サンルームとは?
サンルームは敷地内の庭の一部を、ガラスの天井や壁によって屋内化したスペースです。
晴れた日は太陽の光を取り込む一方、雨風をしっかりしのげるため、雨の日の洗濯物干し場や観葉植物の栽培場所などさまざまな用途で使用されます。
サンルームといえばガラス張りの部屋というイメージがありますが、詳しくその定義を知っている方は少ないでしょう。
本章では、サンルームとテラス囲いの違いを解説します。
テラス囲いとの違い
サンルームとよく似たものに、テラス囲いがあります。
サンルームとテラス囲いの違いは、次の通りです。
サンルーム | テラス囲い | |
---|---|---|
屋根の素材 | ガラス | ポリカーボネート (プラスチック) |
コンクリート基礎工事 | あり | なし |
気密性 | 高い | 低め |
サンルームとテラス囲いのどちらを選ぶべきかはライフスタイルや予算によって異なるため、それぞれの特徴を確認しご自身に合ったものを選びましょう。
サンルームは後付けも可能
サンルームは、リフォームによる後付けができます。
洗濯物干しや趣味、子ども部屋などに使える新たなスペースが増えるため、サンルームの増設はリフォームのなかでも人気が高い施工の1つです。
1階の庭の一部をリフォームする場合、サンルームに接する外壁を取り外し基礎工事を行ったうえで設置します。
そのため、地盤や外壁の素材などによっては工事に時間がかかったり、費用がかさんだりする場合があることは押さえておきましょう。
2階ベランダにも施工できる
サンルームは、2階のベランダにも増設できます。
防犯面から1階への設置が不安な方や、より日当たりが良い場所に設置したいと考える方は、2階ベランダのリフォームを検討しても良いでしょう。
2階に施工する場合は、ベランダの耐荷重を事前に確認する必要があります。
ガラスで囲まれたサンルームは、かなりの重量です。
補強工事が必要になると、工期が伸びたり費用が高くなることがあります。
サンルームをおしゃれに活用!5つのアイデアをご紹介
雨風を防ぎ、日光を効率良く取り入れられるサンルームは、洗濯物を干すスペースとして利用されることが多いでしょう。
しかし、アイデア次第では他にも様々な使い方が可能です。
本章では、サンルームをおしゃれに活用できる5つのアイデアをご紹介します。
内容を参考に、ご自身のライフスタイルに合った使い方を見つけましょう。
1.子どもの遊びスペース
サンルームは、子どもの遊びスペースにぴったりです。
天候を気にせず遊べるため、子どもがいつでものびのびと体を動かせます。
また日当たりが良いため、寒い季節でも暖かな日光を浴びながらお昼寝ができるでしょう。
生活スペースと離れた場所に設置すれば、おもちゃが散らかっていても気になりづらいといった利点もあります。
サンルームを庭との出入りの場とすることで、室内に泥や土が入りにくくなる点もメリットです。
2.趣味のスペース
日常生活の場と離れた空間であるサンルームは、趣味に集中できるスペースにもなります。
絵画や陶芸などを楽しむアトリエ、ウォーキングマシンやヨガマットを使用できるトレーニングルーム、読書スペースなどさまざまなシーンで活用ができるでしょう。
またキャンプやサイクリング、トレッキングなどアウトドア趣味がある方は、道具を置くスペースとしてもおすすめです。
3.セカンドリビング・カフェスペース
自然光をたっぷりと取り込むサンルームは、開放的なカフェスペースとしても利用できます。
ソファやテーブルを置けば、家族や友人とリラックスした時間を過ごせるでしょう。
サンルームがリビングと接しているのであれば、セカンドリビングとして利用するのも1つです。
接地面をフラットにすることで、奥行きのある広いLDKを演出できます。
4.ガーデニングスペース
太陽光がしっかりと届くサンルームは、ガーデニングスペースとしても適しています。
雨や風、虫による影響を抑えて日光をしっかりと取り込めるため、植物が良く育つでしょう。
また台風や雪などを気にせず、1年中ガーデニングを楽しめます。
ガーデニングには、植物への水やりが欠かせません。
ガーデニングスペースとしての利用を考えているのであれば、水に強い素材を選ぶと良いでしょう。
5.バーベキューやホームパーティースペース
庭と部屋との中間に位置するサンルームは、バーベキューやホームパーティースペースとしてもぴったりです。
天気が良ければ庭でバーベキューの調理をし、サンルームでゆっくり飲食や歓談ができます。
サンルームはリビングと繋がっていれば、日常の空間とは区別されていながらキッチンとの行き来はしやすく、料理や飲み物を運ぶにも便利です。
サンルーム設置のリフォーム事例をご紹介
当サービス『リショップナビ』の加盟店が実際に施工した、サンルームを増設した事例をご紹介します。
リフォームを検討している方は、ぜひ参考にしてください。
雨の日も洗濯干し場に困らないサンルーム
項目 | 詳細 |
---|---|
住宅の種類 | 一戸建て |
築年数 | 15年 |
施工日数 | 2日 |
施工費用 | 約83万円 |
「共働きのため、雨天時でも気にせず洗濯物を干したい」との希望から、サンルームの設置を決められました。
夏場の暑さ対策として換気用開口部の配置を工夫したことで、洗濯物を干すだけでなく、子どもの遊び場としても活用されています。
