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床暖房は後付けできる?費用相場・工事方法・マンションの注意点を解説
更新日:
床暖房は戸建て・マンションとも後付けができます。費用は直貼りで約5〜8万円/畳、張り替えで約8〜11万円/畳が目安です。 6・8・10・12・20畳の費用相場や、電気式・温水式の違い、直貼り・張り替えの工事方法、工期、マンションでの注意点、床材・断熱性能・熱源機の確認ポイント、施工事例、費用を抑える方法、後悔しないための注意点まで詳しく解説します。
目次
床暖房は後付けできる?戸建て・マンションとも設置可能
床暖房は、新築時だけでなく既存住宅にも後付けできます。
後付け方法は大きく次の2種類が挙げられます。
工法 | 方法 | 向いているケース |
|---|---|---|
直貼り | 既存床の上に床暖房と仕上げ材を施工 | 費用・工期を抑えたい |
張り替え | 既存床を剥がし床暖房を設置 | 段差を抑えたい・床も新しくしたい |
戸建てでは既存床や床下の状態などに応じて工法を選択できます。
マンションでも床暖房を後付けできる場合がありますが、管理規約や床構造、遮音性能、電気容量、熱源機・配管などの条件によって施工方法が限られます。
実際、メーカー側でも集合住宅へ施工できる床暖房商品がありますが、商品や床構造ごとに施工条件が設定されています。
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床暖房を後付けする費用相場|1畳5〜11万円が目安
床暖房の後付け費用は、施工方法によって異なります。
工法 | 費用相場 |
|---|---|
既存床に直貼り | 約5〜8万円/畳 |
床を張り替える | 約8〜11万円/畳 |
温水式の熱源機 | 必要に応じて別途約25〜100万円 |
直貼りは既存床を撤去する必要がないため、張り替えより費用を抑えやすい方法です。
一方、床を張り替える場合は既存床の撤去・処分や下地工事が必要になるため、費用が高くなる傾向があります。
部屋の広さ別|床暖房を後付けする費用
部屋 | 電気式 | 温水式 |
|---|---|---|
6畳 | 30〜55万円 | 33〜65万円 |
8畳 | 32〜71.5万円 | 40〜93.5万円 |
10畳 | 37〜80万円 | 49.5〜100万円 |
12畳 | 50〜84万円 | 65〜110万円 |
20畳 | 70〜110万円 | 76〜160万円 |
金額は、施工面積・敷設率・床材・工法・熱源機の有無などによって変わります。
特に温水式で新しい熱源機が必要になる場合は、床暖房そのものの施工費とは別に費用がかかるため、設備費と工事費を含めた総額で見積もりを確認しましょう。
6畳でも30〜65万円程度と費用には幅があります。
自宅の場合の総額は、床の状態や選ぶ方式を確認してから決まります。
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床暖房の後付け方法は「直貼り」と「張り替え」の2種類

