物置の解体・撤去費用は?安く業者に依頼する方法とDIYもご紹介

更新日:2024年09月11日

物置の撤去

不用品ばかり入っている物置や、使用する機会のなくなった物置の処分を考えている方もいるのではないでしょうか。物置の撤去工事は材質や大きさなどによって費用が変化します。また、物置のタイプによってはDIYでの撤去も可能です。
この記事では、物置の撤去にかかる費用の詳細や、費用をおさえる方法について解説します。また、自分で解体する場合の手順も紹介するので、物置の処分費用を抑えたい方はぜひ参考にしてください。

物置の撤去費用相場

物置の撤去

物置の撤去費用は、作業費や運搬費なども含めて一般的に3~8万円程度です。
解体が簡単なプレハブ小屋や、小さな物置であれば3万円程度で解体してもらえます。

ただし、物置の基礎を撤去する場合や、廃材が多い場合は相場より高くなることがあります。

物置の撤去費用内訳

スチールの物置

物置の撤去費用には、主に以下の費用が含まれています。

● 解体費用
● 解体材運搬費用
● 諸経費

解体費用

解体費用とは物置の解体そのものにかかる費用のことで、業者の人件費や養生費用などが含まれます。

また、物置と合わせてコンクリートブロック架台や物置脇のフェンスなども解体する場合は、解体費用に加算されます。

作業員の人数の多さや工期の長さなどは、解体費用が高くなる要因です。
解体費用が高いと感じたら、作業員の数や具体的な工程を確認してみましょう。

解体材運搬費用

解体材運搬費用とは、物置の解体時に発生した解体材を、産業廃棄物業者のもとへ運ぶ作業にかかる費用のことです。

物置が庭の奥やベランダにある場合、トラックに詰め込むまでに時間と手間がかかるため、解体費用よりも解体材運搬費用のほうが高くなることも珍しくありません。

また、解体材は家庭ごみとしては処分できないため、産業廃棄物として処理する必要があります。

諸経費

諸経費には、廃棄処分をまとめる袋や解体に使う道具、残置物の処分にかかる費用などが含まれています。
また、解体後に補修が必要な場合は、補修材も含まれています。

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物置の撤去費用に影響する要素

劣化した物置

物置の撤去費用には以下の要素が影響します。

● 大きさ
● 状態
● 材質
● 立地
● 基礎の有無
● 残置物の有無

大きさ

物置は大きければ大きいほど作業にかかる手間が増え、解体費用が高くなります。
業者によって異なりますが、物置のサイズは「高さ+幅+奥行」の合計が基準です。

状態

物置の撤去費用は解体の手間が増えるほど費用が高くなるので、物置の状態も費用に影響します。

古い物置はサビによりネジやボルトが固まっていることがあり、解体に時間がかかります。

また、物置の柱に傾きがある場合は倒壊しないように慎重な作業が必要です。
作業に手間がかかった分が金額に上乗せされる場合があるかもしれませんので、実際に物置の状態を確認してもらった後に見積もりを作成してもらいましょう。

材質

スチール製の物置は比較的安価ですが、木造やプレハブは解体の手間や廃棄物の処分費用がかかるため、費用が高くなります。
また、断熱材が含まれている場合も追加費用が発生する場合があります。

立地

解体材運搬車が家の近くに駐車できるのか、物置は撤去しやすい場所にあるのかという要素も撤去費用を決定する要素です。

狭い路地に住宅がありトラックが近くに止められない場合や、物置が奥や2階に設置されている場合は運搬コストが増えてしまいます。
そのためトラックまでの距離が遠くなってしまい、解体材運搬費用が高くなる場合があるかもしれません。

また、重機が入れない場合は手作業での解体となるため、機械にかかる費用としてでなく、作業員代として請求されるでしょう。

基礎の有無

物置が基礎の上にある場合は、基礎の撤去にも費用が発生します。

物置がコンクリートブロックの上に置かれているだけの場合はさほど高くなりませんが、基礎工事が行われている場合、はつり作業を行う必要があります。

スチール製の物置は簡単な土台の上に置かれていることが多いですが、プレハブや木造の物置は強固な基礎の上に設置されている場合が多く、費用が高くなりやすいでしょう。

残置物の有無

物置内に物が残っていると、解体前の移動や処分が必要なため追加費用がかかります。
解体業者に処分を任せること自体は可能ですが、費用をおさえるには解体作業前に自分で処分しておいたほうがよいでしょう。

物置の撤去費用を安くする方法

スチールの物置

ここからは、物置の撤去費用を安くする方法を以下の4つご紹介します。

● 物置の中を空にする
● 補助金・助成金を利用する
● 複数業者に見積もりを依頼する
● 自分で解体する

物置の中を空にする

撤去費用をおさえるには、物置の中を空にしておきましょう。
不用品すべてを物置の中に詰め込んでいる家庭もあるかもしれませんが、物が多ければ多いほど撤去費用が高くなる恐れがあります。

自分で動かせないような大きなものを除き、すべて処分してしまうのがおすすめです。
家庭ごみや自治体の粗大ごみに出せるものは計画的に処分していきましょう。

補助金・助成金を利用する

自治体によっては、物置の撤去に補助金や助成金を支給しています。

たとえば山形県真室川町には、一定の条件を満たす場合に最大で75万円の補助金を利用可能です。

各自治体によって条件や金額が異なるので、自分の市町村の役所に詳細を問い合わせてみてください。

複数業者に見積もりを依頼する

物置の撤去を業者に依頼する場合は、契約する前に複数業者に見積もりを依頼しましょう。
3~5社程度の見積もりを比較することで適正価格が見極められ、高すぎる業者を避けられます。

