
風呂水ポンプは必要か?メリット・デメリットや費用相場をご紹介
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風呂水ポンプがあると、お風呂の残り湯を洗濯の際に利用できて便利ですよね。しかし、細菌が繁殖している心配などがあるため、残り湯で洗濯する際には注意しなくてはいけない点もあります。 風呂水ポンプのメリット・デメリットや注意点、風呂水ポンプを使いやすくするための間取りの工夫ポイントについて、理解しておきましょう。
目次
風呂水ポンプとは

お風呂の残り湯を洗濯に使うときに、バケツですくって洗濯機に注ぐのは、重労働ですよね。
バケツからお湯をこぼしてしまうと、床の掃除も必要になり、水濡れを放置してしまうと床材が劣化しやすくなってしまいます。
そこで開発されたのが、ホースを通して浴槽から洗濯機へ直接お湯を汲み上げる風呂水ポンプです。
浴槽内のお湯を自動で給水してくれるので、日々の家事が効率的になると、人気のあるアイテムです。
風呂水ポンプの値段
風呂水ポンプは1,500~5,500円程度と、お手頃な値段で入手可能です。
家電量販店やホームセンターで購入できますが、吐水量やホースの長さにこだわりたければ、取扱商品数が豊富な通販で探すのもよいでしょう。
風呂水ポンプが付属品としてセット販売されている洗濯機も多いので、洗濯機を買い替える際にはぜひチェックしてみてください。
風呂水ポンプ活用のメリット・デメリット

風呂水ポンプのメリット
風呂水ポンプを活用するメリットとしては、やはり節水が挙げられます。
環境にも優しく、水道代を年間約3,000~5,000円程度節約することができます。
(※水道代は地域によって異なるため、あくまで上記の金額は目安です。)
また、水を使うより、お湯で洗う方が洗濯物の汚れが落ちやすいので、事前の手洗いや、2度洗いといった手間が省けるのも嬉しいところです。
風呂水ポンプのデメリット
一方で、お風呂の残り湯は、当日の洗濯にしか使えない、ということも知っておきましょう。
衛生微生物センターによると、浴槽内の残り湯の細菌によって病気になる危険性はありませんが、一晩置いた風呂水は、菌が約1,000倍にまで繁殖してしまいます。
また、入浴剤を使っている場合、特に色や香り付きのタイプを使用した残り湯は、洗濯物に色や匂いが移るほか、洗濯槽を傷めてしまうことがあるので注意が必要です。
洗濯時にお湯を再利用しても問題ない商品もあるので、入浴剤のパッケージの説明をよく読んでおきましょう。
さらに、定期的にホースの手入れも行わなくてはならないので、その分の手間や洗剤代がかかります。
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風呂水ポンプの使用時に注意するポイント

お風呂の残り湯は細菌を含むため、「洗い」のみに使用し、「すすぎ」には使わないよう徹底しましょう。
また、衛生的に保つために浴槽に入る前は体を洗い、タオルを浸けるのは避け、入浴後は髪の毛などを取り除いてください。
フタを使えばゴミが入りにくく温度も保てます。
給湯口やホースには汚れが溜まるため、月1回を目安に専用洗剤で掃除をするのがおすすめです。
追い焚き配管の洗浄も忘れずないようにしてくださいね。
なお、ポンプのホースは7m以内で使用し、ホームセンターなどで材料を購入しDIYで延長するのは危険なので、行わないようにしましょう。
風呂水ポンプを使いやすい脱衣所の間取り
脱衣所周辺の間取りは、浴槽から洗濯機までの距離を中心に考えてみましょう。
浴槽の中にバスポンプを沈めたところから、洗濯機の給水部分までの長さが7m以下になるように配置を決める必要があります。
なお、ホースの長さが5m弱の風呂水ポンプも多数販売されているので、ご注意ください。
また浴室ドアを開いたとき、ドアの位置によってはホースの動線も変わるため、次の点の確認が必要です。
- バスタブの位置
- ドアの位置・形状
- 洗濯機を置く位置
- バスポンプのコンセントの確保
- 電源コードの長さ
「ホースを片付けるのが面倒で、風呂水ポンプを使わなくなった」という方も多いので、洗濯機の横や脱衣かごの下などに、ホースを置ける収納スペースもあると便利です。
ホースを乾かしやすいように、網かごタイプの収納にしておくとよいですね。
洗い物を洗濯機に入れるスペースや、洗濯物を干しに行くときの家事動線も意識できたら完璧です。
もし洗面所スペースに余裕があれば、室内干しユニットや、折りたたみ式のアイロン台を設置してみるのもおすすめです。
風呂水ポンプを使ってかしこくエコ生活
風呂水ポンプを使うと、節水に効果的です。
多少のお手入れは必要ですが、家計の助けになるだけでなく、水の無駄遣いを減らすエコライフにもつながりますね。
浴室や脱衣所をリフォームする際には、洗濯の際に残り湯を使いたい旨を、リフォーム会社に伝えておきましょう。
現在使っているホースの長さ、もしくはこれから購入する予定の風呂水ポンプのホースの長さを、一緒に伝えると確実です。
お子様やご家族みなさんで、サステナブルな暮らしを考えるきっかけとなるとよいですね。
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【この記事のまとめ&ポイント!】
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