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※2021年2月リフォーム産業新聞より

暖かい太陽光を家の中に取り込む、サンルームやガーデンルーム。 日向ぼっこや部屋干しなどができる快適空間を求めて、増設したい方は多いですよね。 既存のウッドデッキやベランダを、サンルームにするケースも見られます。  今回は、サンルームの「活用方法」や「リフォームする際の費用」「LIXIL・YKK APなどの人気商品でリフォームした、おしゃれな事例」「設置時の注意点」についてご紹介します。

サンルームを後付けする価格はいくら?リフォーム・増築する際の注意点とおしゃれな事例7選

更新日:

暖かい太陽光を家の中に取り込む、サンルームやガーデンルーム。 日向ぼっこや部屋干しなどができる快適空間を求めて、増設したい方は多いですよね。 既存のウッドデッキやベランダを、サンルームにするケースも見られます。 今回は、サンルームの「活用方法」や「リフォームする際の費用」「LIXIL・YKK APなどの人気商品でリフォームした、おしゃれな事例」「設置時の注意点」についてご紹介します。

目次

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亀田 融

この記事の監修

ホームインスペクター

亀田 融

東証一部上場企業の会社にて住宅リフォーム事業の取締役事業部長を務め、マンション/戸建て住宅のリノベーションを中心に事業部全体で年間1,000件以上の工事を手掛ける。

現在はホームインスペクションの専門会社を運営。

>> 監修者様のホームページはこちら

サンルーム・ガーデンルームの魅力とは

大きな時計が目を引くサンルーム。暖色系でまとめられたリラックスムードが漂うインテリア。書棚とチェアが置かれている。

「サンルーム」とは、日光を多く取り入れるためガラス張りで作られた部屋のことです。
「ガーデンルーム」とも呼ばれます。

>> サンルームを快適な部屋にするポイント

「サンルーム」と「ガーデンルーム」に違いはある?

両者に明確な区別はありませんが、次のように使い分けられる傾向があります。

サンルーム

「洗濯物を干す」など、見た目よりも機能性を重視した空間。

ガーデンルーム

広く「リビングの延長」としてなど、部屋のように活用される。
デザイン性が高く、高級なイメージ。

特に「ガーデンルーム」は、屋内にいながら日光浴を楽しむことができ、日差しがあれば冬でもポカポカと心地よいスペースになるでしょう。

自然光が差し込むガラス張りの空間は、開放感があります。

サンルーム・ガーデンルームの活用方法5選

①洗濯物を干す

バルコニーへとつながるサンルーム。白い枠で床はウッド調。洗濯物を干すのに最適な場所。

「室内干しできるスペースが欲しい」という方は、たくさんいらっしゃいますよね。
サンルームなら雨はもちろん、花粉や黄砂、PM2.5を気にする必要がありません。

場合によっては、ベランダをサンルームにリフォームしてしまうのも得策です。
(ただし、開閉式の窓やガラス戸があるような通気性のよいサンルームを設置しないと、乾きにくくなってしまう可能性があるので注意しましょう。)

ベランダやバルコニーは、サンルームにリフォームしやすく、100万円以内で施工できるケースが多いです。

>> ベランダ(バルコニー)をサンルームにリフォーム!費用や注意点
>> 室内干しユニットの設置リフォームなら低価格♪
>> 室内干しには「浴室乾燥機」の設置もおすすめ!