値段交渉もしやすくなるので、最初から1社に絞らず、まずは依頼候補複数社から見積もりをもらってみてください。

リショップナビでは複数業者に一括で見積もり可能です。
1社ずつ問い合わせる手間が省けます。

自分で解体する

小さめのスチール製物置であれば、DIYでの解体も可能です。
普段からDIYに慣れていれば難しい作業ではないので、自分で撤去してもよいでしょう。

DIYでの詳しい撤去方法は、のちほど説明します。

業者による物置の撤去工事の流れ

物置の土台

業者による物置の撤去工事は、一般的に以下の流れで進行します。

① 現地調査
② 工事の準備
③ 解体・撤去
④ 整地・確認

① 現地調査

工事の契約をする前に、まずは業者に現地調査に来てもらいます。
電話やメールでも概算費用は教えてもらえますが、物置や基礎の状態、立地などを実際に見てもらわないと正確な金額はわかりません。
ムダな出費をすることなく適正な価格で工事してもらうため、見積もり作成時は必ず現地調査もお願いしましょう。

② 工事の準備

工事業者が決まったら、撤去工事に向けて準備を始めましょう。
工事開始前にできる限り物置の中は空にしておくのがおすすめです。

また、工事に伴って近所の道路をふさいだり、騒音が発生したりする場合は、近所へのあいさつも必要です。
あらかじめ工事内容や工事期間を伝えておき、工事中に近所トラブルが発生しないよう配慮しましょう。

③ 解体・撤去

工事当日は養生して撤去作業を始めます。
物置の大きさによっては足場を設置してからの作業となります。

最初に屋根を撤去し、次に内部の仕切りや棚、壁、そして基礎の順番で上から下へと解体するのが一般的です。
基本的には廃棄物の分別をしながら手作業で進められますが、重機を使用することもあります。

④ 整地・確認

物置の撤去が終わったら清掃し、ローラーなどで整地します。

業者から作業終了の報告を受けたら、ごみが残っていないか、希望した範囲がすべて工事されているかを一緒にチェックしましょう。
何か気になることがあれば確認し、問題がなければ工事完了です。

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DIYで物置を撤去する方法

スパナとドライバー

小さなプレハブの物置なら、DIYでの撤去も難しくありません。
ここでは、DIYで物置を撤去する方法についてご紹介します。

ただし、DIYに慣れていない方や物置が木造やプレハブ工法の場合は業者へ依頼したほうがよいでしょう。

準備するもの

物置を解体するときは、軍手とスパナ、またはレンチが必要です。
素手での作業はケガのリスクがあるので、必ず軍手を着用しましょう。
また、ボルトとナットを外すためにスパナとラチェットレンチを使います。

場合によっては以下も必要です。
● バール
● ハンマー
● 電動ドライバー
● 脚立

スパナやレンチでは外せない場合はバールを使用します。
基礎がしっかりしている場合は、基礎の撤去にハンマーが必要です。

物置が大きい場合は、インパクトレンチと脚立があるとスムーズに進められるでしょう。

解体にかかる時間

小さめの物置の解体時間は、30分から3時間程度が目安です。
電動ドライバーで解体すれば比較的早く終わりますが、大きな物置や工具が少ない場合は3時間以上かかる場合もあります。

解体手順

物置は、天井⇒側面⇒床・基礎の順に解体していきます。

天井から下へとボルトとナットを外していき、板だけの状態にしましょう。
側面を解体するときは、隣の家や敷地に外した板が倒れないように注意してください。

天井や側面を解体し終わったら、基礎を撤去していきます。
プレハブの物置なら、通常はコンクリートブロックを撤去するだけで済みます。

コンクリート製の基礎が打ってある場合は、ハンマーでたたき壊していきましょう。
基礎の解体が難しい場合は、基礎のみ業者に任せることも可能です。

廃材の処分方法

解体が終わったら、自治体の決まりに沿って廃棄物を処分します。

コンクリートブロックを粗大ごみに出せない場合は、コンクリートガラを受け入れている建設業者や砕石製造業者に相談してみてください。
自治体が金属の回収をしていない場合は、金属のリサイクル業者や買取業者に依頼しましょう。

業者に依頼したほうがいいケース

以下の場合は個人での解体作業が難しいので、業者に依頼したほうがよいでしょう。

● DIYに慣れていない
● 木造やプレハブ工法
● ボルトがサビついている
● コンクリートで基礎工事がされている

DIYに慣れていない人が物置を解体しようとすると、金属の破片でケガしてしまったり、天井から転落したりしてしまう恐れがあります。

また、上記のような物置の撤去には重機が必要だったりと、個人で手配するには大変です。
思わぬケガを防ぐため、難しそうだと判断したときは、ムリをせず業者に工事を依頼しましょう。

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物置の撤去はまずは業者に相談を

工具を持つ解体業者

物置の撤去費用相場は3〜8万円と考えておけば良いでしょう。

物置は自分で解体できる場合もありますが、基礎の有無や物置の材質、状態によっては業者に頼ったほうがよいことがあります。
少しでも物置の撤去費用を安くするために、物置の中を整理したり、自治体へ補助金や助成金の有無を確かめてみてください。

当サービスの見積もり複数依頼では、1分程で複数社の見積もりを一括依頼できます。
物置の撤去を適正価格で依頼するためにも、見積もりは複数社確認しておくことをおすすめします。

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