サンルームのメリット・デメリットを解説!後悔しやすいのはなぜ?

更新日:2024年10月11日

ダイニングテーブルのあるサンルーム

サンルームはリビングと庭をおしゃれにつないでくれます。洗濯物を干すスペースやリラックスするスペースなどとして使えるため、
生活の幅が広がります。しかし、どのようなサンルームにしたいのかよく考えずに設置すると後悔することもあるため注意が必要です。
本記事ではサンルームの種類やメリット・デメリット、後悔しやすい点などを解説します。
おしゃれなサンルームの事例もご紹介しますので、ぜひリフォームの参考にしてください。

サンルームとは

ダイニングテーブルのあるサンルーム

サンルームとは、庭先に設置するガラス張りの部屋のことです。
ガーデンルームやガーデンスペース、テラス囲いと呼ばれることもあります。

ガラス張りのため太陽の光を存分に取り入れられ、扉や窓を開ければ風通しもよくできます。

サンルームがあると住宅の内と外の境界をおしゃれにつなげられ、開放感のある広々とした空間の作成が可能です。

リビングの延長のほか、洗濯物を干すスペースガーデニング用のスペースとしても使えます。

>> サンルームを後付けする費用は?リフォーム・増築の注意点とおしゃれな事例7選

サンルームの種類3つ

洗濯スペースとして利用してるサンルーム

サンルームには主に3つの種類があります。
ここではそれぞれの特徴を解説しますので、ご自宅にはどのようなサンルームがよいか、参考にしてください。

テラス囲いタイプ

テラス囲いタイプとは、テラスやウッドデッキをガラスで囲み、屋根を付けたタイプのサンルームです。

比較的簡単な作りで、本格的な基礎を作らず設置できます。
既存のテラスやウッドデッキを簡単にサンルームにリフォームできるため、サンルームを後付けしたい場合におすすめのタイプです。

ただし、気密性が低く大雨に弱いため、リビングと同じように使うには限界があります。
洗濯物を干す、収納として使うなどの使い方がよいでしょう。

ガーデンルームタイプ

ガーデンルームタイプは、基礎を作って柱や屋根も設置するタイプのサンルームです。

基礎から作るため施工費用は高めですが、頑丈な作りのため、リビングの延長や観葉植物のスペースなどとして活用できます。

気密性が高く大雨にも耐えられますが、夏は高温になりやすい点に注意が必要です。

バルコニータイプ

バルコニータイプは、ベランダやバルコニーにガラスの囲いを付けるタイプのサンルームです。

簡易的なサンルームでデザイン性は高くありませんが、比較的安価で施工できます。

雨の日や花粉が気になる時期にも洗濯物を干したい場合に設置するとよいでしょう。

>> ベランダ(バルコニー)を部屋・サンルームにリフォーム!価格・ポイントと注意点

サンルームのメリット

ベランダにつながるサンルーム

ここではサンルームを設置するメリットを解説します。
サンルームがあることで生活がどのように変わるのか想像するための参考にしてください。

洗濯物を干しやすくなる

サンルームを設置すると天候を気にせずに洗濯物を干せるようになります。

午後から雨の予報のとき、洗濯物を干すかどうか迷ったり、雨が降る前に取り込めず後悔したりしたことはないでしょうか。

サンルームがあれば雨から洗濯物を守りつつ、日光に当てて洗濯物を干せます。
花粉やほこり、PM2.5などが気になるときも安心です。

ガラスをすりガラスにすれば何を干しているのか見えづらくなるため、近所の目も気になりません。

開放的なリビングにできる

リビングと庭をサンルームでつなげると、明るく開放的な空間が作れます。

サンルームの魅力は自然光を存分に取り入れられることです。

天気のよい日はサンルームで朝食や昼食を食べたり、ゆっくりティータイムを楽しんだりできます。
星がきれいな夜は星空を見ながらお酒を楽しむのもよいでしょう。

セカンドリビングとして使えるサンルームがあれば、庭とリビング両方のメリットを享受できます。

のびのび遊べる空間を作れる

広さにもよりますが、ガーデンルームタイプのサンルームがあると、子どもやペットがのびのびと遊べる空間ができます。

庭では路上への飛び出しや目が届きにくいところへ行ってしまうなどの心配がありますが、サンルームなら安心です。
室内から遊んでいる様子も見守りやすく、思わぬケガや事故の予防ができます。

断熱性が高まる

サンルームを設置するとリビングの断熱効果が向上します。

サンルームが二重窓のような役割をするため、リビングが外気の影響を受けにくくなり、夏はより涼しく、冬はより暖かくできます。

エアコンの効率がよくなるため節電も可能です。

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サンルームのデメリット

目隠しを設置しているサンルーム

サンルームにはメリットが多い反面デメリットもあります。
デメリットも理解して、本当にサンルームが必要なのか判断しましょう。

室温が天候に左右されやすい

サンルーム内の温度は天候に左右されやすい傾向があります。

ガラス張りのため直射日光の影響を受けやすく、特に夏は非常に高温になることがあります。
反対に日当たりが悪いと寒さを感じやすく、特に冬の日差しの無い日は寒さで快適に過ごせないこともあるでしょう。

夏の日差しを避けるにはシェードやすだれの設置がおすすめです。
冬はヒーターやホットカーペットを使うと寒さをやわらげられます。

プライバシーを確保しにくい

サンルームはガラス張りのため、基本的に外から丸見えです。
干している洗濯物から家族構成がわかってしまう、ご家族やご友人と過ごしている様子を気づかないうちに見られているなど、プライバシーの確保が難しいことがあります。