②ペットが遊ぶ空間

庭につながるサンルームで3頭の白い犬がくつろいでいる。

庭の見える大きな窓の前に、愛犬のくつろぎのスペースを作ってあげるのもよいですね。

ベージュ系のタイル床と白い調度品でそろえられたサンルームに猫が2匹いる。庭へとつながる扉は開け放たれている。

愛猫のためなら、キャットタワーを置くと喜んでもらえるでしょう。
おもちゃをたくさん置いて、運動場にしても◎。

室内飼いの場合や梅雨の時期などは運動不足になりがちですが、サンルームがあれば対策できるでしょう。

>> ペットのためのリフォーム・リノベーションのアイデア・事例まとめ
>> ペットの遊び場にもなる!「ルーフバルコニー」のリフォーム

③ガーデニングルーム

虫や鳥の害を受けず、風を通しにくいため、ガーデニングルームとしての利用もおすすめです。
温室向きの観葉植物を育てたり、家庭菜園をしたりするのに適しています。

④憩いのカフェスペース

ベージュ系のタイル床と黄色い壁、淡いグリーンの扉でつくられたサンルーム。丸テーブルと椅子が二脚置かれている。

床をタイル風にして、テーブルセットを置けばお店のようなカフェスペースになります。
壁を黄色やグリーンにして、とても明るい空間に仕上がっていますね。

⑤新たな部屋

サンルーム活用事例 広く光がたくさん入るサンルームにダイニングセットが設置されている

サンルームは部屋としても利用できます。

例えば、ダイニングルームや応接間。
上の写真のような明るい雰囲気にしたい場合は、サンルームの枠をオフホワイトなどの白っぽい色にするとよいでしょう。

子ども部屋として利用する方もいらっしゃいますが、夏場は暑くなりやすいため、ご注意くださいね。

>> サンルームのおしゃれな活用アイデア!事例も多数ご紹介

亀田 融

【監修コメント】

サンルームは、リビングルームと隣接させて、セカンドリビングとしての役割を持たせることができます。
大勢の友人・知人が集まるときのパーティルームとして活用することも可能でしょう。

また趣味の部屋として利用したり読書を楽しんだりするというように、フレキシブルに利用できるのがメリットです。

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サンルーム(テラス囲い)を後付けするリフォームの価格相場

床に置かれた電卓と書類、コインを猫が見下ろしている

サンルームを後付けする際費用の目安は、最低30万円、最高300万円前後と、幅広いです。

安く施工したい場合は「テラス囲い」を設置するという選択肢もあります。

亀田 融

【監修コメント】

「サンルーム」と同じ様な商品として「テラス囲い」があります。
「サンルーム」がガラス張りでできた部屋のことを指すのに対して、「テラス囲い」はポリカーボネートでできたテラス屋根に側面の囲いをプラスしたもののことをいいます。
「サンルーム」と比べて水密性や気密性が低いものの安価なので、洗濯スペースやガーデニングルームとして使用するのであれば「テラス囲い」で代用することもできます。

リフォームの価格相場

  • 「テラス囲い」の場合:30〜70万円
    (40〜55万円が目安)
  • 「サンルーム」「ガーデンルーム」の場合:45〜200万円程度
    (サンルーム=100万円以下、ガーデンルーム=100万円以上かかるケースが多い)

1〜4畳ほどの小さいサンルームであれば、80万円以下でおさまる可能性が高いでしょう。

竿かけ・換気扇・カーテンレール・照明・日除けなどのオプションを追加するほど、数万〜30万円ほど高くなります。

※厳密にいいますと「サンルーム」と「テラス囲い」の定義は、リフォーム業者によって異なります。

基本的には「テラス囲い」のほうが安価です。
(「テラス囲い」として販売されている製品のことを、業者が「サンルーム」として扱うこともあります。)

すでに床がある(ベランダやウッドデッキの上に設置するなどの)場合は、「テラス囲い」の設置で済むため、安く施工できるでしょう。

一方、基礎工事(コンクリート打設など)が必要になると、追加費用が発生します。

この後の事例でご紹介しますが、タイルやウッドデッキといった素材にこだわりたいときや、床暖房も一緒に設置する場合などには、150〜300万円程度かかることもあります。

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おしゃれなサンルームのリフォーム事例・費用・工期

当サービス『リショップナビ』に加盟しているリフォーム会社が実際に施工した、おしゃれなサンルームの事例です。

予算組みやデザイン選びの参考にしてみてください。

〜100万円の施工事例

事例1 やっぱり便利!サンルーム

便利なサンルームの事例 庭に面したサンルームを洗濯物干しスペースとして活用している

リフォーム費用

20〜50万円

施工日数

-

土地柄、火山灰や黄砂、PM2.5にも悩まされますが、サンルームはお洗濯物干しの心強い味方。

囲いタイプなら、風雨が強い日でも飛ばされないし濡れず、どんな天気でも心配なしです。
さらに風を採り込む開口なので、しっかり乾き、湿気もこもりにくく実用的です。

>> この事例の詳細を見る

事例2 洗濯物がよく乾くサンルーム

日当たりのよい場所に設置されたサンルーム。洗濯物干しや子供の遊び場所として重宝している

リフォーム費用

84万円

施工日数

3日間

日当たりがよい場所に、サンルームを設置。
夏の暑さ対策として、換気しやすい窓のレイアウトを行いました。
洗濯物がよく乾き、お子さんの遊び場としても活用できています。

