なぜ勝手口が狙われる?

勝手口は、泥棒の侵入口として、窓や玄関と合わせて狙われやすい場所です。
>> 泥棒の侵入は窓が多い!リフォームで行える対策について知っておこう
なぜ勝手口が狙われやすいのか、弱点を理解し、適切な対策を講じましょう。
人の目に付きにくい場所にある
勝手口は、住居の裏側や側面など人目に付きにくい場所に設けられています。
泥棒からすると、侵入しやすく出るときにも見つかりにくい場所です。
侵入する際も通行人から見えにくい場所であれば、ピッキングを行う時間が取れます。
簡易的な施錠が多い
勝手口には、二重ロックや防犯機能の高い鍵を設置することが少なく、簡易的な鍵が一個だけというケースも少なくありません。
ピッキング対策されていない鍵や、シンプルな一枚ガラスを使用している勝手口は、泥棒から狙われやすい場所です。
防犯対策が手薄
日常的に使いやすいように設計されている勝手口には、しっかりとした防犯対策が取られていないケースが多くあります。
また、勝手口を普段使わないために施錠を忘れがちであったり、ごみ出しなどで勝手口の鍵をかけないことが常態化しているケースなど、防犯の意識が低くなることもあります。
勝手口の防犯対策に効果的な7つの方法

勝手口の主な防犯対策として、7つの方法をご説明します。
1. サムターンカバーで簡単に防犯対策

サムターンカバーは、錠を開け閉めする際に使う金具で、ドアの室内側についています。
サムターンのつまみを回すことで、施錠できます。
住宅侵入窃盗の手口の1つにサムターン回しが挙げられています。
サムターン回しとは、ドアのすき間や、穴を開けた箇所から工具を差し込み、ドアの外側からサムターンを回して開錠する方法です。
サムターン回しを防ぐためには、サムターンカバーが有効です。
サムターンカバーには、鍵穴を完全に覆う固定式と、使用時のみ開閉できる開閉式があります。
それぞれの特徴を、次にまとめました。
タイプ | 特徴 |
---|---|
固定式 |
|
開閉式 |
|
定期的にネジの緩みやカバーの変形がないか点検することで、防犯効果を維持できます。
2. ガードプレートでドアのすき間を塞ぐ
ガードプレートは、ドアとドア枠のすき間を塞ぎ、バールなどの工具が差し込まれるのを防ぐプレート状の防犯対策用品です。
針金やワイヤーでドアのすき間を狙う不正開錠の手口から、勝手口を守る防犯パーツとして注目されています。
また、ガードプレートは外側からも付いていることがわかることから、視覚的にも防犯対策となります。
素材 | 特徴 |
---|---|
ステンレス製 | 耐久性が高く、腐食しにくい |
スチール製 | コストを抑えられ、十分な強度 |
亜鉛合金製 | 軽量で施工が容易 |
取り付けは、DIYでもできますが、ドアの形状や材質によっては専門業者による施工が推奨されます。
ドライバーで既存のネジを外し、ガードプレートを固定したら完了です。
設置費用は、材料費が2,200~7,500円、業者依頼の場合は工賃込みで5,000~15,000円が一般的です。
また、より防犯性能を高めるため、サムターンカバーと組み合わせた設置がおすすめです。
3. 防犯性の高い鍵を使用する

使用頻度の低い勝手口であっても、防犯性の高い鍵を設置することが大切です。
次に挙げる鍵を参考にしてください。
種類 | 特徴 |
---|---|
ディンプルキー |
|
面付錠 |
|
4. ツーロックで侵入時間を延ばす
ツーロックとは、異なる構造の錠を組み合わせることで、防犯効果を高めます。
鍵開けに時間がかかるほど、泥棒は人の目に付くリスクが増えます。
二つの鍵がある場合は、はじめから犯行対象としないことも多く、犯罪抑止につながります。
補助錠を付ける方法や鍵穴を増やす方法などいくつか選択肢があるので、専門業者に相談してみるのがよいでしょう。
5. 防犯カメラ設置で侵入を抑止
防犯カメラの設置は、防犯意識の高さを示します。
泥棒に侵入をためらわさせ、未然に防ぐ犯罪に対する抑止効果が期待できます。
夜間の撮影に備え、赤外線LED搭載モデルの選択がおすすめです。
カメラタイプ | 主な特徴 |
---|---|
有線タイプ | 安定した映像品質、電源工事が必要 |
無線タイプ | 設置が容易、通信状態に注意が必要 |
スマート対応 | スマホで遠隔監視、動体検知で通知 |
最新の防犯カメラシステムは、スマートフォンと連携しているタイプもあります。
不審者を検知するとスマートフォンへ通知が届き、外出先からでもリアルタイムで映像確認が可能です。
録画方式は、常時録画とモーション検知録画から選択できます。
6. センサーライトと防犯アラームで不審な人物を威嚇
センサーライトと防犯アラームの組み合わせは、より高い防犯効果が期待できます。
不審者が接近するとセンサーライトが自動的に点灯し、威嚇すると同時に、アラームが大音量で作動します。
不審者を警戒させるだけでなく、周囲にも異常を知らせます。
アラームの種類 | 特徴 |
---|---|
人感センサー式 | 動体を検知して警報 |
開閉センサー式 | ドアや窓の開閉を検知 |
ガラス振動センサー式 | ガラスの破壊を検知 |
防犯アラームの夜間音量調整機能は製品により違うので、比較検討してご自宅や住環境に合うものを選びましょう。
センサーライトや防犯アラームは、差し込むだけのタイプもあり、DIYでも設置が可能です。
7. 防犯砂利で足音を響かせる
防犯砂利は、侵入者の足音を響かせることで威嚇効果を発揮します。
効果を高めるには、夜間に人が近づくと光が点灯する、センサーライトと組み合わせた配置がおすすめです。
勝手口周辺の通路や建物の周囲など、侵入されやすい場所を中心に設置することで、費用対効果の高い防犯対策となるでしょう。
DIYで設置することも可能で、加工時には、防草シートを敷き、排水性を確保することが大切です。
正しく設置しないと十分な効果が得られないため注意しましょう。
砂利を敷く範囲が広い場合などは、業者に依頼することをおすすめします。
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鍵交換時の業者選びのポイント
勝手口の鍵の交換をする際には、専門業者に依頼するのが安心です。
ご自宅の勝手口や、ご家族の使用頻度などに、どのタイプの鍵が合うのかも含めて相談することをおすすめします。
鍵の交換は防犯対策の要となるため、信頼できる業者選びが重要です。
業者選定の際は、次のポイントをチェックしましょう。
特に、防犯設備士の資格保有業者は、専門的な知識と経験をもとに、適切な勝手口の防犯リフォームプランを提案してくしてくれるでしょう。
見積もり時には複数の業者に依頼し、使用する部品や工事内容を詳細に比較検討するのがおすすめです。
万が一の故障や紛失時の対応も考慮し、24時間体制での緊急対応が可能な業者を選ぶと安心です。
また、定期的なメンテナンスや不具合への迅速な対応など、長期的なサポート体制が整っているかどうかも判断基準の1つとなります。
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ご自宅の勝手口に合った防犯対策をする
勝手口の防犯対策は、適切な鍵の選択とセンサーライトの設置が基本的な対策とされています。
玄関と同様の防犯性能を確保することで、不審者の侵入をより効果的に防ぐことができるでしょう。
ご自宅の勝手口にはどんな防犯対策がよいのかお悩みの方は、一度リフォーム業者に相談するのも一つの方法です。
適切な対策をして、より安心な住環境を実現しましょう。
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