3LDKマンションリフォームの費用相場は?安く抑えるコツも紹介

更新日:2024年03月21日

LDK

3LDKのお部屋は広さもあるため、リフォーム費用が高額になってしまうのではと心配される方も多いのではないでしょうか。 本記事では、「3LDKマンションのリフォーム費用」「費用を抑えるコツ」「リフォームを行う際のポイント」について解説していきます。 これらを把握することで、費用面で抱く不安を軽減させることができるでしょう。

3LDKのマンションリフォームにかかる工事費用と内訳

工事費用と内訳

3LDKのマンションはリフォーム内容によって費用が大きく異なります。

間取り変更のない内装と設備のリフォームは約280~500万円、間取り変更を含む場合は約350~700万円、スケルトンリフォームでは約700~1500万円が費用相場です。

3LDKのマンションリフォームにかかる工事費用について、以下の施工内容別に内訳をそれぞれ解説します。

● 内装
● 設備
● 間取り変更

それぞれの工事費用がいくらくらいかかるのか把握しておくことで、予算を組みやすくなるでしょう。

内装のリフォーム費用

マンション内装リフォーム

マンションの内装リフォームにかかる費用を、2つの工事内容別にご紹介していきます。
内装リフォームでは、主に「壁のクロス張り替え」と「フローリングの張り替え」が行われます。

リフォーム内容 費用相場 単価
クロス張り替え 40~50万円 800~1,000円/㎡
ハイグレード(1000番台)のクロス張り替え 56~64万円 1,000~1,500円/㎡
フローリング張り替え 50~70万円 3~6万円/畳

※費用相場は延べ床面積70㎡を想定

設備のリフォーム費用

水まわりリフォーム

設備のリフォームにかかる費用について、以下の4つの施工箇所別にご紹介していきます。

● トイレ
● キッチン
● 浴室
● 洗面台

マンションのトイレのリフォームにかかる費用相場は、一般的な便器の交換のみであれば3~21万円ほどで済みます。
ただし、タンクレスタイプであれば15~30万円ほどかかるでしょう。
トイレ全体を総リフォームするのであれば、便器のタイプによって大きく異なりはしますが20~70万円前後となる場合が多いです。

キッチンのリフォームを行う際は、50~150万円ほどが相場です。
シンプルなⅠ型タイプを選んだ場合は50万円以上かかり、対面タイプのアイランドキッチンに変更する際は150万円以上かかるケースがあります。

Ⅰ型タイプはシンクやコンロ、調理台が一枚の天板に並列している形状で、背面が壁付きとなっています。
オープンキッチンのタイプの中で最もシンプルなスタイルなため、本体価格が安めです。
アイランドキッチンは、海に浮かぶ島のようにキッチン本体が完全に独立している形状となっています。
そのため、キッチン本体の四面にパネルを施工する必要があり、価格が高めになるのです。

また、浴室のリフォーム費用はユニットバスの交換で50~150万円ほどかかります。
スタンダードクラスのユニットバスへのリフォームでは、100万円を切る場合が多いです。
洗面台のリフォームでは、およそ10~30万円かかります。

以下にて、各リフォーム箇所の費用相場を表にしてまとめました。

リフォーム箇所 費用相場 補足
トイレ 3~30万円ほど 全体リフォームでは20~70万円前後
キッチン 50~150万円ほど Ⅰ型タイプは50万円以上
アイランドキッチンは150万円以上かかる場合もあり
浴室 50~150万円ほど スタンダードタイプは100万円以下
洗面台 10~30万円ほど なし

業者によっては水回りリフォームセットといって、まとめてリフォームすることで上記金額よりも安く施工してもらえる場合があります。
水回りのリフォームを検討する際の参考にしてみてください。

>> 水回りリフォームの費用・事例
>> 水回りリフォームセットの相場や注意点

間取り変更にかかる費用

畳

間取り変更にかかる費用相場を、以下の施工内容別にご紹介します。

● 一部の壁の撤去
● 和室から洋室への変更
● スケルトンリフォーム

3LDKのリフォームでは、使わない部屋を利用してLDKが広い2LDKにするケースがあります。
その場合、壁の撤去と補修で1箇所あたり7~23万円ほどかかります。

また、和室から洋室への変更(天井・壁・床・押入れなど)にかかる費用は、40~100万円程度が必要です。

>> 間取り変更リフォームの費用相場と事例

3LDKマンションでスケルトンリフォームを行うと、部屋の広さや構造によって異なりますが、約700~1,500万円ほどかかる場合が多いです。
スケルトンリフォームとは、部屋の骨組みである以下の箇所を撤去して、間取りから変更する工事となります。

● 天井
● 壁
● 床

マンションのリフォームの中でも、大掛かりな施工内容です。

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3LDKのマンションのリフォームにかかる費用を抑えるためのコツ

