キャットウォークとは
「キャットウォーク」とは、高い場所にある猫の通り道のことです。
猫は、上り下りの運動や高い所を愛する動物。
そのため猫と一緒に暮らす家庭では、壁や天井にキャットウォークを設置して、猫が遊べる工夫をしている家が増えています。
猫は完全室内飼いをする家庭が多い
猫を飼っている家庭で、完全室内飼いをしている方は圧倒的に多いです。
犬のように散歩をさせないとストレスがあるのでは、と感じる方もいると思いますが、実際のところ室内飼いの方が猫は長生きします。
外と家とを自由に往来している外猫は、平均寿命が4、5年であると言われています。
しかし完全室内飼いの家猫は、平均で15~20年と、10年以上も寿命が長いのです。
猫と一緒に長く暮らすためには、完全室内飼いが一番なのです。
キャットウォークは欠かせません
完全室内飼いが良いとはいえ、閉じ込められっぱなしで駆け回る機会がなくては、猫も運動不足になったりフラストレーションが溜まったりして、心身ともに好ましい状態ではありません。
長生きしてもらうためには、家の中にキャットウォークが必要です。
猫は、床を走るだけでなく、縦やクロスの動きが大好きです。
上下の移動ができるように猫棚やキャットウォークを取り付ければ、いっぱい遊んでくれます。
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キャットウォークをつくるときの注意点
猫にとって、ストレスフリーの環境を整備することが重要です。
寝たり休んだりする場所、食事をするスポット、遊ぶスペースをきちんと確保してあげましょう。
また、ともに暮らす家族との共有の場所であることも、しっかり念頭に置いておかなくてはいけません。
猫の動線をつくる
猫のためには、人間とは異なる動線をつくることが大切です。
縦横を行き来する人間とは違い、猫は交差する動きが基本。
また、安心感を与えるためには、高い所にも動線をつくらなくてはいけません。
一般的に、猫は高いところへ上るのが好きですが、下りることが苦手です。
このため、上るためのキャットタワーと、下りるためのキャットウォークを用意できるのが一番です。
素材・幅にもこだわりを
猫は、物をかじることが好きです。
キャットウォークに使用する素材は、木材を選ぶなら堅さがちょうど良いシナランバー材を使うのが好ましいです。
逆にパイン材は、柔らかすぎて傷がつきやすいので避けましょう。
また、板の幅は20cmが理想とされています。
設置する位置は慎重に
上下運動ができるようにするのがキャットウォークのポイントではありますが、人の手が届く高さまでに設置するよう、気をつけてください。
吹き抜けの天井にキャットウォークを取り付けたために、猫の汚物が下へ垂れてしまい、ハシゴを使わないと掃除もできなかったという失敗例があります。
手入れがしやすいだけでなく、交換の際も簡単に作業できる高さが望ましいといえるでしょう。
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大事なトイレの場所も考えて
猫用設備のなかで、最も置き場に困るのはトイレでしょう。
猫にとっては、リビングにあるのが使いやすいようです。
特に高齢になると、トイレのために部屋を出るのが辛くなります。
また、トイレが汚れたらすぐに気がつく、トイレの様子で猫の健康チェックができるなど、飼い主さんにとってもメリットがあります。
棚の下やソファの裏など、目に付かない場所にスペースを確保しましょう。
しかし、来客のときや食事時などには、リビングにトイレがあると臭いも気になるかもしれません。
そのようなときは、洗面所や人間用トイレに一緒に置くという選択肢もあります。
トイレの始末をするときに効率がいいですし、換気扇も使えます。
こういった、普段ドアが閉まっている場所に置く場合は、猫用ドアをつけて、好きなときに移動ができるようにしてあげましょう。
照明や床の配慮も
蛍光灯の光は、人間の目には連続して点灯しているように見えていますが、実は細かく瞬いています。
猫は動体視力が良いので、その瞬きがはっきりと見えてしまい、目が疲れてしまうものです。
猫が長時間いる部屋の照明はLEDなど、蛍光灯ではないものにしてください。
また、床や階段への配慮も必要です。
一般的に、猫は段差を降りるのは得意ではありません。
階段は、一段ごとの奥行きを広くとり、傾斜は緩やかにできるといいですね。
とはいえ、既にある階段をリフォームするのは簡単ではないでしょう。
そんなときは、滑り止めマットが効果的。床の傷の防止にもなります。
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キャットウォーク・猫のためのリフォーム実例
いろいろな家庭に、参考にしてみたいキャットウォークや猫のためのアイデアが満ち溢れています。
猫にとっても人にとっても暮らしやすくて楽しくなるような、キャットウォークの実例を見てみましょう。
外も眺めたいのです
出窓は、外を眺めたり日向ぼっこをするのに最適です。
窓辺でお昼寝する姿は、見ている方も和みますね。
ベランダやテラスで外の空気に触れさせてあげたい場合は、落ちたり、脱走したりする恐れがあるため、ネットで囲むか、高い塀を付けましょう。
ストレス発散には爪とぎも必須です
壁で爪とぎをさせないためには、猫の気に入りそうな場所に爪とぎ板をセットしてあげるのが一番。
部屋の入り口付近か、角を好む傾向があります。
猫は、伸び上がって、爪を研ぐと気持ちがいいようです。
しかし、部屋のクロスを引っかかれては困りますね。
そんなときは、腰板がおすすめです。
作り付けでなくても、強力な粘着テープで貼り付けるようなタイプもあります。
出入り用に
脱走防止に、玄関と部屋の間にドアを設けましょう。
キッチンなど、猫が入ると困る場所には、間仕切りとなる引き戸を設けておくと楽かもしれません。
部屋を行き来するために、猫用のドアがあると便利です。
閉め切ると、猫はドアを引っかいて傷つけてしまいます。
梁を有効活用して
猫は、高いところの方が落ち着く生き物です。
梁をキャットウォークとして利用できれば理想的。
落ちる危険もあるので、梁は幅を広めにし、肥満や加齢で運動能力が落ちていないかよく注意してください。
もし心配な場合は、ネットやハンモックのような布を設けておくといいでしょう。
透明なキャットウォークも魅力的
透明なキャットウォークなら、家の中の圧迫感がなく、暗くなりません。
猫の様子が下からも眺められます。肉球が好きな方にはたまらない光景ですね♪
キャットウォークは手作り・自作も◎
市販のキャットタワーもありますが、ウォールシェルフを作る要領で、DIYすることもできます。
猫が勢いよく飛び乗ると、思った以上の過重がかかるので、しっかりとした造りにしましょう。
猫専用にスペースを取れないときは、カラーボックスなどの棚を並べて階段にしてはどうでしょうか?
収納にも使えて一石二鳥ですね。
猫も家族として大切な存在。快適に過ごして欲しいものですね。
居心地が良ければいたずらも減り、留守番のときもお利口にできるかもしれません。
そのためには、人間とは違う、猫目線の配慮が必要です。
猫と飼い主さんとが幸せな暮らしを送るために、より良い家を実現したいものです。
失敗を防ぐためには、一度ペットのためのリフォームが得意な施工会社に相談してみることをおすすめします。
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