階段に手すりを取り付ける値段!DIYでも大丈夫?業者に依頼するメリット

更新日:2023年11月07日

階段に手すりを取り付ける値段!DIYでも大丈夫?業者に依頼するメリット

階段の上り下りが大変だと感じる場面が増えてきたら、階段へ手すりを取り付けるのがおすすめです。階段での落下や転倒によって高齢の方がケガをすれば、そのまま寝たきりになるリスクもあります。今回は、階段に手すりを取り付けるメリットや手すりの種類、取り付け費用に加え、DIYをするときの注意点、リフォームで利用できる介護保険などの助成制度について解説します。

階段に手すりを取り付けるべき3つの理由

階段に手すりを取り付ける値段!DIYでも大丈夫?業者に依頼するメリット

まずは階段に手すりを取り付けるメリットを見ていきましょう。

(1)安全面への配慮

高齢者が家庭内で転倒・転落する原因として、階段の段差でつまずく、滑るといったシチュエーションが多く見られます。

打撲や骨折から寝たきりに発展するケースもありますので、階段にとっさのときにつかまれる手すりを設置することは、事故防止に有効です。

(2)介護での必要性

足腰の筋肉が衰えている方にとって、階段の上り下りは大きな負担となります。階段の上り下りに自信を持てず、家での活動に消極的になってしまうこともあります。

階段の昇降をサポートする手すりがあれば、家の中での移動がスムーズになり、歩行訓練の助けにもなります。

(3)法律による取り決め

建築基準法では、床から1m以上の階段に手すりを設けなければならないと定めています。法的に見ても階段の両側、もしくは片側に手すりがあった方が良いでしょう。

階段の手すり取り付け
\慣れた会社を探したい!/
無料!
リフォーム会社一括見積もり依頼 ▶

階段の手すりはDIYで取り付ける?業者に依頼する?

階段に手すりを取り付ける値段!DIYでも大丈夫?業者に依頼するメリット

階段への手すりの設置を考える場合、DIYによる取り付けは可能なのでしょうか。DIYを行うときの注意点や、取り付けを業者に依頼するメリットについても考えてみましょう。

DIYで階段に手すりを取り付ける際の注意点

安定性のある手すりを取り付けるには、壁の奥にある間柱を見極めて取り付けることが大切です。

手すりは体重をかけて使うもの、特に介護の場面では、手すりへの負荷が高く、しっかり間柱に固定できないと壁が重みに耐えられず危険です。
壁の破損や、ひどい場合にはケガにもつながります。

間柱を見た目だけで探すのは、壁紙が貼られていることもあり難しいでしょう。また、取り付けには一般家庭にない専門的な工具が必要な場合もあり、工具一式をそろえるのはなかなか大変です。

階段の手すりの取り付けは業者に依頼するのが安心!

DIYでも取り付けは可能ですが、安定性のある手すりを設置したいときには、やはり専門業者に依頼するのがおすすめです。専門工具を使用して、適切な高さや角度などを正確に計測してもらえます。

また、間柱の位置や、手すりを取り付けられる壁かどうか、といったことも見極めてくれるので、安全性も確保できます。

なにより短時間で作業を済ませられるので、日常生活の妨げとなることもありません。

階段の手すりを取り付ける位置・高さ

次に、階段に適した手すりのサイズや取り付け位置などを見ていきます。

手すりの太さ 32~35mm
手すりの高さ 階段踏み面から700~800mm

手すりの太さは、しっかりと握れるように太過ぎないものがおすすめです。手すりの高さは、使用する人の身長なども考慮して決めてください。
なお、片側だけに手すりを取り付ける場合には、下りるときの利き手側となるように設置します。

階段に手すりを取り付ける値段!DIYでも大丈夫?業者に依頼するメリット

また、階段の途中で手すりが途切れないようにしましょう。踊り場部分にも手すりがあれば昇降しやすくなります。

手すりの両端を壁側か床側に曲げることで、衣服やひもなどが引っかかりづらくなり、階段での事故防止対策にもなりますよ。

階段に手すりを設置するには、正確な計測が必要です。
自身での作業が大変と感じる場合には決して無理をせず、専門業者に相談・依頼することをおすすめします。

階段の手すり取り付け
\慣れた会社を探したい!/
無料!
リフォーム会社一括見積もり依頼 ▶

階段の手すりの取り付けにかかる費用は?

