
ベランダ・バルコニーリフォーム費用相場
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リショップナビのリフォーム事例をもとに、ベランダリフォームにかかる費用相場をまとめました。 当社調べでは「50万円以下」がこのリフォームの中心となる価格帯で、全体のほぼ半数以上を占めています。 本記事では、ベランダリフォームの詳細な費用相場に加え、リフォームのポイント・注意点をご紹介します。
目次
ベランダリフォームの中心となる価格帯
こちらでは、リショップナビのリフォーム事例をもとに、ベランダ・バルコニーリフォームにかかる費用相場を確認できます。
(※2025年11月時点の集計データ)
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ベランダリフォームの中心になる価格帯は、50万円以下で、全体のほぼ半数以上を占めています。
その中でも、床の防水工事やサビ防止の塗装など、メンテナンスの工事は10〜20万円ほどで実施が可能です。
もともと屋根のないバルコニーに屋根を設置する工事は10万円前後、ウッドデッキを敷き詰めるような工事であれば、30万円以内で工事ができるでしょう。
手すりの設置やフェンス交換のみの場合には、5〜20万円くらいでリフォーム可能です。
掃き出し窓部分に新たにベランダやバルコニーを設置したり、既存のベランダを拡張したり新しいものに交換したりする場合は50万円前後、面積が広いものになれば100万円を超えることもあります。
また、使用していないベランダをサンルームへリフォームする際の費用も同様の価格帯です。
工事内容別にかかる費用と工期の目安は、次の通りです。
工事内容 | 費用相場 | 工期 |
|---|---|---|
400〜900円/㎡ | 2日〜 | |
2,500〜8,000円/㎡ | 1〜4日 | |
10〜15万円(総額) | 1〜2日 | |
2.5〜4万円/㎡ | 1日 | |
30〜50万円/0.5坪 | 3日 | |
40〜70万円(総額) | 3日 |
上記のリフォーム価格はあくまで目安となります。
ベランダ・バルコニーリフォームの詳しい費用を知りたい方は、専門の業者にご相談下さい。
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ベランダリフォームのポイント・注意点

ベランダ・バルコニーとは、どちらも住宅の外に張り出した屋外のスペースですが、屋根のあるものを「ベランダ」、屋根のないものを「バルコニー」といいます。
いずれもリフォームする際の注意点はほぼ同じですので、確認しておきましょう。
防水・耐久性が重要
ベランダ・バルコニーは雨風にさらされるので、防水・耐久性に優れていることが重要です。
防水ができていないと、雨漏りが発生する原因にもなるので、まずは防水工事は万全に施しましょう。
増築時は「建築確認申請」が必要
後付けでベランダを設置したり、サンルームへ施工したりする場合、「建築確認申請」が必要になります。
このようなリフォームは増築扱いになり、建物の評価額が変わってきます。
それによって支払う固定資産税が増えることもありますので、ご注意ください。
また、増築を行う際、確認申請が必要な条件は次のようになります。
- 準防火・防火地域内(※面積に関わらず)
- 準防火・防火地域外の住宅(※10㎡を超える場合のみ)
お住まいの地域が準防火・防火地域かどうかは、各自治体のHPなどで確認できます。
>> ベランダを増築する費用は?
