なぜ「相見積もり」が必要?相見積もりしない場合のリスクとは?
リフォーム工事は「定価」がある商品ではないため、提案内容も費用も、業者によって異なります。
とりわけ初めてリフォーム工事を依頼する方には、業者から提示された料金が「適切な価格かどうか」を判断するのは難しいことです。
相見積もりで複数の見積書を比較することによって、おおよその相場が分かるため「高額請求」や「不必要な工事もされてしまう」といったトラブルを回避しやすくなります。
ただ「施工費が安ければベスト」とは限りません。
ご自身が求めているリフォームをきちんと実施してくれる会社かどうかを見極めることも肝心です。
親身になってくれるスタッフや、価値観の合う担当者と出会えれば、きっと理想通りのリフォームを実現してくれることでしょう。
>> リフォームの相談はどこにすると良い?トラブル防止の方法もご紹介
>> リフォームとリノベーションの違いとは?定義・工事内容・費用・メリット&デメリット・施工例をご紹介
リフォーム・リノベーションの見積もりにかかる料金は?無料or有料?
「見積もり作成料」が請求されるかどうか気がかりな方も多いかと思いますが、工事契約をするまでは「無料」である場合が多いです。
特に近隣にある業者で、概算の見積もりを作成してもらう場合、費用はかからないケースがほとんどです。
(※業者によっては、見積もり自体を有料としている所もあります。)
ただし「見積もりは無料」としている会社であっても、下記に該当する際などには料金が発生する可能性があります。
料金が発生するケース | |
---|---|
対応地域外の場合 | 出張費 |
詳細な見積書を作成する場合 | プランニング料 |
雨漏り診断/耐震診断の場合 | 診断料 (※ただし旧耐震基準の木造住宅などは、 耐震診断費を無料とする自治体も多い) |
>> 雨漏り修理の費用相場
>> 耐震リフォームの費用!耐震診断は必要?
不安な場合は「見積もりは無料か」「無料でできる範囲はどこまでか」を事前に聞いておくとよいでしょう。
なお当サービス『リショップナビ』での相見積もりも、基本的に無料です。
一括で複数社の見積もりを取得・比較したい方は、ぜひご活用ください。
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リフォーム・リノベーションの相見積もりは何社に依頼するとよい?
相見積もりをお願いする際、「実際、何社ぐらい取るほうがいいの?」と疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。
当サービス『リショップナビ』のお客様成約データによると、平均の相見積もり社数は2~4社でした。
リフォームは依頼する会社により、得意な工事や価格や見積もりにかかる時間が異なります。
ご自身の希望に沿い、納得のいくリフォームにするためにも、2社以上で見積もりを取ることがおすすめです。
リフォーム・リノベーションの見積もりを依頼・比較する際の6つのコツ
実際に見積もりを依頼する際や、複数の業者を比較するときには、以下の内容を参考にしてみてください。
「予算や希望」と「相見積もりであること」を伝える
打ち合わせの際には「予算」「希望の工事内容」と「相見積もりであること」を伝えましょう。
素直に予算やご要望を話すことで、妥協のない納得いくプランを提案してもらいやすくなるでしょう。
また「相見積もりと言ってしまうと、嫌な顔をされてしまいそう……」と思われるかもしれませんが、先述の通り、相見積もりするのは一般的なことですから、安心してくださいね。
場合によっては、比較・検討していることを伝えることで、より力の入ったプランニングやサービスを提供してくれるかもしれませんよ。
間取り図があれば準備しておく
工事を行う予定の建物の「間取り図」があれば、コピーを準備しておき、リフォーム会社に提出されることをおすすめします。
より精度の高い提案・見積もりを出してもらえる可能性が高くなるでしょう。
対面で打ち合わせをする
対面で会話をすることも、業者を決定する上で大切です。
「電話での連絡やメール・FAXの送受信だけ」「見積書をポストに入れておいてもらう」だけで、業者選びを行うことは避けましょう。
会って直接話すことにより、親切な業者かどうかも判断しやすくなりますよ。