気になる場合は、部分的にカーテンや目隠しフィルムを使いましょう。

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サンルームで後悔しやすいポイント

白いカーテンを設置しているサンルーム

おしゃれで便利なサンルームですが、設置前によく検討しなければ後悔することがあります。
ここではサンルームで後悔しやすいポイントをご紹介します。

ご自宅にサンルームを設置する際、何に気を付けたらよいかの参考にしてください。

固定資産税が増える

サンルームの設置は、増築扱いになり、住宅の固定資産税が増えることがあります。

屋根と壁で囲まれた空間は基本的に固定資産税の課税対象です。
サンルームの大きさ次第では予想以上に固定資産税が増えてしまうことがあります。

また、サンルームの後付けは増築に該当するため、建築確認申請や建ぺい率の遵守に気をつけなければいけません。

建ぺい率とはその土地に建ててよい建物の面積の割合のことで、自治体ごとに定められています。

固定資産税や建ぺい率は専門家に相談しないとわかりにくい部分のため、事前に業者に相談しましょう。

雨音がうるさい

屋根の素材次第では雨音がうるさく感じることがあります。

雨の日にサンルームで過ごすと、雨が屋根に当たる音で会話や音楽がかき消されてしまうことがあります。
雨の日も静かな空間で過ごしたい場合は、防音性の高い屋根材を使えないか業者に相談しましょう。

掃除が大変

サンルームの掃除が予想以上に大変で苦労することがあります。

サンルームは汚れが目立ちやすいため、定期的な掃除が欠かせません。

しばらく掃除をしないと屋根や壁が汚れ、茶色や黒っぽくくすんでしまいます。
特に屋根は汚れが溜まりやすく、飛んできた落ち葉やゴミで覆われてしまうこともあります。

掃除の手間を減らしたい場合は、掃除しやすい素材や作りで施工できないか業者に相談しましょう。

住宅保証が無効になる

ハウスメーカーによっては増改築をすると住宅保証が無効になるケースがあるようです。
そのため、サンルームの設置により住宅保証が無効になる恐れがあります。

万が一新築時の不具合が見つかったときのため、サンルームの設置前にハウスメーカーとの契約内容を確認しましょう。

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おしゃれなサンルームの施工事例5選

ここからはおしゃれなサンルームの施工事例を5つご紹介します。
ご自宅に設置したいサンルームのイメージ作りの参考にしてください。

事例1
サンルームのおかげで天気を心配せずにお洗濯

施工面積 _
施工日数 _
施工費用 20〜50万円
火山灰や黄砂、PM2.5の影響を受けやすい環境にあるため、洗濯時の不便さに悩んでいらっしゃいました。
サンルームを設置したことで天気予報を気にせずに洗濯物を干せるようになり、突然の雨も心配しなくてよくなりました。

>> この事例を詳しく見る

事例2
サンルームで広々としたリビングを実現

施工面積 _
施工日数 7日間
施工費用 100〜150万円
「リビングの空間を広げたい」「掃き出し窓から出入りできるようにしたい」とのご相談を受けてサンルームを設置した事例です。
既存の窓と色味を合わせたことでしっかり調和し、リビングとお庭が自然につながった広々とした空間になりました。

>> この事例を詳しく見る

事例3
ウッドデッキにサンルームを追加

施工面積 13.0㎡
施工日数 14日間
施工費用 約150万円
腐食したウッドデッキのメンテナンスをきっかけにサンルームの設置をご依頼いただいた事例です。
ウッドデッキだけだったときよりも雨風の影響を受けにくくなり、雨の日に洗濯物を干したいときや、収納スペースがほしいときなどにもご利用いただけるようになりました。

>> この事例を詳しく見る

事例4
愛猫が快適に過ごせるサンルーム

施工面積 _
施工日数 7日間
施工費用 約157万円
お客様の愛猫の過ごしやすさを優先し、安心して長く過ごせるサンルームを設置しました。
キャットタワーや入って休める箱を設置し、通気性や床の滑りにくさにも配慮しています。

>> この事例を詳しく見る

事例5
落ち着いた時間を過ごせる空間に変身

施工面積 _
施工日数 10日間
施工費用 約255万円
あまり使用していないウッドデッキを解体し、代わりにサンルームを作りたいとのご相談を受けて施工した事例です。
お食事を楽しんだり、お子様が遊んだりしやすいスペースになり、大変喜んでいただけました。

>> この事例を詳しく見る

当サービス『リショップナビ』にはサンルームの施工が得意な業者が多数在籍しています。
用途やご予算に合わせた最適なご提案をしてくれることでしょう。

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サンルームを作って暮らしをもっと快適にしよう

サンルームで観葉植物に囲まれている女性

サンルームは庭先に設置するガラス張りのスペースで、洗濯物を干すスペースやセカンドリビングなどとして利用できます。

天候に左右されず洗濯できたりリビングの断熱性を高められたりといったメリットがありますが、汚れやプライバシーなどの問題もあります。

設置してから後悔しないためにも、希望や心配事を業者に相談しながらどのような空間としてほしいのか検討しましょう。

業者によって提案内容や費用が異なるため、複数業者に相談するのがおすすめです。
3社程度に相談しながらプランを決め、満足できるサンルームを設置しましょう。

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