
パーゴラDIYで庭をオシャレに!費用相場や手順を解説
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パーゴラとは、もともとはイタリア語でぶどう棚のことでした。今では、木材などを組んで屋根のように作られた格子状の棚を指します。設置する場所は、主にテラスや庭。そこに藤やバラといったつる性植物を絡ませて、楽しんでみるのはいかがでしょうか。基本的なパーゴラのDIYについてご紹介します。
目次
パーゴラとは

パーゴラとは、テラスやウッドデッキの上部に木材やアルミで組む屋根・棚のことです。
雨を避けるための屋根として設けるのではなく、植物を絡ませたり布をかぶせたりすることにより、日陰を作って楽しみます。
本来、パーゴラは、イタリアで「ぶどう棚」という意味の言葉で、つる性の植物をはわせるため、家の庭や軒先に設置する木製の棚のことを指していました。
つる棚、日陰棚、緑廊(りょくろう)と呼ばれることもあり、日本では藤棚として使われることが多いです。
インテリア性が高いので、庭やテラスをおしゃれに見せるために設置する人も増えています。
パーゴラの費用相場

木材などを調達して設計するのも楽しいですが、パーゴラはDIYキットをホームセンターや通信販売で購入することも可能です。
パーゴラのDIYキットの価格・費用は、1万5千円~5万円程度です。
使用する素材やデザインにこだわると、10~20万円以上になる商品もあります。
参考までに、パーゴラの組み立てキットの一部をご紹介しましょう。
ベンチ付の木製のパーゴラは、サイズは幅130×奥行き65×高さ200㎝で、約2万円で購入可能です。
天然木とスチールを使った、幅160×奥行き94×高さ220cmのパーゴラでも、2万6千円で購入できます。
サイドが格子状になっているものなら、吊り下げタイプのプランターを使ってさらに花を飾ることもできます。

なお、パーゴラの設置をリフォーム会社に依頼する場合、簡易なものであれば商品代込みで13~25万円位で施工できるので、ご自身で組み立てるのが心配な場合は、プロに任せてみても良いでしょう。
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パーゴラDIYの方法・手順
まずは設計図作り

設置する場所を決め、設計図を描きましょう。
きちんと設計図を描かずにはじめると、材料が足りなくなったり、歪んでしまったりします。
設計図に合わせて、材料を購入します。
搬送が難しければ、希望サイズにカットして届けてくれるサービスを利用しましょう。
インターネットの通販でもカット・搬送サービスがありますし、お近くのホームセンターでもだいたいやってくれます。
屋外に置くものなので、使用する木材は、耐久性が高く加工しやすいものでなければなりません。
レッドシダーかイタウバがおすすめです。
材料の加工
パーゴラの各部を下記のように呼びます。
・束柱:パーゴラを支える柱
・横木:束柱で作る四角形の長辺に渡す木
・垂木:横木と横木の間に均等に並べる木
垂木の横木と組む箇所に、丸ノコで欠きを入れます。
しかし、欠きを施すのはなかなか骨の折れる作業ですね。
シンプソンの垂木受け金具を使用して、省略することもできます。
塗装
防腐・防虫のために、木材に塗装をします。
オーソドックスにブラウンにしてもいいですし、可愛らしいパステルカラーなど、色にこだわっても素敵です。
横木には、垂木を取り付ける位置を割り付けて、印を付けておきましょう。
基礎作り
これで、取り付ける木材の方は準備完了なので、つぎは基礎作りです。
束石(基礎)のサイズに合わせて、地面を掘ります。
底に砕石を敷き、よく突き固めてください。
砕石を安定させるためにモルタルを入れ、その上に束石を置きます。
このとき、モルタルが柔らかすぎると沈んでしまうので、固めに練りましょう。
全ての束石が同じ高さになっているでしょうか。
また、束石は水平でしょうか。
束石を押し込んだり、モルタルを足したりして調整してください。
高さと水平さを確認できたら、束石の周りにモルタルを流し込んで埋めます。
このモルタルは、少し水を多めに練ってください。
束柱を立てます
束柱を束石に立てていくのですが、このときに必ず垂直に建てましょう。
垂直かどうかで強度がかなり変わります。
次に、横木です。コーススレッドを使って、束柱に仮留めします。
横木の水平と束柱の垂直を確認して、問題がなければ各部を完全に固定します。
束石と束柱の隙間には、モルタルを流し込んで固めましょう。
モルタルは、隅々まで行き渡るよう、水分大目にしておきましょう。
横木を設置します
モルタルが乾いたら、横木に垂木を組み合わせて、金具とコーススレッドで固定します。これで、完成です!!
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パーゴラのアレンジ・活用方法

バラをからませて、イングリッシュガーデン風に。
テーブルセットを用意して優雅にお茶を楽しみたい雰囲気ですね♪
日差しが強いときは、オーニング(布)を張ってみると、夏でも涼しくお庭で過ごすことができますね。
少し小さめのパーゴラをつくって、ペンキやバケツなどのガーデングッズをまとめて置いていけば、お庭が散らからなくていいですね。

パーゴラに合わせて、ウッドフェンスやウッドデッキなどを設け、ソファとテーブルを置き、第二のリビングにすることもできます。
スペースが十分に取れない場合は、お庭のコーナー部分に三角形のパーゴラを設置してみましょう。
【この記事のまとめ&ポイント!】
- パーゴラをDIYで設置したいのですが、費用はいくら位かかりますか?
DIYキットを購入する場合は、1万5千円~5万円程度です。
素材・デザインにこだわると、10~20万円以上かかる商品もあります。- リフォーム業者にパーゴラを設置してもらう場合、費用はいくら位かかりますか?
簡易なものであれば、製品代込みで13~25万円程度です。
- パーゴラの、おしゃれなアレンジ・活用例を見たいです。
イングリッシュガーデン風にアレンジした例や、ウッドデッキなどと組み合わせた例をこちらに掲載しています。
パーゴラは、DIYとしては大物ですが、それだけに完成したときの達成感も大きなものになるでしょう。
ガーデニングとしてはもちろん、憩いの空間としても活用できます。
パーゴラのDIYで、屋外ならではの開放感を楽しんでみてはいかがでしょうか。
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