また「見積書に記載された総額が一番安いから」という理由だけで、契約する業者を決めると失敗しやすいので、ご注意を。
見積書は、会社によって形式も書き方も異なるため、内訳や施工内容が不明瞭なことが多々あります。
対面で打ち合わせを行うことで、見積書に気になる箇所があっても、気軽に質問しやすくなるはずです。
最近は、オンラインで打ち合わせをしてくれる業者も増えています。
「新型コロナウイルスが落ち着くまでは、業者と会う時間を長く取りたくない」「忙しくて、打ち合わせに出向く時間がない」といった場合には、オンラインで相談したい旨を伝えるとよいでしょう。
費用だけではなく、相性やアフターサービスなども比較する
「適正価格か」「予算内で施工できるか」も重要ですが「担当者との相性」や「アフターサービスの有無」も大事な要素と言えます。
上記はリフォーム会社の選び方のチェックポイントです。
会社選びの際に参考にしてみてください。
>> リフォーム会社の選び方・比較する際のポイント
>> リノベーションでの失敗とは?原因と失敗を防ぐポイントを解説
保証など、何かあった際のケア状況についても確認しておきましょう。
「施工中に物をぶつけて柱や壁に傷が付く」「完工後に、欠陥箇所が見つかる」というトラブルが生じてしまう可能性もあります。
アフターサービスを行っている会社であれば、困ったことが起きた際にも対応してくれるはずです。
見積書の内訳をしっかり把握する
見積書の見方やチェックポイントをあらかじめ把握しておくことで、リフォームの範囲や材料、内訳などを理解することができ、ご自身の求めているリフォームになっているかどうか確認することができます。
またリフォーム会社とのコミュニケーションがよりスムーズになるでしょう。
- 作成年月日
- 押印されているか
- 型番は記載されているか
- 単価の記載があるか
- 部材・材料は適切な量か
- 諸経費は何%か
- 合計金額はあっているか
- 有効期限はいつまでか
見積書の提出まで時間がかかる場合があることを理解しておく
現地調査後、見積書の提出・受け取り期間は7~10日程度の場合が多いです。
場合によっては、それ以上の期間がかかってしまうこともあります。
余裕を持ったスケジューリングと、提出期限のすり合わせをリフォーム会社としておきましょう。
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相見積もりのマナーは?
続いては、相見積もりの際に注意していただきたい点について、解説します。
見積もりを依頼するということは、その会社に工事をお願いするかもしれないということです。
お互いの信頼関係を壊さないためにも、マナーを守って行動したいもの。
業者と気持ちよくコミュニケーションを取り、リフォーム・リノベーションの計画を円滑に進めましょう。
業者によって希望条件を変えることは避ける
複数の会社に見積もりを依頼しても、内容や条件がバラバラだと比較・検討ができません。
どの業者に対しても、必ず希望条件を統一して伝えましょう。
他社の見積もりを見せて、値引き交渉するのはNG
他の会社の見積書を見せながら「ここよりも安くしてほしい」という交渉をすることは、マナー違反です。
丁寧な業者なら、始めから適正価格で提案してくれるでしょうから、値下げに対応できない可能性が高いです。
逆に、何度も値下げ交渉に応じてくれる会社があれば、雑な工事をされる危険が伴うでしょう。
何度もプラン変更を頼むのは失礼
「リフォームしたい内容が変わった。こういうプランで頼んだとしたら、料金はいくらになるか」と何度も聞き直した結果、業者から「契約してくれるかわからない方にそこまで時間をかけられない!」と怒られてしまったという失敗例があります。
業者側の立場になって考えれば、もし契約に繋がらなかったら見積書を作り直した分だけ赤字になってしまいますよね。
他の顧客対応で忙しいことも多々あります。
「最初の見積もりで出してもらった内容を参考に、会社を比較・選定すること」が、相見積もりをお願いするときのマナーであることを忘れないでください。
もちろん、始めに提案された見積書で気になる点がある場合には、どんどん質問して構いません。
疑問点を聞いてみることで、親切に説明してくれる業者かどうか判断できることも多いでしょう。
相見積もりの断り方は?
