今すぐ確認!シロアリ被害の危険サイン8つ

シロアリ被害は、発見が遅れると住宅の構造に深刻なダメージを与える可能性があります。
しかし、早期発見のサインを知っていれば、被害が拡大する前にに対策できるでしょう。
シロアリ被害を示す8つのサインを解説します。
1. 羽アリの大量発生は被害拡大の警告
春から夏にかけて羽アリが大量に発生した場合は、増えすぎたシロアリの巣分かれが始まっているサインかもしれません。
特に4~7月にかけて、お風呂場や玄関周りで数十匹単位の羽アリを見かけたら要注意です。
ヤマトシロアリは4~5月、イエシロアリは6~7月の夕方に群飛する傾向があります。
窓際に羽が落ちていたり、床に羽アリの死骸が散乱している場合、すでに建物内部に巣が形成されている可能性があります。
シロアリの羽アリは、巣全体のわずか1〜3%に過ぎないといわれており、残りの97〜99%は木材や地中などで活動を続けているのです。
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羽アリを見つけたら、発生場所と日時を詳しく記録しておきましょう。
これは、専門業者が侵入経路や巣の位置を特定するための重要な情報となります。
駆除せずに放置すると、1年で柱1本分の木材が食害されることもあるため、早期に専門家による調査を行うことが大切です。
2. 木材を叩くと「ポコポコ」と空洞音がする場合
木材を叩いた時に「ポコポコ」という空洞音がする場合、シロアリが内部を食害している可能性が高いです。
健全な木材は、叩くと硬い「コンコン」という音がしますが、内部が空洞化すると、軽く響くような音に変わります。
特に、次の場所で空洞音がする場合は注意が必要です。
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これらの場所は湿気が溜まりやすく、シロアリが活発に活動しやすい環境です。
空洞音を放置すると、住宅の耐久性に深刻な影響を与える可能性があります。
音を確認する際は、ドライバーの柄などで軽く叩き、複数の場所を比較すると分かりやすいでしょう。
ただし、ご自身での判断は難しい場合があるため、少しでも異常を感じたら、専門業者に調査を依頼することをおすすめします。
3. 床のふわふわ感やきしみ音は深刻なサイン
床を歩いた時にふわふわとした弾力性を感じたり、特定の場所で床がきしむ音がする場合は、シロアリ被害が進行しているサインかもしれません。
シロアリが床下の木材を内部から食い進むと、木材の強度が低下し、表面が薄い皮一枚のような状態になります。
この状態で体重がかかると、床材がたわんだり沈み込んだりして、ふわふわとした感触になるのです。
特にお風呂場やキッチン周りなど、湿気の多い場所でこの症状が見られる場合は、早急な点検が必要と考えられます。
きしみ音は深刻な状態を示唆
今まで音がしなかった場所で床がギシギシと鳴る場合、シロアリが建物を支える構造材を侵食している可能性が高まります。
木材内部が空洞化することで強度が弱まり、わずかな圧力でも軋む音が発生するのです。
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これらの症状に気づいたら、床下の束柱や土台の状態を確認しましょう。
放置すると、最悪の場合、床が抜け落ちてしまう危険性もあります。
4. 床下や壁に現れる茶色い蟻道(ぎどう)の意味
床下や壁に現れる茶色い蟻道(ぎどう)は、シロアリが土や排泄物を固めて作ったトンネル状の通路です。
蟻道は、基礎部分や木材の接合部などによく見られます。
蟻道は、シロアリがすでに建物内部に侵入し、活動していることを示す決定的な証拠です。
特に、コンクリート基礎の割れ目や配管の周辺に蟻道が現れた場合は、床下から屋内への侵入経路が確保されている可能性があります。
蟻道は壊さず、生息数や種類を正確に判断するため、プロに調査を依頼しましょう。
5. ドアやふすまの建て付け悪化は構造被害のサイン
シロアリが床下の土台や柱を食害すると、建物全体の水平が保てず、ドアやふすまなどの建具が歪んで、隙間ができたり、引っかかったりするようになります。
特に、季節の変化に関係なく、突然症状が現れた場合は注意が必要です。
シロアリ被害による構造材の劣化は、時間の経過とともに進行するため、建て付けが徐々に悪化していくのが特徴です。
症状 | リスク |
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周辺の木材に、柔らかさや脆さを感じる | 内部の食害が進んでいる可能性 |
敷居や鴨居(かもい)に亀裂 | 建物を支える部分の強度が低下 |