趣味を楽しめるサンルーム
項目 | 詳細 |
---|---|
住宅の種類 | 一戸建て |
築年数 | 30年 |
施工日数 | 6日 |
施工費用 | 約119万円 |
洗濯物を干したり、趣味に利用したりできるサンルームが欲しいとのご希望でした。
リフォームにより、雨の日の洗濯物干しの不安を軽減し趣味も楽しめる、新たなスペースを実現できました。
子どもが遊べる暖かなサンルーム
項目 | 詳細 |
---|---|
住宅の種類 | 一戸建て |
築年数 | 12年 |
施工日数 | 4日 |
施工費用 | 約130万円 |
リフォームに対するご要望は、「LDKの南側にサンルームを設置することで暖かい空気をリビングに取り込みたい」「子どもが遊べるスペースを作りたい」でした。
規格品では設置が難しいケースでしたが、2つの製品を組み合わせさらに現地で加工することで、施主様のご希望に沿ったリフォームを実現しています。
ペットスペースとして活用できるサンルーム
項目 | 詳細 |
---|---|
住宅の種類 | 一戸建て |
築年数 | 11年 |
施工日数 | 30日 |
施工費用 | 約300万円 |
大型犬が2匹おり、来客時に犬が過ごせるスペースを希望されたケースです。
既存の住宅がツーバイフォー工法だったため、工事に制限があったものの、庭が見渡せる風通しが良いサンルームが完成しました。
ペットのお気に入りの場所となっています。
避暑地のようなおしゃれなサンルーム
項目 | 詳細 |
---|---|
住宅の種類 | 一戸建て |
築年数 | - |
施工日数 | 30日 |
施工費用 | 約320万円 |
「もともとあったテラスの上に、サンルームを増築したい」とのご希望でした。
窓や扉、天窓のトップライトなど、すべて輸入品により施工を行ったことで、まるで避暑地のようなおしゃれなサンルームが完成しました。
サンルームで広々空間確保
項目 | 詳細 |
---|---|
住宅の種類 | 一戸建て |
築年数 | - |
施工日数 | 7日 |
施工費用 | 100〜150万円 |
「リビングからの空間を広げたい」との要望があり、サンルーム設置により実現しました。
窓を全開にすれば、まるで屋外にいるかのように風通しも良くなります。
洗濯物をありとあらゆるものから守るサンルーム
項目 | 詳細 |
---|---|
住宅の種類 | 一戸建て |
築年数 | - |
施工日数 | - |
施工費用 | 20〜50万円 |
宮崎県の場合洗濯物を外に干していると、火山灰や黄砂、PM2.5による汚れの心配があります。
囲いタイプのサンルームであれば、天気からも洗濯物を守れます。
どんな天気でも安心してお出かけできます。
【その他のリフォーム実例】
費用ごとの外壁塗装・外壁リフォーム事例
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サンルームのメリット・デメリット
サンルームのリフォーム費用には、30~100万円ほどかかります。
素材にこだわったり、施工面積が広かったりする場合は、150~300万円程度かかることもあります。
設置を検討しているのであれば、後悔がないよう事前にメリットとデメリットをしっかりと確認しておくことが重要です。
本章では、サンルームのメリットとデメリットを3つずつ解説します。
サンルームのメリット
サンルームのメリットは、主に次の3つです。
- 1.日光を取り入れやすくなる、開放感がある
- 2.天候や花粉に関わらず洗濯物を干せる
- 3.活用の幅が増え間取りが広がる
天井や壁がガラス張りのサンルームは、明るく開放感がある点が特徴です。
天候や花粉、黄砂などに関わらず洗濯物を干せるため、お子さんがいて洗濯物が多い方や、共働きで洗濯できる時間が限られる方にも便利なスペースといえます。
サンルームのデメリット
サンルームのデメリットは、主に次の3つです。
- 1.夏は熱く冬は寒い
- 2.プライバシーを確保しづらくなる
- 3.固定資産税がかかる
気密性が高いサンルームは、夏は暑く冬は寒いです。
換気を工夫したり、床暖房を設置したりするなど検討しましょう。
壁や天井がガラス張りなため、プライバシーを確保しにくいと感じる方もいるかもしれません。
プライバシーを守ってサンルームを増設するのであれば、2階ベランダへの設置も選択肢です。
サンルームには、固定資産税がかかります。
サンルームを増築することで不動産としての価値が高まり、固定資産税が増える場合があることを押さえておきましょう。
>> ベランダ(バルコニー)を部屋・サンルームにリフォーム!価格・ポイントと注意点
>> サンルームの種類・設置ポイントを解説
洗濯物干し以外にも!サンルームをおしゃれに楽しもう
天井や壁がガラスで囲まれたサンルームは、晴れの日は日光をたっぷり取り入れ、雨の日は風雨をしっかりとしのげるスペースです。
洗濯物干し場としてはもちろん、工夫次第で子どもの遊びスペースや趣味の部屋、カフェスペースなどおしゃれに活用できます。
サンルームは、1階だけでなく、2階にも増設が可能です。
リフォームを検討している方は、まずは施工実績が多く信頼できる業者に相談しましょう。
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