費用を抑えるコツ

3LDKのマンションリフォームにかかる費用を抑えるためには、以下の4つのコツがあります。

● 複数社から見積もりを取る
● リフォーム範囲を限定する
● 設備のグレードを下げる
● 住宅ローン減税制度を利用する

以下にて、それぞれのコツについて詳しく解説していきます。
出費を少しでも減らしたいという方は、ぜひチェックして実践してみてください。

複数社から見積もりを取る

見積書

工事の見積もりは1社だけでなく、複数社から取ることで費用を比較できるため、安い施工業者に依頼できます。
ただし、安い業者は手抜き工事をしたり、あとから多額の追加費用を請求したりする可能性があるので注意しておきましょう。

しかし、リフォーム工事では施工中に新たな補修箇所や必要な部材が発生する場合もあり、追加費用がかかるケースはあります。

そのため、見積もりの段階で「どのような場合に追加費用が発生するか」「いくらくらいが一般的か」を確認しておくと安心です。
追加費用について丁寧に説明してくれる業者は安心して依頼できます。

しかし、説明を曖昧にされる場合は悪徳な会社の可能性があるため、依頼は避けておきましょう。

リフォーム範囲を限定する

リフォーム設備

リフォーム範囲を限定することで、工事価格は抑えられます。
まずは予算を業者に伝えて、できる施工内容について確認するようにしましょう。

ただし、リフォームするのであれば現在困っていること、使いにくい箇所を改善したいです。
そのため、施工したい箇所の優先順位を自身で決めてから業者に相談すると、より明確なリフォーム案を考えてもらえるでしょう。

設備のグレードを下げる

キッチン

リフォームの際に使用する設備のグレードを下げることで、工事価格を安くできます。

リフォーム工事の費用を大きく左右するのは、新たに設置する設備の本体価格です。
そのため、グレードが低ければそのぶん工事価格を安く抑えられます。

ただし、「せっかくリフォームしたのに使いづらい」「見た目が好みでない」ということがないようにしたいところです。
対策としては、予算の許す範囲で納得いく設備を選ぶようにすると、リフォーム後の満足度が高くなるでしょう。

『住宅ローン減税制度』を利用する

税金

住宅ローンを利用してリフォームした場合に、減税措置が受けられる制度があるので利用を検討してみましょう。

減税措置は、住宅リフォームで増築やバリアフリー化などを行い、費用が100万円よりも多くかかった場合に対象となります。
合計所得金額が2,000万円以下であったり、ローンの返済期間が10年以上だったりといった利用条件があります。

詳しい制度の内容と申請方法は各市町村の窓口で確認できるので、利用を検討する際は早めに問い合わせてみましょう。

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3LDKのマンションリフォームを後悔しないためのポイント

マンションのLDK

3LDKのマンションリフォームを後悔しないためのポイントは、主に以下の2点です。

● ライフスタイルに合った内容にする
● 必要な費用を詳しく調べておく

それぞれの具体的な内容を、以下でご紹介していきます。

ライフスタイルに合ったリフォーム内容を考える

シンプルな居間

マンションのリフォーム時には、ご自身やご家族のライフスタイルに合った内容を考えるようにしましょう。

3LDKは家族構成によっては間取りに余裕ができ、ほとんど使わない部屋で出てしまうことがあります。
各部屋の用途をあらかじめ決めておいてからリフォームをすれば、空間が無駄になりづらいです。

ご家族や施工業者、プランナーとよく話し合うことで、住みやすく満足のいくリフォームにしましょう。

リフォーム時に必要な費用を詳しく調べておく

リフォーム費用

マンションのリフォームを行う際は、必要な費用を詳しく調べておくと思わぬ出費が発生してもあまり慌てなくて済みます。
リフォーム時には、工事に対してだけではなく、場合によっては以下のような出費が必要となります。

● 新しい家具の購入費
● 仮住まい費
● 家具の運搬費

必要な費用を詳しく調べていないと、あとから出費が重なり家計を大きく圧迫する可能性があります。
リフォームを失敗しないためにも、費用の算出を細かく行い、予算に余裕を持っておくとよいでしょう。

3LDKマンションのリフォーム費用は高額!業者とよく相談しよう

リフォーム業者との打ち合わせ

3LDKのマンションをフルでリフォームした場合は、高いと1,500万円ほどかかる可能性もあります。
そのため、リフォームを行う際は念入りにプランを検討して失敗がないようにしたいところです。

賃貸の場合、3LDKは人気があるため地域によってはすぐに借り手が見つかるかもしれませんが、リノベーションにかかった費用を回収するまでの時間や家賃などを考えておくことが大事です。

リフォームを後悔しないためにも、予算やプランについて業者とよく相談して、将来も安心して暮らしていける住まいにしましょう。

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