしましょう。
後悔しないエコカラットの選び方
エコカラットで後悔しないためには、次の点に注意しましょう。
● 壁紙とデザインを合わせる
● 小物とのバランスを考慮する
● 設置面積に合わせてデザインを選ぶ
● 調湿機能に必要な設置面積を確保する
● 複数社の意見を聞く
壁紙とデザインを合わせる
エコカラットのデザインは、壁紙とのバランスを考慮しましょう。
周りの壁紙の色や模様とのバランスを考えずにエコカラット単体でデザインを選んでしまうと、部屋になじまず違和感のある仕上がりになってしまいます。
エコカラットを設置する左右の壁や天井との調和のしやすさを考えると、基本的には壁紙と同系色がおすすめです。
同系色の中でも、グレーなら青みがかったグレーなのか、ベージュに近いグレーなのかなど、色味も合わせるようにしましょう。
小物とのバランスを考慮する
エコカラットのデザインをどうするか迷ったら、周囲の小物の雰囲気に合わせてみましょう。
たとえば、玄関に設置するエコカラットのデザインに迷ったら、傘やレインコート、靴などに色を合わせてみてください。
小物には個人の好みが反映されやすいので、小物に合わせたデザインにすると失敗のリスクを小さくできます。
設置面積に合わせてデザインを選ぶ
エコカラットのデザインを決める際は設置面積も考慮しましょう。
エコカラットにはさまざまなデザインがあり、小さなスペースに適したデザインや大きいスペースに適したデザインがあります。
小さなスペースに設置するなら、デザインパネルキットの中から選ぶのがおすすめです。
ポスターやアートを飾る感覚で壁面を華やかにできますよ。
調湿機能に必要な設置面積を確保する
調湿を目的にエコカラットを設置する場合は、空間の床面積の1/4以上になるように設置しましょう。
せっかくエコカラットを施工するなら、機能性が十分発揮されるように設置したいですよね。
エコカラットが調湿機能を発揮するには空間の床面積の1/4以上に設置を推奨していますので、必要面積を下回らない よう注意しましょう。
施工業者にもあらかじめ「調湿機能が発揮できるよう取り付けたい」と伝えておくのがおすすめです。
複数社の意見を聞く
複数社に見積もりを依頼し、おすすめの設置場所やデザイン、注意点などを尋ねてみましょう。
施工会社ごとに意見が異なることがあるので、それぞれの意見を参考にベストなプランを検討してみてください。
複数の施工業者のプラン内容を聞き、説明の仕方や対応も比べてみることで、安心して任せられる業者も見つかりますよ。
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エコカラットを設置すると良い場所
エコカラットは、主に次の場所への設置がおすすめです。
● リビング
● ダイニング
● 玄関・廊下
● トイレ
● 寝室
● 洗面所
リビング
家族とくつろいだり、友人の方を招いたりと、過ごす時間の長いリビングはなるべく清潔に保っていたいものです。
エコカラットをリビングに設置すれば、気になるニオイや有害物質を吸収してくれます。
広めに設置すればアクセントウォールのようになり、おしゃれな空間にもできるでしょう。
ダイニング
キッチンに近く湿気やニオイが充満しやすいダイニングも、エコカラットを設置すると良い場所です。
ただし、テーブルやカウンターの近くはジュースやコーヒーなどがかかってしまうことがあるので気をつけましょう。
玄関・廊下
玄関や廊下もニオイが気になりやすい場所です。
廊下全体に広めに設置しても、玄関にアクセントのように設置しても良いですが、通った時に服が擦れる心配がないか確認しましょう。
頻繁にエコカラットと服が擦れると、服が傷んでしまう恐れがあります。
トイレ
脱臭目的でトイレにエコカラットを設置するのもおすすめです。
エコカラットはトイレの嫌なニオイの原因であるアンモニアを低減する効果もあります。
汚れがつかないよう、水がはねたり手が触れたりしにくい場所に設置しましょう。
寝室
心地よく体を休められるよう、寝室にエコカラットを設置して湿度を調整するのも良いでしょう。
乾燥や加湿の状態になりにくく、カビやダニの発生の予防にもなりますよ。
洗面所
湿度が高くなりやすい洗面所にもエコカラットを設置すれば、おしゃれに湿気対策ができます。
来客も使用することがある洗面所がおしゃれだと、隅々まで手入れが行き届いている印象を与えられるでしょう。
エコカラットについて多い質問
ここからは、エコカラットについてよくあるご質問について解説します。
● エコカラットの施工費用は?
● エコカラットの性能は?
● エコカラットの仕組みは?
● エコカラットは何年持つ?
エコカラットの施工費用は?
施工費込みで1㎡あたり約9,600~24,000円です。
施工費用は選んだデザインや施工する業者によって変化します。
エコカラットの施工費用を具体的に知りたい時は、業者に見積もりを依頼しましょう。
見積もりは、3社を目安に複数社に依頼する のがおすすめです。
複数社の見積もりを比較することで金額の高い・安いが判断でき、高すぎる業者を避けて施工ができます。
また、言った・言わないのトラブルを避けるため、見積もりは口頭ではなく、明細までしっかり記載された見積書を受け取りましょう。
エコカラットの性能は?
エコカラットには、次の性能があります。
● 調湿
● 脱臭
● 有害物質の低減
湿度が高い時は湿気を吸収、乾燥している時は湿気を放出し、室内を適度な湿度に保ってくれます。
アンモニアやトリメチルアミン、硫化水素など、嫌なニオイの原因物質を吸着して脱臭する効果もあります。
ホルムアルデヒドやトルエンなどの有害物質を低減する効果もあるので、エコカラットは清潔で快適な空間を維持したい方におすすめです。
エコカラットの仕組みは?
エコカラットには1mmの100万分の1の非常に小さな孔があり、この孔により湿気を吸収・放出しています。
孔数も多いため、珪藻土と比べても優れた調湿効果の期待 できます。
二層多孔質により水や汚れも通しにくい構造です。
エコカラットの仕組みや技術に関する詳しい情報は、LIXILのサイトを確認してみてください。
エコカラットは何年持つ?
エコカラットは半永久的に使用できます。
ただし、長く使い続けるための注意点があります。
エコカラットの機能を維持するには、定期的に換気してエコカラット内の湿気や有害物質、ニオイを放出させましょう。
加湿器の近くのように極端に湿度が高い場所への設置は避けてください。
また、塗料や薬品の近くなど、日常生活の範囲を超えて有害物質が発生する場所の設置も避けましょう。
エコカラットで後悔しないように事前によく相談しよう
エコカラットの適切な設置場所や使用方法を知らずに設置してしまうと、「汚れが目立つ」「調湿効果が感じられない」などの後悔の原因となります。
後悔しないよう、どのように設置したらいいか業者にもよく相談しながら検討しましょう。
業者に相談する際は、複数社の意見や見積もりを参考にするのがおすすめです。
疑問点を気軽に質問できるよう、親身になって説明してくれるかどうかもチェックしてみましょう。
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