TOTOのキッチンを徹底比較！種類別の特徴・価格や事例を紹介

(※記事内情報引用元：TOTOホームページ)より

TOTO(トートー)のキッチンは、オリジナル商品の開発が多いのが特徴です。
水まわりに強いTOTOだからこそ、水栓やシンクはお掃除しやすく、調理もしやすい設計になっています。

「すべり台シンク」は、底面に3℃の傾斜がついており、野菜くずなどのゴミが、自然と滑るように排水口へ流れていきます。
排水口自体も隅に寄せたため、シンク内を広々と使うことができます。

従来のシンクと比較してみると、ゴミを流し終えるまでの時間が大幅に短縮されます。
今までは排水口からそれてしまっていたゴミがシンクの中で停滞し、すべて流れるまでにかなり時間がかかります。

しかしすべり台シンクなら、水を使用した際にゴミが斜面を流れていき、シンクの壁にぶつかって水と一緒に排水口へそのまま落ちるため、短時間でシンク内がすっきりとした状態に。
調理中や洗い物のとき、気になる生ゴミがスムーズに片付きます。

さらに生ゴミを処理しやすいように、排水口に網かごを設置。
ある程度ゴミが溜まったら、さっと捨てるだけです。
手間だった生ゴミの始末の仕方が、ここまで楽になるのは嬉しいですね。

また、網かごは抗菌・防カビ仕様なのでお手入れも簡単。
サッと拭くだけでいつも清潔に使うことができます。

TOTOのキッチン「ザ・クラッソ」は、2016年に発売されたキッチンですが、2020年9月にリニューアルしデザインと性能が進化しました。

このキッチンは"人の動き"と"水の動き"を追求して考案されているため、最小限の動きで調理ができます。
使う人の思いを第一に考えて完成した、今までにない使いやすさと美しさが自慢です。

どんな機能が搭載されているか、具体的にご紹介します。

「タッチスイッチ水ほうき水栓」は、軽くタッチすると洗い物に当たった水がぱっと広がる、ほうきのような幅広シャワーです。
空気を含ませボリュームを持たせ水の粒のおかげで、少ない水でもすばやく食器を洗うことができます。
この水ほうき水栓を使うと、約37％の節水効果が期待できます。

「きれい除菌水」は、TOTO社のトイレでも採用されている、画期的な機能の一つです。
水道水に含まれている塩化物イオンを電気分解し、除菌成分(次亜塩素酸)を含む水を生成します。

薬品や洗剤を使わずに、水道水から除菌水を作ることができる上、時間が経つと水に戻るため、環境に優しいです。
安心・衛生的な除菌水で、まな板やふきん、排水口などをしっかりケアできます。

キッチンのワークトップは、人造大理石やステンレスが一般的。
しかしTOTOは他社にはない、オリジナルのクリスタルカウンターも提案しています。

シンクと一体型成形であるため、継ぎ目がなく、お手入れが簡単です。
熱にも強く、傷がつきにくいのも特徴で、まるで水晶のように光が透ける素材がとてもきれいです。
カラーは全9色で、写真のような真っ白いクリスタルスノーのほか、ライトピンク、アクア、アイスブルーなども選べます。

またリニューアルにより、カウンターと扉の間の余分な凹凸をなくし、ワークトップをクリアエッジ仕上げにすることで、更に美しくなりました。
(※クリスタルカウンター・単色タイプの場合)

さらなる魅力は、3種類の収納キャビネット。
作業時によく使うものはサッと取れるよう手の届きやすい場所に収納できます。
リニューアルによって元々多かった収納スペースが22％アップしました。

「シンク用フロアキャビネット」は大容量収納が可能です。
さらに内部に小物トレーが搭載されており、ピーラーや計量スプーンなど細々とした物を入れるのにも適しています。
扉の裏面には、少しだけ開けば取り出せる包丁やまな板用のスペースがあります。

料理中でも調味料が楽々取り出せる「調理スペース用フロアキャビネット」で、調理作業がスムーズ、使ったらすぐに片付けられます。

収容場所に困りがちな鍋やフライパンも、「コンロ用フロアキャビネット」なら余裕をもって収納できそうです。

値段はオプションやサイズ次第ではありますが、83～260万円くらいです。

スタイリッシュで機能的なキッチンです。
ザ・クラッソよりもお求めやすい価格で、シンプルさを重視しているのが特徴です。

2020年9月にリニューアルし、カラーバリエーションの刷新や、取っ手の種類が追加されました。

使用頻度の高いものを上段にすべて収納できるように設計した、キャビネットです。
背の高いビンなども収納できるのがポイント。
かがむ動作がグンと減り、足腰への負担を軽減できるため、調理中の作業が大変楽になります。

なお、ミッテのキャビネットは、開閉時の音が静かな「サイレントレール」が標準搭載。
他社ではオプションで選べる場合が多い機能ですが、ミッテには最初から、利用者に優しい設計が施されています。

