玄関ポーチとは？選び方や費用相場・おしゃれな実例をご紹介

玄関ポーチとは、玄関前の庇(ひさし)の下にある小さな屋根付きの空間を指します。
建築面積に含まれているため、玄関ポーチは家の一部として設計されるのが一般的です。

玄関ポーチがあることで、家に入る前に雨に濡れる心配が減り、快適に出入りできます。

また、家の第一印象を左右するため、機能性だけでなく、デザイン性も考慮することが大切です。

玄関アプローチは、門から玄関までの通路のことを指します。

建物の一部で建築面積に含まれる玄関ポーチに対して、玄関アプローチは、建築面積には含まれず外構工事として扱われる点が大きな違いです。

玄関ポーチとアプローチは連続した空間として設計されることが多く、設置する際にはセットで考えるとより統一感のあるデザインになります。

例えば、玄関ポーチから玄関アプローチまでの道を同じ素材や色調で揃えることで、全体の調和が取れた外観の実現が可能です。

玄関ポーチ単独でリフォームするとアプローチとのバランスが崩れる場合があります。

リフォームを検討する際は、機能的で美しいエントランスに仕上げるために、できるだけ玄関ポーチとアプローチをセットで設計しましょう。

玄関ポーチには様々な役割があります。

5つの役割についてご紹介するので、必要なポイントを押さえて高機能かつおしゃれな玄関ポーチ作りにご活用ください。

玄関ポーチには屋根(ひさし)がついているため、玄関前の雨や日差しをさえぎれる点が大きな特徴です。

雨の日は、玄関ポーチで雨粒を払い落とせるので、玄関が水びたしになる心配もありません。

雨よけになるので、傘立てや宅配ボックスなどの置き場としても活用できます。

天気がよい日は、屋根が強い日差しをさえぎる役割を果たします。
年々紫外線量が増加傾向にあるため、玄関ポーチの屋根は重要なパーツといえるでしょう。

屋根(ひさし)があるおかげで、外出時や帰宅時の出入りがスムーズになります。

屋根がなければ、雨の日や雪の日には傘を差したまま物の出し入れをしなければなりません。

玄関ポーチがあれば、傘を閉じても濡れることなく玄関の出入りができるので快適です。
特に、雨の日に荷物を持って帰宅した時や子どもと一緒の場合には、玄関ポーチがあることでスムーズに出入りできます。

玄関に屋根がなく剥き出しになっていると、酸性雨や紫外線により玄関まわりの劣化が早くなります。

屋根がついていることで、汚れの侵入を防ぎ、酸性雨や紫外線の影響を受けにくくなるため、劣化の進行を抑えられる点が大きなメリットです。

特に木製の建具の場合、紫外線の影響を受けやすく、日焼けすると見た目も悪くなります。

玄関ポーチがあれば、玄関まわりの劣化を遅らせ、定期的なメンテナンスの頻度を減らすことができ、経済的です。

玄関ポーチに防犯カメラやセンサーライトを設置することで、セキュリティが強化されます。

特に、人通りが少ない場所に家がある場合は、セキュリティ面で不安に感じている方もいるでしょう。
センサーライトを設置しておけば、不審者の侵入を防ぐだけでなく、夜間の帰宅時も明るくなるので安心して家に入れます。

また、家の中から外の様子を確認できるモニター付きインターホンの設置もおすすめです。

リフォームする際は、最新の機器を設置してセキュリティ対策を行いましょう。

玄関ポーチはお客様が必ず通る場所です。

玄関ポーチをおしゃれにすることで、家の第一印象がよくなり、来訪者に好感を与えられます。
機能性を確保しつつ、床のデザイン・素材にまでこだわれば、より洗練された外観に仕上がります。

玄関ポーチは何を重視するかによってアイテムの選び方が変わります。

利便性、デザイン性、セキュリティなど重視するポイントを明確にしてアイテムを選ぶことが大切です。

玄関ポーチをデザインする際の9つのポイントをご紹介するので、ぜひご活用ください。

玄関ポーチの広さは、2～3名が立てるスペースを確保することが望ましいです。

日本では外開きのドアが主流のため、十分な広さがないと出入りが窮屈になります。
玄関ポーチが狭いと傘立てや宅配ボックスなどを置くスペースも確保できない点もデメリットです。