断り方は「電話やメールで簡潔に伝える」のが無難
最終的に工事を依頼したい会社が決まると、契約に至らなかった所へ連絡すべきか悩む方もいらっしゃるでしょう。
しかし、曖昧な態度を取ったり、連絡せずに放置したりするのは、好ましくありません。
会社側にとっては、見積書を作成するときにも人件費や手間がかかっています。
はっきり断りたい旨を伝えることも大切です。
前述のように「相見積もりであること」を事前に伝えてあれば、断る際にも連絡しやすいはずですよ。
断り方としては、電話やメールで「(見積もりや打ち合わせに時間をかけてくれたことへの)お礼」や「他社にした理由(プランが最も好みだった、など)」を、シンプルに伝えるとよいでしょう。
「ただ断るだけでは、気が引ける」「2社の提案が非常によかったため、かなり悩んだ」などという場合もあるかもしれませんね。
そのようなときには「次回リフォームする際には工事を任せるかも」と一言添えてみてはいかがでしょうか。
リフォーム・リノベーションの相見積もりのポイントまとめ
ここで、今回の「リフォーム(リノベーション)で相見積もりをするときの要点」について、振り返っておきましょう。
リフォーム(リノベーション)の見積もりには、費用はかかる?それとも無料で可能? |
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概算の見積もりを作成してもらう際には、費用はかからないパターンがほとんどです。 ただし場合によっては、出張費やプランニング料などが発生することがあります(詳細は、こちら)。 事前に「無料でできる範囲はどこまでか」を聞いておくと安心でしょう。 |
リフォーム(リノベーション)の見積もりを依頼・比較する際のコツやマナーは? |
見積もりを依頼する際には「(複数社にお願いする場合、)相見積もりであることを伝える」「対面で打ち合わせをする」といった点を大事にしましょう(詳しくは、こちら)。 また「希望条件を統一すること」や「契約をしない業者に、電話やメールで断りの連絡を入れる」ことなどが、相見積もりのマナーです。 |
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リフォーム・リノベーションの相見積もり体験談4選
最後に、当サービス『リショップナビ』で実際に相見積もりを経験され、かつ成約されたお客様の体験談の一部をご紹介します。
比較された内容や、工事契約の決め手になったポイントなど、参考にしてみてくださいね。
<体験談①> 工事契約した業者:株式会社リビングサプライ |
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担当の対応が大変よく、予算的な事も含め、こちらの要望に応えるように提案も納得いく提案などして頂きました。 またリフォーム期間中見に行けなくても、毎日現場の進捗状況をLINEで送ってくださったりして下さいました。 仕上がりも大変満足いくものでした。 【東京都八王子市 / 物件の種類:マンション・アパート / 施工箇所:キッチン、浴室 / リフォーム費用:264万円 / 2024年月5工事完了 |
<体験談②> 工事契約した業者:リプレ株式会社 |
担当者からの連絡が1番早く要求にきちんと答えてもらった。 気に入っている壁紙をそのまま活かし浴室、洗面台を入れ替えてくれた仕上がりには満足している(相見積もりした数社は当然のように壁紙を替えると言ったので)結果的にリプレさんの洗面台の価格が1番安くリフォーム代金は1番低くなった 【大阪府堺市北区 / 物件の種類:一戸建て / 施工箇所:浴室、洗面所 / リフォーム費用:160万円 / 2024年5月工事完了】 |
<体験談③> 工事契約した業者:株式会社ぜん |
契約まで色々と調整や支援頂いた担当者(社長)は、親身に相談に乗っていただきベストな提案をして頂けました。 業者にありがちな "一方的な提案" は一切なく、 こちらの希望をしっかり聞いて頂き、その上でベストな提案をして頂き、またTOTOショールームへも同行頂き、丁寧に 説明や支援をして頂き、信頼感があり頼もしい感じでした。 工事担当の方は、とても手際がよく安心して工事をお任せ できました。 また是非リホームでは依頼したい会社です。 【福岡県糸島市 / 物件の種類:マンション・アパート / 施工箇所:浴室 / リフォーム費用:94万円 / 2024年5月工事完了】 |
<体験談④> 工事契約した業者:住友不動産株式会社 |
希望について真摯に聞き取りをしていただきました。 見積もり内容が希望した要件と異なるものであり、認識のズレを感じました。 総合的にレスポンスが早く、明快で、初めの見積もり以外ではコミュニケーションに齟齬を感じることがほとんどありませんでした。 大変満足のいくリフォームになり感謝しています。 【愛媛県松山市 / 物件の種類:一戸建て / 施工箇所:水回り、リビング・ダイニング、玄関 / リフォーム費用:1200万円 / 2024年3月工事完了】 |
会社によって金額はもちろん、得意な工事や提案内容、繁忙期であれば取りかかれる時期などが異なります。
「とにかく安く工事してくれるところがよい」「こだわりを実現してほしい」といったご希望を実現するためには、複数社を比較してピッタリの会社を探すことが一番です。
暮らしの軸になる住まいだからこそ、最も相性のよい業者を選んで、素敵なリフォーム・リノベーションを実施してくださいね。
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