風呂水ポンプは必要か?メリット・デメリットや費用相場をご紹介

更新日:2024年01月18日

風呂水ポンプを使うメリット・使いやすい間取りとは?

風呂水ポンプがあると、お風呂の残り湯を洗濯の際にすぐに利用できて便利ですよね。しかし、細菌が繁殖している心配などがあるため、残り湯で洗濯する際には注意しなくてはいけない点もたくさんあります。風呂水ポンプのメリット・デメリットや注意点、風呂水ポンプを使いやすくするための間取りの工夫ポイントについて、理解しておきましょう。

あわせて読みたい

お風呂・浴室リフォームの

人気メーカーや費用相場はこちら ▶

風呂水ポンプとは

風呂水ポンプを使うメリット・使いやすい間取りとは?

お風呂の残り湯を洗濯に使うときに、バケツですくって洗濯機に注ぐのは、重労働ですよね。
また、バケツからお湯をこぼしてしまうと、床の掃除も必要になり、水濡れを放置してしまうと床材が劣化しやすくなってしまいます。

そこで開発されたのが、ホースを通して浴槽から洗濯機へ直接お湯を汲み上げる風呂水ポンプです。

浴槽内のお湯を自動で給水してくれるので、日々の家事が効率的になるため、非常に人気のあるアイテムです。

風呂水ポンプの値段

風呂水ポンプは1,500~3,500円程度と、お手頃な値段で入手可能です。
家電量販店やホームセンターで購入できますが、吐水量やホースの長さにこだわりたければ、取扱商品数が豊富な通販で探すと良いでしょう。

風呂水ポンプが付属品としてセット販売されている洗濯機も多いので、洗濯機を買い替える際にはぜひチェックしてみてください。

風呂水ポンプ活用のメリット・デメリット

風呂水ポンプを使うメリット・使いやすい間取りとは?

風呂水ポンプのメリット

風呂水ポンプを活用するメリットとしては、やはり節水が挙げられます。
環境にも優しく、水道代を年間約3,000~5,000円程度節約することができます。

また、水を使うより、お湯で洗う法が洗濯物の汚れが落ちやすいので、事前の手洗いや、2度洗いといった手間が省けるのも嬉しいところです。

風呂水ポンプのデメリット

一方で、お風呂の残り湯は、当日の洗濯にしか使えない、ということも知っておきましょう。
衛生微生物センターによると、浴槽内の残り湯の細菌によって病気になる危険性はありませんが、一晩置いた風呂水は、菌が約1,000倍にまで繁殖してしまいます。

また、入浴剤を使っている場合、特に色や香り付きのタイプを使用した残り湯は、洗濯物に色や匂いが移るほか、洗濯槽を傷めてしまう可能性があるので注意が必要です。
洗濯時にお湯を再利用しても問題ない商品もあるので、入浴剤のパッケージの説明をよく読んでおきましょう。

さらに、定期的にホースの手入れも行わなくてはならないので、その分の手間や洗剤代がかかります。

注意するポイント

風呂水ポンプを使うメリット・使いやすい間取りとは?

前述のように、お風呂の残り湯には細菌が含まれるため、「洗い」のみに使用し、「すすぎ」には使わないことを徹底しましょう。

よりお湯を衛生的に保つ上で、浴槽に入る前に体をよく洗うことも大切です。
浴槽のお湯にタオルを浸けるのは避け、入浴後には、浴槽内に浮いている髪の毛などは取り除くようにしましょう。

ちなみにフタをしておけば、ゴミが入りにくくなり、お湯の温度も保てるので、洗濯時に汚れを落としやすくなります。

小さなお子さんがいる場合、浴槽内に転落しないよう対策しておくことも重要です。

風呂水ポンプを使うメリット・使いやすい間取りとは?

また、定期的な掃除も必要です。
たとえば、浴槽内の給湯口にある循環器フィルターには、湯垢が溜まってしまいます。
風呂水ポンプのホース内部にも汚れが蓄積するので、専用洗剤や塩素系漂白剤でお手入れしましょう。

なお追い焚き機能を使っている場合は、給湯設備内で細菌が繁殖している可能性もあります。
配管内部は、市販の配管洗浄剤で汚れを落とすことが可能です。

月に1回程度は、配管、フィルター、ホースの洗浄を心がけましょう。

そして、湯船から洗濯機の距離も重要になります。
風呂水ポンプのホースの長さは、長くても7mです。
7m以上離れてしまうと、ポンプ自体に負担がかかり熱が発生してしまいます。

ホームセンターなどでゴムホースを探して、延長しようとする方が多いですが、危険なのでDIYは避けましょう。

風呂水ポンプを使いやすい脱衣所の間取り

風呂水ポンプを使うメリット・使いやすい間取りとは?

以上のことから、脱衣所周辺の間取りは、浴槽から洗濯機までの距離を中心に考えてみましょう。

浴槽の中にバスポンプを沈めたところから、洗濯機の給水部分までの長さが7m以下になるように配置を決める必要があります。
なお、ホースの長さが5m弱の風呂水ポンプも多数販売されているので、ご注意ください。

また浴室ドアを開いたとき、ドアの位置によってはホースの動線も変わってしまうので、【バスタブの位置】【ドアの位置・形状】【洗濯機を置く位置】をしっかり確認していきましょう。

ところで、「ホースを片付けるのが面倒で、風呂水ポンプを使わなくなった」という方も多いので、洗濯機の横や脱衣かごの下などに、ホースを置ける収納スペースもあると便利です。
ホースを乾かしやすいように、網かごタイプの収納にしておくと良いでしょう。

風呂水ポンプを使うメリット・使いやすい間取りとは?