階段の手すりの設置を業者に依頼した場合、どのくらいの費用がかかるのでしょうか。
一般的に、壁がない側へ「飾り手すり」を設置するオープンタイプは、手すり自体の値段が高額になるため、費用も高めとなります。

ここでは、壁側に手すりを取り付けることを前提とした費用の目安を見ていきます。

階段の形状 費用(手すり代、工事費込)
直階段 約3.7~7万円
かね折れ階段(L字型階段) 約4.6~9万円
折り返し階段(U字型階段) 約7.5~10万円

直階段の手すりの場合

階段に手すりを取り付ける値段!DIYでも大丈夫?業者に依頼するメリット

真っ直ぐ上に伸びるオーソドックスな形状の直階段では、比較的費用が抑えられます。
手すりや金具、取り付け工事費を含めて、3.7~7万円が目安です。

間柱に金具の取り付けが可能な場合と、それができずに補強が必要な場合とでは、かかる費用に差が出ることもあります。補強が必要な場合は当然ながら費用が高くなる傾向にあります。

かね折れ階段(L字型階段)の手すりの場合

途中に踊り場があり、L字型に曲がった階段は、かね折れ階段(L字型階段)と呼ばれます。踊り場部分の長さが増えることもあり、直階段と比べれば費用が高めの傾向です。

材料費、工事費込みで、費用の目安は4.6~9万円となっています。下地の補強が必要かどうかでも料金は変わってきます。

折り返し階段(U字型階段)の手すりの場合

かね折れ階段と同様に踊り場があり、U字型に折り返した形状で設置された階段のことです。折り返す分、より長い手すりが必要となります。

費用の目安は、材料費、取り付け費を含めて7.5~15万円です。

階段の手すり取り付け
\慣れた会社を探したい!/
無料!
リフォーム会社一括見積もり依頼 ▶

手すりの取り付けに使える介護保険・助成制度

階段に手すりを取り付ける値段!DIYでも大丈夫?業者に依頼するメリット

階段の手すりの取り付けには、介護保険制度や自治体の補助金制度を利用できるケースがあります。

介護保険制度では、被介護者がより快適な毎日を過ごすためのリフォームに補助金が支給されており、階段に手すりを設置するケースもこれに該当します。

上限は20万円まで、収入に応じて1割~3割の自己負担となります。いずれも要介護・要支援認定を受けることが条件です。

認定までには、自治体の窓口で申し込みをした後、認定調査、主治医の意見書などをもとにした審査・判定などが行われます。

介護サービスの利用はケアマネージャーが作成するケアプランに基づいて行われるので、手すり設置も含めて介護リフォームを考える際はケアマネージャーに相談しましょう。

>> 介護保険が適用される住宅改修の詳細をチェック

要介護認定が不要の助成制度

要介護認定を受けてなくても、自治体によっては助成金を活用できる場合があります。

たとえば葛飾区の「自立支援住宅改修費助成」です。

葛飾区在住の65歳以上で、介護保険制度の要支援・要介護認定を受けていないといった条件を満たしている方を対象に、家の中での転倒防止等を目的とする住宅改修の費用が助成されます。
1割は自己負担となり、限度額は20万円、事前の手続きが必要です。

他にも、大阪市には「高齢者住宅改修費給付事業」という助成制度があります。

対象となるのは、大阪市内に在住で、要支援以上の認定を受けた高齢者がいる世帯などの条件を満たした方です。所得に応じて支給の有無や支給額が変わってきます。
区の保健福祉センター保健福祉課で申請手続きが必要です。

詳しい条件や内容、その他最新の情報は、各自治体のホームページや窓口に問い合わせて事前に確認しておきましょう。

安心・安全な住まいを実現するためにも、階段の手すりはしっかりと設置したいものです。
手すりの取り付けを考えている方は、施工実績が豊富な専門業者に相談し、まずは見積もりを依頼してはいかがでしょうか。

階段の手すり取り付け
\慣れた会社を探したい!/
無料!
リフォーム会社一括見積もり依頼 ▶

【この記事のまとめ&ポイント!】

階段の手すりは、DIYで取り付け可能?業者に依頼するべき?
DIYで階段の手すりを取り付けるのは、難しく危険です。
安定性のある手すりを設置するためには、専門の業者に依頼することを推奨します(詳しくは、こちら)。
階段の手すりを取り付ける際に、かかる費用はいくら?
階段の形状(「直階段」「かね折れ階段」など)により、価格帯が異なりますが、壁側に手すりを取り付ける場合の費用は約3.7〜10万円です。
なお、壁がない側へ「飾り手すり」を設置する場合には、高額になる傾向があります。
階段に手すりを取り付ける際、介護保険や助成金制度は活用できる?
要介護・要支援認定を受けている場合は、介護保険を利用できる可能性があります。
また要介護認定を受けていない場合でも、自治体によっては助成金の対象となるケースがあります(詳細は、こちら)。