ザ・クラッソと同じ幅広シャワー水栓ですが、こちらはタッチスイッチではなく、オプションで「つま先らく押し水栓スイッチ」に変更できます。
その名の通り、つま先で軽く押すだけで、出水・止水の操作が可能です。

手が汚れているときや、洗剤で泡だらけのときなど、レバーを触らないで使えるため、いつも清潔を保つことができ便利です。
見た目のデザインもすっきりしていて目立たないのもポイントです。

適量の水が自然に出るので、水量の調節をする手間はなく、より効率的に調理や食器洗いができます。

ミッテのキッチンカウンターは、人工大理石とステンレスの2種類から選択できます。
どちらも清潔感と高級感を兼ね備えた、美しい素材です。
人工大理石は、ホワイト・グレー・ベージュの3カラーから好みの色を選べます。

「スーパークリーンフード（LED）」は、お掃除が簡単なレンジフードです。
そしてLED照明がついているため、調理時に手元が良く見えます。

なんと面倒なファン自体のお手入れは10年間不要になりました！
定期的にオイルパックにたまった油をサッと拭くだけ長く快適に使えます。

マンションでは配管の関係で対面キッチンへのリフォームができない場合があります。
「配管まわしキャビネット」の配管スペースを使用し、延長した配管を通すことで今まで不可能だった対面キッチンを実現することができます。

値段はオプションやサイズ次第ではありますが、69～150万円くらいです。

長い間、水と向き合ってきたTOTOだからこそ、キッチンの水栓のクオリティーも非常に高いです。
TOTOのキッチンを語るには、水栓の話も外せません。

「エコシングル」水栓は、お湯と水との境で「カチッ」というクリック感を設けられています。
お湯と水を瞬時に使い分けられるため、お湯のムダ遣いを防止し、ガス代の軽減やCO2削減に繋がります。

ザ・クラッソの中でもご紹介した、「タッチスイッチ」の水栓。
手の甲や手首でもタッチできるので、手の汚れを気にせず使用できます。
簡単操作でこまめに水の出し止めができ、節水にも繋がります。

「ミクロソフト」水栓の泡沫シャワーは、水はねしにくい賢い設計です。
油汚れのひどい食器やお鍋も、飛び跳ねずきれいに洗うことができます。

すみずみまでシンクを洗い流せる「ハンドシャワー」タイプ。
使うときだけ引き出せるのが嬉しいですね。
大きな花びんの水を入れ替えたいときにも大活躍します。

TOTOの浄水機能付き水栓は、「浄水器兼用混合栓」と「浄水器専用自在水栓」の2タイプあります。
どちらも浄水カートリッジの交換が簡単で、水道水を浄水に変化してくれます。

普段の飲み水はもちろん、料理もおいしく作れそうですね。
何より浄水は、安心感に繋がるのではないでしょうか。

お湯側と水側、両方に分岐口が付いているのが「分岐口付き」タイプの水栓。
一つの水栓で、食洗機とアルカリイオン水生成器を同時に給水可能です。

元々L型だったキッチンをI型に変更。
白を基調としたキッチンの清潔感と解放感には目を見張るものがあります。
シャープなデザインの水栓と、スタイリッシュなレンジフードが、空間をよく引き締めていますね。

広々とした流し台とカウンターが、見るからに快適そうです。

TOTOのキッチンは収納が多いのも魅力の一つです。

ここでは２種類の事例をご紹介します。
まずはキッチンの側面が壁に面した対面型キッチンのペニンシュラ型。

もう一つは、壁に面していないアイランド型。
実際の雰囲気を見ていきましょう。

壁を撤去し、LDとの一体感のあるペニンシュラ型にリフォーム。
空間の統一感を出すために冷蔵庫や収納シェルフを白で揃えていた甲斐があり、清潔感と品のある素敵なキッチンに仕上がりました。

高い天井に広々したLD、そこにオブジェのような存在感を放つアイランドキッチン。
キッチンの向かい側にあるカウンター席でゆったりと座れるようにしてあるため、作った料理を効率よく運ぶことができ、使い勝手も良好です。

作業スペースを二分したセパレート型キッチン。
このキッチンの魅力は2人で一緒に料理がしやすいこと。
家族や友人と一緒に料理を楽しみたい人にピッタリですね！

TOTOのキッチンは、同社にしか開発できないセンスあふれる商品が多く、とても奥深いですね。
興味を持たれた方は、ぜひ一度TOTOのキッチンリフォームが得意な業者に見積もりを依頼してみましょう。

【この記事のまとめ＆ポイント！】

こちらの記事もおすすめ♪
>> キッチンリフォームの費用相場
>> 口コミで人気の国内システムキッチンメーカーを比較
>> パナソニックキッチンの特徴を徹底比較！