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※2021年2月リフォーム産業新聞より

シロアリ対策でホウ酸は有効?期待できる効果や使用時の注意点

シロアリ対策でホウ酸は有効?期待できる効果や使用時の注意点

更新日:

シロアリの被害に気づいたとき、すぐにでも対策したいと思うのは当然のことです。ホウ酸は、シロアリの要望対策としては効果が期待できる選択肢の1つで、比較的安全に使えるのが特徴です。 この記事では、ホウ酸を使ったシロアリ対策についての効果や注意点などを解説します。

目次

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ホウ酸がシロアリ対策に有効な理由

ホウ酸がシロアリ対策として注目されているのは、効果の持続性と安全性が期待できるためです。
また、適切な使用量であれば人体への影響は少ないと考えられています。

予防効果の期間が長い

ホウ酸をシロアリ対策に使うメリットは、予防効果の持続期間が長いことです。

木材に浸透したホウ酸は、無機鉱物であるため分解されにくく、適切な環境下では半永久的に効果が持続すると言われています。

従来の薬剤散布は約5年ごとの再処理が必要ですが、ホウ酸処理なら施工回数を減らせるでしょう。
この特性が、アメリカやオーストラリアなど海外の住宅基準で採用される理由の1つです。

薬剤

5年ごとに再処理が必要

ホウ酸処理

適切な環境で半永久的に持続

ただし、効果を持続させるには「雨水に晒されない」ことが重要です。
基礎部分や屋外の地面に接する木材は、薬剤が流出する可能性があります。

人体に安全といわれる

ホウ酸が人体に安全と言われるのは、哺乳類と昆虫の代謝システムの違いによるものです。
人間を含む哺乳類は、ホウ酸を摂取した場合でも腎臓で代謝し、体外へ排出できます。

揮(き)発性がなく、シックハウス症候群の心配が少ないため、従来の合成防蟻剤と比較すると、室内の空気環境を悪化させない点がメリットです。

ただし、安全なのは「適切な使用量」が前提であり、過剰に摂取すると健康リスクが生じる可能性があります。

そのため、専門家の指導のもとで施工することが大切です。

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ホウ酸を使う場合の注意点

シロアリ対策でホウ酸を使う際の注意点として、幼児やペットの誤食に注意、使えない場所がある、予防策として使用、効果が出るまで時間がかかる、シロアリが食べないと効果がないという点がある。

ホウ酸を使ったシロアリ対策は効果が期待できる一方で注意点もあります。
使用場所を選ぶことも重要です。

ペットや幼児が誤食しないよう注意

ホウ酸はシロアリ予防に有効ですが、ペットや幼児がいる場合は誤食に注意が必要です。
哺乳類は少量のホウ酸を代謝できますが、大量に摂取すると消化器障害を起こす可能性があります。

  • 保管場所:床から1.5m以上の高さにするか、鍵付きの収納
  • 施工後:床に粉末が残らないように掃除
  • 処理直後:ペット用ゲートで立ち入り禁止

特に犬や猫は、好奇心からホウ酸を舐めてしまうことがあるため、注意が必要です。
処理後は、表面が乾燥していることを確認してから、ペットを近づけましょう。

誤飲事故を防ぐために、日本しろあり対策協会の認定を受けていないDIYキットなどの使用は控え、できるだけ専門業者に依頼して適切な濃度で管理してもらうようにしましょう。

駆除ではなく予防対策で使う

ホウ酸は、シロアリが侵入する前の予防として効果を発揮します。
しかし、すでにシロアリが発生している場合の駆除には不向きです。

予防目的で使用する場合は、木材の継ぎ目や床下など、シロアリの侵入経路となりやすい場所に重点的に設置・散布しましょう。

より効果を高めるためには、定期的に専門業者にチェックしてもらうことで、万が一シロアリが侵入した場合でも早期発見につながり、被害を最小限に抑えられます。

ホウ酸の具体的な活用法

  • 新築時やリフォーム時に、木材処理としてホウ酸を取り入れる
  • 基礎部分や配管周りなど、湿気の少ない場所に重点的に配置する
  • シロアリの通り道になりやすい柱の根本などに設置する

もしすでにシロアリが活動しているのを見つけた場合は、専門業者に相談するようにしましょう。
駆除には、巣ごと根絶するための特別な処置が必要になります。

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効果が出るまでに時間がかかる

ホウ酸を使ったシロアリ対策は、効果が出るまでに数週間から数か月程度の時間がかかります。

時間がかかる主な要因

  • ホウ酸が食毒性のため、巣に持ち帰って仲間に広がる過程が必要
  • 木材への浸透が不十分だと、効果がさらに遅れる

すでにシロアリの被害が進んでいる場合は、農薬系の薬剤で駆除した後、ホウ酸で予防するという方法が効果的でしょう。

施工後すぐに効果を期待するのではなく、長期的な予防策として活用することが大切です。

水分が多い場所(屋外など)では使えない

ホウ酸を使用する際は、水分の多い場所での使用は避けるようにしましょう。

ホウ酸は水に溶けやすい性質があるため、雨や湿気にさらされると、防蟻成分が流出して効果が持続しなくなります。

具体的には、次のような場所での使用は避けるべきです。

  • 屋外の土台部分や基礎周り(雨水や地面の湿気の影響を受けやすい)
  • 浴室や洗面所の木材(常に湿度が高い環境)
  • キッチン周りの水はねが発生しやすい箇所

ホウ酸は、主に屋内の乾燥した木材部分に限定して使用するとよいでしょう。

床下など湿気が溜まりやすい場所で使用する場合は、防湿対策をしっかりと行い、定期的な点検で薬剤の状態を確認することが大切です。

効果を持続させるためには、施工後に木材が直接雨水に触れないように注意し、万が一水漏れが発生した場合は、速やかに補修するようにしましょう。

シロアリが食べてくれないと効果がない

ホウ酸は、シロアリの体内に取り込まれることで効果を発揮します。
そのため、シロアリに食べてもらうことが不可欠です。

効果が出るメカニズム

シロアリは、ホウ酸処理された木材を食べると体内で代謝障害を起こし、死に至ります。
この特性から、ホウ酸は忌避効果ではなく、摂食を前提とした対策方法と言えます。

ホウ酸以外の薬剤がよいかはプロと相談する

ホウ酸はシロアリの予防対策に有効な選択肢の一つですが、建物の状況や被害の程度によっては、より適した薬剤があるかもしれません。

もし、ホウ酸の効果に限界を感じたり、迅速な駆除が必要だと感じたら、シロアリ駆除の専門業者に相談してみましょう。

専門家は建物の状態を正確に診断し、状況に合った最適な対策方法を提案してくれます。

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