>> この事例の詳細を見る

100〜200万円の施工事例

事例3 花粉・梅雨でも快適に洗濯物を干せるサンルーム

家事負担がなくなるように設置されたサンルーム。主に洗濯物干し場所として活用している。

リフォーム費用

100万円

施工日数

3日間

花粉・梅雨の時期でも快適に干せるよう、サンルームを設置してほしいとのご要望でした。

洗濯物が乾きやすいよう、風を取り込みやすくするための窓を付けました。
お客様には「家事負担が軽減された」と喜んでいただけました。

>> この事例の詳細を見る

事例4 LIXILの『ココマ』でタイル壁と調和するデザインに

LIXILの『ココマ』でタイル壁と調和するデザインに。ベージュ系のタイル外壁とよく合う、腰板部分がタイル張りのおしゃれなサンルーム。

リフォーム費用

124万円

施工日数

14日間

エレガントなタイルの外壁と調和するよう、LIXIL(リクシル)の人気商品「ガーデンラウンジCOCOMA(ココマ)」を採用しました。

同商品は、腰壁部分の素材をサイディングやタイルなどから選べるため、洋風の建物に最適のサンルームです。

>> この事例の詳細を見る

200〜300万円の施工事例

事例5 LIXILの「ジーマ」でおしゃれな庭に

LIXILの「ジーマ」を採用したサンルーム。白い枠が美しいサンルーム。

リフォーム費用

255万円

施工日数

10日間

おしゃれなサンルーム商品を探している方には、LIXIL(リクシル)社がおすすめです!

断熱性の高い内窓を多数販売しているメーカーなので、湿気や遮熱対策もしやすいはず。

こちらは、白い色が美しいLIXIL(リクシル)の「ジーマ」を設置した事例です。
カーテンレールや、耐風パネル、換気パネル、収納式の網戸、日よけも一緒に設置し、床材には汚れ防止タイプのタイルを使用しています。

>> この事例の詳細を見る

事例6 お客様を呼びたくなるサンルーム

4人掛けのダイニングセットが設置された、広々としたサンルーム

リフォーム費用

255万円

施工日数

10日間

上手に活用できていなかったウッドデッキを解体して、素敵なダイニングスペースになるサンルームへとリフォームしました。

家族の団らんの時間を楽しめるだけでなく、天気のよい日にお客様をおもてなしする空間としても利用できますね。

>> この事例の詳細を見る

事例7 LIXIL「フィリアII」で床暖房付きのサンルームに

LIXIL「フィリアII」の白枠とベージュのタイル床の広いサンルーム

リフォーム費用

300万円

施工日数

30日間

リビングと庭を行き来できるサンルームです。

リビング側の掃き出し窓を閉めていても、ペットのワンちゃんがいつでも出入りできる専用ドアを設置しています。
床暖房や網戸もあるので、寒い冬でも、夏の日に風を入れたいときでも、快適に使えます。

ご友人やワンちゃんも集まる、とても居心地のよいサンルームになりました。

>> この事例の詳細を見る

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サンルームを後付け(増設)する際の注意点

サンルームを後付け(増設)する際の注意点としては、1.増築・固定資産税はどうなるか?2.建材や外壁の保証はどうなるか?3.湿度や温度の管理対策4.広さや素材は配置を決めてから という点が挙げられる

確認申請や固定資産税はどうなる?