また、バスポンプのコンセントの確保や、電源コードの長さの確認も忘れずに。

洗い物を洗濯機に入れるスペースや、洗濯物を干しに行くときの家事動線も意識できたら完璧です。

もし洗面所スペースに余裕があれば、室内干しユニットや、折りたたみ式のアイロン台を設置してみるのもおすすめです。

>> 雨の日の室内干しは、お手軽リフォームで解決♪
>> コンセントリフォームのポイント!失敗しない数と位置の考え方

浴室や脱衣所をリフォームする際には、洗濯の際に残り湯を使いたい旨を、リフォーム会社に伝えておきましょう。
現在使っているホースの長さ、もしくはこれから購入する予定の風呂水ポンプのホースの長さを、一緒に伝えると確実です。

使いやすい洗面脱衣所
リフォームしたい!/
無料!
リフォーム会社一括見積もり依頼 ▶

【この記事の要点まとめ◎】

風呂水ポンプの値段は、いくら?
1,500~3,500円程度です。
風呂水ポンプを使用する際の注意点は?
「お風呂の残り湯には細菌が含まれるため、すすぎには使わないこと」「小さなお子さんがいる場合は、浴槽内に転落しないよう対策すること」などです(詳しくは、こちら)。
風呂水ポンプを使いやすくするためには、洗面所の間取りをどう工夫すると良い?
「浴槽の中にバスポンプを沈めた地点から、洗濯機の給水部分までの長さが7m以下になるように配置する」「ドアの位置に合わせて、ホースの動線を確認する」といった点に配慮しましょう(詳細は、こちら)。
使いやすい洗面脱衣所
リフォームしたい!/
無料!
リフォーム会社一括見積もり依頼 ▶
リフォーム費用は比較で安くなる! 最大50%DOWN 簡単30秒 見積もり件数No.1 無料リフォーム会社一括見積もり依頼 カスタマーサポートがびったりの会社をご紹介
このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもお役立ち情報をお届け中!

公式LINEアカウントはこちら
公式Instagramアカウントはこちら

洗面所のおすすめ記事

  • マンションの洗濯機置き場リフォームの費用相場・ポイントとは?

    「マンションの洗濯機置き場の位置が悪くて不便……」という悩みはありませんか?お洗濯は、家事の中でも特に頻度の高い日常的なもの。洗濯機置き場を使いづらいままにしておくと、家事に費やす時間の効率も悪くなりますよね。そんな時は、洗濯機置き場をリフォームしてみましょう。気になる費用の相場や、上手にリフォームするためのポイントなどについてご説明します。

  • 洗面所と脱衣所を別にするリフォームが人気です!

    洗面所と脱衣所を別にするリフォームが注目を集めています。また、新築を建てる際には、洗面所と脱衣所を分けるかどうか悩んだという方も多いですよね。洗面所と脱衣所を別々にした方が良いケースと、分けるときの方法についてご説明します。

  • おしゃれで使い勝手の良いランドリールームを作るための10ポイント!

    ランドリールームとは、洗濯やアイロンがけなどの家事を行うスペースで、大小様々ですが、欧米ではほとんどの家に備わっています。最近では日本のマンションでも付いているところがありますし、家をつくる際に導入する方も増えています。どんな風にすれば使いやすく・おしゃれなランドリールームになるのでしょうか?

  • 【お風呂・浴室・ユニットバス】リフォーム費用相場&施工例21選!おすすめ業者の口コミも公開

    浴室のリフォームを検討しする際、「お風呂場をまるごと交換・改修する費用って、高いのでは?」「工事日数はどれ位?」「どんな会社がよいの?」と疑問に思ったことはないでしょうか。本記事では『リショップナビ』の施工事例を元に、一戸建て・マンションにおけるバスルームのリフォーム価格についてご紹介します。 在来浴室のリフォームやTOTOなどのユニットバス(システムバス)の実例、おすすめ業者の口コミなど幅広く掲載しているので、チェックしてみてください。

  • 洗面台交換・洗面脱衣所リフォームの費用相場や施工事例、業者の口コミを大公開!

    洗面台(洗面化粧台)の交換や洗面脱衣所のリフォームの際に多くの方が気になることは、値段やどんな業者に依頼したらよいかということです。そこで今回は、当サイト『リショップナビ』でご紹介しているリフォーム会社の施工事例を元に、洗面台・洗面所リフォームの料金相場を解説します。LIXILやパナソニックなどのおしゃれな商品を設置した実例もあります。さらに、洗面台の選び方や施工業者の口コミも公開しているので、チェックしてみてください。

リショップナビは3つの安心を提供しています!

  • ご希望にあった会社をご紹介!

    お住まいの地域に近く・ご希望のリフォーム箇所に対応が可能という基準を元に、厳選した会社をご紹介。可能な限り、ご要望にお応えできるように対応致します。

  • しつこい営業電話はありません!

    紹介する会社は、最大で5社まで。また、連絡を希望する時間帯をお伝え頂ければ、しつこい営業電話をすることはありません。

  • 見積もり後のフォローも致します

    ご紹介後にご不明点や依頼を断りたい会社がある場合も、お気軽にご連絡ください。弊社から各会社へのご連絡も可能となっております。

© ZIGExN Co., Ltd. All Rights Reserved.

© ZIGExN Co., Ltd. ALL RIGHTS RESERVED.

安心への取り組み:アルバイトEXを運営する株式会社じげんはプライバシーマークを取得しています。 安心への取り組み
株式会社じげんはプライバシーマークを取得しています。