直貼り|費用と工期を抑えやすい
直貼りは、現在の床を剥がさず、その上から床暖房設備と新しい床材を重ねる方法です。
費用目安:約5〜8万円/畳
既存床の撤去が不要なため、費用や工期を抑えやすいのがメリットです。
一方、床を重ねることで施工前より床が高くなります。
そのため、
- 隣室との段差
- ドアの開閉
- 引き戸や敷居
- 家具・収納扉
などに影響しないか確認する必要があります。
張り替え|段差を抑えやすく仕上がりを整えやすい
張り替えは、既存床を剥がしてから床暖房設備を設置し、新しい床材を施工する方法です。
費用目安:約8〜11万円/畳
直貼りより費用と工期はかかりますが、床の高さを調整しやすく、古くなったフローリングも同時に交換できます。
次のような場合に検討しやすいでしょう。
- フローリング自体が劣化している
- 和室から洋室へ変更する
- 段差をできるだけ作りたくない
- 床下の断熱も一緒に改善したい
後付けするなら電気式と温水式のどちらがよい?
床暖房には主に電気式と温水式があります。
比較項目 | 電気式 | 温水式 |
|---|---|---|
初期費用 | 比較的抑えやすい | 高くなりやすい |
工事 | 比較的シンプル | 配管・熱源機が必要な場合あり |
向く範囲 | 小〜中規模・部分暖房 | リビングなど広い範囲 |
熱源機 | 基本不要 | 必要 |
メンテナンス | 比較的少ない | 熱源機などの点検・交換あり |
- 電気式がおすすめのケース
キッチン・脱衣所・個室など、比較的狭い範囲へ床暖房を後付けしたい場合に検討しやすい方式です。
床暖房用ヒーターを施工するため、温水配管や専用熱源機を新設する方式と比べて工事をシンプルにできる場合があります。
- 温水式がおすすめのケース
リビング・ダイニングなど、広い範囲を長時間暖めたい場合に検討しやすい方式です。
熱源機で温めた温水を床下のパイプやパネルへ循環させます。
住宅構造・設置面積・使用時間・電気/ガス契約によって適した方式は変わります。
戸建て・マンションで床暖房を後付けするときの注意点
戸建ての場合
戸建てでは、比較的床暖房を後付けしやすい傾向があります。
ただし、
- 床下へ配管できるか
- 床材が床暖房に対応しているか
- 断熱性能が十分か
- 床の高さを調整できるか
などを確認する必要があります。
特に床下の断熱性能が低い住宅では、床暖房だけでなく床下断熱も同時に検討するとよいでしょう。
マンションの場合
マンションでも床暖房を後付けできるケースがあります。
ただし最初に、管理規約と管理組合への申請条件を確認してください。
確認したいのは、
- リフォーム工事の可否
- 使用できる床材・遮音性能
- 電気容量
- 熱源機を置ける場所
- 温水配管の経路
- 床の構造
などです。
床暖房を後付けする工事期間
直貼りであれば、比較的短期間で施工できるケースがあります。
一方、床の全面張り替えでは、
- 既存床の撤去
- 下地補修
- 床暖房設備の設置
- 新しい床材の施工
が必要なため、施工面積によって数日以上かかる場合があります。
工期は商品・床構造・施工範囲で変わるため、見積もり時に確認してください。
床暖房を後付けして後悔しないための注意点
床暖房を後付けする際は、床の高さや床材、住宅設備などを事前に確認しておくことが大切です。特に次の点をチェックしておきましょう。
- 直貼りは床の高さに注意する
既存の床の上から床暖房を施工する「直貼り」は、工期や費用を抑えやすい一方、施工後に床が高くなります。
隣室との段差だけでなく、ドア・引き戸・収納扉などの開閉に影響しないか、事前に確認しておきましょう。
- 床暖房に対応した床材を選ぶ
床暖房を設置する場合は、熱による反りやひび割れを防ぐため、床暖房対応のフローリングや床材を選びましょう。
無垢フローリングやコルクなどにも床暖房対応の商品があります。
デザインだけでなく、使用する床暖房との適合性を確認することが大切です。- 電気容量・熱源機を確認する
電気式床暖房では住宅の電気容量、温水式では熱源機の設置場所や配管経路などを確認する必要があります。
既存設備の状況によっては追加工事が必要になるため、施工前にリフォーム会社へ確認してもらいましょう。
- 住宅の断熱性能も確認する
住宅の断熱性能が低いと、床暖房を設置しても室内の熱が逃げやすくなる場合があります。
必要に応じて、床の断熱工事や内窓の設置などをあわせて検討するとよいでしょう。
- 家具の配置と床暖房の敷設範囲を確認する
床暖房は、必ずしも床全面に設置する必要はありません。
一般的には、床面積の6〜7割程度を目安に施工するケースがあります。ソファーやベッド、収納家具などを置く場所を避け、人が過ごす範囲を中心に設置することで、施工費を抑えながら効率よく暖めやすくなります。
ただし、必要な敷設率は床暖房の商品や住宅の断熱性能、部屋の条件などによって異なります。施工会社と相談しながら範囲を決めましょう。
床暖房を後付けする費用を安く抑える方法
床暖房を後付けする費用を安く抑えるには、次の方法が効果的です。
床暖房を後付けするときに費用を安くする方法
- 設置する範囲を限定する
- 床の張り替えリフォームと同時に実施する
- 利用できる補助制度を確認する
- 複数業者の見積もりを比較する
設置する範囲を限定する
床暖房は家全体に設置するのではなく、リビングやダイニングなど人がよく集まる部屋に絞って設置しましょう。
設置する範囲が広いほど設置コストやランニングコストの負担が大きくなってしまいます。
また、リビングに設置する場合も、床全体ではなく足が床に触れることが多い部分にのみ設置することで費用の削減が可能です。
床の張り替えリフォームと同時に実施する
床暖房の後付けは、フローリングの傷や汚れが目立ってきたタイミングでの施工がおすすめです。
張り替えと合わせてリフォームすれば、一度の施工で済ませられるため、手間と費用を抑えられます。
フローリングは一般的に10年以上経つと劣化が目立ち始めますが、湿気やペットの有無などにより張り替え時期の目安は異なります。
具体的な張り替えタイミングは業者に相談してみましょう。
複数業者の見積もりを比較する
施工業者を選ぶときは、複数業者の見積書を比較してから決定しましょう。
同じ工事内容でも施工費用は業者ごとに異なります。
3〜5社程度の見積もりを比較して相場を見極め、高すぎる業者は避けるようにしましょう。
床暖房の設置工事にリフォーム補助金は使える?
2026年の「給湯省エネ2026事業」は高効率給湯器の導入を支援する制度で、床暖房本体そのものを一律に補助する制度ではありません。
温水式床暖房と同時に対象の高効率給湯器を導入する場合などは、利用できる制度がないか施工会社へ確認しましょう。
>> 給湯省エネ2026事業【公式】
>> どんなリフォームが補助金対象?注意点は?
なお、予算上限に達した場合などは受付が終了するため、利用を検討する場合は最新の申請状況を公式サイトで確認しましょう。
当サービス『リショップナビ』には、補助金に詳しいリフォーム業者が多数加盟しているため、相談時にアドバイスをもらうとよいでしょう。
床暖房設置リフォームの施工事例
当サービス『リショップナビ』加盟のリフォーム会社が、実際に床暖房を設置した事例をご紹介します。
リビングのフローリングの上に電気式床暖房を設置

