外壁塗装の失敗例は?やり直しは可能?事前に対策できることを解説

更新日:2024年10月04日

外壁塗装の失敗例は?やり直しは可能?事前に対策できることを解説

外壁塗装のメンテナンスは大掛かりな工事で費用も高額なだけに、失敗は避けたいと考える方も多いでしょう。事前にどのような失敗があるのかを確認し、しっかり対策を立てておくことをおすすめします。
本記事では、外壁塗装でありがちな失敗例や事前にできる対策、万が一失敗した場合にやり直しをしてもらえるのかについて解説します。

外壁塗装の失敗例3選

外壁を塗装する手元 ローラーを握る手

外壁塗装には、様々な失敗例があります。
本章では、外壁塗装の主な3つの失敗例について、解説します。

① 工事内容に不備がある

外壁塗装の失敗で多いのが、工事内容に不備があるケースです。
技術の低い業者が対応したり、手抜き工事が行われたりするなど、不適切な施工方法が原因で起こります。

ムラや剥がれが生じた

施工後、すぐにわかるムラや剥がれが発生した場合は、施工に問題があったと考えられます。

例えば、適切な下地処理が行っていなかったり、塗料を十分に乾燥させなかったりした場合に起こります。

基本的に適切な手順で施工すれば起こらないことですが、正しく施工しても多少のムラや剥がれが生じる場合はあるでしょう。

これら工事内容の不備は、保証やアフターフォローで対処できる場合もあります。

しかし、保証やアフターサービスが充実していない業者に依頼してしまった場合、対処してもらえないこともあるでしょう。

手抜き工事があった

外壁塗装の失敗例では、悪徳業者に依頼してしまい、手抜き工事が行われることもあります。

リフォームに関する悪徳業者のトラブルは多く、業者について十分に調べずに施工を依頼してしまうと、手抜き工事が行われるおそれがあるでしょう。

適正価格を知らずに悪徳業者を選んでしまい、施工後に高額な金額を請求されるケースもあります。

適正価格よりも提示してきた金額が大幅に安い場合は、特に注意がしたほうがよいでしょう。

② 近所とのトラブルがある

塗装工事の騒音や振動、塗料の臭いなどが原因で、近所とトラブルを起こすケースもあります。

特に近隣との距離が近い場合、音や臭いはクレームになることもあるでしょう。

塗装工事は機械の音はしないものの、足場を組む過程や工事関係者の出入りで騒音が発生する場合もあります。

また、油性塗料にはシンナーが使用されるため、強い臭気を放って吐き気やめまい、頭痛を引き起こしてしまうこともあるでしょう。

③ 外壁の色がイメージと違う

工事内容には問題ないものの、外壁の色がイメージと違っていたという失敗例があります。

外壁塗装の色を選ぶ際は、小さいサイズの色見本やサンプル板を見て決定するのが一般的です。
しかし、小さいサイズで見る色のイメージと、実際に外壁の大きな面積に塗装した色のイメージは異なる場合があります。

そのため、決めたときに想像していた色と完成後は違うということが起きてしまいます。

光の当たり方や周囲の環境によっても、当初のイメージと違って見えることがあるでしょう。

>> 外壁塗装で起こるトラブルとは?予防策や業者選びの方法を紹介!

外壁塗装に失敗しないための対策4選

外壁塗装の見積もり書と家の模型と刷毛

外壁塗装に失敗しないためのポイントは、主に4つです。
本章では、外壁塗装に失敗しないために心がけたいことを解説します。

① 信頼できる業者を選ぶ

信頼できる業者選びのポイントを、次の表にまとめました。

● 十分な施工実績があり、保証やアフターサービスの体制が整っている
自社のホームページを持ち、お客様の声や施工後の写真を掲載している業者であれば信頼しやすい

● 複数の業者から見積りを取る
適正価格がわかりやすい
営業担当者の外壁塗装の知識が豊富で、丁寧な対応であるかを比較できる

● リフォーム瑕疵(かし)保険に加入しているか
リフォーム工事の施工中や工事完了後に、第三者検査員(建築士)による検査が行われ、質の高い施工が確保される
万が一、工事で欠陥が見つかったときや、工事の途中でリフォーム会社が倒産してしまったという場合には、損害分の金額を受け取れる