階段の手すり取り付け
\慣れた会社を探したい!/
完全無料!
リフォーム会社紹介を依頼 ▶
リフォーム費用は比較で安くなる! 最大50%DOWN 簡単30秒 見積もり件数No.1 無料リフォーム会社一括見積もり依頼 カスタマーサポートがびったりの会社をご紹介
このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもお役立ち情報をお届け中!

公式LINEアカウントはこちら
公式Instagramアカウントはこちら

階段のおすすめ記事

  • 室内階段のリフォーム費用相場!価格帯ごとの施工内容や事例もご紹介

    階段リフォームの費用相場をご紹介しています。階段のリフォーム内容で多い、手すりの設置・すべり止め対策などの小規模なリフォームから、階段の段数変更や位置移動などといった大規模なリフォームまで、実際のリフォーム事例をもとにリフォーム料金をご紹介しています。事前に相場を確認して、適正価格で安全な階段にリフォームをしましょう。

  • 廊下・階段の壁紙リフォームのコツ!張り替え費用・おしゃれな施工例は?

    家の中の部屋と部屋を繋ぐ、廊下や階段。壁紙の張り替えの際には、バランスの良い色・デザインにすることが大切です。今回は、廊下・階段の壁や天井の壁紙リフォームの費用相場から、おすすめの壁紙の選び方、おしゃれな画像付きの実例・アクセントクロスの使い方、吹き抜けがある場合の注意点まで、まとめてご紹介します。

  • 【2024年版】どんなリフォーム・リノベーションが補助金対象?金額・申請時期・注意点は?

    住宅リフォームやリノベーションをする際、補助金を活用したいですよね。 2024年も残り僅かのため、いつまで申請できるか気になる方も多いはずです。 また、「どの工事が対象?」「いくらもらえる?」など気になる点があるでしょう。補助対象になりやすい工事は、介護・バリアフリー工事や断熱、水回りの省エネリフォームが挙げられます。 本記事では、助成対象になりやすい工事例や費用、2024年度の主な補助金制度についてご紹介します。

  • 介護・バリアフリーリフォームの工事内容と費用|補助金や注意点、失敗例も解説

    介護が必要になったご家族のために、あるいは将来のために、介護・バリアフリーリフォームを検討される方は多いはず。 介護される方、介助する方にも、安全で快適な空間にリフォームするためには、業者選びやプランニングが大切です。 本記事では、業者選びのポイントと、介護・バリアフリーリフォームの費用相場、介護保険などの補助金制度などを、一戸建て/マンションの事例とあわせて幅広くご紹介します。

  • 三世代(三世帯)同居・近居でおすすめのリフォーム事例!補助金や減税制度もご紹介

    三世代(三世帯)で同居や近居をする際に、快適に暮らしやすいよう、住宅のリフォームを検討する方も多いでしょう。しかし、お互いに今後ストレスを抱えてしまわないよう間取りはどう工夫したら良いか、また工事にかかる費用はいくらくらいか、不安に思いますよね。そこで、三世代(三世帯)で同居・近居をされるご家庭で人気のリフォーム事例についてご紹介します。また、2018年9月時点で申請可能な、国や自治体の補助金・減税制度も一緒にチェックしておきましょう!

リショップナビは3つの安心を提供しています!

  • ご希望にあった会社をご紹介!

    お住まいの地域に近く・ご希望のリフォーム箇所に対応が可能という基準を元に、厳選した会社をご紹介。可能な限り、ご要望にお応えできるように対応致します。

  • しつこい営業電話はありません!

    紹介する会社は、最大で5社まで。また、連絡を希望する時間帯をお伝え頂ければ、しつこい営業電話をすることはありません。

  • 見積もり後のフォローも致します

    ご紹介後にご不明点や依頼を断りたい会社がある場合も、お気軽にご連絡ください。弊社から各会社へのご連絡も可能となっております。

© ZIGExN Co., Ltd. All Rights Reserved.