このように十分な広さがないと、生活の利便性が低下するおそれがあります。

玄関でのストレスを減らすために、できるだけゆとりのあるスペースを確保しましょう。

屋根(ひさし)は雨や日差しをさえぎるだけでなく、建具の劣化を抑制する効果もあるので、重要なパーツです。

屋根無しの住居にお住まいの場合は、屋根(ひさし)の後付けを検討しましょう。
屋根を選ぶ際は、デザイン性だけでなく掃除のしやすさも考慮することをおすすめします。

例えば、フラットルーフの場合、汚れやゴミが溜まりやすく、掃除しにくい点がデメリットです。

2階から掃除できる場合は問題ありませんが、汚れを溜めたくない場合は傾斜のあるデザインを選びましょう。

床材・タイルは滑りにくく、掃除しやすい素材をおすすめします。

特に雨の日や冬の凍結時には、滑りやすい床材は危険です。
多くの屋外床用タイルは、滑りにくくするための凹凸加工が施されていますが、念のため確認しておきましょう。

汚れが気になる方には、防汚コーティング加工をおすすめします。
名前の通り、汚れにくくなるので掃除が楽になります。

玄関ポーチの照明は3種類あります。

どのタイプの照明を設置するかによって、玄関の印象が大きく変わります。

照明があるとおしゃれにライトアップできるだけでなく、防犯対策にもなるのでおすすめです。

LEDタイプにすると、節電効果があり、長持ちするのでメンテナンスの手間が少なくなります。

適切な照明の配置により、安全で快適な空間を作り上げましょう。

玄関ドアは一般的に「外開き」「内開き」「引き戸」の3種類があります。

日本では玄関で靴を脱ぐため、外開きを採用する人が多いですが、それぞれのドアにはメリットとデメリットがあります。

前述しましたが、外開きの場合は特に玄関ポーチの広さを意識しましょう。

ライフスタイルに合ったドアを選んでくださいね。

一般的に、玄関ポーチは地面から30cm程度の高さにあるので、階段やスロープの設置が必要です。

以前は階段の設置が主流でしたが、近年はバリアフリーを考慮して、階段からスロープへのリフォームを検討する方も増えています。

ただし、スロープを作るには階段よりも広いスペースが必要になります。

敷地の広さやライフスタイルに合わせて階段にするかスロープにするか検討しましょう。

転倒防止のために手すりを設置すると安心です。

新築の場合、お子様の転倒防止や老後に備えて手すりを設置する方も増えてきています。

リフォームの場合、年齢とともに手すりの必要性を感じて、後付けされるご家庭が増えています。

手すりのデザインにもこだわり、家の雰囲気に合ったものを選ぶことで、機能性と美しさを両立できます。

宅配ボックスがあると、不在時でも荷物を受け取れるので非常に便利です。

近年では、配達業者による置き配サービスも拡充しつつあるので、宅配ボックスを設置する家庭が増えています。

宅配ボックスがあれば、再配達の手間を省き、時間の節約にもなるので便利です。
特に、外出が多いご家庭や共働きのご家庭におすすめします。

ご自宅が人通りの多い道路に面している場合、目隠しを設置することでプライバシーを確保できます。

例えば、玄関前に高さのある塀や門袖を設置すれば、外部からの視線が気になりません。

デザイン性の高い目隠しを選ぶことで、外観の美しさも保て、家全体の印象を向上させる効果も期待できます。

当サービス『リショップナビ』のリフォーム事例によると、玄関ポーチのリフォーム費用は、約40%が20万円以下です。

ただし、アプローチもセットで施工すると50万円を超えることもあります。

費用は選ぶ素材やデザイン、リフォームの規模によって大きく変動しますので、事前にしっかりと見積もりを取ることが重要です。

リショップナビの一括見積もり依頼サービスを利用して条件のよい業者を見つけましょう。

玄関ポーチをリフォームしたいものの、具体的なイメージがまとまらない方もいると思います。

ここでは、玄関ポーチのリフォーム実例をご紹介するので、ぜひご活用ください。

事例6：広々とした玄関ポーチとアプローチ

住宅の種類	一戸建て
施工日数	ー
リフォーム費用	約270万円 (ほかの工事費用を含む)

敷地内に駐車スペースがなく、不自由を感じていたため、玄関まわりを大幅リフォームした事例です。

中庭として使用していたスペースを駐車場にすることで、車を2台停められるようになりました。
玄関には、幅が広くなだらかな階段を設置したので、広々とした印象になり、開放感があります。

>> この事例の詳細を見る

リショップナビには玄関ポーチのリフォームが得意な業者が多数加盟しております。
実際に相談してみることで、ライフプランや好みに合わせたご提案をしてくれるでしょう。

玄関ポーチは家の顔ともいえる重要なスペースです。

家の人だけでなく、来訪者も必ず通る場所なので、できるだけ機能性が高くおしゃれに仕上げることをおすすめします。

防犯性や安全性を考慮した設計にすると安心です。

リショップナビの無料一括見積もりサービスを活用して、条件のよい業者に依頼しましょう。

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