リフォーム費用 | 50万円 |
|---|---|
施工日数 | 1日 |
施工面積 | 30㎡(約18.5畳) |
冷え性のお母さまのため、リビングの寒さ解消としてパナソニック製の電気式床暖房を導入。
フローリング以外の木材は劣化・傷みがなかったため、既存フローリングの上から床暖房を施工しました。
>> この事例の詳細を見る
冷え性が辛いので床暖房取り付け

リフォーム費用 | 60万円 |
|---|---|
施工日数 | 3日 |
施工面積 | 10.0㎡(約6.2畳) |
使用していたホットカーペットが壊れてしまったことをきっかけに、床暖房を設置しました。
冷え性に悩んでいたので、機能性だけでなく、雰囲気も暖かく感じるよう、明るい部屋にリフォームしました。
>> この事例の詳細を見る
エコジョーズ対応の温水式床暖房を施工

リフォーム費用 | 85万円 |
|---|---|
施工日数 | 5日 |
施工面積 | 25㎡(約15.4畳) |
リンナイ社の温水式ガス床暖房を、リビングに新設しました。
エコジョーズ対応の、高効率な省エネタイプの床暖房を採用しています。
>> この事例の詳細を見る
新しい下地作りから始める床暖房設置

リフォーム費用 | 120万円 |
|---|---|
施工日数 | 14日 |
施工面積 | 12.0㎡(約7.4畳) |
元々、畳が敷かれている和室だったため、床を解体して新しい下地を作るところから始めました。
床暖房設置後、寒さ対策のため温風ルームヒーターも付けました。
>> この事例の詳細を見る
床暖房の新設&リビング・玄関・廊下の床なども一新

