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※2021年2月リフォーム産業新聞より

サムネイル:リノベーションのメリット・デメリットを徹底解説!どんな人に向いてる?

リノベーションのメリット・デメリットを徹底解説!どんな人に向いてる?

更新日:

リノベーションを検討している方の多くは、そのメリットとデメリットを把握しておきたいと考えているでしょう。高額な費用がかかることもあるリノベーションを失敗したくないと思われるのは無理もありません。この記事では中古物件をリノベーションするか、新築を建てるかお悩みの方に向けて「リノベーションするメリットとデメリット」「リノベーションが向いている人」「リフォームとの違い」を解説します。

目次

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リノベーションをするメリットとデメリット

リノベーションをするメリットとデメリット

住宅をリノベーションする際のメリットとデメリットを、以下で紹介していきます。
良い点だけでなくマイナスポイントも確認しておくことで、工事を行っても後悔せずに済むでしょう。

メリット

メリット

主なメリットは、以下の5つです。

● 新築に比べて費用を抑えられる
● 理想の住宅にしやすい
● 居住エリアの選択肢を増やせる
● 資産価値を維持しやすくなる
● 補助金を活用できるケースがある

以下にて、それぞれの具体的な内容を解説します。
良い点についてより詳しくお知りになりたい方は、ぜひチェックしてみてください。

新築に比べて費用を抑えられる

住宅のリノベーションでは、新築を建てたり、建て替えたりするよりも費用を抑えられる場合があります。
価格にもよりますが、中古物件を購入して内装を好みのレイアウトに変える方が新築を選ぶよりも安く済む可能性が高いです。

そのため、新築を購入するには予算が足りないという方は、中古物件を選び、自由に内装を設計することをおすすめします。

理想の住宅にしやすい

リノベーションでは、住宅を好みのレイアウトに仕上げられます。

また、壁や床などに使用する素材も自由に決められる点も嬉しいポイントです。
ライフスタイルに合った住宅に変更することで、より快適な空間を手に入れられるでしょう。

居住エリアの選択肢を増やせる

中古の住宅を購入してリノベーションする場合は、好きな立地に家を持てる可能性が高いです。
駅の近くや、海が見える場所といった好条件の立地に新築の家を建てるのは難しい場合が多いです。

しかし、中古物件をリノベーションするとなると、ハードルが下がりやすいでしょう。
住んでみたいエリアで中古物件を購入してご自身で内装の設計を考え、お好みの住宅に仕上げてみましょう。

資産価値を維持しやすくなる

リノベーションを行うことで、住宅の資産価値が落ちずに維持しやすくなります。

例えば、住宅の機能性を上げる工事を行うことで、売却する際も売りやすくなるでしょう。
また、購入した中古物件の立地がよい場所であれば、住宅、土地ともに資産価値は維持しやすくなります。

補助金を活用できるケースがある

リノベーションを行う際は、活用できる補助金がいくつかあります。
例えば、以下のような工事を行うと補助金が受けられることがあります。

● 省エネ
● 耐震
● バリアフリー

ただし、補助制度には受給のための条件が定められているため、詳しくは各自治体に確認しましょう。

また、工事のためにローンを組んだ場合には、減税制度の対象となるケースもあります。
年度末に残っているローン残高によって、所得税の減税措置が受けられます。
そのため、工事を行う前に、あらかじめ住宅のある自治体にて補助金の有無があるか確認しておきましょう。

>> 補助金対応リノベーションの補助金額・注意点

デメリット

デメリット

デメリットは、以下の4つです。

● 耐震性や耐久性に注意が必要である
● 住むまでに時間がかかる
● 施工内容に制限がかかる場合がある
● ローンの金利が高くなる

デメリットを確認しておかないと、リノベーションを行う前後に工事について悩みを持ってしまう可能性があります。
以下にて、それぞれのデメリットの具体的な内容を解説していきますので、ぜひチェックしてからリノベーションを検討しましょう。

耐震性や耐久性に注意が必要である

住宅によっては、耐震性や耐久性について不安を持つ場合があります。
建築時には、耐震基準をクリアするように住宅を建てなければなりません。

1981年5月31日までに建てられた住宅は「旧耐震基準」で建築されているため、耐震性に不安があります。
旧耐震基準では、震度5強程度の地震に耐えうるように建築されています。

