畳の新調を検討すべき6つのサイン

畳の交換が必要となる具体的なサインを知り、適切な時期に畳を新調しましょう。
1. 10〜20年経過している
畳床の寿命は10〜20年とされ、この期間を超えると内部のわら床が潰れて弾力性を失うなどの劣化が進みます。
畳を踏んだ際の「きしみ音」や沈み込みが目立つ場合は、畳床の劣化が進んでいる状態です。
古い畳はダニの温床になるリスクが高まります。
特にお子さんや高齢者がいるご家庭では、10年を超えた段階で状態を確認するとよいでしょう。
2. 畳の隙間が広がり冷気が入る状態
畳床の藁材は、湿度の変化で膨張・収縮を繰り返して摩耗し、隙間が広がります。
畳同士の隙間が広がると、冬場は床下からの冷気が室内に流入し、暖房効率が低下します。
断熱シートを敷くと冷気侵入を軽減できますが、適切なメンテナンスで畳の風合いを保ちながら、住環境に合わせることが大切です。
3. 表面の剥がれや変色
畳表面の剥がれや黒い変色は、新調が必要なサインです。
い草の繊維が摩耗して表面がささくれ立つと、歩くたびに衣類に引っ掛かったり、肌を傷つけたりする可能性があります。
紫外線による変色は自然な現象ですが、広い範囲で濃い褐色になっている場合は内部の腐食が進んでいるかもしれません。
日当たりのよい部屋では畳表がもろくなりやすいため、注意が必要です。
4. カビ臭やダニ発生
畳からカビ臭や、ダニが発生している場合は、アレルギー性鼻炎や喘息、アトピーなどの疾患を悪化させるリスクがあります。
特に湿度の高い環境ではカビが繁殖しやすいため、注意が必要です。
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これらの問題は、畳内部に蓄積した湿気や汚れが原因の可能性があります。
表面を拭いただけでは、カビ菌やダニの卵を完全に除去できません。
定期的な天日干しや除湿機の使用も効果的ですが、症状が出ている場合は畳の新調を検討しましょう。
5. 畳床からの「きしみ音」
畳を踏んだ時に聞こえる「きしみ音」は、内部のわら床の縮みや、床板との接合部分の緩みで劣化が進んでいるサインです。
特に10年以上経過した畳では、木材の腐食が進み、強度が低下している可能性があります。
きしみ音を放置すると、床板のたわみや畳の沈み込みが進行し、高齢者や小さなお子様などの転倒のリスクが高まります。
根本的な解決には畳床の交換が必要なため、音が気になり始めたら、専門業者に点検を依頼しましょう。
6. 水濡れ跡が消えない
雨漏りなどの水濡れ跡が消えない場合、内部までダメージが進行している可能性があります。
水を吸収した藁床は重くなり、畳を押すと沈むなど、強度を失います。
この状態では表替えで修復できないため、新調が必要です。
雨漏りが原因の場合、畳の下の床板まで湿気が浸透しているケースも多いです。
畳の交換と同時に、下地の修理も検討しましょう。
畳を新調した直後は湿気対策が大切
畳を新調した後は、美しさと機能性を保つために湿気対策が重要です。
新品の畳は湿気を吸収しやすく、カビや変形のリスクがあります。
定期的な換気や除湿器の活用、畳表面の清掃を心掛けましょう。
この記事では、畳の新調タイミングから予算、メンテナンス方法まで解説しました。
正しいケアで畳の寿命を延ばし、快適な和の空間を長く楽しみましょう。

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