開閉する際の音が、金属音ではなく鈍い音 | 木材が空洞化 |
ドアやふすま周辺の被害は、構造材の重要な部分にまで及んでいる可能性が高く、放置すると建物全体の歪みに発展する危険性があります。
これらの兆候が見られた場合は、早急に専門業者に床下調査を依頼しましょう。
6. 浴室周りの木材変色は湿気被害とシロアリのサイン
浴室周りの木枠や扉に黒ずみや褐色の変色が見られた場合、湿気を好むシロアリが活動している可能性があります。
特に、壁と床の接合部や窓枠の下部は湿気が溜まりやすく、シロアリの侵入経路になりやすい場所です。
タイル張りの浴室では、タイルの隙間から入り込んだ湿気が土台の木材に浸透し、シロアリを誘引することが多いので注意が必要です。
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早期発見のためには、定期的な木材の状態確認とともに、浴室周りの防水処理を見直すことが効果的です。
わずかな変色でも、専門業者に床下調査を依頼することで、大規模な被害防止につながります。
7. 基礎部分に広がる謎の土の塊の正体
基礎部分に不自然な土の塊が現れたら、それはシロアリの蟻道や蟻塚(ありづか)があるサインかもしれません。
蟻塚は、土や木材の消化物などが混ざり合ってできており、内部には複雑な通路網が張り巡らされています。
蟻塚を発見した際に確認すべき3つの特徴
基礎周りにこのような蟻塚が確認された場合、床下ではすでに大規模なコロニーが形成されている可能性があります。
放置すると、巣がさらに拡大し、建物全体の構造強度に影響を及ぼす危険性があるため、早急に専門業者に調査を依頼しましょう。
8. 庭の木材に現れた蜂の巣状の穴の危険性
庭の木材やウッドデッキに、蜂の巣のような小さな穴が複数見られる場合、シロアリが存在する可能性があります。
(ただし蜂やカミキリムシなど、別の虫が住んでいる場合もあるため断定はできません)。
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放置すると、住宅本体への侵入経路となる危険性があるため、専門業者に床下調査を依頼しましょう。
特に、新築時から5年以上経過した木材は、予防措置の有無に関わらず定期的なチェックが必要です。
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駆除するためには専門業者に依頼
シロアリの被害が見つかった場合、市販の殺虫剤だけで対処するのは難しいです。
シロアリ被害は、時間が経つほど修復費用が高額になるため、早期に専門業者へ依頼することが、経済的な損失を最小限に抑えるための鍵となります。
自分で殺虫剤を使っても完全駆除は困難
シロアリは、壁の内部や床下の奥深くに巣を作る習性があります。
一般家庭用の薬剤では、その奥まで薬剤を浸透させることが難しいでしょう。
専門業者が使用する特殊な薬剤は、木材の深部まで浸透し、巣全体を根絶させられる可能性が高いです。
また、約5年の持続効果があるため、再発を防止できるという点が、市販の殺虫剤との大きな違いです。
不適切な自己処理は、被害を拡大させてしまう可能性があるため、早期に専門業者に相談することが、住宅を守る近道です。
手遅れになる前にプロに任せよう
シロアリ被害を発見した場合、市販の殺虫剤では根本的な解決にならないことを覚えておきましょう。
基本的にプロの駆除業者は、特殊な薬剤散布機材とIGR(脱皮阻害剤)を組み合わせた防除システムで、巣ごと徹底的に駆除することが可能です。
プロに依頼する3つのメリット
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信頼できる業者を選ぶ際は、日本しろあり対策協会の認定マークがあるかどうかを確認するとよいでしょう。
専門知識を持った技術者が、シロアリの種類に応じた最適な防除プランを提案してくれます。
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シロアリ発生のサインを見逃さず、業者にすぐ連絡
シロアリや羽アリの姿をみつけたときには、もしかしたらもう手遅れになっているかもしれません。
奥深くまで巣食っている可能性もあるため、専門家による確認が必要です。
蟻道や床のきしみなど、シロアリ発生のサインを見逃さず、住まいを健全に保ちましょう。
懸念箇所を見つけた場合は、なるべく早くに専門業者に相談することをおすすめします。

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