羽アリの種類や発見場所で対応が変わる
羽アリは、種類や発見場所によって対応が変わります。
シロアリかクロアリか
羽アリは、種類によって対応が異なります。
羽アリを見分けるには、主に胴体の形状と羽の特徴を確認しましょう。
シロアリの羽アリ |
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木材食害の危険性あり⇒ 専門業者へ即連絡 |
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クロアリの羽アリ |
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構造被害の可能性は低い⇒ 殺虫剤で対処しやすい |
また、シロアリの羽アリは直線飛行が苦手で、床に落ちた羽が多く見られる一方、クロアリは飛行能力が高く、集団で一斉に飛び立つ習性があります。
室内か屋外か
羽アリの発見場所は、対処法を判断するうえで重要なポイントです。
室内 |
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屋外 |
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羽アリが発生する時期と時間帯
羽アリが発生する時期は、種類によって大きく異なります。
種類 | 時期 | 時間帯 |
---|---|---|
ヤマトシロアリ | 4~5月 | 日中 |
イエシロアリ | 6~7月 | 夕方~夜 |
クロアリ類 | 6~11月 | 種により異なる |
この時期の羽アリは「結婚飛行」と呼ばれる繁殖行動で、新しい巣を作るために飛び立ちます。
特に雨上がりの湿度が高い日に多く発生する傾向があります。
春から夏にかけて発生する羽アリはシロアリの可能性が高いため、早めに専門家に相談することが重要です。
効果的な予防対策には、各種類の活動時期と気象条件を把握しておくとよいでしょう。
例えば、ヤマトシロアリの活動期前(3月頃)に点検を行うなど、時期を限定した対策が効果的です。
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羽アリ発生時に自分でできる応急処置

羽アリが発生した際、専門業者に依頼する前にご自身で対応しやすい応急処置の方法があります。
応急処置を行うことで、本格的な駆除までの間、被害の拡大を最小限に抑えられます。
市販の殺虫スプレーでの応対
羽アリ対策には市販の殺虫スプレーが有効ですが、正しい使い方を知ることが大切です。
ピレスロイド系成分を含む「アリ専用」タイプを選びましょう。
ハチやクモ用など、ほかの殺虫剤では効果が不十分な場合があるので、パッケージの表示を確認してください。
効果的な使用方法
羽アリの群れに直接スプレーするのではなく、壁や天井などの侵入経路に沿って散布するのが効果的です。
特に窓枠や換気口など、外部と接する部分に重点的に噴霧すると、新たな侵入を防げます。
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使用後は15分以上換気を行い、お子さんやペットが触れない場所で保管しましょう。
家屋内部に巣がある場合、スプレーだけでは根本解決にならないので、あくまで応急処置として認識することが大切です。
発生源の一時的な封鎖
羽アリの発生源を特定したら、物理的な封鎖と清掃を行いましょう。
窓枠や換気口の隙間には養生テープや目合い1mm以下の防虫ネットを貼り付け、新たな侵入を防ぎます。
浴室周りの木材部材から発生している場合は、ビニール袋で覆うと効果的です。
殺虫剤を併用すると羽アリが逃げるので、併用は控えましょう。
湿気の多い場所では、ドライヤーの冷風で木材表面を乾燥させると、一時的に活動を抑制しやすくなります。
ただし、これは根本的な駆除ではないので、あくまで応急処置として行い、早めに専門業者に相談しましょう。
効果的な掃除手順
サイクロン式以外の掃除機を使い、ノズルをゆっくり動かしながら吸引します。
殺虫スプレーを併用すると効果的です。
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吸引後は24時間以上掃除機を放置し、羽アリの活動を完全に停止させてから処理します。
羽アリの死骸や抜け落ちた羽は、湿気を吸収してカビの原因になりやすく、きちんと処理することが望ましいです。
シロアリだった場合は早めに専門業者へ相談しよう
シロアリは住宅の木材を食い荒らし、甚大な被害をもたらすおそれがあります。
市販の殺虫剤では完全駆除は難しく、巣の根絶には専門的な知識と技術が必要です。
放置すると被害が拡大し、修復費用が高額になる可能性もあるため、専門業者に相談・調査依頼をするのが最も確実でしょう。
早期発見・早期対応が、住まいを守る鍵となります。
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