>>リフォームの瑕疵(かし)保険とは?保険料や対象工事・注意点など徹底解説

② 塗装後はすぐにチェックする

塗装工事が完了したら、すぐに塗装の仕上がりをチェックしましょう。
できれば、業者がいるときに一緒に確認するようにしてください。

塗り残しや塗りムラだけでなく、塗料が飛散して汚れてしまっている箇所がないかしっかり確認しましょう。

塗り残しが発生しやすいのは次の箇所です。
● 軒天
● 室外機などの裏側
● 雨樋の裏側 など

気になることがあれば、工事完了の際に質問してください。
足場があるうちに確認しておくと、不備があった場合に対処してもらいやすいでしょう。

③ 近隣への配慮を怠らない

近隣とのトラブルを避けるため、工事前には近隣へ挨拶を必ず行い、工事の内容や期間を伝えておきましょう。

臭いが発生する場合があることを伝え、工事中はできるだけ窓を閉めてもらうなどのお願いもしておいてください。

さらに、工事関係者には、工事中の騒音をできるだけ抑え、 高圧洗浄の洗浄水や塗料が飛散しないよう、配慮してもらうことも大切です。

また、工事中はどのようなトラブルが発生するかわかりません。
予期せぬ事態が発生したときのために、業者の緊急連絡先を把握しておくようにしてください。

④ 事前のシミュレーションをしっかり行う

色のイメージが違ったという失敗を避けるためには、カラーシミュレーションをしっかり行うことが大切です。

カラーシミュレーションには、ウェブサイト上で簡易的に行う方法と、施工業者に依頼しご自宅の写真を加工して行う方法があります。

ご自宅の画像を使用する場合は、よりリアルにイメージできるでしょう。

色のイメージについては担当者に詳しく伝え、イメージの食い違いがないようにしてください。
また、モニターによって色の見え方が異なる場合もありますので、塗り板(試し塗りをしたA4サイズの板)の活用も検討するとよいでしょう。

色選びでは、好みだけで決めるのではなく、住宅全体や周辺環境とのバランスを考えることも必要です。

>> 外壁塗装の色見本の種類|失敗しない色選びのコツと事例もご紹介
>> 外壁塗装で人気の色!失敗しない色選びと汚れが目立たないおすすめ色をご紹介

外壁塗装で失敗しないためには、ご自身に合うリフォーム会社を比較しながら選ぶとよいでしょう。

当サービス『リショップナビ』では、無料で複数社に見積もり依頼ができますので、お気軽にご利用ください。

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外壁塗装の失敗はやり直しできる?

外壁塗装中の職人の方 

外壁塗装のやり直しを依頼できるかどうかは、失敗の原因によって異なります。

塗り残しがある、ムラがあるなど、明らかに業者の落ち度で失敗している場合、やり直してもらえるケースが多いです。

また、塗装工事完了後、短い期間内で塗膜の剥がれや膨れといった不具合が発生した場合、施工に問題があったと考えられます。
不具合を発見したらすぐに業者に連絡をして、状況を伝えましょう。

一方、色のイメージが違っていたという場合は業者のミスではないため、やり直しができないケースが多いです。
新たに外壁塗装工事を依頼する必要があるでしょう。

外壁塗装に失敗しないために対策を立てよう

外壁に様々な種類の刷毛

外壁塗装リフォームを失敗しないためには、失敗例をふまえて信頼できる業者を選ぶことが大切です。

適切な情報収集と準備を行うことで、失敗を避け、美しい外観の住まいで快適に暮らせるでしょう。

本記事を参考に、あなたの理想のリフォームを進めてみてください。

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