>> 確認申請の手順や注意点
ここからは、価格帯別に一般的なベランダリフォームにかかるおおよその金額を見ていきましょう。
この金額には、塗料や防水シートなどの材料費、工事費用(既存ベランダの撤去含む)、諸経費を含みます。
50万円未満でできるベランダ・バルコニーリフォーム
ベランダ・バルコニーのリフォームのほとんどは、50万円以内で実施できます。
具体的にはサビ止め塗装や防水工事、屋根やウッドデッキの設置などが一般的です。
① サビ止め塗装
サビ止め塗装は、50万円未満でできるベランダ・バルコニーリフォームのひとつです。
スチール製のベランダは、5年おきを目安とした塗装のメンテナンスが必要となります。
ベランダリフォーム用塗料の種類は、鉛系・エポキシ系・サビ固め塗料などがあり、それぞれ次の特徴があります。
- 鉛系塗料
- 昔から使用されており、価格が安い
- 塗膜や汚れ、サビを落とす「ケレン作業」が必要
- エポキシ系塗料
- 鉛系塗料よりも、サビ止め効果がかなり高い
- 「ケレン作業」が必要
- サビ固め塗料
- サビを除去するのではなく、固めることでサビの発生を防ぐ
- 鉛系やエポキシ系よりも高額で、強力なサビ止め効果をもつ
- 「ケレン作業」は不要
② ベランダの防水塗装
雨漏りの防止や耐久性の向上に向けて行う、ベランダの防水塗装も、50万円未満でリフォームが可能です。
防水塗装の主な種類は、ウレタン防水・FRP防水・シート防水です。
それぞれかかる費用はそこまで変わりませんが、適しているベランダや耐久性の違いがあるので、次の表を確認しておきましょう。
防水塗装の種類 | 特徴 | 費用相場(1㎡あたり) | メンテナンス |
|---|---|---|---|
ウレタン防水 | どのようなベランダ・バルコニーにも対応できる | 3,000〜7,500円 | 5年おきにトップコートを塗り替える必要がある |
FRP防水 | 軽くて丈夫で、耐熱性・耐久性が高く、施工も簡単 | 4,000〜8,000円 | 5年おきにトップコートを塗り替える必要がある |
シート防水 | 他の塗料より低価格で施工できる傾向にある | 2,500〜7,000円 | ゴムシートの場合は、5年毎にトップコートの再塗装が必須 |
また、ベランダの状態によって防水リフォームが必要かどうか変わるため、よろしければ下記のページもあわせてご確認ください。
③ バルコニーへの屋根設置
屋根のないバルコニーに、追加で屋根を設置する工事です。
屋根を設置することで、雨や日差し、風などを防ぎ、洗濯物が干しやすくなるなど、生活の幅を広げることが可能です。
屋根を取り付ける面積によって費用が変動し、10〜15万円(グレード次第で80万円)程度の費用がかかります。
バルコニーへの屋根設置では、ポリカーボネート材が使用されることが多いです。
④ ウッドデッキの設置リフォーム
ウッドデッキを設置することで、BBQ、 洗濯物を干す、休憩場所として利用するなど、リビングなどの室内から一続きの空間になるので、第二の居住スペースリビングとして活用できます。
ウッドデッキの設置は、1㎡あたり2.5〜4万円程度の費用がかかります。
なお、150〜200万円でできる、ベランダ・バルコニーリフォームの事例一覧は下記よりご確認いただけます。
ウッドタイル・ウッドデッキの素材について
ウッドタイルやウッドデッキの素材には、天然木と人工木(樹脂製)のものがあります。
天然木は自然な風合いが魅力的ですが、定期的なメンテナンスを行わないと劣化しやすくなってしまいます。
しかし、腐りにくく耐久性に優れたウェスタンレッドシダーやイペという天然木などもあります。
人工木は、木粉と樹脂によって作られているため、耐久力がありメンテナンスが簡単です。
しかし、天然木と比べて価格が高めです。
>> ウッドデッキのリフォームの価格とおしゃれな施工例
>> ベランダによく使用される床材の種類と特徴、お掃除方法をご紹介
⑤ 小規模なベランダ・ミニガーデンを増設
0.5坪程度のコンパクトなベランダを後付けしたい場合には、30〜50万円くらいの費用でもリフォーム可能です。
プランターや鉢植えを置いてガーデニングスペースを作っても、最低限の作業をできる空間は確保できるので、物干し竿を一緒に設置しておけば機能的に活用できます。
なお、本章でご紹介したリフォームのほかに「50万円未満でできるベランダ・バルコニーリフォーム」の事例を下記にまとめています。
本記事とあわせてぜひご確認ください。
50〜100万円でできるベランダ・バルコニーリフォーム
面積や使用する素材などにもよりますが、ベランダの新たな取り付けや、既存のものを撤去して交換する場合は、おおよそ50〜100万円はかかります。
また、既存のベランダの構造を活用し、窓などをつけてサンルームにリフォームする場合には、広さによっては100万円以下で施工できます。
① 窓部分に後付けでベランダ設置する