しかし、さらに住宅の安全性を高めるために、現在は「新耐震基準」が制定されています。
新耐震基準では、震度6強~7程度の地震でも倒れない住宅を建てる必要があるのです。

このため、工事を行う住宅が1981年5月31日までに建てられている場合は、耐震性に注意が必要となります。
工事をする前に、耐震診断を行うようにしましょう。

また、必要であれば補強工事を施工プランに組み込まなければならないため、業者とよく相談しましょう。

居住を開始するまでに時間がかかる

住宅をリノベーションする場合は、工事内容によっては施工期間が長くなるため、住むまでに多少時間がかかります。

また、中古物件を探して購入する間にもさまざまな手続きが必要なので、工事を行う前にも時間を要します。
そのため、中古物件をリノベーションする際は、時間に余裕を持っておくようにしましょう。

施工内容に制限がかかる場合がある

購入した中古物件によっては、施工内容に制限がかかる場合があります。

例えば、築年数が古すぎて、全体的な工事を行うと新築を建てるよりも高額になるケースがあります。
また、中古マンションをリノベーションする際は、管理規約によっては施工できない工事内容もあるため確認が必要です。

中古物件を購入する際は、希望する工事内容が可能かどうかもあらかじめチェックしておくことも大切です。

ローンの金利が高くなる

ローンを組む場合は、新築を建てるよりも金利が高くなる傾向にあります。
一般的に、リノベーション用のローンは住宅ローンに比べると金利が高いです。

例えば、新生銀行の住宅ローンの金利は年0.45%ですが、リノベーションローンは年0.85%と高く設定されています。
ただし、金融機関によっては、住宅ローンを借り入れている方に限り、リノベーション費用を合算できる場合があります。

住宅ローンに新たな工事費用を加えることで、安い金利のままローンを組めるのです。
もし、住宅ローンを借り入れている場合は、借入先に確認してみましょう。

>> リフォームローンの選び方!
>> 新築とリフォームどちらがお得?

リノベーションのメリットとデメリットをご紹介してきましたが、以下ではそれらを踏まえて上でどのような方にリノベーションが向いているのかを解説していきます。
ご自身の状況と照らし合わせて、リノベーションを検討する際の判断材料にしてみてください。

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リノベーションに向いている人

リノベーションに向いている人

リノベーションに向いているのは、出費をできるだけ抑えたかったり、自由に内装を設計したかったりする方です。
以下にて、それぞれの詳しい内容を解説します。

出費をできるだけ抑えたい

出費をできるだけ抑えたい

新たな住居を探しているけれど、出費をできるだけ抑えたいという方は中古の住宅を購入してリノベーションするとよいでしょう。
リノベーションでは、予算に合わせたレイアウトの変更が可能なので、無理のない範囲でお好みの住宅が手に入りやすいです。

>> 中古住宅リノベーションの費用と事例

好みに合った内装に設計したい

好みに合った内装に設計したい

住宅を理想の空間に仕上げたい方は、リノベーションに向いているといえます。
ご自身のお好みのレイアウトとなるため、新築物件の購入よりも内装を自由に設計できます。
内装の細部までこだわって設計できるのも、リノベーションならではの良さです。

ただし、理想の住宅にするためには、施工に慣れた業者に工事を依頼しなければなりません。
ご自身の希望を叶えてくれる、優良業者を選ぶようにしましょう。

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リノベーションとリフォームの違い

リノベーションとリフォームの違い

リフォームは、住宅の破損や劣化箇所を補修して、新築に近い状態に戻すことです。
リノベーションとは、住宅に新たな価値を付加するための工事です。

そのため、今の住宅で使いにくいと感じている部分を改善させたい場合には、リノベーションを行う方がおすすめです。

>> リフォームとリノベーションの違いは?費用の解説も!

リノベーションはデメリットも確認して理想の住宅を手に入れよう

リノベーションはデメリットも確認して理想の住宅を手に入れよう

中古物件を購入してリノベーションを行う場合は、新築を建てるよりも費用を抑えられるといったメリットがあります。
また、自由に内装を設計できるため、理想の住宅を叶えやすいです。

ただし、工事後に後悔しないためにも、デメリットも確認して、施工を行うかよく検討しましょう。

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