サンルームは、原則として通常の部屋と同じ扱いになります。
庭の空きスペースなどに後付けすると、増築扱いになり、固定資産税が増加します。

増築を行う場合、お住まいや施工面積によっては、自治体への建築確認申請が必要です。

【防火・準防火地の場合】施工面積にかかわらず、確認申請が必要

【防火・準防火地域以外の場合】10㎡を超える増築の場合は、確認申請が必要

設置場所によっては建物の「建ぺい率」 「容積率」が制限され、確認申請が通らない場合があります。

確認申請の手続きには費用も日数もかかるため、予算・スケジュールともに余裕を持って計画しましょう。

>> ベランダを増築する費用は?成功させるポイント
>> 増築リフォーム時の確認申請や注意点

家の保証がなくなる可能性がある

サンルームを設置する際は、外壁に穴を開けて取り付けるケースが多いです。

断熱性能などに影響が出てしまうため、外壁材や住宅メーカーによっては、建物や外壁の保証がなくなってしまう可能性があります。

家を建てたハウスメーカーなどに、リフォーム前に確認しておくのが無難です。
リフォーム会社に、対応策があるか聞いてみるのもよいでしょう。

温湿度管理が大切

サンルームは「暑すぎる/寒すぎる」「湿気がこもって結露してしまった」という失敗例が多いです。

サンルームでどのくらいの時間を過ごすかにもよりますが、空調設備・エアコン・床暖房や、遮熱ガラス・網戸を設置するなど、対策しておきましょう。
サンルームのリフォーム経験がある会社なら、詳しくアドバイスしてくれるはずです。

亀田 融

【監修コメント】

サンルームは日当たりのよい場所に設置することが多いので、日が当たって暑くなりすぎてしまい、結果的に物置になってしまうことが少なくありません。
直射日光を避けるためにも、屋根部分や窓にシェード(日よけ)やブラインドなどを設置して、万全な暑さ対策を施しておく必要があります。

広さや素材は、サンルーム内に置く物を考えて決める

サンルームの広さは、中で使用する物をイメージして決めましょう。

洗濯物を干すための最低限の奥行きや幅、サンルームに置きたいテーブル・椅子のサイズを、事前に確認することが大切です。
サンルーム内に、専用物干しを付けてもらうこともできるので、気になる方は施工会社に聞いてみるとよいでしょう。

素材選びも重要です。

鉢・プランターを置くなら、床の一部にコンクリートやタイルを敷いておくと便利でしょう。
ペットがくつろぐ空間にしたいのであれば、暑さ・寒さの影響を受けにくい床材を選ぶと安心です。

8人が座れる円卓セットが置かれた、広いサンルーム

なお、きちんと採光できるかどうかも肝心です。

木や建物の陰になったり、西日しか入らなかったりするような場所に設置するのは、もったいないですよね。
日の当たり方は、季節によっても設計によっても変わります。

亀田 融

【監修コメント】

サンルームはメーカーの規格品なので、商品ごとに定められている横幅や奥行き、高さなどの寸法が確保できない場合には設置することができません。
特に2階のはね出しバルコニーの下に設置しようとする場合には、1階の掃き出し窓の上にシャッターボックスがあると設置できないことが多いです。

サンルームをDIYで後付けすることは可能?

DIY途中のサンルーム 木の枠で作られている

金額を抑えるために、DIYでサンルームを設置したいとお考えの方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、設計・加工・設置をすべてご自身で行わなければならないため、慣れていない方には困難です。
前述した通り、確認申請などの法律にもかかわることですから、プロの業者に依頼することをおすすめします。

ご紹介してきた注意点にも対応できるよう、サンルームの施工経験が豊富な業者に相談すると確実です。

できれば複数のリフォーム会社に見積もりを依頼し、好みのデザインや予算も考慮しながら提案してくれる、最も相性のよい業者に施工を任せましょう。

おしゃれで快適な リフォーム会社を探したい!無料外構リフォーム業者一括見積もり

【この記事のまとめ&ポイント!】

サンルームを設置する際にかかる、リフォーム費用はいくら?

「テラス囲い」の場合は30〜70万円。
「サンルーム・ガーデンルーム」の場合は45〜200万円程度が目安です。
小さいサンルームであれば、80万円以下の費用で施工できる可能性が高いでしょう。

ハイグレードタイプで工事規模が大きいと、300万円前後になる場合もあります(詳細は、こちら)。

おしゃれなサンルームの施工例を見たい。

「LIXIL」社など人気商品で施工した例を、こちらに掲載しています。

サンルームをリフォームで後付けする際に、注意すべき点は?

「温湿度管理ができるよう対策を行うこと」「サンルーム内に置く物を決めておくこと」などです(詳しくは、こちら)。

サンルームの設置が得意な リフォーム会社を探したい!無料外構リフォーム業者一括見積もり

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