リフォーム費用 | 130万円 |
|---|---|
施工日数 | 5日 |
施工面積 | 33㎡(約20.4畳) |
リビングの内装などをリフォームする際、冬場の寒さ対策として床暖房システム、および専用熱源機を設置。
せっかくの機会でしたので、廊下・玄関の床も一新しました。
>> この事例の詳細を見る
後付けできる床暖房のメーカー・商品例
パナソニック
「Youほっと」は、リフォームにも使いやすい仕上げ材一体型の電気床暖房です。
「フリーほっと」は仕上げ材分離型で、条件を満たせばRC造の集合住宅などにも施工できます。
電気床暖房 フリーほっと
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パナソニックの「電気床暖房 フリーほっと」は、フローリング材と床暖房マット(パネル)を自由に選ぶことができる、床仕上げ材分離型の床暖房です。
コンクリート床・二重床にも施工でき、戸建木造住宅やRC造の集合住宅にも施工が可能となっています。
引用元:https://sumai.panasonic.jp/interior/floor/yukadan/lineup_denki/freehot01.html
電気床暖房 Youほっと

パナソニックのPTCヒーター式床暖房「電気床暖房 Youほっと」は、簡単な工事で設置できる、仕上げ材一体型です。
引用元:https://sumai.panasonic.jp/interior/floor/yukadan/lineup_denki/youhot.html
ダイキン
ホッとエコフロア
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ダイキンの「ホッとエコフロア」は、リモコンとセットになっている、床暖房専用システムです。
わずかな電力で、部屋の床全体を効率良く加温します。
最大33畳、4ゾーンまで適用できるので、生活スタイルに合わせて複数の部屋で快適な暖かさをキープできます。
引用元:http://www.daikinaircon.com/sumai/yukadan/hotecofloor/
東京ガス
はやわざ

東京ガスの「はやわざ」は、戸建て用・集合住宅用ともに用意されている、簡単後付けタイプです。
今ある床の上から直貼りできるので、すぐにでも温水式ガス床暖房を設置したいご家庭にちょうどよい商品です。
引用元:http://home.tokyo-gas.co.jp/living/living/yukadan/sort/hayawaza_index.html
あなたの家に床暖房は いくらで設置できる?無料リフォーム会社一括見積もり依頼
床暖房は後付け可能!費用と住宅条件を確認しよう
床暖房は、戸建て・マンションとも条件を満たせば後付けできます。
費用は、直貼りで約5〜8万円/畳、床を張り替える場合で約8〜11万円/畳が目安です。
ただし、住宅の床構造や施工面積、電気式・温水式の違い、熱源機の有無によって総額は大きく変わります。
特にマンションでは管理規約や床構造によって施工方法が限られる場合があるため、床暖房リフォームの実績がある会社に現地を確認してもらいましょう。
【この記事のまとめ&ポイント!】
- 床暖房は後付けできますか?
はい。戸建てだけでなく、条件を満たせばマンションでも後付けできます。
施工方法は、既存床の上へ施工する「直貼り」と、床を剥がして施工する「張り替え」が代表的です。
(詳しくはこちら。)- 床暖房の後付け費用はいくらですか?
直貼りの場合は約5〜8万円/畳、床を張り替える場合は約8〜11万円/畳が目安です。
温水式で新しい熱源機が必要になる場合は、別途費用がかかります。
(詳しくはこちら。)- 6畳に床暖房を後付けするといくらですか?
目安は、電気式で30〜55万円程度、温水式で33〜65万円程度です。
施工方法や敷設面積、床材、熱源機の有無によって変わります。
(詳しくはこちら。)- マンションにも床暖房を後付けできますか?
可能な場合があります。
ただし、管理規約、床の遮音基準、電気容量、床構造、熱源機の設置条件などを事前に確認する必要があります。
(詳しくはこちら。)- 床を剥がさずに床暖房を付けられますか?
直貼りに対応する床暖房であれば、既存床を剥がさず施工できる場合があります。
ただし床が高くなるため、段差やドアへの干渉に注意してください。
(詳しくはこちら。)- 電気式と温水式はどちらがおすすめですか?
狭い範囲や初期費用を抑えたい場合は電気式、リビングなど広い範囲で使う場合は温水式が候補になります。
最適な方式は住宅条件や使用時間によって異なるため、両方を扱える施工会社に比較してもらうとよいでしょう。
(詳しくはこちら。)- 床暖房を後付けすると固定資産税は上がりますか?
床暖房は、家屋の固定資産税評価で確認される設備の一つです。増改築などによって家屋の評価が見直される場合、固定資産税に影響する可能性があります。
評価方法や取り扱いは住宅・自治体によって異なるため、詳しくは所在地の自治体へ確認しましょう。
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