もともとベランダがなかった窓に、ベランダやバルコニーを新たに設置するリフォーム場合の費用です。
住居の形や土地の面積によっては、後付けでベランダを設置できます。
後付けでベランダを設置すると、洗濯物が干しやすくなったり、趣味のスペースとして活用できます。
ベランダの柵の高さ
ベランダ・バルコニーは2階以上に設置されることが一般的なので、安全対策を万全にしておきましょう。
注意すべきは手すりの高さや柵の幅です。
間隔が広すぎないデザインの柵を選んでください。
なお、大人も子供も安全な高さは、床から110cm以上とされています。
子供の場合は、よじ登って身を乗り出すことがあるので、足がかりを置かないようにしましょう。
空き箱・エアコンの室外機なども注意が必要です。
構造上、足がかりがある場合は、そこから85cm分は手すりの高さを確保しましょう。
子供が外を見られるように見通しの良いデザインにするのも、落下防止策の一つです。
素材によっては、老朽化によるサビで崩落の危険もあるので、定期的なメンテナンスも怠らないようにしましょう。
② スチール製のベランダをアルミ製に取り替える
既存のスチール製のベランダをアルミ製のものに取り替えるリフォームです。
アルミ製のベランダに交換することで、将来のメンテナンスコストを削減しやすくなります。
ベランダの交換・増築時はアルミがおすすめ
ベランダを交換・増築する場合は、使用する素材によって耐久性が変わるので、長期的なメンテナンスコストも考慮して選びましょう。
スチール製の場合はサビが発生してしまうため、約5年おきに塗り替えが必要ですが、アルミ製であれば軽くて丈夫な上サビ止め塗装も不要です。
上記リフォームのほかに、50〜100万円でできるベランダ・バルコニーリフォームの事例を下記にまとめています。
こちらも本記事とあわせてぜひご確認ください。
③ サンルームへのリフォーム
サンルームとは、住宅に接した空間のことで、屋根と壁の大部分がガラスや樹脂製のパネルでできています。
室内にいながらもしっかりと日光を取り込めるため、雨風を防ぎつつ開放的な空間を楽しめるのが特徴です。
リフォーム費用は総額40〜70万円程度で、選ぶグレードや施工面積などによっては、100万円を超える場合もあります。
100〜150万円でできるベランダ・バルコニーリフォーム
防水工事と一緒に屋根の取り付けを行うときや、既存のベランダをインナーバルコニーやサンルームにリフォームする場合は100万円を超えることがあります。
ベランダやバルコニーを有効活用できていないという理由から、一部あるいは全体を解体して、サンルームや部屋にリフォームする方が増えています。
そうすることで、室内干しができる空間として利用するほかにも、子供やペットの遊び場、ガーデニングスペースとして楽しむことも可能となります。
詳しくは下記より、100〜150万円の価格帯でできる、ベランダ・バルコニーリフォームの事例をまとめたページをご確認ください。
150〜200万円でできるベランダ・バルコニーリフォーム
必要になる工事内容や資材が多いときには、150万円以上の費用がかかる場合があります。
例えば、ひどく劣化したベランダの補修・防水工事や、ウッドデッキとともに目隠しタイプのウッドフェンスを増設するリフォームなどです。
① ウッドバルコニーの設置
複数の部屋をつなぎ、家のまわりを1周するような大型のバルコニーを設置するリフォーム場合の費用です。
ウッドデッキというと1階部分に作るイメージがありますが、ヨーロッパなどの住宅に多い2階のウッドバルコニーも素敵です。
ベランダ・バルコニーのリフォームはリショップナビにご相談ください
リショップナビには、以上でご紹介したベランダ・バルコニーのリフォームが得意なリフォーム業者がたくさん加盟しています。
できれば複数の施工会社に見積もりを作成してもらい、最も理想に近い提案をしてくれる業者に依頼しましょう。
【この記事のまとめ&ポイント!】
- ベランダリフォームには、費用はどのくらいかかりますか?
ベランダリフォームの中心になる価格帯は、50万円以下で、全体のほぼ半数を占めています。
面積が広いものになれば100万円を超えることもあります。
(※当サイト『リショップナビ』のリフォーム事例/2021年7月時点集計データによる)- 50万円未満でできるベランダ・バルコニーリフォームの例を見たいです。
約10万円でサビ止め塗装リフォームを行った例などこちらに掲載していますので、ご覧ください。
- 50〜100万円でできるベランダ・バルコニーリフォームの例を見たいです。
約50万円で窓部分に後付けでベランダを設置した例など、こちらに掲載しているので、ご覧ください。
ベランダ・バルコニーの施工が 得意な業者を探したい!無料リフォーム会社一括見積もり依頼
この記事の編集者
コンテンツライター
リショップナビ編集部
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